肥料・資材図鑑 | オトモアグリ

写真: Schlaghecken Josef / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

役割

害虫の飛来・産卵を物理的に防ぐ網。無農薬防除の要。

使い方

支柱やトンネルで作物を覆い、隙間なく裾を土で押さえる。

支柱写真: Paul The Writer / CC0

コツと注意

目の細かさで防げる虫が変わる。施設の開口部に目合い0.8mmの赤色ネットを張ると、アブラムシとアザミウマの侵入を9割以上抑えた(岩手県)。コナジラミには0.4mmが要り、それでも完全には防げない(宮城県)。目が細かいほど中が暑くなるので夏は換気を足す。

アブラムシ
アブラムシ写真: Daniel Schwen / CC BY-SA 3.0
アザミウマ
アザミウマ写真: Alton N. Sparks, Jr., University of Georgia, Bugwood.org / CC BY 3.0
コナジラミ
コナジラミ写真: Natalka Ukraine (baby-bear.org) / CC BY 4.0

防虫ネット

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防虫ネットの張り方を超基本から!必要な道具や他資材との使い分けも│モリミサと学ぶ有機栽培

概要(役割と使いどき)

防虫ネットは、種まきや植え付けの直後、まだ小さい苗を虫から守るための資材。畝の上にドーム状にかぶせ、物理的に虫の侵入を防ぐ。

農薬を使わない有機栽培では有効な防除手段で、特に虫の活動が活発になる春と秋におすすめ。

虫のつきやすさは野菜によって差があり、アブラナ科のはくさい・キャベツ・だいこんはアオムシ(チョウやガの幼虫)の大好物で食害されやすい。レタス・ねぎ・しゅんぎくは比較的つきにくい。豆類は種を鳥に食べられやすいので、防虫ネットや不織布で守る。

道具と張り方(畝4mの例)

用意するのはネット横幅1.35m×長さ6m。サイズの目安は、横幅=畝幅の約2倍、長さ=畝の長さ+2m(畝4mなら6m)。支柱(ダンポール)は1.5mを約50cm間隔で7本、端は斜めに挿す。

手順は、まず支柱を挿す。次にネットをかぶせ、端は少しねじってU字ピンで留める。ネット中央の線を目安に洗濯バサミ(またはパッカー)で留める。この例では洗濯バサミ12個、両端のU字ピン各1本を使用。

裾はなるべく下の方で留めて隙間を作らない。人によっては上からさらに土をかけて虫の侵入を防ぐ。数量はあくまで目安なので畑に合わせて調整する。

張るときの注意点3つ

1) 張る前に苗に卵や虫がついていないか確認する(ついたまま張ると中で活発に動いて食害される)。

2) 裾に隙間ができないようしっかり留める(隙間から虫が入る)。

3) 風で飛ばないようしっかり固定する。

他資材との使い分け

防虫ネットはあくまで虫よけ用。同じトンネル資材でも、不織布は保温・保湿向きで耐久性が低くべたがけで使うことが多く、寒冷紗は風よけや寒さよけ向きで編み目の細かさに種類があり、ビニールは最も保温効果が高い。

目的が「虫を防ぐ」なら防虫ネットを選ぶ。

出典: マイファームTV -野菜づくりって楽しい!(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 公的機関 岩手県農業研究センター(2017) 施設栽培トマトの主要害虫に対する赤色防虫ネットの侵入抑制効果(平成29年度 試験研究成果書)
  2. 公的機関 宮城県農業・園芸総合研究所(2025) 施設内へのタバココナジラミ、オンシツコナジラミの侵入を同時に抑制する防虫ネットの目合い
  3. 公的機関 農研機構 園芸用施設への微小害虫の侵入を抑制する新防虫ネット

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