エアマット

寝袋・マット

小さくなって寝心地はいちばん

どんな道具?

空気だけでふくらませるマットです。厚みを五から十センチと大きく取れるので、地面のでこぼこをほとんど感じません。収納は五百ミリのボトル程度まで小さくなる製品もあり、荷物を減らしたい人ほど恩恵が大きい道具です。

選び方

空気の層は動くと冷えるため、中に断熱材や細かい仕切りが入ったモデルなら冬にも対応できます。夏だけなら断熱なしでも十分です。ポンプ袋が付属するものを選ぶと、ふくらませる手間と内部に湿気がたまる問題が同時に片づきます。

使い方のコツ

口で息を吹き込むと水分が内部にたまり、カビや冬場の凍結の原因になります。ポンプ袋やポンプを使うのが基本です。設営時はやや柔らかめに入れておき、寝る直前に体重をかけながら空気を足すと、ちょうどよい硬さに決まります。

手入れ・注意

撤収前に地面の小枝を払い、生地を引きずらないようにします。穴が開いたら水を張った洗面器に沈めて泡の出る場所を探し、付属のパッチを貼れば直せます。保管はバルブを開け、緩く巻くか広げたままの状態にしておきます。

解説動画: マットの3タイプとエアマットの選び方・膨らませ方/たろーキャンプ

概要: キャンプ用のマットをクローズドセル、インフレータブル、エアマットの3種に整理したうえで、空気だけで膨らませるエアマットは収納が小さく軽い代わりに、フォームの入ったタイプほどの寝心地は出ない位置づけだと説明している。動画の主役は車移動を前提にした厚手のインフレータブルマットで、終盤に同じブランドのエアマット2モデルを比べている。

膨らませ方と電動ポンプ: バルブをインフレート側に合わせてある程度は自動で膨らませ、残りは収納袋をポンプ代わりにして空気を送り込む。ただし長く圧縮したまま保管していると自動膨張がほとんど効かず、袋だけで満たすのはかなりの手間になるため、別売りの電動ポンプがあると設営も撤収も一気に楽になると勧めている。ポンプの作動音は大きいので、夜中や早朝に使うのは避ける。

空気の抜き方と畳み方: 撤収はバルブをデフレート側にして空気を抜く。ポンプがなければ体重をかけて押し出すことになるが、電動ポンプなら短時間で完全に抜けてぺちゃんこになる。空気が抜けると中央に自然と折り目が出るので、そこで縦半分に折ってから巻いていくときれいに収まる。最後は付属のバンドで留めて収納袋へ入れる。

R値の目安: R値はマットの断熱性を表す数値で、高いほど寒い環境に対応できる。2なら冬を除く3シーズン、4ならオールシーズン、6以上なら厳冬期というのが目安。紹介しているインフレータブルはシングルで6.3、ダブルで5.6と高く、真冬まで通して使える。エアマット側は3シーズン向けがR2.8、通年向けがR5.2と用途で分かれている。

同じブランドのエアマット2種: 3シーズン向けのモデルは長さ200cm、幅72cmと大柄な人でも余裕があるが、収納は長さ30cm・直径16cm、重さ1.3kgとやや大きく、車やバイクでの移動向き。通年向けのモデルは長さ189cm、幅63cmと控えめな代わりに収納は長さ28cm・直径13cm、重さ930gまで軽くなり、徒歩キャンプにも持ち出せる。登山向けの軽量マットが2万円以上する中で、どちらも1万円を切る価格に収まっている。