作物図鑑 | オトモアグリ

アブラナ科の葉菜。旬は11〜2月、育てやすさは「ふつう」。

はくさい
写真: Forest & Kim Starr / CC BY 3.0(Wikimedia Commons)

科

アブラナ科

旬

11〜2月

育てやすさ

ふつう

向く栽培環境

露地

区分

指定野菜

種まき

種まきは8月中旬〜9月上旬が適期で、適期の幅が1週間ほどと短いのが特徴です。ポットに5〜6粒まくか、直まきで点まきし、間引いて1本立ちにします。

植え付け

育苗の場合は本葉4〜5枚の若苗を植え付けます。株間は40〜45cmを目安にし、結球するスペースを確保します。

収穫

種まきから早生種で約60〜70日、中晩生種で80〜100日が目安です。結球部の頭を手で押して固くしまっていれば収穫適期で、旬は11〜2月です。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は15〜20℃前後の冷涼な気候が適します。

水やり

発芽までと苗の活着期は乾かさないようこまめに水やりし、結球期以降は土の表面が乾いたら与える程度で十分です。

肥料

植え付け前に元肥を施し、追肥は定植2〜3週間後と、結球開始前の計2回が目安です。

出やすい病害虫

アオムシ・コナガ:防虫ネットで飛来を防ぎ、見つけ次第捕殺する ヨトウムシ:夜間や株元・土中に潜むため点検し早めに駆除する アブラムシ:ウイルス病を媒介するため防虫ネットや粘着トラップで予防する 軟腐病:水はけをよくし、傷口や過湿を避けて発生を抑える

連作

アブラナ科のため、同じ科の作物との連作は根こぶ病などを招きやすく、2〜3年は間隔をあけます。

品種

初心者は栽培期間が短く失敗しにくい早生〜中生の結球種がおすすめで、耐病性のある品種を選ぶと管理が楽になります。

主産地

茨城県と長野県が二大産地で、茨城は冬どり、長野は高冷地を生かした夏秋どりが中心です。

育て方のコツ

成否の分かれ目は種まき適期を守ることで、遅れると結球せず葉が開いたままになります。寒さが強まる前に結球させるため、寒冷地では早生種を選ぶと安心です。

資料

農水省・e-Stat作物統計調査(作況調査 野菜)/都道府県の栽培暦・種苗会社の栽培マニュアル

解説動画

視聴済み

0/10

【初心者向け】白菜の育て方 種まきから育苗時の栽培方法 育てやすい品種も紹介

概要

8月から始める白菜の種まきと育苗に絞った初心者向け解説。スーパーで見かけるラグビーボール状の白菜は「結球」した状態で、条件を満たさないと葉が開いたまま大きくなり、葉も硬くなって美味しくない。

10年の栽培経験をもとに、結球に必要な条件を種まき・育苗の実演を交えて紹介している。

種まき時期と温度

白菜を結球させるには、種まきから30日以降に平均気温15〜17℃になるのが最適とされる。適温は地域で変わるので、種袋に書かれた種まき時期を守ることが大切。

時期が遅れると結球率が下がるが、早すぎると夏の暑さで株が傷んだり結球に必要な温度条件から外れるため、バランスが重要。気象庁のサイトで地域の過去の平均気温を調べて参考にするとよい。

発芽適温は20〜25℃で、4〜35℃の範囲なら発芽する。

容器と土・種まきの手順

少数なら直径9cmほどのポット、多く作るならセルトレイを使う(セルトレイは育苗がやや難しい)。土は「種まき培土」を用意する。

プランターの土だと発芽率が落ちる。ポットに土を9割入れ、地面に軽く叩きつけて8割程度に落ち着かせ、底から水が出るまで灌水する。

白菜の種は非常に小さいので、平らな側を水で濡らした爪楊枝の先に種をくっつけて土へ挿すと扱いやすい。植える深さは約1cm。

1ポットに3〜4粒を、4粒なら四角形、3粒なら三角形になるように配置する。種を挿した後は覆土せず、水やりで自然に土がかぶる。

置き場所と育苗管理

夏は風通しのよい日陰(建物の北側など)が適する。資材で底上げして隙間を作ると風通しがよくなる。

日陰が確保できない場合は濡れた新聞紙をかぶせる方法もあるが、発芽したらすぐ外す。育苗中は害虫被害を受けやすいため、防虫ネットを使うと農薬を減らせる。

水やりは朝、遅くとも午前9時頃までに済ませる。種まきから10〜14日で徐々に日向へ慣らし、夜は風に当てて苗を丈夫にする。

生育を見ながら間引き、最終的に1ポット1本にする。育苗後半や定植直前にプレバソンフロアブル5などの農薬を使うとアオムシ被害を減らせるが、無農薬でも育てられる。

おすすめ品種

紹介された4品種。サカタのタネの「第二錦秀」は暑さに強い極早生のミニ白菜で、小さく収穫でき保存や販売に向く。

タカイのタネの「オレンジクイーン」は断面が鮮やかなオレンジ色で秋まき・春まきどちらも可能。タキイ種苗の「黄芯」シリーズは数字(65・75・85・92)が栽培期間を示し、投稿者は中手で3kg程度になり冬に畑保存できる85を推す。

トーホクの「強調50日」は7月後半から種まきでき、収穫まで50日と早いのが特徴で、今回試験的に栽培している。

出典: もふみ農園@野菜の栽培 初心者向けチャンネル(YouTube)で動画を見る ▶