ソロテント
テント・タープ
ソロテントは、ひとり分だけの小さな寝床になるテント。
どんな道具?
一人で寝ることに絞った小型のテントで、重量1〜3kgほどのものが中心です。設営も撤収も短い時間で終わるため行動の自由度が高く、バイクや徒歩で移動するキャンプとも相性のいい道具です。1人用を買う理由は、高い金額を払わずに軽さを得られることに尽きます。空気の量が少ないぶん体温で暖まりやすいのも利点です(Outdoor Boys)。ALPSの1人用は、寝て起き上がるのがやっとの広さで、リュックはフライの下に置きます。前室が無い型では、靴も荷物もフライの下に収めます。
選び方
寝るだけなら小さくて構いませんが、荷物を置ける前室があるかどうかで快適さが大きく変わります。自立式は場所を選ばず、非自立式は軽い代わりにペグの効く地面が要ります。選ぶ軸は種類・デザイン・値段・前室・収納性で、はじめてなら結露しにくい二重壁(ダブルウォール)が向きます(Tシマ)。値段は安めから入るほうが、買い直しの後悔が少なくなります。BUNDOKのソロドームは出入口が1か所で、真夏は暑くなりやすいのが弱点です(Lacampin たくむ)。
使い方のコツ
入口を風下に向けて張ると、出入りのたびに風が吹き込みません。狭いぶん結露しやすいので、ベンチレーターは開けたまま寝ます。折れたポールに当てる短い金属パーツとテープは、いつも持ち歩きます(Jon Conti)。テントの中で火を使う調理は避けます。調理は前室か外で行い、火はテントから離します。3シーズン用テント内でカートリッジ式ストーブ3種で湯を沸かし15分測ると、一酸化炭素の濃度はストーブごとに違い、危険な値に達しうると分かりました(Thurmanら2023年)。
手入れ・注意
小型でも手入れは同じで、帰宅後に広げて陰干しし、砂を出してから畳むのが基本です。ボトムは幕の中でいちばん傷みやすい部分なので、グランドシートを併用すると寿命がはっきり延びます。
出典
- 動画・英語 Outdoor Boys Top 13 Tents - How to Choose a Tent & Tent Reviews
- 動画・英語 Jon Conti Beginner's Guide to Solo Backpacking: Essential Gear and Setup for Your First Adventure
- 動画 Tシマ ソロキャンプ用テントの種類と選び方【はじめての人向け】
- 動画 Lacampin たくむ ラキャンピン 【キャンプ道具】全キャンパーにおすすめしたい最強ソロテント5選⁉️2024年いまアツいテントを一挙公開!(ワークマン・BUNDOKソロドーム・Coleman・ogawa・テンマクデザイン)
- 論文・英語 Thurman JT, Leavitt R, Buchanan JT, Shreffler J, Huecker MR, Early T(2023) Carbon Monoxide Levels Produced by Propane/Isobutane Canister Stoves inside a Tent
解説動画: ソロ用ドームテントの設営手順と道具の選びどころ/なゆキャン△
概要: ソロキャンプ一日の流れを追いながら、コールマンのツーリングドームSTを実際に建てて見せる回。1〜2人用で重さは約4kg、2Lペットボトル2本分ほどなのでバイクでも運びやすく、これからソロを始める人に勧められる一張りだと紹介している。撮影しながらだと1時間以上かかったが、設営だけに集中すれば15分ほどで建てられるとも話す。
グランドシートの敷き方: 最初にグランドシートを敷く。地面ができるだけ平らな場所を選び、シートはテント本体より一回り小さくなるよう折りたたむ。はみ出したままだと雨がシートの上に流れ込み、テントの下へ水が回ってしまうため。純正は3000円ほどの別売り品だが、最初は100均のブルーシートで代用していて、色がテントの外へちらりと見えて景色になじまなかったので買い替えたと話している。
ポールとフライシート: ポールは黒2本とグレー1本の計3本で、広げると節が勝手につながる。黒い2本を対角にかけ、片側は生地のポケットへ差し、もう片側はポールの穴に刺す。中央を持ち上げてから留め具を順に留めていくだけで骨組みができる。グレーは横側の差し込み口に入れて2か所留める。上からフライシートをかぶせ、面ファスナーとフックで固定する。前室のペグは入口のチャックを閉めた状態で打つと、あとの開け閉めが楽になる。
ペグは買い足す前提で考える: テントに付いてくるアルミペグは強度が弱くすぐ曲がり、刺さらないこと自体がストレスになるので、ペグは別に買うことを強く勧めている。使っているのは軽くて強度のあるステンレスペグで、鍛造ペグはさらに強いが重いので選ばなかったという。砂浜用の専用ペグもある。打ち方は真下ではなくテントと反対方向へわずかに傾け、フックのすき間が外を向くようにする。抜くときのために頭を少し残し、手を打つと非常に痛いので手袋をする。
跳ね上げてタープ代わりに使う: フライの前面を持ち上げれば小さなタープになるのがこのテントの利点で、別にタープを買わずに済むと勧めている。付属のガイロープをもやい結びで跳ね上げ部分に結び、金具で長さを調整する。斜め用のポールは付属しないため別途用意し、5本つないで2mになるものを4本だけ使用。ポールをわずかに内側へ傾けると布がピンと張る。ロープの長さとポールの角度で屋根の角度を自由に変えられるので、雨の吹き込みや日差しの向きに合わせて調整するとよい。