ヘッドライト
ランタン・照明
両手が空く灯りは安全装備
どんな道具?
頭に着けて視線の先を照らす照明です。両手が空くので、暗い中での設営、炊事、トイレへの移動が一気に安全になります。LEDランタンより先に用意しておきたい灯りで、家族の人数分そろえておくと夜の動きに無理がなくなります。
選び方
キャンプ場での使用なら200ルーメン前後で十分で、明るさを競うより赤色灯モードや細かく調光できるかのほうが実用に効きます。乾電池式は現地で交換でき、充電式は軽くて経済的なので、使う場面に合わせて選んでください。
使い方のコツ
人の顔に向けないことが最低限のマナーで、向けられた相手はしばらく何も見えなくなります。テントの中や夜更けは赤色灯か最小光量に落とすと、目が暗さに慣れたまま過ごせますし、強い光に寄ってくる虫も減らせます。
手入れ・注意
しまうときは電池を抜くか点灯ロックをかけると、鞄の中で勝手に点いて電池が空になる事故を防げます。汗を吸ったバンドは洗って乾かします。予備の電池を本体と同じ袋に入れておくと、暗い現地で探し回らずに済みます。
解説動画: 登山用ヘッドライトの選び方と、明るさ以外に見るべき点/ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル
概要:日帰りでも必ず持つ理由: 使う場面は山小屋やテントでの宿泊時、早朝発、ナイトハイク、そして下山遅れの4つで、持っていなくて本当に困るのは圧倒的に下山遅れだとしている。暗くなると明るいときには間違えようのない道も分からなくなり、一度外れると元の位置に戻るのも難しいため、日帰り予定でも必ず携行するよう救助隊からも呼びかけられていると紹介している。
明るさ:ルーメンはあくまで目安: 明るさは光源から出る光の量をルーメンで表した数値で、実際に照らされた面の明るさそのものではない。光を絞るか広げるかでも体感は変わる。夜通し歩く前提でなければ200ルーメン以上あれば十分とされ、200〜300ルーメンがテント泊や小屋泊向け、300ルーメン以上がナイトハイクやトレラン向けという一般的な目安を挙げている。
光の色と照射モード: 光の色は白・電球色・赤の3種類。白はよく見えるが手元では眩しく他人にも眩しい。電球色は目の負担が少なく、青い光が少ないぶん霧の中でも乱反射しにくい。赤は他の人が寝ている時間帯の準備に向き、目が暗さに慣れたままでいられる。照射は遠くを照らすスポットと周囲を広く照らすワイドがあり、道迷い防止を重視するならスポット、宿泊時中心ならワイド重視で選ぶとよいとしている。
稼働時間と電源方式: 高出力モデルほど電池の持ちに注意が必要で、最大900ルーメンのモデルを点けっぱなしにすると最短2時間でバッテリーが尽きると、台湾の山で残量が尽きかけた自身の失敗を挙げている。電源は交換できる乾電池式、繰り返し使えてコストの安い充電式、同サイズで両方使えるハイブリッド式があり、充電式には充電中に点灯できない機種がある点も確認しておく。
スマホのライトは予備どまり: スマホのライトは50ルーメン前後とされ、光が拡散するため手元はともかく少し先を見るには暗すぎる。片手がふさがり、滑らせて壊せば行動不能になるうえ、最大輝度で点けっぱなしにするのでバッテリーも大きく減る。ヘッドライトを必ず持ったうえで、スマホは故障や充電待ちのときのバックアップと考え、モバイルバッテリーとケーブルを忘れない。