シェラカップ

調理器具

シェラカップは、飲む・食べる・量るの一人三役をこなすカップ。

どんな道具?

取っ手の付いた金属製の小さなカップで、飲み物を注ぐ・湯を沸かす・一人分の炊飯まで一つでこなします。「Stony River」が紹介するステンレス製は12オンス(約355ml)で、取っ手は畳め、上が広く下が狭い形なので重ねて収納できます。同じ動画は、この形は1905年頃からあるという報告があると話し、プラスチックの器と違って熱や炎で傷みにくいとも説明します。Lifestyle C.C Land は、4点セット(計377g)の本体が360mlで、1人分のスープや米が炊けると紹介します。

選び方

材質で迷うなら、熱の伝わりを比べると違いが見えます。Engineering ToolBox の表(熱伝導率・W/mK)では、ステンレス304が20℃で約14、チタンが0℃で約22、アルミが0℃で約236、銅が0℃で約401です。おひろbfアウトドアTVは、チタン製は部分的に加熱されやすく焦げ付きの原因になると話し、素材に関わらずバーナーパッドを使うほうが無難だとしています。同じ動画は、蓋に同じサイズのシェラカップをもう1個使うか、専用の蓋を使うと話します。

使い方のコツ

Stony River は、煮炊きに理想的とは限らないが、湯をすくう・注ぐ使い方は向くと話します。米0.5号と水100mlで炊けます(おひろbfアウトドアTV)。浸水はたっぷり取るのが大事で、気温で時間を変えると話します。沸騰するまで強火にかけ、スプーンで時々かき混ぜて焦げ付きと熱のむらを防ぎます。沸いたら蓋をして弱火にし、10分前後で香ばしい香りとパチパチ音がしたら火を止めます。タオルで包んで15分ほど蒸らします。弱火を細かく調節できるコンロが必要だと、Lifestyle C.C Land は話します。火から下ろすときは布を使うと安全です。

手入れ・注意

Stony River は、ステンレス製の壊れにくさを気に入っていると話し、「釘のように頑丈」とも評しています。地面が濡れて火を起こしにくいときは、カップの中で小さな火を起こし、そこから別の薪に移す使い方も紹介しています。Lifestyle C.C Land は、蒸し器を重ねると不安定になり、隙間から蒸気が逃げるので、同じくらい大きなシェラカップを使うほうがよいと話します。おひろbfアウトドアTVは、シェラカップが1個あれば、いろんなことが成り立つので、荷物を減らせると話します。

出典

  1. 動画・英語 Stony River(チャンネル名) Sierra Cup
  2. 動画 おひろbfアウトドアTV(チャンネル名) 【初心者必見】簡単シェラカップで0.5号炊飯
  3. 動画・英語 Lifestyle C.C Land(チャンネル名) Eating for one person camping: Fancy cooking in Sierra Cup, rice cooking method in XiaoDao!
  4. 資料・英語 Engineering ToolBox Thermal Conductivity of Metals and Alloys: Data Table & Reference Guide

解説動画: シェラカップ7通りの使い方と素材の違い/TADA CAMP

概要: 一つ持っていくだけで用途が広がる道具として、シェラカップの使い方を7つ挙げていく。飲み物を注ぐ器としてだけでなく料理にも幅広く使え、洗い物も持ち物も減らせる点を繰り返し推している。投稿者自身、最初は使わないだろうと思っていたが、使ううちに便利さが分かったと振り返る。

素材で変わる重さと使い勝手: 手持ちの4つを見比べると、真鍮製は金色の見た目が特徴。ステンレス製は丈夫で、焚き火にかけてもまったく問題なくガシガシ使える。ステンレスは熱伝導率がさほど高くないので、取っ手を持てば熱さを感じにくい。チタン製は約37gと非常に軽く、重ねて持ち運んでも重さが気にならない。容量は300ml前後が標準的なサイズ

器から調理器具まで: 一つ目は飲み物の器としての使い方で、湯を沸かしてそのままコーヒーを淹れれば洗い物が一つで済む。二つ目は鍋。標準サイズでも一人分の鍋は簡単に作れ、チーズを入れて溶かせばチーズフォンデュにもなる。三つ目はフライパンで、卵を落として目玉焼きにしたり、ウインナーを焼いたりできる。焼いてそのまま食べれば、洗い物も持っていく荷物も少なくて済む

計量とおたま: 四つ目は計量。多くのシェラカップは内側に目盛りが付いており、インスタントの味噌汁やスープを作るとき、計量カップを別に出さなくても必要な湯量を入れられる。目盛りのない製品もあるので、購入前に確認しておきたい。五つ目はおたまの代用で、大きな鍋にできた汁物をすくうのに使える。おたまはキャンプに持っていかないことが多いので代役になる。

炊飯と、置いておく楽しみ: 六つ目はシェラカップでの炊飯。ハードルが高いと思われがちだが、実際にやってみると美味しく炊けるという。七つ目はサイトの飾りとしての使い方で、素材もデザインも種類が豊富なので、置いたり吊るしたりするだけで見栄えがする。軽くて置き場所にも困らず、重ねて運べるため、一人に一つ持っておくことを勧めている。