寝袋・マット

睡眠の質を大きく変える小物

どんな道具?

キャンプ用の枕には、空気でふくらませるタイプ、中綿入りのタイプ、衣類を詰めて使う袋タイプがあります。高さが合うだけで寝つきと朝の首の楽さがはっきり変わるので、軽く見られがちですが効果の大きい道具のひとつです。

選び方

空気式は百グラム前後と軽く小さい反面、つるつるした表面だと頭が滑ります。表面が起毛や布張りになっているものを選ぶと落ち着きます。中綿タイプは家の枕に近い寝心地で、かさばるぶん快適さでは有利です。

使い方のコツ

空気式はぱんぱんにせず、七分ほどの空気にして頭が沈む硬さにすると首が楽になります。寝袋のフードの中に枕を入れておくと、夜中にずれて探す手間もなくなります。忘れたときは、着替えを袋に詰めれば代わりになります。

手入れ・注意

顔まわりに触れるので、カバーはこまめに洗うか、タオルを一枚かぶせて使います。空気式は保管時にバルブを開けておくと内部に湿気がこもりません。焚き火の火の粉は薄い生地に穴を開けるので、そばに置きっぱなしにしないでください。

解説動画: キャンプ枕4タイプの違いと自分に合う選び方/CAMP HACK

概要: アウトドア用の枕を、自分で空気を入れる手動吸入タイプ、自動膨張タイプ、スポンジタイプ、袋に衣類を詰める枕代用タイプの4つに分け、12種類を実際に寝比べている。結論としては寝心地は体格と寝る向きで変わるので、仰向けか横向きかを基準に選ぶのがよいという整理になっている。

手動で空気を入れるタイプ: 空気を抜けば手のひらサイズに収まり、重さは150g前後と軽い。入れる量で高さを変えられるのも利点で、弱点は膨らませる手間と、穴が開くと使えなくなること。手間の方は小型の空気ポンプで解消でき、紹介されたポンプは80gでライトも兼ねる。波形の枕は膨らみの小さい方を頭側にして使うのが一般的で、横向きで寝たときに首への負担が減る設計になっている。

自動膨張タイプ: 中のスポンジが元に戻る力で膨らむため息を吹き込む必要がなく、中に息が入らないぶん衛生的。一方でスポンジのぶん重く、収納も500mlペットボトルほどの大きさで、重さは280gから360gほどになる。自動膨張だけでは表記どおりの厚みが出ないことがあり、ポンプで足すとしっかり膨らむ。中央がくぼんだ形は仰向けで寝返りの少ない人、幅の広い波形は横向きの人に向く。

スポンジタイプと枕代用タイプ: スポンジタイプは袋から出すだけで使え、寝心地は一番よい代わりに小さくも軽くもできないので車移動のキャンプ向き。同じ製品でもサイズ違いで寝心地の差が大きく、軽さを取るなら小さい方、快適さを取るなら大きい方という選び方になる。枕代用タイプは折りたたむと手のひらサイズで68gと超軽量で、着替えなどを詰めて高さを調整する。詰めるものがなければ枕として成立しない点が弱み。