インナーシーツ

寝袋・マット

寝袋を汚さず少しだけ暖かく

どんな道具?

寝袋の中に入れて使う袋状のシーツです。汗や皮脂を受け止めて、寝袋本体を洗う回数を減らせるのが最大の役目で、素材によっては体感で数度ぶんの保温を足せます。夏の暑い夜はこれ一枚だけをかぶって寝る、という使い方もできます。

選び方

綿は肌ざわりがよく重め、化繊は乾きが速く、シルクは薄く軽いのに暖かいという違いがあります。冬の底上げが目的ならフリース素材のものが分かりやすく効きます。寝袋の形に合わせて封筒型かマミー型かを選ぶと、中でよじれません。

使い方のコツ

足元から先に入れ、寝袋と入り口の位置を合わせてから体を入れると、夜中にねじれて起きることがなくなります。高原などでは、まずシーツだけで寝てみて、寒くなったら寝袋を掛けるという段階的な調整のしかたが快適です。

手入れ・注意

本体より気軽に洗えるのが利点なので、キャンプから帰るたびに洗濯機で洗う習慣にしてしまうのがおすすめです。乾きが速く手入れの負担はほとんどありません。湿ったまま寝袋の中に入れて保管すると、寝袋側にカビが移ります。

解説動画: インナーシーツ2種の比較:暖かいフリースか、さらさらの軽量タイプか/Boony Channel

概要: インナーシーツはシュラフの中に重ねて使い、保温性や保湿性を高めるアイテム。宿の寝具に不安があるときにも使える。ここでは以前から使っているフリース素材のものと、夏でも使えるタイプが欲しくて買い足した軽量タイプの2つを、重さ・収納サイズ・寝心地の面で比べている。

フリース素材は暖かいがかさばる: 先に使っていたフリース素材のシーツは、夏のキャンプ以外では必ず使うというほど暖かい。重さ541g、収納サイズは30×16×16cmとやや大きめで、畳まないと袋に収まらない。洗濯機で丸洗いでき、チャックが全開になるのでブランケットやひざ掛けにもなる。シュラフと重ねると静電気が起きやすく、夏場にシーツとして使うには暑い

軽くてよく伸びる薄手タイプ: 買い足した方は重さ358g、収納サイズ19×9×9cmと小さく、生地はさらさらで伸縮性が高く、ストレスなく動ける。頭側が長く作られており、後頭部が匂いの原因になりやすい点をおさえている。シュラフのシャカシャカした感触が消えて寝心地がよく、寝袋のクリーニング回数も減らせる。畳まずに詰め込むだけで簡単に収納できる。

一晩の実測:シーツだけでは寒い: 実際に泊まって試すと、寝始め16度から6時間後には12度まで下がり、薄手タイプ1枚で寝ていたところ寒くて目が覚めた。そこからシュラフも重ねたが、体が冷え切ってしまい、さらに3時間後にはパーカーまで着ることになったという。わずか4度の差でこれだけ冷えるので、インナーシーツだけで夜を越そうとする無理は危険