コナガ


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家庭菜園や農園栽培で注意したい3月のコナガ対策!春のアブラナ科野菜が狙われる!?被害を減らす為の害虫対策を徹底解説!【農園ライフ】
コナガとはどんな害虫か
アブラナ科野菜を食害する蛾の仲間。幼虫はアオムシ(モンシロチョウの幼虫)にそっくりで見間違えやすいが、それより小さい緑色の虫。成虫もモンシロチョウよりずっと小さい小型の蛾。寒さに強く春の早い時期から活動を始め、春に発生が多くなる。
成虫は葉裏に卵を1枚1個ずつ産むため一度に大量発生はしにくいが、卵も幼虫も葉裏にいて見つけづらい。農薬への抵抗性が強く薬剤が効きにくいのが厄介な点。さらに成虫→幼虫→さなぎ→成虫のサイクルが短く、世代交代が非常に速いのがアオムシと違うところ。
春の発生分は夏にアブラナ科野菜が減っていったん少なく見えるが、8月以降に秋のアブラナ科を植えると再び増え、秋に甚大な被害を出す。暖冬だと11〜12月まで被害が続くこともある。だから春の早い時期に密度を下げておくことが1年の野菜作りで重要になる。
発生チェックと畑まわりの対策
食害は葉裏から進み、葉に薄い膜のような跡が残るのが目印。ビニールをかぶせた栽培では中で越冬している可能性があるので、葉の周りや葉裏を確認する(必ず葉裏に産卵するので裏面チェックを忘れない)。
3月ごろ気温が上がるとコナガをはじめ害虫の活動が活発化する。また、アブラナ科の雑草(ナズナや菜の花など)にコナガが集まるので、株元も含め雑草をこまめに除去しておく。
防虫ネットの張り方
1〜2月は被害が少なく防虫ネットを甘く張りがちだが、3月中旬以降は裾を土でしっかり埋めて成虫や幼虫の侵入を防ぐ。裾に隙間があると入られてしまう。
3月は風が強い日が多くネットが外れたり隙間ができたりして被害に遭うことがあるので、強風の前後には必ずメンテナンスをする。
唐辛子焼酎液での予防と見つけ方
唐辛子焼酎液には害虫を寄せ付けない忌避効果がある。コナガは葉裏に産卵するので、葉の表だけでなく裏側にもしっかりかかるように散布する。週1回程度続けると予防になる。かけすぎると葉を傷めるので全体が湿る程度に。
コナガは薬剤抵抗性がつきやすいため、化学薬剤を多用せず唐辛子焼酎液などの自然農薬を中心に防除するのがよい。
幼虫はアオムシより小さく、アオムシのイメージで探すと見つけられないことがある。1頭ならさほどの被害にならないが、世代交代が速く放置すると被害が広がるので、春のうちに叩いておく。
アブラナ科の青虫・コナガ対策:不織布ヘアキャップを使った個別防虫法
使い捨てヘアキャップで青虫・コナガを個別防除
素材と仕組み
ヘアキャップの素材はポリプロピレンの不織布(スパンボンド)。光線透過率が約90%あるため被せても苗が徒長しにくく、風や水も通す。
裾のゴムが均等に締まるので、クリップや手で押さえるより確実に隙間をゼロにできる。
設営と水やりのコツ
ヘアキャップは伸ばすと約48〜53cm、直径11〜30cm(3〜4号)の鉢に下まで深く被せると1秒で設営できる。
ただし葉が直接ネットに触れると、成虫がネット越しに葉へ産卵してしまうため、鉢の内側に竹串や割り箸をクロスに立てて数cmの空間(バッファ)を作るのが肝心。
不織布は水を通すので、キャップを外さず上からそのまま水やりでき、水やりのたびに外して虫に入られる失敗を防げる。
コストと注意点
100均の6枚入りなら1枚約18円、業務用100枚入りを買えば1枚7〜10円ほどでコストを抑えられ、汚れや破れも気にせず交換できる。
ただし使い捨てキャップは農業用のUVカット剤が入っておらず、直射日光で2〜4週間ほどで劣化して破れる。そのため種まきから本葉5〜6枚になるまで(約3週間)の育苗初期を守る技として割り切り、苗が大きくなったら大型の防虫ネットなどへ移行する。
竹串を立てずに葉へ直接べたがけすると、ネット越しの産卵や蒸れ、うどんこ病の原因になるので避ける。
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よもぎスプレーでコナガを遠ざける
作り方(採取と煮出し)
採取は日当たりの良い道端・河川敷など。葉裏に白い綿毛があり独特の香りがするのが目印。除草剤がまかれた場所や交通量の多い道路沿いは避け、田のあぜ・川の土手・住宅地の空き地などのものを使う。手に入らなければスーパーや道の駅の食用よもぎでもよい。
生でも乾燥でも使え、乾燥は精油が濃縮されるので生の1/3量で同等。量の目安は水1Lに対し生葉なら両手1杯(約30〜40g)、乾燥なら一つまみ。鍋に入れ、沸騰後は弱火で15〜20分煮出す。液が黄緑から黄色に変わり香りが立てば完成。
冷ましてから葉を除き、液体を水で1対5に薄める。原液は涼しい場所で3〜4日・冷蔵で7日保存できるが、薄めた後はその日のうちに使い切る。
かけ方とタイミング
朝9時前か夕方4時以降に散布し、真昼の直射(精油が蒸発して効果が落ちる)と雨の前は避ける。コナガやアブラムシは葉裏に隠れるので、葉の表と裏の両方に霧状に薄くかける(びしょ濡れにしなくてよい)。頻度は週2回、雨の後は翌日かけ直す。
花が咲いている時期は、よもぎの香りをミツバチも嫌うので花に直接かけない。受粉の邪魔をしないよう花から離れた畑に使う。
効く理由と使いこなし
よもぎに含まれるツヨン・カンファー・ボルネオールといった天然精油成分が、コナガやアブラムシには神経を刺激する不快なにおいとなり、「居心地が悪い」と感じて去っていく。ミツバチや天敵の益虫はこれらの成分にアブラムシほど敏感でないため、生態系を壊さず害虫だけを遠ざけられるのが利点。
動画では、2016年に京都大学の研究チームがよもぎ煮出し液を散布した畑で実験し、4週間後にアブラムシとコナガの密度が未散布区より65%低かったと報告された、と紹介している。
最も効果的なのは予防で、虫が出る前から週2回続けること。すでに大量発生している場合はスプレーだけでは追いつかないので、ブラシや布で払い落として水で洗い流してからよもぎ液をかけ、2〜3日おきに繰り返す。
よもぎの代わりにレモングラス・マリーゴールドの葉・ローズマリーなど精油を含む植物も同様に煮て使え、組み合わせると幅広い虫に効く。
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