自在金具

テント・タープ

自在金具は、張り綱の長さを一瞬で決める金具。

どんな道具?

張り綱に通して長さと張力を調整する小さな金具です。結び目を作らずに片手で締められるのが利点で、摩擦だけで止まる仕組みのため、緩んだらずらすだけで張り直せます。アルミ製と樹脂製があります。

選び方

キャンプ飯道場は、2穴型と三角形(穴3つ)は形が違っても使い方は同じと説明しています。Ethan Horizon(英語)は7種を試し、穴が2つで少し曲がった金具を、小さくて目立ち練習もほぼ要らないとして1位にしています。本人は、三角形は綱が2本に見えて目に付きやすく、滑車型は使いやすい一方で最も大きく高価で、砂や小石で詰まる恐れがあると評しています。太い木に回すときは、ほどかず掛けられるシーホース型が2位ですが、張りは少し弱くなるといいます。極小の金具は軽い反面、黒くてなくしやすいとも話しています。

使い方のコツ

キャンプ飯道場は、金具はペグ側に付けて、その輪をペグに掛けるのが普通だと説明しています。止め結びは8の字結びが一番よく、幕側は輪が縮んで幕を傷めないようもやい結びにすると話しています。Papa Romes Outdoors(英語)は、ペグの曲がりを綱の引く向きに合わせ、全部のペグを打ってから一周して張り直すと話しています。ペグを遠くに打てず金具が幕の端まで寄って絞れないときは、SHIFT NOBU OUTDOOR が見せるように、輪の結び目を作り直して輪を短くします。

手入れ・注意

Ethan Horizon(英語)は、どの金具も使ううちに摩擦で綱をすり減らすので扱いは丁寧にと述べ、本人は自在結びやトラッカーズヒッチのような結びのほうを好むと話しています。空き缶のプルタブで作る金具は無料ですが、縁が鋭く、指も綱も傷めるとして最下位にしています。止め結びは金具が綱の端から抜けないためのものなので、張り直すたびに綱の傷みと結び目のゆるみを見て、傷んだ綱は早めに替えると安心です。Papa Romes Outdoors(英語)は、金具と反対側の端を引くだけでほどける結びにしておくと、撤収のときすぐ外せると見せています。

出典

  1. 動画 キャンプ飯道場 【初心者向け】ジザイカナグって何ですか…?自在金具の使い方とガイロープの結び方
  2. 動画 SHIFT NOBU OUTDOOR 意外と知られていない自在金具の簡単なスキル!
  3. 動画・英語 Ethan Horizon 7 Best Guyline Tensioners Explained – Everything You Need in One Video!
  4. 動画・英語 Papa Romes Outdoors How To Tie A Tent Guy Line:First Time Setting Up

解説動画: 自在金具を引き絞れない時に結び目を作り直す/SHIFT NOBU OUTDOOR

困る場面: 自在金具はテントやタープを張るうえで重要なパーツだが、ペグとテントの距離が近いと引き絞りきれないことがある。自在金具がテントやタープの端まで来てしまい、それ以上テンションをかけられない状態になる。地面に大きな石があったり段差があったりしてペグを遠くに打てない場面では、特に起きやすい。

反対側の結び目を引いて作り直す: 解決策は、自在金具の輪になっている側、つまり結び目の方を引っ張ることにある。引いてきたロープの好きな位置に新しく結び目を作れば、その分だけ輪が短くなる。輪が短くなればテントまでの距離を稼げ、自在金具を自分の望む位置まで持ってこられる。まだ長ければ、さらに引いてもう一段結び直せばよい。

余ったロープの処理と考え方: 引いた分だけ反対側にロープが余るが、最後にぐるぐる巻いてまとめておけばよい。要点は、自在金具の可動の終点は元の結び目の位置で決まっているわけではなく、自分で好きな位置に移せるということ。知られていない割に簡単で、覚えておいて損はないスキルだとしている。