はくさい
アブラナ科の葉菜。旬は11〜2月、育てやすさは「ふつう」。


科
アブラナ科
旬
11〜2月
育てやすさ
ふつう
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
種まきは8月中旬〜9月上旬が適期で、適期の幅が1週間ほどと短いのが特徴です。ポットに5〜6粒まくか、直まきで点まきし、間引いて1本立ちにします。
植え付け
育苗の場合は本葉4〜5枚の若苗を植え付けます。株間は40〜45cmを目安にし、結球するスペースを確保します。
収穫
種まきから早生種で約60〜70日、中晩生種で80〜100日が目安です。結球部の頭を手で押して固くしまっていれば収穫適期で、旬は11〜2月です。
日当たり
日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は15〜20℃前後の冷涼な気候が適します。
水やり
発芽までと苗の活着期は乾かさないようこまめに水やりし、結球期以降は土の表面が乾いたら与える程度で十分です。
肥料
植え付け前に元肥を施し、追肥は定植2〜3週間後と、結球開始前の計2回が目安です。
出やすい病害虫
アオムシ・コナガ:防虫ネットで飛来を防ぎ、見つけ次第捕殺する ヨトウムシ:夜間や株元・土中に潜むため点検し早めに駆除する アブラムシ:ウイルス病を媒介するため防虫ネットや粘着トラップで予防する 軟腐病:水はけをよくし、傷口や過湿を避けて発生を抑える
連作
アブラナ科のため、同じ科の作物との連作は根こぶ病などを招きやすく、2〜3年は間隔をあけます。
品種
初心者は栽培期間が短く失敗しにくい早生〜中生の結球種がおすすめで、耐病性のある品種を選ぶと管理が楽になります。
主産地
茨城県と長野県が二大産地で、茨城は冬どり、長野は高冷地を生かした夏秋どりが中心です。
育て方のコツ
成否の分かれ目は種まき適期を守ることで、遅れると結球せず葉が開いたままになります。寒さが強まる前に結球させるため、寒冷地では早生種を選ぶと安心です。
資料
農水省・e-Stat作物統計調査(作況調査 野菜)/都道府県の栽培暦・種苗会社の栽培マニュアル
解説動画
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【初心者向け】白菜の育て方 種まきから育苗時の栽培方法 育てやすい品種も紹介
概要
8月から始める白菜の種まきと育苗に絞った初心者向け解説。スーパーで見かけるラグビーボール状の白菜は「結球」した状態で、条件を満たさないと葉が開いたまま大きくなり、葉も硬くなって美味しくない。
10年の栽培経験をもとに、結球に必要な条件を種まき・育苗の実演を交えて紹介している。
種まき時期と温度
白菜を結球させるには、種まきから30日以降に平均気温15〜17℃になるのが最適とされる。適温は地域で変わるので、種袋に書かれた種まき時期を守ることが大切。
時期が遅れると結球率が下がるが、早すぎると夏の暑さで株が傷んだり結球に必要な温度条件から外れるため、バランスが重要。気象庁のサイトで地域の過去の平均気温を調べて参考にするとよい。
発芽適温は20〜25℃で、4〜35℃の範囲なら発芽する。
容器と土・種まきの手順
少数なら直径9cmほどのポット、多く作るならセルトレイを使う(セルトレイは育苗がやや難しい)。土は「種まき培土」を用意する。
プランターの土だと発芽率が落ちる。ポットに土を9割入れ、地面に軽く叩きつけて8割程度に落ち着かせ、底から水が出るまで灌水する。
白菜の種は非常に小さいので、平らな側を水で濡らした爪楊枝の先に種をくっつけて土へ挿すと扱いやすい。植える深さは約1cm。
1ポットに3〜4粒を、4粒なら四角形、3粒なら三角形になるように配置する。種を挿した後は覆土せず、水やりで自然に土がかぶる。
置き場所と育苗管理
おすすめ品種
紹介された4品種。サカタのタネの「第二錦秀」は暑さに強い極早生のミニ白菜で、小さく収穫でき保存や販売に向く。
タカイのタネの「オレンジクイーン」は断面が鮮やかなオレンジ色で秋まき・春まきどちらも可能。タキイ種苗の「黄芯」シリーズは数字(65・75・85・92)が栽培期間を示し、投稿者は中手で3kg程度になり冬に畑保存できる85を推す。
トーホクの「強調50日」は7月後半から種まきでき、収穫まで50日と早いのが特徴で、今回試験的に栽培している。
白菜の上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)ハクサイ栽培方法のコツとポイントが分かる!
概要と栽培の基本
種まきから収穫までを網羅した白菜栽培の総合解説。白菜は英名チャイニーズキャベツと呼ばれる中国原産の野菜で、鍋・煮物・炒め物・漬物と冬場に重宝する。
耐寒性はあるが暑さには弱く、20℃前後の涼しい環境を好む。適温を外れると結球しないため、種まき時期の決定と品種選びが成功の鍵。
栽培時期は春と秋で、種まきから収穫まで約3ヶ月。種まき時期は春まき2〜3月、夏秋まき8〜9月。
春まきは害虫・病害が多く結球が難しいので初心者は夏秋まきがおすすめ。連作を嫌うので同じ場所では2〜3年あける。結球タイプが日本では主流だが、非結球や半結球タイプもある。
プランターと土作り
種まきと間引き
直まきとポットまきができる。直まきは主根が伸びて適応性が高まるが、高温・乾燥で発芽をそろえにくく害虫対策の手間がかかる。
ポットまきは発芽がそろい幼苗期の害虫被害を減らせて畑も有効に使える。発芽適温20〜25℃で2〜3日で発芽が始まる。
発芽には光が必要なので覆土は5〜10mm以下にして手で軽く押さえ、種と用土を密着させる。ポットまきは7分目まで培養土を入れ1箇所2〜3粒。
直まきは深さ5〜10mmの穴を4〜5箇所開け1粒ずつ。ポットまきは本葉が出そろったら元気な1本を残して間引き、本葉3〜4枚まで育苗。
直まきは本葉が触れ合うタイミングで数回に分けて間引き、本葉5〜6枚で1本立てにする。残す苗は茎が太く葉間が詰まり、葉色がやや淡いものがよい。葉色が極端に濃い苗は窒素過多で害虫が集まりやすい。
苗の植え付けと土寄せ
植え付けは春3〜4月上旬、夏8月下旬〜9月。植え付けが遅れると玉の肥大期が低温になり結球しないまま終わることがあるので時期を守る。
苗は本葉3〜4枚の小さいものを選ぶ(枚数が多いと寝つきが悪い)。株間は早生種40〜45cm、中生種45〜50cmが目安。
根鉢を吸水させてから、根鉢を崩さないよう丁寧に取り出し、成長点が埋まらないよう浅めに植えて株元を軽く押さえる。白菜は新芽が出にくく根を傷めると回復しにくいので注意。
植え付け後は根付くまでたっぷり水を与えるが、根鉢を吸水させた場合は1〜2日水やり不要で、控えると根が深く伸びる。苗が小さい時期は強風・豪雨で倒れるので、株がしっかりするまでは土寄せをしっかり行い、結球期までに何回か行う。
水やりと追肥
白菜は乾燥を嫌うが多湿でも病害が出やすい。発芽までと植え付け〜根付きまでは表土が乾いたら灌水し、以降は表土がしっかり乾いてから与える。
夏〜初秋は気温が上がる前の午前中、冬は気温が上がった日中、夏の夕方は気温が下がってから与え、秋以降の夕方以降の水やりは病害・凍害を招くので控える。露地は1株2〜2.5Lが目安で結球後は少し増やす。
追肥は元肥中心が基本だが、地力が弱い畑や生育が悪い場合は結球直前に速効性で窒素比率のやや高い肥料を与えると結球しやすい。プランターは1株あたり化成肥料約5g、露地は畝間に1㎡あたり20〜30g。
窒素過多はゴマ症や軟腐病につながるので株の状態を見て適量にする。肥料不足だと結球せず、葉が黄色くなる。
防寒・収穫・病害虫
白菜は低温に強く、霜が降りる頃から甘みが増すが、極寒期は結球部が凍害を受けるので、外葉1枚を切り取って上にかぶせ残りの外葉で包み紐で縛る。これで2月頃まで畑で保存できる。
収穫は大型種で種まき後75〜100日(植え付けから60〜80日)、ミニ種は種まき後45〜60日。頭を軽く押して硬く締まっていれば食べ頃。
結球部を斜めに倒し株元近くをナイフで切り、外葉ごと切り取ると楽。切った外葉は畑にすき込むと堆肥になる。
収穫後は新聞紙に包み冷暗所へ。結球しなかった株はそのまま育てると春に薹立ちして菜の花として利用できる。
害虫はアオムシ・コナガ・ヨトウムシ・メイガ・ハムシ類などで、成長点を食害されると結球しなくなるため防虫ネットのトンネルで守る。病害は菌核病・軟腐病・べと病・根こぶ病などで、水はけと風通しをよくし高温多湿を避けることが予防になる。
白菜栽培・失敗しない育て方【土作り〜畝作り〜種まき】22/9/9
概要と苗選びの鉄則
白菜苗の畑への植え付けを実演した回。成功の最大の秘訣は「大きすぎる苗を植えないこと」。
種まきから1ヶ月近く経った大苗は植え付け時に根を傷めやすく、傷むと結球せず横に広がるだけになる。遅くとも3週間以内に植え付けるのがよい。
ホームセンターで大きなポットに葉が手のひらほど広がった苗も避けるべきで、農家の間でも大きく育った白菜苗は絶対に植えるなと言われる。下葉が黄色くなる前の若い苗ほど病気が少なく活着が早い。
土作り・石灰と元肥
白菜は成長途中でカルシウムを多く必要とし、不足すると各種の病気が出る。使いやすいのは苦土石灰で、苦土(マグネシウム)約10%、石灰(カルシウム)約50%前後のものが根に害を与えず扱いやすい。
既に野菜を作っている畑では縦1m×横1mあたり1つかみ(約100g)を目安にまく。初めての畑は酸性に傾いていることが多く、アルカリ分70%と高めの消石灰を1㎡あたり1つかみまいてから苦土石灰を足すとpHを中和しやすい。
元肥は窒素8・リン酸8・カリ8の万能タイプの化成肥料を1㎡あたり1つかみ(約100g)。石灰と化成肥料は同時に施しても害はない。施したらスコップやクワで耕し、耕した柔らかい場所に足を踏み入れないよう前進しながら耕すと根が広く張れる。
畝作り
農具を使わず足で畝を作る方法。畝幅は1条植えで60cm。
足をハの字に開くと約60cmになり、その幅を保ったまま進行方向を向いてゆっくり進むと体重で土が1段下がり溝ができる。畝を高くするより溝を作って排水するのが目的で、周囲より10〜15cm低い溝が大雨時に水を逃がす。
足で下がらない場合は印だけつけて三角ホーやクワで溝を切る。複数の畝を60cm幅で作る場合、隣の畝の中心との間隔も60cmになる。
植え付けの手順
株間は品種で変え、ミニ白菜は30〜40cm、80・85・90日白菜は50〜60cmと広めにとる。狭いと大きくなれず、風通しが悪くなって病気やアブラムシが発生しやすい(アブラムシは風通しの悪い密植を好む)。
今回は小型の「大任秀」を35cm間隔で植える。連結ポット苗は柔らかいヒョロッとした胚軸を傷めると病原菌が入るので、株元をつまんで引き抜くのは厳禁。
ポットの底を指で押し上げ、株元を親指と人差し指でそっと持って引き抜く。根が白く回った状態が適期。
植え穴に真上を向けて落とし、子葉(ハート型の葉)と胚軸の境目ぎりぎりまで埋め、成長点(芯)は埋めない。埋め戻したら株元を両手でしっかり押さえ、台風・大雨で胚軸がむき出しにならないよう土寄せする。複数条を狭く植える場合は千鳥状(ジグザグ)に配置する。
不織布のベタ掛けによる害虫対策
シンクイムシやハイマダラノメイガ、モンシロチョウの卵・幼虫はあっという間に苗を食害する。アーチパイプに防虫ネットをトンネル掛けする方法のほか、この回では150cm幅の不織布をベタ掛けで直接かける方法を紹介。
畝に偏らないよう均等に広げ、四隅と端(出だし・終わり)を重点的に土で押さえ、両サイドの裾も1歩幅・1m以内の間隔で土を乗せて隙間をなくす。乾くと軽くなり飛ばされるので土はしっかり乗せる。
白菜は生命力が強く、不織布程度なら押し上げて立ち上がるので秋冬でもかけっぱなしで問題ない。害虫対策に加え、急な寒さの際に地温低下を防ぎ結球を助ける効果もある。実際に同じ不織布ベタ掛けで無農薬栽培しただいこんが綺麗に育っている例も示された。
白菜の育て方|家庭菜園|初心者でもできるハクサイの育て方徹底解説
土作り
畝立てとマルチング
植え付け
マルチにナイフで30cm幅の穴を開ける。植える前に穴の中へ水を注ぐと根が張りやすくなる(硬い土だと根が入りにくいため)。
たっぷりでなく土が湿る程度でよい。苗を出すときは株元を持たず、下を揉みほぐすと根を傷めず綺麗に取れる。植えたら横の土を寄せて定着させ、苗の上からもたっぷり水を与える。
寒冷紗による防虫・防風・防寒
白菜は虫がつきやすいので、防虫・防風・防寒を兼ねて円形用の寒冷紗を掛ける。曲がる支柱をマルチの幅より5cmほど外に取り付け、白菜が大きくなるのを見込んで高さを作る(1mの場所なら支柱3本ほど、3点が同じ高さになるように)。
寒冷紗の端をサイドで結び、支柱の上から布をかぶせて端から端まで覆い、マルチと同様に端を足で踏んで土をかぶせ、横から虫が入らないよう寄せる。最後に支柱にクリップで留めると安全。
追肥と収穫
白菜が大きくなるにつれ追肥する。1握りを株元から少し離れた場所にまき、土をかぶせて水やりする。
肥料を与えた方が大きく丸く球状になり成長するので、成長に合わせて施す。頭を手で押さえて硬く引き締まっていれば収穫時期で、頭を斜めに押し倒して点線の部分に包丁を入れて収穫する。
白菜の育て方・失敗しない苗の作り方 21/9/5
概要
8月下旬〜9月上旬の白菜の種まき後、苗を育てる2〜3週間の管理に焦点を当てた回。この期間に害虫や病気にやられる人が多い。
白菜には極早生・中間・晩成(1〜2月どり)などがあり収穫の早さは異なるが、育苗管理はどれも同じ。9月の彼岸頃は春のゴールデンウィークと似た気候になり、害虫も病気も活発になる。
シンクイムシと防虫ネット
病気とベンチ育苗による通気性確保
白菜は柔らかいほど病気にかかりやすく、一箇所の感染が蔓延して全滅することもある。予防の基本は通気性をよくすること。
種まきの段階からポットの下に空間を作る「ベンチ育苗」で風通しをよくすると、病気の菌が増えにくい。地べたに置きっぱなしだとポット下が湿り続け、水やりで足裏の雑菌やカビの胞子が運び込まれ、生きたカビが付着して感染する。
特にべと病はやっかいで、種まき後1〜3週間は無症状のまま感染していることがあり、畑に植えて根が張り肥料を吸って大きくなった頃に初めて症状が出る。畑に植えたから出たのではなく育苗段階で既に感染していたケースで、感染後は治せないため、下を通気性よくして予防することが重要。
水やりの加減と発芽のばらつき
もう一つの病気予防は水の与えすぎを避けること。朝8時頃たっぷり与えるのが基本だが、曇りや雨が続いた翌日はポットがまだ水を含んでいるので、習慣で毎朝与えると過湿になる。
過湿でポット下が丸1日湿り続けると根が高温で傷んで根腐れし、傷ついた根先からべと病などが感染して株全体に広がる。水やり前に両手でポットを持ち、種まき直後のように重ければ与えない。
9月は極端な暑さも和らぐので、曇天・雨天の日は特に重さを確認する。発芽は品種でばらつき、色付き(紫)品種は発芽がそろいにくい。
8割発芽すれば十分で、欲しい株数ぴったりでなく多めにまいておく。白菜は後から遅れてまき直しがきかない品種が多いためでもある。
白菜の育て方| ハクサイ栽培|害虫対策|寒冷紗【カインズ野菜図鑑】
種まきと肥料
植え付けとマルチ・寒冷紗
本葉4〜5枚になったら目的の場所に植え付け、周りの土をやや高くして苗がぐらつかないよう固める。円形用の寒冷紗を掛けると暑さと害虫を防げる。
夏は害虫が多い季節なので、アブラムシや各種病気を避けるため黒と銀の縞模様のビニールフィルム(シルバーマルチ)を土に被せるとよい。黒1色・銀1色でも効果はあるが、透明フィルムは地温が上がりすぎるため夏場は避ける。
収穫のポイント
白菜の頭を手で押さえて硬く引き締まっていれば収穫時期。頭を斜めに押し倒し、点線の部分に包丁を入れて収穫する。
栽培のポイントは株の周りの土をやや高くして水はけをよくして育てること。
[How to grow Chinese cabbage] 種まきから植え付け・収穫まで
概要と栽培スケジュール
毎年100トン以上を出荷し、キムチ用白菜も作るプロ農家による完全ガイド。白菜は種まきから収穫まで日数が全部決まっており、肥料や植え付けのタイミングも決まっているため、日にち通りに育っているかを常に確認することが最重要。
苗の植え付け適期は9月10〜25日で、時期を守らないと結球しない。順調に育てば12月〜2月中旬まで収穫できる。
品種は昔から有名で作りやすく大玉になる「黄芯85」で解説(85は種まきから85日で収穫の意味。65もあるが20日早い分こだまになる)。
種まき(セルトレイ)
本来の種まき適期は8月〜9月上旬。遅い場合は市販苗の購入がすすめられる。
種まきはセルトレイを使い、水管理がしやすい・土の節約・プロの栽培を真似できるという3つのメリットがある。手順は、種まき培土に先に水を含ませてドロドロにし泥を流し込むようにトレイへ入れ、小指の爪の深さまで穴を開けて1粒ずつまき、残りの泥で覆土する。
発芽まで4〜5日は乾燥させず直射日光の当たらない涼しい場所に置く。家庭菜園で失敗も見込むなら、10個の苗が欲しければ20粒まく。生えそろったら遮光率45%のシート(乾燥防止・日よけ)を外す。
元肥・畝立てと植え付け前の害虫対策
元肥は「観覧肥」(ゼオライトが白菜の成長を助ける)を10株あたり400g(計量カップ400cc)使う。畝は高さ25cm、株間35〜40cm(植え遅れの場合40cmで挽回、こだまにしたいなら30cm)。
苗は本葉3〜5枚で植え付け適期。植え付け前にシンクイムシ対策として、プレバソンフロアブル5を100倍(水2Lに20cc)に薄め、植える前の苗に灌水代わりにかける(2Lでセルトレイ4枚分)。
アブラムシ対策にはアドマイヤー1粒剤を植え付け前に苗の土の上や畑表面に1粒あたり効くようまく(表面1㎡あたりの目安で、10株あたり10gほど)。農薬を扱う際は手袋やマスクを着用する。
植え方と排水対策
セルトレイは底をペコペコ押して土ごと押し出すと根を切らずに抜ける。植え付けは成長点が土に埋まらないよう浅めにし(深植えで成長点が埋まると大きくならない)、ねじり鎌で穴を開けて苗を置き、覆土せずそのまま。
植えた後、中心の芯がピンと立つまで水やりする。植え付け後の害虫にはトレボンを1000〜2000倍(水5Lに10cc)で、確実に防ぐなら1000倍、展着剤スカッシュを5cc加えると効果の持続が2〜3日から6〜7日に伸びる。
葉の両面に隅々までかける。白菜は植えてから水没すると腐って消えるので、大雨時はスコップで畝間や畝の真ん中に溝を掘り、水を停滞させず常に流す。根が窒息すると結球できなくなる。
追肥の日程管理
85日でできる=苗で15日、残り70日で完成。植えてから20日で1回目、40日で2回目、残り30日で一気に玉になる流れ。
追肥はNK化成を使い10株あたり30g。1回目は株間に筋まきするだけ、追肥後はねじり鎌で中耕して溝(筋)を入れると根に酸素が入り肥効が予定通り出る(中耕しないと肥効は半分以下)。
2回目は葉が大きく隙間がないので真ん中の筋に与え、耕運機かクワで土に混ぜる。毎日葉が大きくなっていなければ、水没・乾燥しすぎ・肥料不足のいずれかを疑う。乾燥なら灌水、肥料不足なら追肥をもう一度早めに与え、水と一緒にNK化成を溶かして早く効かせる。
病気・台風対策と収穫
白菜は見た目の割に病気にかかりやすい。主な病気は軟腐病と下部腐れ病でどちらも腐る。
葉が黄色くなる初期〜中期のうちにバリダシン液剤(水10Lに20cc、500倍希釈)を株全体・葉一枚一枚にベタベタになるよう散布すると進行が止まる。台風の一番の被害は水没と病気なので、前述の水没対策と病気対策をしておけばほとんど生き残る。
収穫はぴったり85日頃に頭をグイグイ押し、しっかり締まっていれば収穫。まだふわふわなら待ち、乾燥していればたっぷり水を与えると玉が詰まって重くなる。収穫適期から約30日は畑でそのまま保存でき、冬の寒さに当てると甘みが増す。
【ハクサイ苗づくり】ここがポイント!
概要
白菜の種まき後、双葉が出てからガッチリした良い苗を作るポイントに絞った回。暑さのせいで双葉が出た瞬間から徒長し足元(胚軸)が伸びてしまうという相談を受け、徒長させずに締まった苗を作るコツを初心者向けに解説する。
指の厚さより低い、胚軸の短い双葉の状態が理想。
遮光と日光のタイミング
徒長を防ぐ鍵は太陽に当てるタイミング。種をまいてから本葉が出始めるまでは2〜2.5日ほど(気温・条件による)。
それまでは寒冷紗を掛けた80〜90%遮光の場所で管理し、芽切りが始まる2.5〜3日後には寒冷紗のない直射日光の当たる場所へ出す。ただしカンカン照りの晴天なら薄い寒冷紗を1日だけ掛け、その後は遮光なしにする。
プラグトレーはコンクリートや板・ビニールの上に直置きせず、トレーなどを敷いて浮かせ、下にも風が通るようにすると徒長も病気も防げる。
水やりの加減と用土
軸が長く伸びる原因は日光不足か水のやりすぎ。双葉が出てからは土が乾くまでじっと我慢し、乾いたらたっぷり与える。
1日2〜3回見に行っても、朝晩必ずかけるようなことはしない。特に夕方から夜のたっぷりの水やりは軸をますます伸ばすので禁物。
それでも軸が伸びたり徒長する場合は、用土を替えるか砂・完熟腐葉土・赤玉土を1割ずつ(3割ほど)混ぜて水はけをよくすると、水をかけても水が切れて締まった苗ができる。種まきから1週間で双葉から本葉が出る頃にはガッチリした苗になり、根がプラグ下から白く出てくる。
定植と植え付け後の水管理
双葉が出て本葉が出て約10日、本葉4〜6枚が一番生育旺盛で定植に向く。植える時はプラグの土が乾いていてはダメで、必ずたっぷり水をかけてベタベタにしてから畑に植える。
ピンセットでそっと取り、多少根が切れても構わないのでポットへ移す。定植時はアオムシ・コナガ対策にプレバソンをジョウロで薄めて灌水し農薬を吸わせる。
植え付け後は毎日水をやらず、晴れのち曇りなら3日ほど、表面が真っ白に乾くまで水をかけない。ここで水を与えすぎると白菜が根を張らなくても水がもらえると感じてしまう。
水を我慢して見守るだけにすると、白菜が生きるために新しい細かい丈夫な根を一生懸命張ってくれる。定植後も寒冷紗のない直射日光の当たる場所(西日は避ける)に置き、2〜3日後に雨が降るタイミングなら勢いよく大きくなる。
[Napa Cabbage Cultivation] Don't Let Pests Ruin Your Harvest! Planting Tips #ShareHatake #FarmLife
植える前に苗を確認
動画は、植える前に苗の葉の裏と上から見た中心部(成長点)を確かめるよう説明しています。害虫がいた苗は使わないか、ピンセットなどで取り除いてから植えます。購入時は、徒長していないこと、茎や葉が太くてしっかりしていることを見て、大きさより太さと頑丈さを重視するそうです。植える直前は根が白く元気かも見て、茶色く枯れた苗は避けます。
有機肥料は3週間前に
有機肥料を使うなら、植え付けの3週間ほど前に入れておくよう動画は説明しています。有機肥料そのものに害虫が集まる可能性があるので、しっかり分解されて畑に分散した状態で植えるとのことです。まだ入れていない場合は、肥料なしで植えても構わず、直前に入れて被害を受けるより無難に育てられるそうです。その場合も3週間後の追肥と、毎月1回の追肥は忘れないよう話しています。
植え穴の土を掘って確認
過去に同じ畑でコガネムシの幼虫に根を食われた経験がある人は、穴を開けてもすぐ植えないよう動画は呼びかけています。植え穴の周辺の土をやや広めに掘り出し、マルチの上に広げて幼虫がいないか確認します。幼虫は白くて頭が赤く、気温が高いうちは活発に移動するそうです。ふるいで土を振ると、より確実に見つけられるとのこと。いなければ土を穴に戻します。
水やりと防虫ネット
植え付けたあとは植え穴の周辺に水をやります。この水はポットの土と畑の土をくっつける接着剤のような役割で、根が周りの土へ伸びるのを助けるそうです。9月・10月は1年で最も害虫が多い時期で、植え付け直後から飛んできて卵を産むかもしれないため、なるべく早く防虫ネットを設置し、穴がないか、裾に土を寄せて虫が入りにくいかを確かめるよう話しています。
【白菜】葉が5枚くらいの時にコレをすると、大きい白菜が獲れます。今が絶好のタイミングです。
間引きで元気な1株を残す
動画は、1か所に2〜3個、多い場合は4粒ほどまいた種が発芽し、本葉が5枚ほどになると株同士が隣り合うと説明しています。そのままだと葉がぶつかり、根も土の中で競合して養分の取り合いになり、1株ずつが十分に栄養や水分を吸えず大きく育ちにくいといいます。元気な株を1本だけ残す作業が間引きで、いちばん大きく育っている苗を残して他を抜きます。勢いよく抜くと残す苗も一緒に抜けることがあるので、土を押さえながら抜くよう話しています。
害虫は葉の裏までチェック
動画は、本葉が5枚ほどの白菜は害虫に狙われやすく、アブラナ科の野菜なので特にアオムシなどが寄ってくると話しています。葉の裏側を見て虫がいないか確認し、見つけたらすぐ駆除すれば被害は明らかに減らせるといいます。いちばんよいのはネットを張って虫を物理的に防ぐことで、ネギやマリーゴールドのようなコンパニオンプランツを加える方法も挙げています。葉に穴が開き始めていれば近くに害虫がいる証拠で、確認はこまめに、できれば毎朝ぐらいとしています。
追肥はまだ急がない
話者は、追肥をしたがる人がいるものの、葉が5枚ほどになった段階で大量に与える必要はまだないと考えています。苗が小さいうちに肥料をたくさん与えると害虫が寄ってくるといい、害虫は窒素成分に寄ってきやすい性質があるためと説明します。そうなると、肥料を与えたのか害虫を引き寄せたのか分からなくなるそうです。1回目はもう少し大きく育ってから、2回目は外葉が大きくなって結球にエネルギーが要る頃で、1か月ほど先と話しています。
株元に軽く土寄せする
動画は、白菜では意外かもしれないがと前置きして、株の近くの土を寄せて被せる土寄せを勧めています。してない人が意外と多いものの、すると株が大きくなることがあるといいます。株が大きくなる前に根元が露出している場合に軽く寄せますが、葉に土を大量に被せると成長点がうまく働かなくなることがあるので、株が安定するくらいにとどめます。これから頭が重くなって土台がぐらつくと養分が行き渡りにくくなる可能性があるため、ぐらつく前に寄せて土台を作るよう話しています。
水やりは続ける
5つ目は水やりの継続です。発芽してすぐは水やりをするよう話していたが、5枚目ほどになってもまだ根は弱々しいと、間引きをした人なら分かると思うと述べています。根が弱いうちは自分から水分を取りに行く力が弱いので、この時期は水やりを必ず続けるよう勧めています。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る