キャンプ道具図鑑
ドームテント(テント・タープ)
最初の1張りに選ばれる定番。2本のポールをクロスさせて自立させる、いちばん基本的な形のテントです。風を受け流す丸い形で設営の手順も分かりやすく、初めての1張りとして選んで失敗の少ないタイプです。2〜4人用が主流で、ソロから家族まで幅広く使えます。
ワンポールテント(テント・タープ)
ポール1本で立つ三角のテント。中央に1本のポールを立て、裾をペグで留めて立ち上げる円錐形のテントです。慣れれば10分ほどで設営が終わり、天井が高く中で立ち上がれる開放感が魅力。見た目の愛らしさもあって人気の高い形です。
ツールームテント(テント・タープ)
寝室とリビングがひと続き。寝室になるインナーと、前室にあたる大きなリビング空間がひとつながりになったテントです。雨の日でも靴を脱がずに移動できるのが最大の利点で、小さな子ども連れやグループの拠点として選ばれます。
パップテント(テント・タープ)
軍幕ゆずりの無骨な三角形。軍で使われた携行天幕をもとにした、前面を跳ね上げて庇にできる三角形のテントです。焚き火を眺めながら過ごせる開放感が持ち味で、ソロから二人までの区画でよく見かける形です。
ソロテント(テント・タープ)
ひとり分だけの小さな寝床。一人で寝ることに絞った小型のテントで、重量1〜3kgほどのものが中心です。設営も撤収も短い時間で終わるため行動の自由度が高く、バイクや徒歩で移動するキャンプとも相性のいい道具です。
ドームシェルター(テント・タープ)
床のない大きな屋根つき空間。インナーを持たず、外側の幕だけで大きな空間をつくる道具です。床がないぶん広くレイアウトも自由で、雨風の日のリビングとして使ったり、中に小型のテントを入れて寝室にしたりできます。
インナーテント(テント・タープ)
実際に寝る内側の部屋部分。フライの内側に吊るす、実際に寝るための部屋です。通気性のある生地とメッシュでできており、外の空気を通しながら虫の侵入を防ぎます。床が立ち上がったバスタブ構造のものは雨の跳ね返りにも強い作りです。
フライシート(テント・タープ)
雨と日射を受け止める外側の幕。テントの外側をおおい、雨と日差し、夜露を受け止める幕です。内側のインナーとのあいだに空気の層をつくり、結露を寝室から遠ざける役割も持ちます。濡れたフライが内側に触れていると、雨漏りのように浸みてきます。
グランドシート(テント・タープ)
テントの床を守る一枚の敷物。テントの下に敷いて、床を石や枝の傷から守る敷物です。地面からの浸みと冷えも抑えられ、テント本体より安く交換できるため、結果的に幕の寿命を延ばす効き目の大きい一枚になります。
ヘキサタープ(テント・タープ)
六角形で風に強い定番タープ。六角形の布をポール2本と張り綱で支える、いちばん普及しているタープです。曲線的に張れて風を受け流しやすく、2本のポールだけで立てられる手軽さから、最初の1枚として選ばれています。
レクタタープ(テント・タープ)
四角形で日陰がいちばん広い。長方形の布を使うタープで、同じ面積でも日陰を無駄なく取れるのが利点です。張り方の自由度が高く、四辺すべてにポールを立てて広く開けたり、片側を地面まで下ろして壁のように使ったりできます。
スクリーンタープ(テント・タープ)
四方をメッシュで囲える虫よけの部屋。屋根と側面がひとつになり、四方をメッシュで閉じられるタープです。蚊やブヨを防ぎながら食事ができるのが最大の利点で、夏場の水辺や林の中のサイトでとくに力を発揮します。
テントポール(テント・タープ)
テントの骨組みになる支柱。テントの形をつくる骨組みです。ゴムひもで連結されたアルミ合金やグラスファイバーが主流で、しなりながら張力を生み、幕をぴんと張った状態に保ちます。折れると設営そのものができなくなる重要な部品です。
タープポール(テント・タープ)
タープを持ち上げるための支柱。タープの中央や四隅を持ち上げる支柱です。全長200cm前後を2本がヘキサタープの基本で、節を足し引きして高さを変えられる分割式が主流。テントの前室を跳ね上げるときにも同じものが使えます。
ペグ(テント・タープ)
テントを地面につなぎとめる杭。テントやタープを地面に固定する杭で、ここを省くと風で幕ごと飛びます。素材と形で用途が分かれ、鍛造の鋼製は硬い地面や石混じりに強く、アルミのV字やY字は軽さと保持力のバランスに優れます。
ペグハンマー(テント・タープ)
ペグを確実に打ち抜くための道具。ペグを打ち込み、抜くための専用ハンマーです。ヘッドの重さで打つため少ない力でまっすぐ入り、手首を痛めません。反対側にペグ抜きのフックが付いたものが一般的で、あるだけで撤収の速さが変わります。
ガイロープ(テント・タープ)
幕を四方へ引いて支える張り綱。テントやタープを外側へ引いて支える張り綱です。これを張っていない幕は、少しの風でも形が崩れて倒れます。自在金具と組み合わせて張力を調整し、幕全体をぴんと保つ役目を担っています。
自在金具(テント・タープ)
張り綱の長さを一瞬で決める金具。張り綱に通して長さと張力を調整する小さな金具です。結び目を作らずに片手で締められるのが利点で、摩擦だけで止まる仕組みのため、緩んだらずらすだけで張り直せます。アルミ製と樹脂製があります。
テントマット(寝袋・マット)
床の硬さと冷えをやわらげる敷物。インナーの中に敷いて、地面の硬さと冷えをやわらげる敷物です。体温が地面へ逃げるのを抑え、寝心地がはっきり変わります。寝袋の性能だけでは下からの冷えは防げないため、寒い時期ほど重要になります。
カンガルースタイル用インナー(テント・タープ)
シェルターの中に入れる小さな寝室。大きなシェルターやタープの下に入れて使う、床付きの小型テントです。外幕と二重になるため風と冷気を二段で防げ、雨の日でも濡れずに寝室を出入りできるのが最大の利点です。
封筒型シュラフ(寝袋・マット)
ゆったり眠れる四角い寝袋。長方形に縫われた寝袋で、布団に近い感覚でゆったり眠れるのが持ち味です。同じモデル同士ならジッパーをつないで二枚を一枚の大きな寝袋にできるものも多く、家族連れや、寝袋の窮屈さが苦手な人に向きます。車で行く春から秋のキャンプでいちばん活躍します。
マミー型シュラフ(寝袋・マット)
軽さと暖かさを両立した形。肩から足元へすぼまる人型の寝袋で、体との隙間が少ないぶん、少ない中綿でしっかり暖まります。フードで頭まで包めるので朝晩が冷える春秋や冬に強く、同じ暖かさなら封筒型シュラフより軽く小さくまとまります。登山や寒い時期のキャンプ向きです。
ダウンシュラフ(寝袋・マット)
軽くて小さくなる冬の主力。水鳥の羽毛を詰めた寝袋で、同じ暖かさなら化繊よりずっと軽く、収納も小さくまとまります。羽毛のふくらみを示すフィルパワーは六百台で実用的、七百以上は上位という見方が一般的です。荷物を減らしたい人や、冬に泊まりたい人の主力になります。
化繊シュラフ(寝袋・マット)
扱いやすく最初の一枚に向く。ポリエステルなどの化学繊維を中綿にした寝袋です。同じ暖かさならダウンシュラフより重くかさばりますが、濡れてもある程度の暖かさが残り、家庭で洗いやすいのが強みです。価格も抑えめで、最初の一つとして選びやすい選択肢になります。
インナーシーツ(寝袋・マット)
寝袋を汚さず少しだけ暖かく。寝袋の中に入れて使う袋状のシーツです。汗や皮脂を受け止めて、寝袋本体を洗う回数を減らせるのが最大の役目で、素材によっては体感で数度ぶんの保温を足せます。夏の暑い夜はこれ一枚だけをかぶって寝る、という使い方もできます。
クローズドセルマット(寝袋・マット)
空気を入れずに使う定番マット。発泡素材そのものでできたマットで、穴が開いても使えて、広げるだけですぐ寝られます。厚みは一から二センチほどと薄く、たたむとかさばりますが、設営も撤収も数秒で終わる手軽さは他のマットにはない魅力です。
インフレーターマット(寝袋・マット)
バルブを開けるだけで膨らむ。中にウレタンフォームが入っていて、バルブを開けると自分で空気を吸い込んで膨らみます。厚みは三から八センチが主流で、寝心地と断熱のバランスがよく、車で行くキャンプの定番として長く支持されているマットです。
エアマット(寝袋・マット)
小さくなって寝心地はいちばん。空気だけでふくらませるマットです。厚みを五から十センチと大きく取れるので、地面のでこぼこをほとんど感じません。収納は五百ミリのボトル程度まで小さくなる製品もあり、荷物を減らしたい人ほど恩恵が大きい道具です。
コット(寝袋・マット)
地面から離れて眠る簡易ベッド。布を張った脚付きの簡易ベッドで、地面のでこぼこや冷たさ、湿気から離れて眠れます。高さはローで十五から二十センチ、ハイで四十センチ前後。夏の熱がこもる地面や、石の多い荒れたサイトでとくに力を発揮します。
枕(寝袋・マット)
睡眠の質を大きく変える小物。キャンプ用の枕には、空気でふくらませるタイプ、中綿入りのタイプ、衣類を詰めて使う袋タイプがあります。高さが合うだけで寝つきと朝の首の楽さがはっきり変わるので、軽く見られがちですが効果の大きい道具のひとつです。
ローチェア(家具・収納)
焚き火をゆっくり眺める高さ。座面が低い折りたたみ椅子で、座面の高さはおおむね二十五から三十五センチです。視線が低くなるぶん、焚き火や景色を落ち着いて眺められます。背もたれが深く倒れたものはくつろぐ用、浅めのものは調理や食事もこなせる形です。
ハイチェア(家具・収納)
食事と調理がしやすい高さ。座面が高めの椅子で、座面の高さは四十から四十五センチほど、家庭のダイニングチェアに近い感覚です。立ち座りが楽で、食事や調理の姿勢が自然になります。膝や腰に不安がある人や、テーブルで手を動かす時間が長い人に向きます。
コンパクトチェア(家具・収納)
一キロを切る組み立て式の椅子。ゴムひもでつながったポールを組み、布を引っ掛けて作る軽量の椅子です。重さは一キロ前後、収納は五百ミリのボトル数本ぶんまで小さくなります。荷物を減らしたい場面や、車の隙間に押し込みたいときに頼りになる形です。
ロールトップテーブル(家具・収納)
天板を巻いて収納する定番。細い板を並べた天板を、くるくる巻いて収納するテーブルです。たたむと細長い筒状になり、車の隙間に立てて積み込めます。アルミの軽いタイプと、木の質感を楽しむタイプがあり、サイトの雰囲気に合わせて選ぶ人も多い形です。
アルミテーブル(家具・収納)
軽くて濡れに強い万能テーブル。天板も脚もアルミでできた折りたたみテーブルです。軽くてさびにくく、濡れても拭くだけで済みます。重さは二から三キロ前後の製品が多く、片手で持ち運べます。調理まわりの作業台として、最初の一台に選びやすい扱いやすさがあります。
焚き火テーブル(家具・収納)
熱い物を置ける小さな作業台。天板をステンレスなどの金属にした、焚き火のそばで使う小さなテーブルです。火から下ろした鍋やダッチオーブンを一時的に置けるのが役目で、高さは二十五から四十センチと低めのものが中心。焚き火台の横に一台あると動きが格段に楽になります。
収納ボックス(家具・収納)
積み下ろしと保管をまとめる箱。道具をまとめて入れる、ふた付きの箱です。積み込みが一気に楽になり、家では棚に置くだけで保管が終わります。樹脂製は水に強く、金属製は見た目で選ばれます。中身を調理・焚き火・就寝といった用途ごとに分けるのが使いこなしの基本です。
ギアバッグ(家具・収納)
布物と細物をまとめる大袋。布製の大きな収納バッグです。形が決まっていないぶん、寝袋やタープ、衣類のような柔らかい物を詰めやすいのが特徴で、隙間に押し込む使い方ができます。使わないときは小さくたためるので、箱と違って空でも場所を取りません。
ハンガーラック(家具・収納)
サイトの散らかりを一気に解消。上下に棒を渡した組み立て式のラックで、ランタンや調理道具、上着を吊るして地面をすっきりさせられます。物が地面から離れるので砂や夜露で汚れにくくなるのも利点です。木製やアルミ製が多く、高さは百五十センチ前後が扱いやすい範囲です。
ランタンスタンド(家具・収納)
光を高く掲げて広く照らす。ランタンを吊るすためのポールで、地面に打ち込むタイプと三脚で立てるタイプがあります。光源を高い位置に置くと影が減り、サイト全体が明るくなります。高さは百五十から二百センチあたりが、まぶしさと照らす範囲のバランスの取れる範囲です。
焚き火台(焚き火・火器)
地面を焼かずに火を育てる土台。直火禁止のキャンプ場が増えた今、焚き火をするならまず必要になる台です。地面から火床を持ち上げて燃やすことで芝や土を傷めず、灰の片づけもひとまとめにできます。形は箱型・皿型・メッシュ型が主流で、使い方の好みで選び分けます。
焚き火シート(焚き火・火器)
芝と地面を火の粉から守る一枚。焚き火台の下に敷いて、こぼれた熾火や飛んだ火の粉から地面を守る難燃素材のシートです。直火禁止でも焚き火台とシートの併用なら認めている場所がありますので、持っておくと使えるサイトの幅が広がります。撤収時には灰の受け皿にもなります。
火ばさみ(焚き火・火器)
熱い薪と熾火を動かす手の延長。燃えている薪の位置を直したり、熾火を寄せて火力を整えたりする道具です。火の中に手を近づけずに済むので、安全面でいちばん効く一本といえます。落ちた炭や小さなゴミを拾うのにも使えるため、焚き火台と同時にそろえて損はありません。
火吹き棒(焚き火・火器)
狙った一点に風を送る細い筒。火口に息を送り込んで燃焼を助ける細い筒です。うちわと違って狙った一点にだけ空気を集められるので、灰を巻き上げずに弱った火を立て直せます。伸縮式は縮めると20cm前後になるものが多く、荷物としてもほとんど気になりません。
ファイヤースターター(焚き火・火器)
濡れても擦れば火花が出る棒。フェロセリウム合金の棒をストライカーで削り、その火花で着火する道具です。濡れても寒くても使えるのが最大の利点で、ライターの予備として一本あると安心できます。火花は出せても、受け止める火口がなければ火は育ちません。
着火剤(焚き火・火器)
最初の数分を確実に稼ぐ助っ人。焚き付けが自力で燃え出すまでの数分間を、安定して支えてくれる燃料です。固形のブロック型とゼリー状のチューブ型が主流で、経験が浅いうちほど恩恵が大きい道具といえます。雨上がりで薪が少し湿っている日でも火が起こせます。
ライター・チャッカマン(焚き火・火器)
手を離して火を運べる着火具。柄の長いガスライターで、火口から指を離したまま点火できるのが普通のライターとの違いです。焚き火はもちろん、ランタンやバーナーの点火にも使えます。必ず予備をもう一つ持っておくと、いざというときに困りません。
耐熱グローブ(焚き火・火器)
熱と刺さり傷から手を守る一組。焚き火や熱くなった調理器具を扱うための厚手の手袋です。軍手は火の粉ですぐ穴が開き、化学繊維は溶けて肌に張り付きます。革か厚手の難燃素材を選ぶだけで、焚き火まわりのやけどの多くは防げます。薪を運ぶときのトゲ対策にもなります。
斧(焚き火・火器)
太い薪を割って火を大きくする。薪を縦に割るための道具で、刃の鋭さより頭の重さと繊維の向きで割ります。市販の薪はそのままだと太くて燃えにくいことが多く、半分か四つ割りにするだけで火の立ち上がりが目に見えて変わります。焚き付け作りの起点になる道具です。
ナタ(焚き火・火器)
薪を細く割り分ける片手の刃物。斧より軽く、片手で扱える刃物です。割った薪をさらに焚き付けサイズまで細くする作業に向きます。枝払いにも使え、片刃の和式と両刃のタイプがあり、まっすぐ割る作業が中心なら両刃のほうが素直に入っていきます。
折りたたみノコギリ(焚き火・火器)
枝を切りそろえる静かな刃物。拾った枝や長すぎる薪を、焚き火台に収まる長さへ切りそろえる道具です。斧より力が要らず音も小さいので、夜や隣が近いサイトでも使えます。太い薪は切るより割ったほうが早いこともあるので、斧やナタと役割を分けると効率的です。
シングルバーナー(焚き火・火器)
一人分の湯と料理をまかなう火。ガス缶に取り付けて使う小型のコンロで、ソロキャンプでは調理の主役になります。数分で湯が沸き、焚き火が使えない場所や雨の日でも食事の段取りが崩れません。缶に直接載せる一体型と、ホースでつなぐ分離型の二種類があります。
ツーバーナー(焚き火・火器)
家族の食事を一度に仕上げる台。二口のコンロが一体になった調理台で、ご飯を炊きながらおかずを作れるのが最大の強みです。重さは4〜6kg前後と大きいため車での移動が前提になりますが、家族やグループでは食事の段取りが一気に楽になります。
OD缶(焚き火・火器)
アウトドア専用の縦型ガス缶。上部にネジ山がある屋外用のガスカートリッジです。寒さに強い混合ガスが入っているものが多く、冬や標高の高い場所でも火力が落ちにくいのが持ち味です。110g・250g・500gの三サイズが一般的で、人数と日数で使い分けます。
CB缶(焚き火・火器)
身近な店でも買える横型ガス缶。家庭用のカセットコンロと同じ規格のガス缶です。スーパーやコンビニでも手に入り、値段も手ごろなのが最大の利点で、燃料切れの不安が小さくなります。横向きに差し込んで固定する形で、ツーバーナーや卓上コンロで広く使われています。
アルコールストーブ(焚き火・火器)
静かに燃える手のひらの炎。燃料用アルコールを注いで火をつけるだけの、小さなストーブです。可動部がなく壊れる場所がないのが強みで、湯を沸かす程度の用途なら十分に働きます。音がほとんどしないので、静かな時間を大事にしたい人によく選ばれます。
固形燃料(焚き火・火器)
放っておくだけで一合が炊ける。手のひらに載る固形のアルコール燃料です。火をつけて放置するだけで、燃え尽きる頃にご飯が炊き上がるという使い方で知られ、火加減の調整が要りません。25gで18〜22分、30gで20〜25分ほど燃えるため、予備の熱源としても頼りになります。
焚き火用五徳(焚き火・火器)
焚き火の上に鍋を置く足場。焚き火の炎の上に鍋やフライパンを載せるための台です。薪を組んだまま、その上で調理できるようになるので料理の幅が一気に広がります。自分の脚で立つタイプと、焚き火台の縁に渡すタイプがあり、手持ちの焚き火台に合わせて選びます。
風防(ウインドスクリーン)(焚き火・火器)
風で逃げる熱を囲い込む板。バーナーのまわりを囲って風を遮る板です。わずかな風でも熱はどんどん横へ逃げていきます。沸騰までの時間と燃料の消費が目に見えて改善するので、軽さのわりに効果が大きい道具です。畳めば数ミリの厚さに収まります。
火消し壺(焚き火・火器)
熾火を安全に消して持ち帰る壺。燃え残った炭や熾火を入れ、蓋をして酸素を断つことで消火する金属製の容器です。炭は水をかけても中心に火が残ることがあります。こうして作った消し炭は次回の焚き付けとして火がつきやすいので、無駄も出ません。
メスティン(調理器具)
ひとつで炊く・蒸す・焼く。アルミでできた箱型のクッカーで、ご飯を炊く、蒸す、炒めるまで一台でこなせます。薄いアルミは熱のまわりがよく、本体も軽いため、ソロキャンプや荷物を減らしたい人が最初に選ぶ調理器具として定番です。標準サイズで米1.5合前後が炊けます。
クッカーセット(調理器具)
鍋とフライパンがひと組で完結。大小の鍋やフライパンが入れ子で収まる調理器具のひと組です。湯沸かしから炒め物、汁物までこれだけで賄えるので、鍋をひとつずつ買い足す前の土台になります。使わないときはひとまとまりに収まるため、荷物の中で迷子になりません。
シェラカップ(調理器具)
飲む・食べる・量るの一人三役。取っ手の付いた金属製の小さなカップで、コップにも取り皿にも小鍋にもなる万能さが持ち味です。容量は300ml前後が標準で、内側に目盛りのあるものは計量カップとしても働きます。人数分そろえておくと食卓の流れが良くなります。
スキレット(調理器具)
厚い鉄が焼き色を一段変える。厚みのある鋳鉄でできたフライパンです。蓄えた熱が大きく、冷たい食材を入れても温度が下がりにくいため、肉にも野菜にもしっかりした焼き色が付きます。焼き上がりをそのまま器として食卓に出せるので、洗い物も一枚減ります。
ダッチオーブン(調理器具)
煮る蒸す焼くを丸ごと担う鍋。厚い鋳鉄やステンレスでできた、ふた付きの深い鍋です。スキレットをそのまま深くした道具と考えると分かりやすく、煮込み、蒸し焼き、パン、丸鶏のローストまで守備範囲が広いのが魅力です。ふたの上にも炭を載せ、上下から加熱できます。
ホットサンドメーカー(調理器具)
朝の一枚が楽しみになる道具。食パンで具をはさみ、直火で押さえながら焼く道具です。片面3分ほど、返して合計6分前後で焼き上がるので、朝食の主役になります。焼きおにぎりや餃子、厚揚げなど、小さな鉄板としても働くのが便利なところです。
鉄板(調理器具)
厚みが焼きを一段引き上げる板。バーナーや焚き火の上に載せて使う調理用の板です。厚いほど温度が下がりにくく、肉の表面が一気に焼き固まって肉汁が残ります。厚さ4.5〜6mmが定番で、焼きそばもステーキも朝の目玉焼きも一枚で回せます。
ケトル(調理器具)
お湯があるだけで場が落ち着く。湯を沸かすことに特化した道具です。注ぎ口があるので、コーヒーやカップ麺に狙った量を注げます。鍋と兼用にしても済みますが、朝の一杯や食後の片づけ用のお湯がいつでも用意できる手軽さが、一台あることの価値です。
まな板・ナイフ(調理器具)
切る道具は最小限をきちんと。食材を切るための組み合わせです。薄い樹脂か折りたたみのまな板と、刃渡り10〜15cm程度のナイフがあれば、大抵の調理はまかなえます。自宅の包丁を裸で持ち出すより、鞘やケースの付いた一本のほうがずっと安全です。
LEDランタン(ランタン・照明)
最初の一灯はここから選ぶ。電池や充電池で光る照明です。燃料を燃やさないので、テントの中でも安心して使えます。明るさや光の色を切り替えられる製品も多く、倒しても火事になりません。はじめて買う灯りとしていちばん失敗が少ない選択肢です。
ガスランタン(ランタン・照明)
燃える灯りのいちばん手軽な形。カセットガスやアウトドア用のガス缶を燃料に、マントルと呼ばれる網を白熱させて光らせる照明です。炎ならではの明るさと揺らぎがあり、まわりをほんのり暖めます。着火が簡単なので、燃焼式の灯りの入り口になります。
オイルランタン(ランタン・照明)
炎そのものを眺めて楽しむ灯り。灯油やパラフィンオイルを芯で吸い上げて燃やす、昔ながらの照明です。明るさは手元がぼんやり見える程度なので実用の主役にはなりませんが、静かに揺れる炎そのものが夜の雰囲気を作ります。長く使える構造も魅力です。
ヘッドライト(ランタン・照明)
両手が空く灯りは安全装備。頭に着けて視線の先を照らす照明です。両手が空くので、暗い中での設営、炊事、トイレへの移動が一気に安全になります。LEDランタンより先に用意しておきたい灯りで、家族の人数分そろえておくと夜の動きに無理がなくなります。
ハードクーラーボックス(クーラー・水まわり)
夏の食材を守る最後のとりで。硬い外装と厚い断熱材でできた保冷箱です。炎天下でも氷が持ちやすく、肉や乳製品を安全に運べます。本体だけで数kgあり場所も取るため車での移動が前提ですが、座れる強度があり、簡易のテーブルや踏み台にもなります。
ソフトクーラーボックス(クーラー・水まわり)
軽さと畳めることが持ち味。布地に断熱材を挟んだ、柔らかい保冷バッグです。使わないときは畳んで小さくなり、軽いので肩に掛けて運べます。保冷力は硬い箱には及ばないため、日帰りや一泊の飲み物、買い出しの持ち帰りといった役割が向いています。
保冷剤(クーラー・水まわり)
冷やす力を決める本当の主役。ハードクーラーボックスの中を冷やし続けるための道具です。凍る温度で性格が分かれ、氷点下まで下がる強力タイプは食材の芯まで冷やし、0度前後のものは飲み物向きです。箱の性能より、入れる保冷剤の量と質で結果が変わることも珍しくありません。
ウォータージャグ(クーラー・水まわり)
水場との往復がぐっと減る。飲み水や炊事用の水をためておく容器です。サイトに水があるだけで、手洗いも料理も片づけも動きが軽くなります。家族の一泊なら8〜10Lあれば足りることが多く、蛇口が付いていて片手でも注げるのが単なるタンクとの違いです。
焚き火ウェア(ウェア・小物)
火の粉から服と肌を守る一枚。燃え広がりにくい生地で作られた上着やエプロンです。火の粉が飛んでも穴が開きにくく、焚き火のそばで気を張らずに過ごせます。化学繊維の服は火の粉で簡単に溶けて穴が開き、溶けた繊維が肌に貼り付くこともあります。
レインウェア(ウェア・小物)
雨の日を耐えられる日に変える。雨から体を守る上下の防水着です。体が濡れないだけで体温の低下を防げ、雨天の撤収も落ち着いてこなせます。傘は設営中も火のそばでも使えません。キャンプでは上下が分かれたセパレートの雨具が基本と考えてください。
トレッキングシューズ(ウェア・小物)
足元が変わると疲れ方が変わる。くるぶし前後まで覆う、屋外を歩くための靴です。濡れた草地や砂利、木の根の上でも滑りにくく、足首をひねりにくくなります。サンダルや街用のスニーカーでは足が濡れて冷え、薪や石を落としたときの危険も大きいです。
防虫グッズ(ウェア・小物)
刺されない工夫が快適さを決める。蚊、ブユ、アブ、マダニなどから身を守るための道具です。肌に塗る虫よけ、据え置きの蚊取り、長袖の服を組み合わせると、刺される回数は大きく減ります。刺されたあとに腫れや発熱が続く場合は、我慢せず医療機関に相談してください。
救急セット(ウェア・小物)
使わない日が続くほど良い装備。けがや体調不良にその場で対応するための一式です。絆創膏、滅菌ガーゼ、包帯、テープ、消毒用品、ピンセット、使い捨て手袋、常備薬をまとめておきます。キャンプ場は医療機関から遠く、夜間はさらに時間がかかるため、必ず持っていきたい荷物です。