キャンプ道具図鑑

ドームテント(テント・タープ)

ドームテントは、最初の1張りに選ばれる定番のテント。ドームテントは、ポールで骨組みを作り、その上にフライ(外側の天井の布)を掛けて形を保つテントです。コールマンのツーリングドームSTは、インナーにポールを通してペグを四隅に打ち、最後にフライを掛けて立ち上がります(なゆキャン△)。2026年の大型ドームには…

ワンポールテント(テント・タープ)

ワンポールテントは、ポール1本で立つ三角形のテント。中央に1本のポールを立て、裾をペグで留めて立ち上げる円錐形のテントです。天井が高く中で立ち上がれる開放感が魅力で、先にペグを打ってからポールで立てるため設営も簡単です。弱点の1つは設営後に位置を動かせないことで…

ツールームテント(テント・タープ)

ツールームテントは、寝室とリビングがひと続きになったテント。寝室になるインナーと、前室にあたる大きなリビング空間がひとつながりになったテントです。雨の日でも靴を脱がずに移動できるのが最大の利点で、小さな子ども連れやグループの拠点として選ばれます。荷物も食事も1張りの中に収まります。2ルームは主流になっていて…

パップテント(テント・タープ)

パップテントは、軍幕ゆずりの無骨な三角形のテント。軍で使われた携行天幕をもとにした、前面を跳ね上げて庇にできる三角形のテントです。焚き火を眺めながら過ごせる開放感が持ち味です。元は南北戦争の1862年に導入された二人用の小型天幕で、両軍の兵士があだ名の「ドッグテント」で呼びました(NCpedia)。…

ソロテント(テント・タープ)

ソロテントは、ひとり分だけの小さな寝床になるテント。一人で寝ることに絞った小型のテントで、重量1〜3kgほどのものが中心です。設営も撤収も短い時間で終わるため行動の自由度が高く、バイクや徒歩で移動するキャンプとも相性のいい道具です。1人用を買う理由は、高い金額を払わずに軽さを得られることに尽きます。…

ドームシェルター(テント・タープ)

ドームシェルターは、床のない大きな屋根つきの空間。インナーを持たず、外側の幕だけで大きな空間をつくる道具です。床がないぶん広くレイアウトも自由で、雨風の日のリビングとして使ったり、中に小型のテントを入れて寝室にしたりできます。大きな面で風を受けるため、張り綱とペグの数が多く要ります。…

インナーテント(テント・タープ)

インナーテントは、実際に寝る内側の部屋にあたる部分。フライの内側に吊るす、実際に寝るための部屋です。通気性のある生地とメッシュでできており、外の空気を通しながら虫の侵入を防ぎます。床が立ち上がったバスタブ構造のものは雨の跳ね返りにも強い作りです。吊り方は2通りで、外側の骨格を先に立てて寝室を吊るす形と…

フライシート(テント・タープ)

フライシートは、雨と日射を受け止める外側の幕。テントの外側をおおい、雨と日差し、夜露を受け止める幕です。内側のインナーとのあいだに空気の層をつくり、結露を寝室から遠ざける役割も持ちます。濡れたフライが内側に触れていると、雨漏りのように浸みてきます。

グランドシート(テント・タープ)

グランドシートは、テントの床を守る一枚の敷物。テントの下に敷いて、床を石や枝の傷から守る敷物です。テントによっては下敷き用のシートが付属します(米国の国立公園局)。もう1つの目的は、雨のあとの地面や、夜のあいだに草や地面につく露の湿りから、テントの底を離しておくことです(Little Campfires)。…

ヘキサタープ(テント・タープ)

ヘキサタープは、六角形で風に強い定番のタープ。六角形の布をポール2本と張り綱で支える、いちばん普及しているタープです。曲線的に張れて風を受け流しやすく、2本のポールだけで立てられる手軽さから、最初の1枚として選ばれています。タープを測ったものではありませんが、イタリアの研究チームは、海水浴場の監視員のために…

レクタタープ(テント・タープ)

レクタタープは、四角形で日陰をいちばん広く作れるタープ。長方形の布を使うタープで、張り方の型が多いのが持ち味です。チキューギ.(チャンネル名)は3×4mの1枚で、ポール2本の基本形から後ろを壁にする形、パップテント風まで8通りを実際に張って紹介しています。サブポールで高低を付けると基本形より日陰が広がり…

スクリーンタープ(テント・タープ)

スクリーンタープは、四方をメッシュで囲える虫よけの部屋になるタープ。屋根と側面がひとつになり、四方をメッシュで閉じられるタープです。蚊やブヨを防ぎながら食事ができるのが最大の利点で、夏場の水辺や林の中のサイトでとくに力を発揮します。

テントポール(テント・タープ)

テントポールは、テントの骨組みになる支柱。テントの形をつくる骨組みです。ゴムひもで連結されたアルミ合金やグラスファイバーが主流で、しなりながら張力を生み、幕をぴんと張った状態に保ちます。折れると設営そのものができなくなる重要な部品です。

タープポール(テント・タープ)

タープポールは、タープを持ち上げるための支柱。タープの中央や四隅を持ち上げる支柱です。全長200cm前後を2本がヘキサタープの基本で、節を足し引きして高さを変えられる分割式が主流。テントの前室を跳ね上げるときにも同じものが使えます。

ペグ(テント・タープ)

ペグは、テントを地面につなぎとめる杭。テントやタープを地面に固定する杭で、ここを省くと風で幕ごと飛びます。素材と形で用途が分かれ、鍛造の鋼製は硬い地面や石混じりに強く、アルミのV字やY字は軽さと保持力のバランスに優れます。

ペグハンマー(テント・タープ)

ペグハンマーは、ペグを確実に打ち抜くための道具。ペグを打ち込み、抜くための専用ハンマーです。ヘッドの重さと遠心力を使って打つので、少ない力でも打ち込めます。抜くときは、ハンマーのペグ抜きをペグの穴に差し込みます。用品店のメガスポーツは、釘を打つ大工用のハンマーは抜くことを前提にしておらず…

ガイロープ(テント・タープ)

ガイロープは、幕を四方へ引いて支える張り綱。テントやタープを外側へ引いて支える張り綱です。これを張っていない幕は、少しの風でも形が崩れて倒れます。自在金具と組み合わせて張力を調整し、幕全体をぴんと保つ役目を担っています。

自在金具(テント・タープ)

自在金具は、張り綱の長さを一瞬で決める金具。張り綱に通して長さと張力を調整する小さな金具です。結び目を作らずに片手で締められるのが利点で、摩擦だけで止まる仕組みのため、緩んだらずらすだけで張り直せます。アルミ製と樹脂製があります。

テントマット(寝袋・マット)

テントマットは、床の硬さと冷えをやわらげる敷物。インナーの中に敷いて、地面の硬さと冷えをやわらげる敷物です。体温が地面へ逃げるのを抑え、寝心地がはっきり変わります。寝袋の性能だけでは下からの冷えは防げないため、寒い時期ほど重要になります。断熱の強さはR値、つまり熱の通しにくさで表されます。…

カンガルースタイル用インナー(テント・タープ)

カンガルースタイル用インナーは、シェルターの中に入れる小さな寝室。大きなシェルターやタープの下に入れて使う、床付きの小型テントです。外幕と二重になるため風と冷気を二段で防げ、雨の日でも濡れずに寝室を出入りできるのが最大の利点です。

封筒型シュラフ(寝袋・マット)

封筒型シュラフは、ゆったり眠れる四角い形の寝袋。長方形に縫われた寝袋で、布団に近い感覚でゆったり眠れるのが持ち味です。同じモデル同士ならジッパーをつないで二枚を一枚の大きな寝袋にできるものも多く、家族連れや、寝袋の窮屈さが苦手な人に向きます。車で行く春から秋のキャンプでいちばん活躍します。

マミー型シュラフ(寝袋・マット)

マミー型シュラフは、軽さと暖かさを両立させた形の寝袋。マミー型シュラフは、肩から足元へすぼまる人型の寝袋です。体との隙間が少なく、フードのひもを絞れば顔まわりの冷気も防げるので、寒い時期の保温に向きます。メガスポーツ(YouTube・スポーツ用品店の動画)は…

ダウンシュラフ(寝袋・マット)

ダウンシュラフは、軽くて小さくなる冬の主力の寝袋。ダウンシュラフは、水鳥の羽毛を詰めた寝袋です。ただし保温は羽毛の量だけで決まりません。An ら(2022年)の研究は、一般的な寝袋の4つの構造を計測と人の体感で比べ、生地のすき間の多さと内張りの長さが熱抵抗に大きく効いたと、要旨で報告しています。寝袋全般の研究で…

化繊シュラフ(寝袋・マット)

化繊シュラフは、扱いやすく最初の一枚に向く寝袋。ポリエステルなどの化学繊維を中綿にした寝袋です。REI(YouTube・英語)は、化繊は同じ保温力のダウンシュラフより重くかさばるが、濡れても保温力が落ちにくく、価格も抑えめで、羽毛アレルギーの心配もないと説明しています。ムーンライトギア(アウトドアショップ…

インナーシーツ(寝袋・マット)

インナーシーツは、寝袋を汚さず少しだけ暖かくする内側の一枚。寝袋の中に入れて使う袋状のシーツです。汗や皮脂を受け止めて、寝袋本体を洗う回数を減らせるのが一番の役目です。杉田アウトドアch(YouTube)は、真夏で標高の低いキャンプ場なら寝袋は要らず、これ一枚で寝られると話しています。同じ動画では…

クローズドセルマット(寝袋・マット)

クローズドセルマットは、空気を入れずに使う定番のマット。発泡素材そのものでできたマットです。イギリスのキャンプ系チャンネルPaul Messnerは、スポンジのように水を吸う「オープンセル」の発泡と違い、「クローズドセル」の気泡は密閉されていて水を吸い込まないのが名前の由来だと説明しています。…

インフレーターマット(寝袋・マット)

インフレーターマットは、バルブを開けるだけで膨らむマット。インフレーターマットは、中にウレタンフォームを入れたマットです。バルブを開くと、フォームが空気を吸い込んで膨らみます。中の細胞壁は開いていて、空気が出入りできます。ポンプは使いません。Alpkit(アウトドア用品メーカー・利害あり)の解説動画は…

エアマット(寝袋・マット)

エアマットは、小さく畳めて寝心地がいちばんのマット。エアマットは、空気だけでふくらませるマットです。MyLifeOutdoors(YouTube・英語)は、クローズドセルマットのような発泡マットより寝心地がよく、保温もでき、小さく収納できると説明しています。ただしインフレーターマットと比べると…

コット(寝袋・マット)

コットは、地面から離れて眠る簡易ベッド。布を張った脚付きの簡易ベッドで、地面のでこぼこや冷たさ、湿気から離れて眠れます。高さはローで十五から二十センチ、ハイで四十センチ前後で、夏の熱がこもる地面や石の多い荒れたサイトでとくに力を発揮します。耐荷重は多くの製品で百から百五十キロが目安で…

枕(寝袋・マット)

枕は、睡眠の質を大きく変える小物。キャンプ用の枕には、口や逆止弁で膨らませる空気式、スポンジが自動でふくらむ自動膨張式、綿やスポンジが最初から入っている中綿式、衣類を袋に詰めて代用する方式があります。高さが合うだけで寝つきと朝の首の楽さがはっきり変わるので、軽く見られがちですが効果の大きい道具です。…

ローチェア(家具・収納)

ローチェアは、焚き火をゆっくり眺めるのに向く低い椅子。ローチェアは、座面が地面に近い折りたたみの椅子です。たろーキャンプ(18分の動画)は、ハイバックのリクライニングチェア3脚を実測し、座面の高さは、1脚が26.5センチ、ほかの2脚が29センチでした。椅子から立ち上がるときの力について…

ハイチェア(家具・収納)

ハイチェアは、食事と調理がしやすい高さの椅子。座面の高さで、立ち座りのときに膝や股関節にかかる負担が変わります。妊娠中の女性24人を調べた2001年の研究では、肘掛けのない高さを変えられる椅子から立つ動きを記録し、椅子の高さが股関節と膝にかかる回す力(モーメント)に大きく影響すると分かりました。…

コンパクトチェア(家具・収納)

コンパクトチェアは、重さ1キロを切る組み立て式の椅子。コンパクトチェアの多くは、ポールをゴムひも(ショックコード)でつないで組み、布を差し込んで座面と背もたれを作る折りたたみの椅子です。英語圏のレビュー動画(TheOutdoorGearReview)で紹介されたNatureHike Y08は、本体が約八百六十グラム…

ロールトップテーブル(家具・収納)

ロールトップテーブルは、天板を巻いて収納する定番のテーブル。細い板を並べた天板を、くるくる巻いて収納するテーブルです。たたむと細長い筒状になり、車の隙間に立てて積み込めます。アルミの軽いタイプと、木の質感を楽しむタイプがあり、サイトの雰囲気に合わせて選ぶ人も多い形です。

アルミテーブル(家具・収納)

アルミテーブルは、軽くて濡れに強い万能のテーブル。天板や脚にアルミを使った折りたたみテーブルです。軽くてさびにくく、濡れても拭くだけで済みます。天板の作りは、二つ折りや三枚組、ロール式などさまざまです。動画で紹介された製品の耐荷重の表示は、十キロから三十キロまで幅があります。…

焚き火テーブル(家具・収納)

焚き火テーブルは、熱い物を置ける小さな作業台。天板と脚を金属で作った、焚き火のそばで使う小さめのテーブルです。火から下ろした鍋やダッチオーブンを一時的に置けるのが役目で、やまハウス(チャンネル名)は熱い鍋を置いても使えると紹介しています。高さは製品で差が大きく、低いロータイプは約18センチ…

収納ボックス(家具・収納)

収納ボックスは、積み下ろしと保管をまとめる箱。道具をまとめて入れる、ふた付きの箱です。積み込みが一気に楽になり、家では棚に置くだけで保管が終わります。まるみのキャンプと車中泊(チャンネル名)は、突然の雨でもカバンより箱のほうが中身が濡れにくいと話しています。たろーキャンプ(チャンネル名)は…

ギアバッグ(家具・収納)

ギアバッグは、布物と細かい道具をまとめる大きな袋。ギアバッグは、テントや寝袋、衣類などを入れてまとめて運ぶ布製の大袋です。たろーキャンプ(YouTube)は、徒歩キャンプの装備を紹介するなかで、カトラリー、コーヒー用品、電子機器、火ばさみ、救急用品をそれぞれ別のポーチにまとめ、大きな袋の中で用途ごとに分けています。…

ハンガーラック(家具・収納)

ハンガーラックは、サイトの散らかりを一気に解消する道具。上下に棒を渡した組み立て式のラックで、地面に置きがちな道具を吊るして置き場所を決められます。なつプロ(車中泊で日本の絶景を巡る夫婦)は、焚き火まわりのギアやキッチン道具、上着を掛けておくと、使ったら元の場所に戻すだけで片付くと説明しています。高さは製品で違い…

ランタンスタンド(家具・収納)

ランタンスタンドは、光を高く掲げて広く照らすための台。ランタンスタンドは、ランタンを地面から高く吊るすための支柱です。日本語の選び方動画を出しているC.C STYLEチャンネルは、吊るす理由を3つ挙げています。テーブルの上に直接置いた場合は、明かりがテーブルの周りの狭い範囲にとどまると説明しています。一つ目は…

焚き火台(焚き火・火器)

焚き火台は、地面を焼かずに火を育てる土台。焚き火台は、焚き火を地面に直接せず台の上で燃やすための道具です。米国国立公園局(NPS)の Leave No Trace は、焚き火は既存の火床・fire pan(受け皿)・盛り土の上で行い、手で折れる枯れ枝だけを使って小さく保つよう勧めています。…

焚き火シート(焚き火・火器)

焚き火シートは、芝と地面を火の粉から守る一枚。焚き火台の下に敷いて、地面を熱と火の粉・灰から守る難燃シートです。Lacampin たくむ(YouTube)は、焚き火台の下はすごく熱くなるので、地面の植生や小さな生き物への影響を防ぐために必ず用意してほしいと説明しています。たろーキャンプ(YouTube)は…

火ばさみ(焚き火・火器)

火ばさみは、熱い薪と熾火を動かす手の延長になる道具。燃えている薪の位置を直し、熾火を寄せて火力を整えるための道具です。形と硬さで使い心地が変わるので、選ぶときは比べるのが大切です。英語のブッシュクラフト系チャンネル Kusk Bushcraft は、熾火を動かしたり小さな薪を組み直したりするのに使え…

火吹き棒(焚き火・火器)

火吹き棒は、狙った一点に風を送る細い筒。火口に息を送り込んで燃焼を助ける細い筒です。うちわと違って狙った一点にだけ空気を集められるので、灰を巻き上げず、調理中でも灰が食材に入りにくいまま弱った火を静かに立て直せます。Lacampin たくむ(YouTube)は…

ファイヤースターター(焚き火・火器)

ファイヤースターターは、濡れても擦れば火花が出る棒。フェロセリウム合金の棒をストライカーで削り、その火花で着火する道具です。濡れても寒くても使えるのが最大の利点で、ライターの予備として一本あると安心できます。火花は出せても、受け止める火口がなければ火は育ちません。

着火剤(焚き火・火器)

着火剤は、火をおこす最初の数分を確実に稼ぐ助っ人。焚き付けが自力で燃え出すまでの数分間を、安定して支えてくれる燃料です。固形のブロック型とゼリー状のチューブ型が主流で、経験が浅いうちほど恩恵が大きい道具といえます。雨上がりで薪が少し湿っている日でも火が起こせます。…

ライター・チャッカマン(焚き火・火器)

ライター・チャッカマンは、手を離して火を運べる着火具。柄の長いガスライターで、火口から指を離したまま点火できるのが普通のライターとの違いです。焚き火はもちろん、ランタンやバーナーの点火にも使えます。「チャッカマン」は株式会社東海が1985年に売り出した商品名(商標)で、消費者庁や自治体の呼びかけでは…

耐熱グローブ(焚き火・火器)

耐熱グローブは、熱と刺さり傷から手を守る一組の手袋。焚き火や熱くなった調理器具を扱うための厚手の手袋です。米国の単一施設が2012〜2016年に扱った、子どもの焚き火(レクリエーション火災)によるやけど66人を調べた研究では、65%が熱い炭や灰への直接接触で受傷していました。薪をくべる・炭をかき出す場面で…

斧(焚き火・火器)

斧は、太い薪を割って火を大きくするための道具。薪を縦に割るための道具で、刃の鋭さより頭の重さと繊維の向きで割ります。市販の薪はそのままだと太くて燃えにくいことが多く、半分か四つ割りにするだけで火の立ち上がりが目に見えて変わります。焚き付け作りの起点になる道具です。

ナタ(焚き火・火器)

ナタは、薪を細く割り分ける片手の刃物。斧より軽く、片手で扱える刃物です。割った薪をさらに焚き付けサイズまで細くする作業に向きます。枝払いにも使え、片刃の和式と両刃のタイプがあり、まっすぐ割る作業が中心なら両刃のほうが素直に入っていきます。キャンプ系チャンネルの亀ちゃんの外あそびは、形の似た鉞(まさかり)と比べ…

折りたたみノコギリ(焚き火・火器)

折りたたみノコギリは、枝を切りそろえる静かな刃物。拾った枝や長すぎる薪を、焚き火台に収まる長さへ切りそろえる道具です。斧より力が要らず音も小さいので、夜や隣が近いサイトでも使えます。太い薪は切るより割ったほうが早いこともあるので、斧やナタと役割を分けると効率的です。刃を畳んで持ち歩けるのが強みです。…

シングルバーナー(焚き火・火器)

シングルバーナーは、一人分の湯と料理をまかなう火。ガス缶に取り付けて使う小型のコンロで、ソロキャンプでは調理の主役になります。焚き火が使えない場所や雨の日でも食事の段取りが崩れません。缶の上に本体を直接載せる直結型と、ホースでつなぐ分離型の二種類があります。直結型は畳めば小さくまとまり…

ツーバーナー(焚き火・火器)

ツーバーナーは、家族の食事を一度に仕上げる調理台。二口のコンロが一体になった調理台で、ご飯を炊きながらおかずを作れるのが最大の強みです。重さは4〜6kg前後あるため車での移動が前提になりますが、家族やグループでは食事の段取りが一気に楽になります。ガスで使うものが主流ですが…

OD缶(焚き火・火器)

OD缶は、アウトドア専用の縦型ガス缶。上部にネジ山がある屋外用のガスカートリッジです。寒さに強い混合ガスが入っているものが多く、冬や標高の高い場所でも火力が落ちにくいのが持ち味です。110g・250g・500gの三サイズが一般的で、人数と日数で使い分けます。日本ガス石油機器工業会(JGKA)は…

CB缶(焚き火・火器)

CB缶は、身近な店でも買える横型ガス缶。家庭用のカセットコンロと同じ規格のガス缶です。スーパーやコンビニでも手に入り、値段も手ごろなのが最大の利点で、燃料切れの不安が小さくなります。横向きに差し込んで固定する形で、ツーバーナーや卓上コンロで広く使われています。手軽な分、油断すると危険も大きい道具です。…

アルコールストーブ(焚き火・火器)

アルコールストーブは、静かに燃える手のひらサイズの炎。燃料用アルコールを注いで火をつけるだけの、小さなストーブです。ガスボンベは空になっても約4オンス(約113g)残るのに対し、アルコールは使った分だけ荷物が減るのが強みだと、Tayson Whittaker(チャンネル名)は説明しています。音も…

固形燃料(焚き火・火器)

固形燃料は、火をつけて放っておくだけで一合が炊ける燃料。手のひらに載る固形の燃料で、ここではヘキサミン系のタブレットを扱います。火をつけて置いておくだけで使えるのが特徴です。英語圏のTheOutdoorGearReviewは、高地や氷点下でも使えると紹介しています。同じ評者は、27g1個で約25分燃えると話し…

焚き火用五徳(焚き火・火器)

焚き火用五徳は、焚き火の上に鍋を置く足場。焚き火の上に鍋やフライパンを載せ、薪を組んだまま調理できるようにする台です。Mark Young(チャンネル名)は、直角金具3本で組む自作例を紹介しています。KENJI PERM CAMP(チャンネル名)は、ホームセンターで買った自在五徳を、焚き火の上で使う様子を見せています。…

風防(ウインドスクリーン)(焚き火・火器)

風防(ウインドスクリーン)は、風で逃げる熱を囲い込む板。バーナーやこんろの周りを囲って風を遮る、蝶番でつながった数枚の板でできた道具です。わずかな風でも熱はどんどん横へ逃げていきます。ストーブを扱うFire Maple(自社製品を扱う立場からの説明)は…

火消し壺(焚き火・火器)

火消し壺は、熾火を安全に消して持ち帰る壺。燃え残った炭や熾火を入れ、蓋をして酸素を断つことで消火する金属製の容器です。炭は表面だけ濡らしても中心に熱が残り、しばらくして再び燃え出すことがあります。堺市消防局は、使用済みの木炭をそのままゴミ箱に入れて再出火した火災を挙げ…

メスティン(調理器具)

メスティンは、ひとつで炊く・蒸す・焼くをこなす飯盒。アルミでできた箱型のクッカーで、ご飯を炊く、蒸す、焼く、炒める、燻すまで一台でこなせます。薄いアルミは熱のまわりがよく、本体も軽いため持ち運びにも便利で、ソロキャンプや荷物を減らしたい人が最初に選ぶ調理器具として定番です。…

クッカーセット(調理器具)

クッカーセットは、鍋とフライパンがひと組で完結する調理器具。鍋とフライパンなど複数の調理具がひと組になった道具です。アウトドア用品店L.L.Beanの動画でネイトは、標準的なクッカーセットは大小の入れ子鍋に取っ手の外せるフライパン、鍋敷き、鍋つかみ、食器まで一式入っていると説明します。…

シェラカップ(調理器具)

シェラカップは、飲む・食べる・量るの一人三役をこなすカップ。取っ手の付いた金属製の小さなカップで、飲み物を注ぐ・湯を沸かす・一人分の炊飯まで一つでこなします。「Stony River」が紹介するステンレス製は12オンス(約355ml)で、取っ手は畳め、上が広く下が狭い形なので重ねて収納できます。同じ動画は…

スキレット(調理器具)

スキレットは、厚い鉄が焼き色を一段変える鉄製のフライパン。厚みのある鋳鉄でできたフライパンです。熱を蓄えて保つと、製造元のLodgeは説明します。イリノイ大学の資料は、軽いアルミの鍋より熱が均一に回ると書いています。焼き上がりをそのまま器として食卓に出せるので、洗い物も一枚減ります。1986年の研究は…

ダッチオーブン(調理器具)

ダッチオーブンは、煮る・蒸す・焼くを丸ごと担う鋳鉄の鍋。厚い鋳鉄やステンレスでできた、ふた付きの深い鍋です。スキレットをそのまま深くした道具と考えると分かりやすく、煮込み、蒸し焼き、パン、丸鶏のローストまで守備範囲が広いのが魅力です。ふたの上にも炭を載せ、上下から加熱できます。

ホットサンドメーカー(調理器具)

ホットサンドメーカーは、朝の一枚が楽しみになる調理道具。ホットサンドメーカーは、食パンで具をはさみ、二枚の板のあいだで焼く道具です。じゃじゃまる(YouTube)は、ハンバーガーを挟んで5分ほど焼くと、チーズがとろけてバンズが締まると話しています。かの地から(YouTube)は、ハムとチーズのほかに…

鉄板(調理器具)

鉄板は、厚みが焼き上がりを一段引き上げる調理用の板。バーナーや焚き火の上に載せて使う調理用の板です。厚いほど温度が下がりにくく、肉の表面が一気に焼き固まって肉汁が残ります。厚さ4.5〜6mmが定番で、焼きそばもステーキも朝の目玉焼きも一枚で回せます。

ケトル(調理器具)

ケトルは、お湯を沸かすと場が落ち着く道具。湯を沸かすことに特化した道具です。注ぎ口があるので、コーヒーやカップ麺に狙った量を注げます。鍋と兼用にしても済みますが、朝の一杯や食後の片づけ用のお湯がいつでも用意できる手軽さが、一台あることの価値です。形は側面に取っ手が付き注ぎやすい縦長型、クッカーも兼ねる寸胴型…

まな板・ナイフ(調理器具)

まな板・ナイフは、最小限をきちんとそろえたい切る道具。食材を切るための組み合わせです。薄い樹脂か折りたたみのまな板と、刃渡り10〜15cm程度のナイフがあれば、大抵の調理はまかなえます。自宅の包丁を裸で持ち出すより、鞘やケースの付いた一本のほうがずっと安全です。まな板の材質による衛生面の違いも、実験で比べられています。…

LEDランタン(ランタン・照明)

LEDランタンは、最初の一灯として選ばれる灯り。電池や充電池で光る照明です。燃料を燃やさないので、テントの中でも安心して使えます。倒れても火事の心配が少なく、明るさや光の色を切り替えられる製品も多いです。テーブル用の小さなものから、サイト全体を照らす大型まで幅があり、置く場所と人数に合う大きさを選ぶのが基本です。…

ガスランタン(ランタン・照明)

ガスランタンは、燃える灯りのいちばん手軽な形。カセットガスやアウトドア用のガス缶を燃料に、マントルと呼ばれる網を白熱させて光らせる照明です。炎ならではの明るさと揺らぎがあり、まわりをほんのり暖めます。着火が簡単なので、燃焼式の灯りの入り口になります。

オイルランタン(ランタン・照明)

オイルランタンは、炎そのものを眺めて楽しむ灯り。灯油やパラフィンオイルを芯で吸い上げて燃やす、昔ながらの照明です。明るさは芯の出し方で変えられますが、調節できる幅はごく小さいので実用の主役にはなりにくく、炎そのものが夜の雰囲気を作ります。チキューギ.(YouTube)は、構造は昔からほとんど変わっておらず…

ヘッドライト(ランタン・照明)

ヘッドライトは、両手が空く安全装備になる灯り。頭に着けて視線の先を照らす照明です。両手が空くので、暗い中での設営、炊事、トイレへの移動が一気に安全になります。LEDランタンは場所を明るくする灯りですが、ヘッドライトは歩きながら手元を照らせるのが強みです。家族の人数分そろえておくと夜の動きに無理がなくなります。…

ハードクーラーボックス(クーラー・水まわり)

ハードクーラーボックスは、夏の食材を守る最後のとりで。硬い外装と厚い断熱材でできた保冷箱です。炎天下でも氷が持ちやすく、食材を冷たいまま運べます。断熱材には発泡ウレタンと真空断熱パネルがあり、真空断熱パネルの機種は断熱性が高いと、日本語の比較動画(ラキャンピン)は述べています。本体だけで重く、車での移動が前提ですが…

ソフトクーラーボックス(クーラー・水まわり)

ソフトクーラーボックスは、軽さと畳めることが持ち味のクーラー。布地の中に断熱材を挟んだ、柔らかい保冷バッグです。使わないときは畳めて、軽いので肩に掛けて運べます。硬い箱より収納場所も取りません。保冷力は製品で差が大きく、ウレタンやエアロゲルなどの断熱材と壁の厚さで変わります。日本語の比較動画(ラキャンピン)は…

保冷剤(クーラー・水まわり)

保冷剤は、クーラーボックスの冷やす力を決める本当の主役。ハードクーラーボックスの中を冷やし続けるための道具です。食品は4℃(40°F)以下に保つのが目安で、米国農務省(USDA)の食品安全の解説も同じ数字を挙げています。箱の性能が高くても、氷が足りなければ持たないことは…

ウォータージャグ(クーラー・水まわり)

ウォータージャグは、水場との往復をぐっと減らす水入れ。飲み水や炊事用の水をためておく容器です。サイトに水があるだけで、手洗いも料理も片づけも動きが軽くなります。水の量の目安は、防災の備蓄で1人1日3リットル、米国の砂漠の国立公園ホワイトサンズは来園者に1人1日1ガロン(約4リットル)を案内しています。…

焚き火ウェア(ウェア・小物)

焚き火ウェアは、火の粉から服と肌を守る一枚。燃え広がりにくい生地で作られた上着やエプロンです。火の粉が飛んでも穴が開きにくく、焚き火のそばで気を張らずに過ごせます。化学繊維の服は火の粉で簡単に溶けて穴が開き、溶けた繊維が肌に貼り付くこともあります。国の製品安全機関NITEによると…

レインウェア(ウェア・小物)

レインウェアは、雨の日を耐えられる日に変える一着。雨から体を守る上下の防水着です。濡れないだけで、雨天の体温低下を防ぎやすくなります。山では天気が急に崩れることがあるため、NPSも予備の衣類の1つとして雨具(レインシェル)を挙げ、急な天候の変化に備えるよう勧めています。山と溪谷ch.の動画では、モンベルの店員が…

トレッキングシューズ(ウェア・小物)

トレッキングシューズは、足元を変えて疲れ方を変える靴。くるぶしを覆う高さのある、屋外の山道を歩くための靴です。防水の表地と深い溝のソールが、濡れた草地や木の根の上でも足が滑りにくくなります。ヤマレコ社長の解説動画は、運動靴ではソールが柔らかく、尖った石の感覚が足裏に響いて、濡れた岩や木道で滑りやすいと話しています。…

防虫グッズ(ウェア・小物)

防虫グッズは、刺されない工夫で快適さを決める道具。防虫グッズは、キャンプ場で刺す蚊・ブユ・アブ・マダニなどを寄せつけにくくする道具の総称です。肌や衣類に塗る忌避剤と、空間に置く線香や加熱式の器具の二つに大きく分かれます。忌避剤は…

救急セット(ウェア・小物)

救急セットは、使わない日が続くほど良いとされる装備。けがや体調不良にその場で対応するための一式です。絆創膏、滅菌ガーゼ、包帯、テープ、消毒用品、ピンセット、使い捨て手袋、常備薬をまとめておきます。キャンプ場は医療機関から遠く、夜間はさらに時間がかかるため、必ず持っていきたい荷物です。