作物図鑑 | オトモアグリ

キク科の葉菜。旬は3〜5月、育てやすさは「やさしい」。

ふき
写真: Sphl / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

キク科

旬

3〜5月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

特定野菜

種まき

ふきは種でなく地下茎(根株)で殖やすのが基本で、種まきは行いません。充実した地下茎を掘り上げ、芽を付けて3〜4節(10〜15cm)に切り分けて種根にします。

植え付け

植え付け適期は暑さがやわらぐ8月下旬〜9月、または芽が動く前の早春です。地下茎を数cmの深さに横向きに寝かせ、株間30cm前後を目安に置きます。

収穫

早春2〜3月にフキノトウ(花芽)を、葉柄は4〜6月に伸びたものから根元で切って収穫します。旬は3〜5月で、株が疲れないよう採りすぎに注意します。

日当たり

直射日光と乾燥に弱く、半日陰で湿り気のある場所を好みます。寒さに強く、冬は地上部が枯れて休眠する宿根性の多年草です。

水やり

乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたらしっかり水を与え、特に夏場は乾かしすぎないよう管理します。

肥料

植え付け時に元肥を入れ、フキノトウ収穫後に葉柄の生育を支えるお礼肥を施し、晩秋の休眠期に翌春への寒肥を与えます。

出やすい病害虫

斑点病:風通しをよくし、被害葉を早めに取り除いて伝染を防ぐ アブラムシ:見つけしだい駆除し、繁殖初期のうちに防除する ヨトウムシ:葉裏の卵塊や幼虫を早期に発見して駆除する フキノメイガ:茎に食入するため、被害茎を切り取り処分する

連作

キク科の宿根草で一度植えれば数年収穫でき、連作というより数年ごとの株の更新(植え替え)で維持します。

品種

流通の主力は葉柄が早く伸びて収量の多い「愛知早生」で、家庭菜園でも育てやすい定番品種です。

主産地

最大産地は愛知県で全国の約4割を占め、次いで群馬県が主産地となっています。

育て方のコツ

半日陰・湿潤という自生環境を再現できるかが成否を分けます。地下茎で旺盛に広がるので、殖えすぎ防止に植え場所を区切ると管理が楽です。

資料

農畜産業振興機構(野菜情報・需給動向)/都道府県の栽培暦・農業普及情報

解説動画

視聴済み

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Essential Tips for Effortless Butterbur Propagation / Home Gardening / 2023

概要

一度植えれば二度楽しめる山菜「ふき」を、苗の入手から収穫まで紹介する動画。ふきは多年草で、地下茎から次々と芽を伸ばして株を増やしながら地上に葉柄(ふき)を立ち上げる。

山菜として有名なふきのとうは3月前後が収穫期で、天ぷらにするとおいしい。スーパーに並ぶふき(葉柄)はおおむね5月頃と秋が収穫のタイミングになる。

苗の入手と種類

ふきの苗は毎年1月頃にホームセンターの山菜コーナーに並ぶ。出回る時期も量も少ないので、見つけたら早めに買うのがよい。

苗は袋に入った根の状態で売られ、大きく『ふきのとうの苗』と『ふきの苗』に分かれる。ふきのとうの苗はすでにふきのとうができ始めた状態で、1月に植え付けて3月頃に収穫できる。

放っておいても地下茎が伸びて株が勝手に増える。一方ふきの苗は袋の中に約20cmの枝が1本入っているだけで、枯れているように茶色く見えるが、植え付けると4月前半頃から芽が出て葉柄が生えてくる。プランターでも手軽に育てられる。

収穫と管理

畑の一角に植え付けてから3年ほどで大きく増殖し、たくさん収穫できるようになる。葉柄(ふき)の収穫はおおむね4月後半〜5月中旬と、9月〜10月の年2回。

増え始めるとどんどん広がるため、地下茎をカットしてエリアの拡大を防ぐ。追肥や特別な管理をせず放任でも育ち、目立った病害虫の被害もないため、非常に手のかからない山菜野菜といえる。

ふきのとうの収穫

冬の間は地上部の葉が枯れて落ち、1月後半頃からふきのとうが地表にポツポツと顔を出し始める。エリアが広がるほど収穫を楽しめる。

収穫が遅れるとつぼみが開いて花のようになるが、つぼみのうちに収穫して天ぷらにすると、揚げた時に花が開いて見た目も美しい。つぼみが開いてから収穫して食べるのを好む人もおり、好みによる。

ふきの活用

ふきの近くにプランターを置いて夏野菜を育てる試み。ふきの大きな葉が日除けになってプランターへの直射日光を防ぎ、土の温度上昇を抑える効果を期待している。またふき独特の香りによる虫よけ効果も見込んで、2023年シーズンに夏野菜をふきの近くで育てて効果を確かめる予定。

出典: うほごりら農園(YouTube)で動画を見る ▶