まな板・ナイフ
調理器具
切る道具は最小限をきちんと
どんな道具?
食材を切るための組み合わせです。薄い樹脂か折りたたみのまな板と、刃渡り10〜15cm程度のナイフがあれば、大抵の調理はまかなえます。自宅の包丁を裸で持ち出すより、鞘やケースの付いた一本のほうがずっと安全です。
選び方
まな板は樹脂製が軽くて洗いやすく、木製は刃当たりがよくそのまま食卓にも出せます。ナイフは刃が確実に固定される折りたたみか、シース付きの固定刃を選んでください。刃渡りは長いほど扱いが難しくなるので、欲張らないほうが安心です。
使い方のコツ
まな板は水でぬらして拭いてから使うと、においや色が移りにくくなります。刃を自分に向けて引かない、地面や子どもの手が届く場所に置いたままにしないのが最低限の約束です。キャンプ以外の場面で持ち歩かないよう、帰宅したら道具箱に戻します。
手入れ・注意
使い終わったら洗って乾かし、ナイフは水気を拭いて刃に薄く油を塗ってから鞘に戻すとさびません。切れ味の落ちた刃は余計な力が要り、滑ってかえって危険です。研ぐのは自宅で落ち着いて済ませ、現地には切れる状態で持ち込みます。
解説動画: 包丁用の簡易シャープナーで厚いアウトドアナイフは研げるか/ふうじん CAMP。
概要: 家庭の包丁用に売られている簡易シャープナーで、アウトドアで使うナイフの手入れが手軽にできるかどうかを試した検証動画。使っているのはバークリバーのブラボー1で、フルタングで一枚の鋼材から作られ、刃厚はだいたい5.5mmあるしっかりした一本。結論を先に言うと今回の検証は失敗に終わり、次回リベンジすると締めくくっている。
このナイフをふだん何に使っているか: キャンプでの用途として挙げているのは、焚きつけ用のフェザースティックを作ること、そして薪をバトニングで細かく割っていくことの二つ。分厚い刃を叩いて薪に食い込ませる使い方が前提なので、それに耐える厚みと強度を持った作りになっている。そのうえで、たまには料理にも使うと話しており、一本で焚きつけから調理までまかなう位置づけになっている。
研ぐ前に今の切れ味を確かめる: 手入れに入る前に、まず現状の切れ味を試し切りで確認している。半年ほど何も研いでいない状態で、切れないわけではないものの刃の入り方がどうも良くなく、本人も「少し落ちているかな」という感想。手を入れる前に一度切って状態を見ておくことで、手入れのあとに効果があったかどうかを比べられるという流れになっている。
1500円のロールシャープナーを試した結果: 用意したのは京セラのロールシャープナーで、価格は1500円ほど。レビューの評価がかなり上位だったので買ってみたという、包丁を数回すべらせるだけの簡易な道具だ。ところがこの厚い刃がそもそも溝に入るのかが使う前から怪しく、実際に当ててみても本体のプラスチックが邪魔をしてまったく歯が立たない。
結局は砥石が要るという落としどころ: 簡易シャープナーでサッと数回こすれば切れ味が戻る、という当初のもくろみは崩れ、刃厚のあるアウトドアナイフは1000番・2000番・3000番といった番手の砥石で研ぐしかないという話に落ち着く。ただしその砥石は一つだけ実家に置いてあって手元にないため、この日は研げないまま終わり、あらためて道具をそろえて出直すという結びになっている。