ライター・チャッカマン

焚き火・火器

ライター・チャッカマンは、手を離して火を運べる着火具。

どんな道具?

柄の長いガスライターで、火口から指を離したまま点火できるのが普通のライターとの違いです。焚き火はもちろん、ランタンやバーナーの点火にも使えます。「チャッカマン」は株式会社東海が1985年に売り出した商品名(商標)で、消費者庁や自治体の呼びかけでは、この形の器具を「点火棒」「多目的ライター」と呼びます。

選び方

ターボ式は風に強く、屋外では圧倒的に楽です。柄の長さは20cm前後あれば組んだ薪の奥まで炎が届きます。ガスの残量が見える窓が付いたものや、注入して繰り返し使えるタイプは無駄が出にくく経済的です。必ず予備をもう一つ持っておくと、いざというときに困りません。

使い方のコツ

風があるときは体で風を遮り、着火剤の下側から炎を当てると火が早く育ちます。使い終わったらロックをかけて、子どもの手の届かない場所に置いてください。倒れた拍子に点火して事故になることがあります。2011年9月の法改正以降、国内で売られる点火棒・使い捨てライターは子どもが簡単に操作できない構造とPSCマークの表示が義務になっていますが、ロックを自分でかける習慣は別に必要です。

手入れ・注意

高温になる車内やテーブルの上に放置しないでください。中のガスは温度で膨張します。寒い日は着火力が落ちるので、ポケットで少し温めてから使うと安定します。火力が弱くなったとき、DIYチャンネル「倹約DIY」は分解して内部のガス調整部をさらに回すと戻る場合があると紹介していますが、ガスを扱う分解は火気のない屋外で、自己責任で行ってください。使い切ったものは自治体の分別に従って処分してください。

出典

  1. 公的機関 千葉県 ライターによる事故から子どもを守りましょう
  2. 資料 神戸新聞(2022) チャッカマン、名前の由来はガッチャマン? 開発チームが富士山に登るのはなぜ? メーカーに聞いた
  3. 資料 株式会社東海(チャッカマンの製造元) 製品紹介
  4. 動画 倹約DIY 火がつかないイライラを解消!ライターの火力を簡単に復活させる裏技をご紹介します!

解説動画: 山で持つ着火具の使い分け、ライターとマッチを組み合わせる考え方/自転車とアウトドアライフ

概要: 昔から山に入るときは火をつける道具を最低3つ持てと言われてきた、という話から始まる。長年アウトドアをやっていると、実際に2つまでダメにする人は意外と多い。電子式の着火装置はよく故障し、フリント式は濡れたまま放っておくと石が錆びる。生きていた一本にコーヒーをこぼして使えなくした人もいるという。

フリント式と電子式は真逆: 石で火花を飛ばすフリント式は低温に強い代わりに水に弱く、濡れるとまず点かない。逆に電子式は低温に弱いが水には強い。性格が正反対なので、海外ではこの2種類にメタルマッチや普通のマッチを組み合わせて持つ人が多いという。安いライターのチャイルドガードはいざというとき着火の妨げになるとして外している。

ターボ式と二重の備え: 最近の定番は火が強く、ガスを注入して長く使い続けられるターボ式。紹介している一本は外側がターボ式で、その内側にもう1本ふつうの100円ライターを仕込んであり、片方が壊れてももう片方で火をつけられる。その分ちょっと大きくて重い。注入するガスは専用品のほうが質がいいと感じている。

オイルライターは蒸発との戦い: オイル式はジッポが定番だがオイルの蒸発が早いのが弱点で、パッキン付きの樹脂ケースに中身を移して多少ましにしている。イムコはほぼ確実に着火し、大きいタイタンライターは締まりがよく放っておいても蒸発しにくい。キーホルダー用の小さなものには予備の石を1つ入れておくが、長く放置すれば錆びて使えなくなる。

マッチと最終的な組み合わせ: 100円ショップのマッチは軽くて安心だが水に弱いので、ビニール袋に入れて持っていく。マッチケースの底にはコットンを詰めて着火剤代わりにしている。ファイヤースターターは先端を7mmほど削るだけで火花が出るので、慣れれば簡単。最終的にはライターとこれ、防水したマッチの3つを組み合わせて携行している。