ツーバーナー
焚き火・火器
ツーバーナーは、家族の食事を一度に仕上げる調理台。
どんな道具?
二口のコンロが一体になった調理台で、ご飯を炊きながらおかずを作れるのが最大の強みです。重さは4〜6kg前後あるため車での移動が前提になりますが、家族やグループでは食事の段取りが一気に楽になります。ガスで使うものが主流ですが、寒冷地でも火力が落ちにくいホワイトガソリンを使う型も根強い人気です。コールマン ジャパン公式が紹介するLPガス式の型は、一口あたり最大火力約3,500kcal/hという高出力で、大きな鍋とフライパンを同時にしっかり火にかけられます。
選び方
燃料はCB缶対応とOD缶対応があり、入手のしやすさならCB缶、寒さに強いのはOD缶という違いがあります。天板の広さと風防の高さは使い勝手に直結するので、いつも使っている鍋を思い浮かべながら確認してください。強火口と保温用の弱火口が分かれているかも確認すると、同時に複数の調理がしやすくなります。NITE(製品評価技術基盤機構)は、カートリッジガスこんろにはPSLPGマークの表示があり、本体や説明書に書かれた燃料容器の名称と、使うガス缶が合っているかを確かめてから取り付けるよう呼びかけています。
使い方のコツ
しっかりしたテーブルか専用スタンドに載せ、片側を強火、もう片側を保温に使うと料理が滞りません。取り付け前には接合部のOリングに傷や劣化がないかを確かめるのが先です。コールマン ジャパン公式の動画は、ガス缶を少しゆるめてガスを出しながら点火ボタンを数回押し、火が点いたことを確かめる手順を示し、点火しにくいときは無理に続けず、いったんガスを止めてからやり直すよう説明しています。風防で囲いすぎたり、れんがなどで周りを囲うと缶が熱せられて内圧が上がり破裂したケースがあると、NITE(製品評価技術基盤機構)は報告しています。
手入れ・注意
使うたびに天板の油汚れを落としておくと固着しません。ゴトクが外せるものは外して洗うと後片づけが楽になります。長期保管の前はガス缶を外し、ホースのひび割れや硬化がないかを確かめてから箱に戻します。コールマン ジャパン公式の動画は、外したガス缶は風通しがよく湿気が少ない40℃以下の場所で保管するよう案内しています。炎天下の車内や砂浜にガス缶を放置しないよう、NITE(製品評価技術基盤機構)は呼びかけています。英国の研究チーム(Richardsら, 1999年, BMJ)は、4か月で9人がポータブルガスストーブのやけどで治療を受け、全員がガス缶の着脱中に負傷したと報告しています。
出典
- 公的機関 製品評価技術基盤機構(NITE)(2021) 製品安全情報マガジン Vol.380「キャンプ用品の事故」
- 公的機関 製品評価技術基盤機構(NITE)(2021) 増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~
- 論文・英語 Richards AM, Shakespeare PG, Rossi A(1999) Portable camping stoves continue to cause burns
- 動画 コールマン ジャパン 公式 バーナーの使い方「パワーハウスⓇLP ツーバーナーストーブ Ⅱ」 | コールマン
解説動画: ホワイトガソリン式ツーバーナーの使い方と手入れ/コールマン ジャパン 公式
概要と取り出し方: 火力が強く寒冷地にも強いホワイトガソリン燃料式のツーバーナー、413Hパワーハウスについて、準備から消火・整備までを示した公式手順。蓋を開けてグレートを持ち上げたら、ジェネレーターの先端を本体のへこみに通し、先端を上に向けた角度で燃料タンクを取り出す。無理に引き出すとバルブホイールを破損することがある。
燃料を入れる: グレートを下ろし、防風板を左右に広げてワイヤークリップを本体の穴に差し込みセットする。燃料バルブとポンプノブは、どちらも右へ止まるまで回してから給油する。タンクは水平に置き、注入口から溢れない程度まで燃料を入れる。ファネルからタンクへ落ちなくなったら注入を止め、ファネルを少し持ち上げると中に残った燃料がタンクに入り、ちょうど満タンの量になる。
ポンピングと点火: ポンプノブを左に2回転させ、親指で穴を押さえて100〜150回、手前に引いて奥まで押し込むストロークを繰り返す。硬くなって指の力で入らなくなったらノブを押し込み、右へ止まるまで回す。柄の長いライターの火をメインバーナーに近づけ、燃料バルブを左に1回転させると点火する。点火直後にさらに十分ポンピングし、赤い炎が安定した炎に変わったら点火レバーを下向きに戻す。火力調整は燃料バルブで行い、サブバーナーは同じくライターを近づけてバルブを左に2回転以上回す。
消火とメンテナンス: 燃料バルブを右へ止まるまで回して消火するが、ジェネレーター内に残ったガスがなくなるまで3〜5分ほど燃え続ける。ポンプカップが乾いているとポンピングしても引っかかったり軽すぎたりして空気が入らないので、ポンプキャップのオイル表示のある穴からルブリカントを2〜3滴注入する。燃料バルブの根元から燃料が漏れる場合は付け根のナットの緩みが疑われるのでレンチで増し締めするが、締めすぎるとバルブの回転が重くなるので注意する。