ふき
キク科の葉菜。旬は3〜5月、育てやすさは「やさしい」。


科
キク科
旬
3〜5月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
ふきは種でなく地下茎(根株)で殖やすのが基本で、種まきは行いません。充実した地下茎を掘り上げ、芽を付けて3〜4節(10〜15cm)に切り分けて種根にします。
植え付け
植え付け適期は暑さがやわらぐ8月下旬〜9月、または芽が動く前の早春です。地下茎を数cmの深さに横向きに寝かせ、株間30cm前後を目安に置きます。
収穫
早春2〜3月にフキノトウ(花芽)を、葉柄は4〜6月に伸びたものから根元で切って収穫します。旬は3〜5月で、株が疲れないよう採りすぎに注意します。
日当たり
直射日光と乾燥に弱く、半日陰で湿り気のある場所を好みます。寒さに強く、冬は地上部が枯れて休眠する宿根性の多年草です。
水やり
乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたらしっかり水を与え、特に夏場は乾かしすぎないよう管理します。
肥料
植え付け時に元肥を入れ、フキノトウ収穫後に葉柄の生育を支えるお礼肥を施し、晩秋の休眠期に翌春への寒肥を与えます。
出やすい病害虫
斑点病:風通しをよくし、被害葉を早めに取り除いて伝染を防ぐ アブラムシ:見つけしだい駆除し、繁殖初期のうちに防除する ヨトウムシ:葉裏の卵塊や幼虫を早期に発見して駆除する フキノメイガ:茎に食入するため、被害茎を切り取り処分する
連作
キク科の宿根草で一度植えれば数年収穫でき、連作というより数年ごとの株の更新(植え替え)で維持します。
品種
流通の主力は葉柄が早く伸びて収量の多い「愛知早生」で、家庭菜園でも育てやすい定番品種です。
主産地
最大産地は愛知県で全国の約4割を占め、次いで群馬県が主産地となっています。
育て方のコツ
半日陰・湿潤という自生環境を再現できるかが成否を分けます。地下茎で旺盛に広がるので、殖えすぎ防止に植え場所を区切ると管理が楽です。
資料
農畜産業振興機構(野菜情報・需給動向)/都道府県の栽培暦・農業普及情報
解説動画
視聴済み
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の解説動画
Essential Tips for Effortless Butterbur Propagation / Home Gardening / 2023
概要
一度植えれば二度楽しめる山菜「ふき」を、苗の入手から収穫まで紹介する動画。ふきは多年草で、地下茎から次々と芽を伸ばして株を増やしながら地上に葉柄(ふき)を立ち上げる。
山菜として有名なふきのとうは3月前後が収穫期で、天ぷらにするとおいしい。スーパーに並ぶふき(葉柄)はおおむね5月頃と秋が収穫のタイミングになる。
苗の入手と種類
ふきの苗は毎年1月頃にホームセンターの山菜コーナーに並ぶ。出回る時期も量も少ないので、見つけたら早めに買うのがよい。
苗は袋に入った根の状態で売られ、大きく『ふきのとうの苗』と『ふきの苗』に分かれる。ふきのとうの苗はすでにふきのとうができ始めた状態で、1月に植え付けて3月頃に収穫できる。
放っておいても地下茎が伸びて株が勝手に増える。一方ふきの苗は袋の中に約20cmの枝が1本入っているだけで、枯れているように茶色く見えるが、植え付けると4月前半頃から芽が出て葉柄が生えてくる。プランターでも手軽に育てられる。
収穫と管理
畑の一角に植え付けてから3年ほどで大きく増殖し、たくさん収穫できるようになる。葉柄(ふき)の収穫はおおむね4月後半〜5月中旬と、9月〜10月の年2回。
増え始めるとどんどん広がるため、地下茎をカットしてエリアの拡大を防ぐ。追肥や特別な管理をせず放任でも育ち、目立った病害虫の被害もないため、非常に手のかからない山菜野菜といえる。
ふきのとうの収穫
冬の間は地上部の葉が枯れて落ち、1月後半頃からふきのとうが地表にポツポツと顔を出し始める。エリアが広がるほど収穫を楽しめる。
収穫が遅れるとつぼみが開いて花のようになるが、つぼみのうちに収穫して天ぷらにすると、揚げた時に花が開いて見た目も美しい。つぼみが開いてから収穫して食べるのを好む人もおり、好みによる。
ふきの活用
ふきの近くにプランターを置いて夏野菜を育てる試み。ふきの大きな葉が日除けになってプランターへの直射日光を防ぎ、土の温度上昇を抑える効果を期待している。またふき独特の香りによる虫よけ効果も見込んで、2023年シーズンに夏野菜をふきの近くで育てて効果を確かめる予定。
ふきの植え替え ふきの株を荒れ地から耕した畑に植え替え 小石や砂利が混ざった土は地下茎が伸びません
概要
小石や砂利が混じって硬くなった土ではふきの地下茎がうまく伸びず、株もなかなか育たない。そこで硬い土のふき株を掘り起こし、柔らかく耕した畑へ植え替える様子を紹介する動画。作業は2月初旬に行っている。
掘り起こしと土づくり
硬い土は掘り起こしにくいが、ふきのとうと地下茎が付いた株を掘り上げる。地下茎の先端には小株が出てふきのとうも付いている。
植え替え先は深さ30cmほど掘って柔らかい土に入れ替えておく。別の畑から取ってきた、ふきのとうがかなり大きい株も用意した。
植え付け方
地下茎は横にどんどん伸び、その先端から葉柄が出てくるので、植え付けるときは株間を空けて植える。ふきのとうが地面から出るようにし、地下茎は土の中に埋める。
ふきのとうが付いていない株や地下茎だけのものも、そのまま植え付ければ必ず葉柄が出てくる。葉柄は株の根元や地下茎から出てくる。
肥料と生育
ふきは肥料がなくても育つが、与えるなら化成肥料を少しまく程度でよい。2月初旬の作業で、3月に入ると葉が出てきて、4月にはふきを食べられるようになる。
家庭菜園/ふき/蕗/増やし方/2021年/Kitchen garden
概要
庭に生えていたふきのとうを天ぷらにして食べたらおいしかったので、袋入りのふきの苗を量産しようという計画。根を切り分けて別々の場所に植えることで株を増やす方法を、2021年の記録として紹介する動画。
地下茎を切り分けて植える
ふきの根(地下茎)からは芽がたくさん出てくる。この地下茎をハサミでおよそ10cmずつにカットし、芽を上にして植え付けておくと芽が伸びてくる。
緑色のプランターに地下茎を並べ、上から土をかぶせて植え付けた。最終的に複数個のプランターに植え分けた。
発芽と経過観察
植え付け後は乾燥で葉がしなびないよう、プランターを保冷用の箱などに入れて管理。4月上旬から芽が出始め、下旬にかけて発芽が進んだ。
5月に入ってなかなか出てこなかったプランターからも小さなふきが出始め、芽が出るとすぐに葉が大きくなってくる。まだ芽が出ていないプランターは、地下茎を探しつつもう少し様子を見ることにして、繰り返し確認しながら株を育てていく。
【#30】収穫したフキノトウの根でフキノトウを増やす
概要
2月4日にふきのとうを採りに行き、単に収穫するだけでなく、根を長めに付けて掘り取り、その根を使って次のふきのとう栽培につなげる方法を紹介する動画。
根付きで収穫し、根と本体を分ける
通常はふきのとうの株元から摘み取るが、この動画では少し根を長めに切り取って持ち帰る。数分でかなりの量が採れた。
持ち帰ったら、根が残っているものの根を取り除き、ふきのとう本体と根の部分に切り分ける。芽が付いた根とそうでないものを見分けながら仕分ける。
根を畑に植える
数年前から少しずつ根を植えてきた裏の畑の一角では、よいふきのとうがたくさん生えている。あまり生えていない場所に、切り込みを入れて、ふきのとうが付いていた側を上にして植えていく。
植える理由は、ふきの根っこを掘って植えるよりも、ふきのとうが付いた根を植えたほうがふきのとうの出る確率が高いと感じているため。ふきのとうを見つけたら根ごと掘り出し、自宅のプランターや畑の隅に植えておくとよいと勧めている。来年もふきのとうが付くだろうとの見立て。
フキとフキノトウは同じ植物と知らない人が結構多い【山菜】
概要
ふきとふきのとうを『別の植物』あるいは『まったく同じもの』と誤解している人が多いことを踏まえ、両者の関係を解説する動画。結論として、同じ植物だが役割が違うと説明する。
役割の違い
ふきのとうはふきの花で、花が咲いて綿毛が飛び、生息域を広げて子孫を残すための生殖器官。つぼみができて花立ち(とう立ち)したものがふきのとうと呼ばれる。
一方ふき(葉柄)は、光合成をして自分の体、特に地下部を大きくするための栄養摂取の器官。人間でいえば食べる口のような役割で、普通の葉と考えればよい。両者は地下茎でつながっており、まず地下茎からふきのとうが出て、それが終わった後に同じ地下茎からふきが出て光合成をする。
よくある誤解
『ふきのとうが大きくなって、その成れの果てがふきになる』というのは誤り。ふきのとうは役割を終えると枯れて倒れて消え、その後に同じ地下茎の別の場所からふきが出てくる。
また、ふきを『若いふきのとう』と呼ぶのも正しくない。どちらも山菜として食べられ、あく抜きすればおいしく食べられるので、どちらの理解でも実害はないが、花の部分(ふきのとう)と葉の部分(ふき)という役割の違いを知っておくと、食や自然の楽しみ方が広がるとまとめている。
みょうがとふきの混植栽培
概要
ふき畑での、ふきとみょうがの混植栽培を紹介する動画。訪問時はふきが最盛期。ふきの葉の下をかき分けると、みょうがの芽が出ているのが見られる。
混植が成り立つ理由
みょうがは半日陰でも育つため、上をふきの大きな葉で覆われていても、下から芽を伸ばして出てくる。ふきは暑さに弱く、おおむね6月いっぱいで収穫が終わる。
逆にみょうがは暑さに強く、6月頃からどんどん伸びてふきの上に出てきて、7月の終わりから8月にかけて花芽(みょうが)が収穫できる。ふきが終わった後にみょうがが伸びる形で、時期をずらして両方を楽しめる。
地下茎の管理
ふきもみょうがもどちらも地下茎で増えるため、植えっぱなしだと地下茎が絡み合って込み合い、収量が下がってくる。何年かに一度は掘り起こして植え直すと、収量が上がる。
[Wild vegetable butterbur] 8 tips for growing in a planter 25/3/21
概要
山菜として誰もが知るふきを、プランターで育てる方法を8つのコツにまとめて解説し、実際に定植しながら紹介する動画。ふきは日本原産で8世紀頃から栽培が始まったとされる日本最古級の山菜で、ふきのとうとふき(葉柄)の1年で2度楽しめるのが魅力。今回はふきのとう付きの苗をプランターに植える。
栽培環境・温度・用土
水やり・肥料
病害虫・植え替え・花
プランターへの定植手順
用意したのは幅50cm・奥行き30cm・深さ30cmの縁用プランターと、野菜用培養土(苦土石灰と化成肥料を混ぜたもの。本来は1週間寝かせたいが今回はそのまま使用)。
ふきの苗は新聞紙にくるんで水をかけておいたもので、根茎を掘り上げて大きな芽が2つ、小さな芽もたくさん付いている。培養土をプランターの2/3ほど入れ、根茎を真ん中に置いて覆土10cmほどで植える。
ウォータースペースを5cmほど残す。定植後に1回目はたっぷり潅水し、以降は土の表面が乾いたら与える。
今回出ている小さな芽はおそらく葉なので、花は来年以降になる見込み。この後は潅水しながら木陰の下で育て、夏以降の成長を見ていく。
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