ヘキサタープ

テント・タープ

六角形で風に強い定番タープ

どんな道具?

六角形の布をポール2本と張り綱で支える、いちばん普及しているタープです。曲線的に張れて風を受け流しやすく、2本のポールだけで立てられる手軽さから、最初の1枚として選ばれています。

選び方

4×4m前後あれば4人がテーブルを囲めます。生地は軽いポリエステルと、火の粉に強いポリコットンが主流です。遮光加工の有無で夏の下の涼しさがはっきり変わるので、日中に使うなら必ず確認しましょう。

使い方のコツ

先に張り綱とペグで四方を仮留めしてからポールを立てると、一人でも立てられます。片側を低く下げると日差しも雨もよくしのげます。雨の日は必ずどこかに傾斜をつけ、水がたまる平らな面を作らないでください。

手入れ・注意

撤収ではポールを抜く前に張り綱を緩めると、生地の角に無理な力がかかりません。砂と落ち葉を払ってからしまい、湿ったまま丸めるとカビの斑点が残って取れなくなりますので必ず乾かします。

解説動画: 一人でもピンと張れるヘキサタープの張り方/チキューギ.

概要と下準備: 2ポールのタープ全般に応用できる張り方として、まずタープを半分に折ったまま、張りたい向きに合わせ、中央の折り線がまっすぐになるように地面へ敷く。全部広げないのは、地面が濡れているときに内側の面を汚さないためと、一人で作業すると風にあおられて扱いにくくなるためだと説明している。

ポールとペグの目印を一直線に並べる: ポールはタープの延長線上に一直線に並べる。そのうえでタープ中央のハトメの位置と、ポールの足元の位置にそれぞれ目印のペグを軽く打っておく。足元の目印はポールを立てる位置を見失わないためのもので、石などで代用すると知らずに蹴飛ばして分からなくなると経験から述べている。ハトメ側の目印は立ち上げ後に抜いてよい。

メインロープの位置はポールを倒して割り出す: ポールを外側へ90度倒し、根元から3分の2の位置に本決まりのペグを打つ。これでロープの角度がおよそ30度になる。45度まで広げると横に張る力が弱まり、逆に狭めすぎるとポールの左右の振れを調整しづらく風にも弱い。ペグは地面に対して30度ほどで打ち、ロープ側へ倒して打つと引かれて抜けやすい。

立ち上げとサブロープの角度の出し方: ポールにタープを通し、その上からロープを掛ける。ロープとタープの順序が逆だと、下から風が入ったときにタープを持っていかれる。立ち上げる際はメインロープを少し緩めておき、足でロープを押さえながら起こす。サブロープは先端を持ってピンと張ったまま左右に振り、どちらの辺も張った状態になる中間の位置を探すと、45度の方向が分度器なしで割り出せる。左右のペグまでの距離は揃える。

最後にもう一段ハリを出す: たるみが残るときは、立てたポールを足元の目印より少し内側へずらして斜めに傾け、その状態でメインロープを張り直すと一気にハリが出る。左右とも同じ角度・同じ位置で揃えるのが前提。またTCやコットンの重いタープは負荷が大きく、ロープは5mm以上、ペグは30cm以上の頑丈なものでないと切れたり曲がったりすると注意している。

解説動画(海外・英語): Setup Large Flysheet Tarp Alone without Trees (5 Easy Steps)/Ethan Horizon

木の無い場所で、大型タープを一人で立てる: 投稿主のイーサンは、木立を使えない開けた場所で大きなタープを一人で立てる手順を通しで見せている。目的は寝床づくりだけでなく、家族や友人と食事をしたり過ごしたりできる屋根をつくること。使っているのは3×5mのフライシートで、サイズが違っても手順は同じだと断っている。動画の布は長方形で六角形ではないが、両端の中央をポールで持ち上げて張り綱で四方へ引くという立て方そのものはヘキサタープと同じ考え方で、そのまま応用できる。用意するのは、周囲にハトメ(張り綱を結ぶ穴)が付いたタープ、自在金具付きのガイロープ8本(長さは4mが目安)、ペグ8本、そして2.3mまで伸びるタープポール。ポールは2本が最低限で、大型のタープには4本を勧めている。ペグハンマーは必須ではなく、たいていは手のひらでペグを押し込める。

広げて重しを置き、全部のハトメに張り綱を結ぶ: 最初にやるのは、タープを地面に平らに広げること。強風で飛ばされないよう、バッグや荷物を重しとして布の上に置いておく。次に周囲のハトメすべてにガイロープを結んでいく。結び方は何でもよいとしながらも、確実で、結ぶのも解くのも簡単という理由でもやい結びを勧めている。結びはじめる前に確かめておきたいのがロープの向きで、自在金具が付いている側をペグに、付いていない側をハトメに結ぶと念を押している。もやい結びは、ハトメに通したロープの元側に輪をつくり、先端を下から輪へ通し、元側を回り込んでもう一度輪へ戻してから、両端をつまんで引き締める。これを残り7か所のハトメにも同じように繰り返しておく。

角は45度、辺は90度に離してペグを打つ: ペグ打ちには方向のルールがある。四隅は、タープの角から45度の方向へ歩いて離れた位置まで行き、ペグ自体も45度の角度で地面に打ち込む。辺の中央から出ている綱は、タープに対して90度、つまり真横へ離れた位置に打つ。ポールを立てる両端の綱だけは、さらに数歩ぶん遠くまで歩いてから打つと支えが強くなる。そしてこの段階では、どの張り綱も緩めたままにしておく。動画が二度も念を押しているのがここで、張り具合をそろえるのは全部立ち上げたあとの最後の工程になる。

ポールを差して立ち上げ、最後に自在で張る: 綱が緩いまま四方に留まっている状態から、ポールを伸ばして先端を端の中央ハトメに通し、布を持ち上げる。手を離してもポールは倒れず、そのまま立っている。反対側も同じように立てれば屋根の形になる。仕上げは自在金具を傾けてロープを引き、全体の張り具合をそろえる作業で、必要ならペグの位置も打ち直す。形が決まったら、ペグを頭まできちんと地面に打ち込む。出入り口をもっと広く開けたいときは、ポールを足せば開口が増える。この順序どおりなら、木が1本も無い広場でも人手を借りずに形になる。