パップテント
テント・タープ
軍幕ゆずりの無骨な三角形
どんな道具?
軍で使われた携行天幕をもとにした、前面を跳ね上げて庇にできる三角形のテントです。焚き火を眺めながら過ごせる開放感が持ち味で、ソロから二人までの区画でよく見かける形です。
選び方
生地はポリエステルとポリコットンが主流で、焚き火のそばに張るならポリコットンが安心です。前面を支えるポールが2本必要なことが多く、本体に付属しない製品もあるため、買い足しの要否を先に確かめてください。
使い方のコツ
背面をペグで固定してから前面を持ち上げると形が決まります。焚き火は跳ね上げた庇の下ではなくその前方に置き、幕から2m以上は離すのが目安です。幕内で薪ストーブや炭を使うと一酸化炭素中毒の危険があり、換気と警報器は欠かせません。
手入れ・注意
火の粉で開いた穴は放っておくと広がるため、小さいうちにリペアシートを両面から貼って塞ぐと長く使えます。ポリコットンは濡れたまま保管するとカビと臭いが残るので、撤収後は必ず全体を広げて乾かします。
解説動画: パップテントを歪ませずに張る手順とペグダウンの順番/チキューギ.
概要: 以前公開した張り方に納得がいかなかったとして、同じ幕で設営手順を組み直した回。基本の考え方はタープの張り方と同じだが、ペグを打つ順番さえ押さえれば一発で決まるという。しゃべりながら張って13分22秒、そこからキャノピーを立ち上げて16分22秒と、実測時間も添えている。
立ち上げまでの流れ: 幕をファスナー側が上になるように半分に折り、その頂点の延長線上にポールを並べる。ポールの先端が刺さる位置と足元に、それぞれ細い目印のペグを打つ。次にポールを90度倒し、足元の目印からポールの長さの3分の2の位置にメインロープのペグを打ち込む。このメインのペグだけは抜けないようじっくり打ち込む。前後とも同じ手順で行い、ポールを幕に通してロープをかけて立ち上げる。
後ろ・前・両サイドの順に打つ: 立ち上げたら前後左右のぶれを見ながらロープを調整し、残りのループをペグダウンしていく。ここでまず後ろ2箇所、次に前2箇所、最後に両サイドという順番を守る。以前の動画では先に両サイドを留めると案内していたが、それでは歪みが出ると訂正している。この順ならペグの打ち直しがなく、一発でぴんと張れる
歪みの原因は変形六角形: サイドを先に留めると歪むのは、この幕の形が正六角形ではないため。頂点まわりの角の位置が少しずれた変形六角形になっており、前側より先にサイドを固定すると生地に無理がかかって歪みが出る。形の癖を知らないまま、タープと同じ順で張れば決まると言ってしまった点を、動画内で訂正している。
キャノピーと使い勝手: 前面のファスナーを開けてポールを組み、グロメットに通してロープを上げる。左右に振ってみて一番ぴんと張る位置を探し、前後のポールがそれぞれ垂直に立っているかを確認する。決まったら最初に打った細い仮のペグは抜いてよい。キャノピー立ち上げは約3分。 サイドウォールは日差しを遮る一方で熱がこもるため、脇を開けると風通しがよくなる。遮熱を取るか風通しを取るかで使い分ける。