レインウェア

ウェア・小物

雨の日を耐えられる日に変える

どんな道具?

雨から体を守る上下の防水着です。体が濡れないだけで体温の低下を防げ、雨天の撤収も落ち着いてこなせます。傘は設営中も火のそばでも使えません。キャンプでは上下が分かれたセパレートの雨具が基本と考えてください。

選び方

防水透湿素材は雨を通さず、内側の蒸れだけを外へ逃がします。耐水圧はおおむね10000mm以上、透湿性の数値も表記があるものだと安心です。下に重ね着する前提で、少しゆとりのあるサイズを選ぶと動きが窮屈になりません。

使い方のコツ

降り出す前に着てしまうのが鉄則で、濡れてから着ると内側の湿気が抜けません。脇や背中の通気口は開けて蒸れを逃がします。焚き火のそばで化繊の雨具を着たままにしないでください。飛んだ火の粉であっけなく穴が開きます。

手入れ・注意

泥や汗は水をはじく力を落とすので、シーズン中も専用洗剤で洗い、乾いてから低温の乾燥機やアイロンで熱を加えると撥水が戻ります。小さく畳んだまま長期間しまい込むと生地が劣化します。保管はハンガーに掛けて風を通してください。

解説動画: レインウェアの役割と選び方、ウインドシェルとの違い/Runtrip Channel

概要: トレイルランを想定して、店のスタッフにレインウェアの機能と選び方を聞いていく回。山は平地に比べて天候が変わりやすく、濡れたまま行動すると体が冷えて危険になる。雨具は快適さのためではなく体を守るための装備という位置づけで、行く場所と使い方を思い浮かべながら価格と機能を照らして選ぶよう勧める。

ウインドシェルとの違い: 同じシャカシャカした上着でも、ウインドシェルは風から身を守るための布で、撥水加工はあっても長時間降られれば中まで濡れてしまう。レインウェアは撥水加工した表地に、水を通さず湿気は逃がすメンブレンを合わせた構造。裏地まで付いた3層構造と、軽さのために裏地を省いた2.5層がある。透湿性が高いほど汗が外に抜け、長時間快適に着ていられる

着るタイミング: 雨が降ったら必ず着るものではなく、濡れて体が冷えそうなときに着るのが基本とされる。暑い時期に降り出してすぐ着ると内側が蒸れ、結局は自分の汗で濡れてしまう。体が冷えないなら多少濡れても問題はない。ただし濡れたまま高いところへ上がり、風に当たって冷えそうなら早めに着ておく。雨がなくても風を防いで体を温める目的で羽織るのもよい。

用途で変わる厚さと機能: 登山用は重い荷物や岩場を想定して生地が厚く、ポケットや脇のベンチレーションなど機能も充実するが、そのぶんかさばって小さくならない。走ることが前提のモデルは生地が薄くポケットも省かれ、軽いものでは100gほどまで落ちる。低山で携行品として持つなら薄いもの、標高が高く気温が低い山では厚めでしっかりした作りのものと、行き先で選び分ける。

洗って撥水を戻す: 表地が汚れていると撥水しなくなり、生地が水を吸って中まで濡れやすくなる。ネットに入れ、柔軟剤は使わず中性洗剤で洗うのが手入れの基本。撥水が落ちたら防水スプレーや専用の洗剤を使い、低温のアイロンや乾燥機で熱を加えると撥水性が戻る。洗うと傷むと思って避けられがちだが、洗わないほうが性能は落ちると強調している。