ケトル
調理器具
お湯があるだけで場が落ち着く
どんな道具?
湯を沸かすことに特化した道具です。注ぎ口があるので、コーヒーやカップ麺に狙った量を注げます。鍋と兼用にしても済みますが、朝の一杯や食後の片づけ用のお湯がいつでも用意できる手軽さが、一台あることの価値です。
選び方
ひとりなら0.6〜0.9L、家族なら1.5L前後が使いやすい容量です。ステンレスは丈夫、アルミは軽くて沸きが速く、銅は使うほど風合いが出ます。コーヒーを淹れるなら注ぎ口が細いタイプだと、湯量を細かく調整できます。
使い方のコツ
満水にすると沸騰時に吹きこぼれるので八分目までにとどめます。焚き火にかけると取っ手まで熱くなるので素手で握らないでください。注ぐ前にふたが閉まっているか確かめると、傾けた拍子にふたが落ちる事故を防げます。
手入れ・注意
内側に白い湯あかが付いたら、クエン酸を溶かした湯を沸かしてよくすすぐと落ちます。焚き火で付いた外側のすすは無理に落とさなくても構いません。しまう前に完全に乾かすことだけは、素材を問わず共通の基本です。
解説動画: 銅底とアルミ、キャンプケトルはどちらが早く沸くか/ETSUNOSUKE
概要: 問屋街の店で見つけたイーグルプロダクツのキャンプファイヤーケトル0.7Lを題材に、銅底のケトルはアルミより本当に早く湯が沸くのかを手持ちのケトルと比べて確かめる回。作りはしっかりしていて重い分だけ丈夫で、取っ手が熱くなりにくいと謳われている点も使って確認している。
材質の話:ステンレス304と銅: 本体の材質はステンレスの304。ステンレスには非常に多くの種類があるが、流通の7割ほどを304が占めるほどよく使われている。430と比べると耐熱性や耐食性が高く、その分値段も高い。底に使われる銅は鉄の約5倍、ステンレスの約25倍という熱伝導率を持ち、だから湯が早く沸くはずだ、というのが銅底の狙いになる。
実際に沸かした結果: 理屈のうえでは銅底が有利だが、実際に沸かしてみるとはっきり差が出るような結果にはならなかった。理由として、今回のテストは底全体に均等に熱が当たる条件だったため差が出にくかったのではないかと見ている。焚き火のように火が一部にしか当たらない、当たり方が弱い状況であれば銅底の差ははっきり出るだろう、というのが投稿者の見立て。
注ぎ口はドリップに向かない: どちらのケトルも湯を注ぐぶんには十分だが、コーヒーをドリップするのには適していない注ぎ口をしている。そこで知人が使っていた後付けのドリップ用パーツを取り寄せている。注ぎ口の18mmを15mmに絞る作りで、本体2,050円に送料880円で合計2,930円。差し込むと湯を細く狙った場所に落とせるようになった。