保冷剤
クーラー・水まわり
冷やす力を決める本当の主役
どんな道具?
ハードクーラーボックスの中を冷やし続けるための道具です。凍る温度で性格が分かれ、氷点下まで下がる強力タイプは食材の芯まで冷やし、0度前後のものは飲み物向きです。箱の性能より、入れる保冷剤の量と質で結果が変わることも珍しくありません。
選び方
目安は箱の容量の一割から二割にあたる重さを入れることです。強力タイプを底と上に置き、通常タイプで隙間を埋めると効率よく冷えます。板状は隙間なく並べやすく、凍らせたペットボトルは溶けたらそのまま飲めるという利点があります。
使い方のコツ
冷気は下に落ちるので、保冷剤は上に多めに置くのが基本です。凍らせるときは前日から家庭用の冷凍庫でしっかり時間をかけます。凍った保冷剤を素肌に長く当てないでください。感覚が鈍って気づかないうちに低温やけどを起こします。
手入れ・注意
袋が膨らんでいるものや、液がにじんでいるものは使わずに処分します。使用後は水気を拭いて乾かし、帰宅したらそのまま冷凍庫に戻しておくと、次の出発の準備が一手間減ります。中身は口に入れるものではありません。
解説動画: 保冷剤の性質を踏まえたクーラーボックスへの入れ方/メガスポーツ
概要:保冷剤は温度を一定に保つ道具ではない: 保冷剤は長時間一定の温度を保ち続けるものではなく、自身が-12℃から-16℃と非常に低く、周りのものを巻き込んで冷やしていくものだと説明している。そのため近くに温かいものがあれば当たり前のように溶けていき、どこに置いても何時間持つと言える性質ではない。次に温度の低いものを隣に置くほど、保冷剤自体の持ちもよくなる。
食材に直接触れさせない: 保冷剤に食材を密着させると凍ってしまい、現地で解凍する無駄な時間が生まれるうえ、そのぶん保冷剤も溶けて庫内がぬるくなる。新鮮な肉や魚も一度凍らせれば解凍時に味が落ちてしまう。保冷剤と食材の間にロックアイスや凍らせた1.5〜2Lのペットボトルを挟み、直接当たらないようにする。
上下から挟む配置にする: 51Lクラスのクーラーボックスなら保冷剤は2枚使い、底に1枚、食材の上にもう1枚を重ねて、保冷剤・氷・飲み物・食べ物・氷・保冷剤の順に挟む。冷凍庫から野菜室、冷蔵室へと並ぶイメージで、保冷剤からの距離によって温度帯を分けて配置すると、庫内の温度管理がしやすくなると説明している。
上のすき間と地面の熱に気をつける: 食材の上に空間が残ると、冷やす必要のない空気を保冷剤が冷やし続けて無駄になる。断熱ボードを落とし蓋のようにかぶせて仕切ると消費を抑えられる。また夏の地面は熱を持っており、直置きすると底の保冷剤が下から溶かされるため、スタンドで底上げし、日陰に置くのがよいとしている。