自在金具

テント・タープ

張り綱の長さを一瞬で決める金具

どんな道具?

張り綱に通して長さと張力を調整する小さな金具です。結び目を作らずに片手で締められるのが利点で、摩擦だけで止まる仕組みのため、緩んだらずらすだけで張り直せます。アルミ製と樹脂製があります。

選び方

アルミ製は薄く軽く、握って一気に動かせるため扱いやすく、樹脂製は安価ですが冷えると割れることがあります。ロープの太さに合う穴径のものを選ぶのが肝心で、太すぎると通らず、細すぎると止まりません。

使い方のコツ

幕側ではなくペグ側に金具が来るように取り付けると、しゃがんだ姿勢のまま手元で調整できて楽です。締めるときは金具を幕の方向へ押し上げ、張り綱を指で弾いて低い音がする程度が張りすぎない目安になります。

手入れ・注意

砂を噛むと滑って止まらなくなるため、ときどき穴の内側を拭くだけで効きが戻ります。効きの落ちた金具をそのまま使うと、夜のあいだに緩んで幕がたるみます。変形したものは早めに交換してください。

解説動画: 自在金具を引き絞れない時に結び目を作り直す/SHIFT NOBU OUTDOOR

困る場面: 自在金具はテントやタープを張るうえで重要なパーツだが、ペグとテントの距離が近いと引き絞りきれないことがある。自在金具がテントやタープの端まで来てしまい、それ以上テンションをかけられない状態になる。地面に大きな石があったり段差があったりしてペグを遠くに打てない場面では、特に起きやすい。

反対側の結び目を引いて作り直す: 解決策は、自在金具の輪になっている側、つまり結び目の方を引っ張ることにある。引いてきたロープの好きな位置に新しく結び目を作れば、その分だけ輪が短くなる。輪が短くなればテントまでの距離を稼げ、自在金具を自分の望む位置まで持ってこられる。まだ長ければ、さらに引いてもう一段結び直せばよい。

余ったロープの処理と考え方: 引いた分だけ反対側にロープが余るが、最後にぐるぐる巻いてまとめておけばよい。要点は、自在金具の可動の終点は元の結び目の位置で決まっているわけではなく、自分で好きな位置に移せるということ。知られていない割に簡単で、覚えておいて損はないスキルだとしている。