折りたたみノコギリ
焚き火・火器
折りたたみノコギリは、枝を切りそろえる静かな刃物。
どんな道具?
拾った枝や長すぎる薪を、焚き火台に収まる長さへ切りそろえる道具です。斧より力が要らず音も小さいので、夜や隣が近いサイトでも使えます。太い薪は切るより割ったほうが早いこともあるので、斧やナタと役割を分けると効率的です。刃を畳んで持ち歩けるのが強みです。FUKUの紹介動画では、畳むと約16cm、開くと約28cmでした。同じ折りたたみ式でも刃の長さで太い薪の切れる範囲が変わるので、買う前に切る薪の太さを決めておくと安心です。英語圏の比較動画では、折りたたみ式2本の重さは277gと415gでした。
選び方
刃が長いほど1回の引きが長くなり、太い薪を切るのに有利だとFUKUは説明しています。FUKUが比べた、刃渡り約9cmの小型品(ユニフレーム製の例)は、太い薪では大変でした。英語圏の比較動画では、同じ試し切りで104秒かかった折りたたみ式は、何年も使った刃が鈍っていたと本人が断っています。弓の小さい型は、太い丸太では切りにくいと評されています。FUKUの紹介では、刃の角度を2段階で変えられる型もあります。刃渡りと開いた長さを並べて比べ、切る薪の太さに合う型を選びます。開いた状態でロックがかかる型を選ぶと、折りたたみ部で指を挟みにくくなります。
使い方のコツ
材は、バイスなどでしっかり固定してから切ります(販売店コメリの使い方ページ)。引き始めは小刻みに切り込み、刃を寝かせて浅い切り溝を作ります。この溝が刃のガイドになります。引くときに材へ食い込ませ、引き終わったら力を抜いて、そっと戻します。戻すときは力で押し込まないのが基本です。FUKUは、長いストロークで引くほど切れる感覚があったと話しています。切り終わりは木が急に落ちるので、落下点に足を置かない位置に立ってください。刃が鈍ると、同じ動きでも切り進みが遅くなります。
手入れ・注意
使用後は木くずと樹液を落とし、刃に油を薄く塗って乾かしてから畳みます。樹液が固まると切れ味が急に落ちます。刃こぼれや曲がりが出たものは無理に使わず交換してください。折りたたみ部のネジの緩みも時々確認します。
出典
- 動画・英語 Scandinavian Wilderness Best Saw for the Outdoors – Not What I Expected
- 動画 FUKU シャークソーが焚き火鋸「愉し火」を新発売!【キャンプ道具】ソロキャンプ dcm キャンプギア 夏キャンプ ファミリーキャンプ
- 資料 コメリ(ホームセンター・販売店) 鋸(ノコギリ)の使い方|ホームセンター コメリ
解説動画: ノコギリの切り方【使い方】のコツ【庭木を切る】/MOSS
折りたたみ式のノコギリ: 動画で手にしているのは、ゆるくカーブした刃の折りたたみ式ノコギリです。カーブのぶん引っかけに要る力が少なく、楽に切れるといいます。話の中心は刃がまっすぐなものでも変わらない基本の使い方です。そのつもりで見てほしいと前置きしてから、実際に切りながら手の動かし方を見せていきます。
切れるのは引くとき: いちばんの大前提として、ノコギリは引くときに切れると繰り返します。どんなに強く押しても切れるものではなく、押す動きは刃を元の位置へ戻すためのものにすぎません。だから手の動かし方は引いて戻す、引いて戻すの繰り返しだけになります。それを最後まで続ける、単純な往復です。
まっすぐ引いて戻す: 刃の当て方はただまっすぐ、と言います。最初から斜めに入れたり、途中で向きを曲げたりする技術は基本的にないと言い切り、最初にここと決めた線をそのまま引いて戻す、それだけを続けます。実際に切って見せる場面でも、動きは同じ向きの往復です。曲げようとしないことが、まっすぐ切るためのほとんど全部だという話です。
刃が動かなくなったら: 切っている途中で刃が動かなくなることがあります。原因はほぼ決まっていて、刃が曲がった状態で溝に入っているせいだと説明します。押しても引いても進まないときは、横に小さく振りながら上へ抜くと外れることが多いそうです。引く、まっすぐ、詰まったら上へ抜く。この三つが、この道具を手にしたときの土台になります。