病害虫図鑑 | オトモアグリ

コナガ
写真: Merle Shepard, Gerald R.Carner, and P.A.C Ooi, Insects and their Natural Enemies Associated with Vegetables and Soybean in Southeast Asia, Bugwood.org / CC BY 3.0 us(Wikimedia Commons)

症状

小さな幼虫がアブラナ科の葉を薄く食べ、葉が透けて窓のようになる。薬剤が効きにくい。

対策

防虫ネットで物理的に防ぐのが基本。捕殺と被害葉の除去を続ける。

防虫ネット写真: Schlaghecken Josef / CC BY-SA 4.0

農薬に頼らないコツ

薬剤抵抗性が付きやすいので、ネット中心の予防に徹する。BT剤も併用可。

かかりやすい作物

かぶ・こまつな・だいこん・はくさい・みずな・カリフラワー・キャベツ・チンゲンサイ・ブロッコリー

解説動画

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家庭菜園や農園栽培で注意したい3月のコナガ対策!春のアブラナ科野菜が狙われる!?被害を減らす為の害虫対策を徹底解説!【農園ライフ】

コナガとはどんな害虫か

アブラナ科野菜を食害する蛾の仲間。幼虫はアオムシ(モンシロチョウの幼虫)にそっくりで見間違えやすいが、それより小さい緑色の虫。成虫もモンシロチョウよりずっと小さい小型の蛾。寒さに強く春の早い時期から活動を始め、春に発生が多くなる。

成虫は葉裏に卵を1枚1個ずつ産むため一度に大量発生はしにくいが、卵も幼虫も葉裏にいて見つけづらい。農薬への抵抗性が強く薬剤が効きにくいのが厄介な点。さらに成虫→幼虫→さなぎ→成虫のサイクルが短く、世代交代が非常に速いのがアオムシと違うところ。

春の発生分は夏にアブラナ科野菜が減っていったん少なく見えるが、8月以降に秋のアブラナ科を植えると再び増え、秋に甚大な被害を出す。暖冬だと11〜12月まで被害が続くこともある。だから春の早い時期に密度を下げておくことが1年の野菜作りで重要になる。

発生チェックと畑まわりの対策

食害は葉裏から進み、葉に薄い膜のような跡が残るのが目印。ビニールをかぶせた栽培では中で越冬している可能性があるので、葉の周りや葉裏を確認する(必ず葉裏に産卵するので裏面チェックを忘れない)。

3月ごろ気温が上がるとコナガをはじめ害虫の活動が活発化する。また、アブラナ科の雑草(ナズナや菜の花など)にコナガが集まるので、株元も含め雑草をこまめに除去しておく。

防虫ネットの張り方

1〜2月は被害が少なく防虫ネットを甘く張りがちだが、3月中旬以降は裾を土でしっかり埋めて成虫や幼虫の侵入を防ぐ。裾に隙間があると入られてしまう。

3月は風が強い日が多くネットが外れたり隙間ができたりして被害に遭うことがあるので、強風の前後には必ずメンテナンスをする。

唐辛子焼酎液での予防と見つけ方

唐辛子焼酎液には害虫を寄せ付けない忌避効果がある。コナガは葉裏に産卵するので、葉の表だけでなく裏側にもしっかりかかるように散布する。週1回程度続けると予防になる。かけすぎると葉を傷めるので全体が湿る程度に。

コナガは薬剤抵抗性がつきやすいため、化学薬剤を多用せず唐辛子焼酎液などの自然農薬を中心に防除するのがよい。

幼虫はアオムシより小さく、アオムシのイメージで探すと見つけられないことがある。1頭ならさほどの被害にならないが、世代交代が速く放置すると被害が広がるので、春のうちに叩いておく。

出典: 農園らいふ+(プラス)(YouTube)で動画を見る ▶