グランドシート

テント・タープ

グランドシートは、テントの床を守る一枚の敷物。

どんな道具?

テントの下に敷いて、床を石や枝の傷から守る敷物です。テントによっては下敷き用のシートが付属します(米国の国立公園局)。もう1つの目的は、雨のあとの地面や、夜のあいだに草や地面につく露の湿りから、テントの底を離しておくことです(Little Campfires)。軽さを優先する登山では使わないことも多く、それでも底に破れは出ていないため、必ず敷くものではありません(Little Campfires)。敷く・敷かないは、サイトの地面と荷物の重さで決めます。

選び方

専用品はテントの底の寸法に合わせてあり、タープは規格の大きさで、大きくかさばる代わりにかなり安く、折って合わせる手間がかかります(Little Campfires)。付属品か専用の別売りが第一で、安く済ませるならポリエチレンは穴が開きやすく、ポリエステルが長い目で見て向きます(尾上祐一郎/テントバカ)。テントを張る前に、シートの表裏と折り位置を決めておきます。サイズはテントの床よりひと回り小さくし、はみ出すと雨水がシートの上に流れ込み、かえって浸水します。

使い方のコツ

シートが大きいときは、はみ出す分をテントの下へ折り込みます。余りを下へ折り込まないと、シートが水を弾かずにためてしまいます(NPS)。端を上へ折り返すと、水をためる小さなバケツになりかねません。タープは乾いた日に先に広げて折り方を試しておくと、折る位置の見当がつきます(Little Campfires)。車で行くときは、タープを留めずテント側のペグの位置で押さえるだけでも足ります(Little Campfires)。敷く場所は、雨でひどく濡れる低くくぼんだ場所を避けます(NPS)。

手入れ・注意

泥は乾かしてから落とすときれいに取れます。たたむときは砂の付いた面を内側にすると車内が汚れません。折り目をいつも同じ位置にすると、そこから裂けてきますので、畳み方をときどき変えてください。

出典

  1. 公的機関・英語 U.S. National Park Service Finding and Setting Up a Campsite
  2. 動画・英語 Little Campfires How To Use a Tarp or Footprint Properly for Camping
  3. 動画 尾上祐一郎【テントバカ】 テントに合うグランドシート、インナーマットの選び方【ノウハウ】

解説動画: グランドシートの役割と選び方/C.C STYLEチャンネル

概要:テントのサポーター: レジャーシートを少し厚くしただけに見えて値段は高い、それでも要るのか、という疑問から入る回。結論としてグランドシートはテントのボトムを守るサポーターで、石や砂利でボトムに穴が開いたり破れたりするのを防ぎ、雨や汚れた地面から濡れ・汚れを防ぐ。テントを毎回使い捨てるような人でない限り必要だと言い切っている。

専用設計でなくても使える: 各テントメーカーやキャンプ用品メーカーから販売されており、そのテント専用に設計されたものはループが付いていてペグダウン時に一緒に留められるためズレず、サイズもぴったりなので設営の手間が減る。ただし専用品でなければ使えないわけではなく、サイズさえ合えば別メーカーのテントにも使えるので、メーカーが違うからと買い替える必要はないとしている。

生地の厚みと耐水圧を見る: 地面に直接敷いた上に人が乗り荷物も置く、かなりハードな使い方をする道具なので耐久性が要る。生地は多くがポリエステルで強度が高く破れにくい。ナイロンはさらに強いが値段も上がるため、財布と相談すればよいという。厚みはデニールの数字が大きいほど生地が厚いと覚えておく。耐水圧はmm表記で数字が大きいほど高く、2000mmほどあれば安心という目安を挙げている。

サイズはテントより10cm小さく: サイズはテントより10cm小さいものを選ぶ。はみ出していると見た目が悪いうえ足を引っかけて転ぶ危険もあるが、それ以上に問題なのが雨のとき。テントより大きいとはみ出した部分に雨がたまり、そこからボトムへ水が染み込んでくる。ボトムを濡らさないためのシートが逆に水を呼び込む形になってしまう。すでに大きいものを持っている場合は、水が染み込みにくいよう下側へ折り込んで使う。

敷く前の石拾いと、ブルーシートでの代用: 敷く前に、拾える限りの石やゴミを取り除いておく。大きな石や尖った石はグランドシートを貫通してテントを壊すことがあるためで、この一手間がテントの寿命を左右する。値段を抑えたい場合の代用として、普通より厚い3000番のブルーシート(厚さ0.26mm程度)を使う例も紹介している。サイズはテントに合わせて折り込むかハサミで切って調整する。あくまで代用品なので性能面では専用品に劣ると断ったうえでの選択肢としている。