CB缶

焚き火・火器

CB缶は、身近な店でも買える横型ガス缶。

どんな道具?

家庭用のカセットコンロと同じ規格のガス缶です。スーパーやコンビニでも手に入り、値段も手ごろなのが最大の利点で、燃料切れの不安が小さくなります。横向きに差し込んで固定する形で、ツーバーナーや卓上コンロで広く使われています。手軽な分、油断すると危険も大きい道具です。こんろを2台以上並べて使うと、ボンベが過熱して爆発する危険があると日本ガス石油機器工業会(JGKA)は注意を呼びかけ、東京消防庁も焼きそばを調理中にこんろ2台を並べて爆発し、15人が負傷した例を挙げています。

選び方

標準品のほかに低温でも気化しやすい寒冷地向けの製品があり、冬に使うならこちらが安心です。器具メーカーが指定する缶を使うのが基本で、切り欠きの形が合っていても指定外の組み合わせは避けてください。日本ガス石油機器工業会(JGKA)は、ガス漏れを防ぐゴム部品は年月とともに劣化するとして、ボンベは製造から7年以内に使い切り、こんろ本体は製造から10年を過ぎたら買い替えを検討するよう案内しています。ボンベの製造年月日は缶の底に8桁の数字で印字されているので、買うときに確かめられます。

使い方のコツ

缶の切り欠きをこんろの突起に合わせ、カチッと音がするまで差し込みます。差し込むときにガスの漏れる音がしたら、いったん外してやり直します。日本ガス石油機器工業会(JGKA)は、こんろを囲むように風防を立てると、缶が過熱して爆発するおそれがあると注意を呼びかけ、家具や壁、カーテンからは15cm以上離すよう案内しています。缶は40℃以上になる車内や直射日光の当たる場所、テントの中では使わないでください。使い切ったら、缶を振って「シャカシャカ」という音がしないことを確かめてから処分し、使い終えた缶にガスを再充てんしてはいけません。

手入れ・注意

高温になる場所での保管は厳禁です。夏の車内は簡単に危険な温度まで上がります。使い切ったらガス抜きキャップなどで完全に抜き、自治体の分別に従って捨てます。錆びた缶や大きく凹んだ缶は使わないでください。

出典

  1. 公的機関 日本ガス石油機器工業会(JGKA) カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方
  2. 公的機関 日本ガス石油機器工業会(JGKA) アウトドア用ガス器具の安全な使い方
  3. 公的機関 日本ガス石油機器工業会(JGKA) カセットこんろとカセットボンベは経年劣化します
  4. 公的機関 東京消防庁 カセットこんろの誤使用・誤廃棄による事故に注意!

解説動画: CB缶の互換性と、純正・100均ボンベの湯沸かし比較/安く備えるキャンプ&防災ちゃんねる

概要: CB缶は安く手に入って初心者でも扱いやすい一方、寒さに弱く、標高が高い場所や冷え込む日は火力が落ちたり火がつかなくなる。気温15度を下回るあたりから不安が出るので、寒い時期はOD缶や寒冷地向けの上位モデルに替えた方がよいと説明している。

同一メーカー推奨でも規格は共通: メーカーは器具と同じブランドのボンベを使うよう案内しているが、取り付け口の作りはどのメーカーもほぼ同じで互換性がある。これは阪神淡路大震災をきっかけに、災害時にどのボンベでも火が使えるよう規格が揃えられたため。裏を返せば他社製でも物理的には使えるが、その場合は保証の対象外という位置づけになる。

他社ボンベで起きうる不具合: メーカーへ問い合わせたところ、指定外のボンベを使うとボンベが装着できない、使用中に火力が落ちる、最初から着火しない、ガスが漏れるといったことが稀に起きるとの回答だった。器具は専用のボンベと組み合わせて検査を受けているためで、不具合の報告は月に数件程度、爆発や怪我といった重大な事故の報告はないという。中身のガス自体は各社共通なので、不具合がなければ自己責任で使えるという整理になっている。

湯沸かし比較の結果: 500mlの水を沸かして4種類を比べたところ、純正が2分36秒、他の3種は2分42秒から2分46秒と最大でも10秒差にとどまり、条件のばらつきを考えれば誤差の範囲だった。価格差はおよそ3倍あるので、この10秒をどう見るかで選べばよいという結論で、投稿者自身は普段100均のボンベを使い、寒い場所へ行くときだけOD缶や上位のボンベに切り替えている。