だいこん
アブラナ科の根菜。旬は11〜2月、育てやすさは「やさしい」。


科
アブラナ科
旬
11〜2月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
秋まきは8月下旬〜9月中旬が最適。春まきも可能だがとう立ちに注意。直まき(移植しない)。
植え付け
1か所3〜4粒まいて間引き、最終株間25〜30cm。深く耕した畑が良い。
収穫
11月〜2月。根の直径が6〜7cmになったら収穫。とり遅れると「す」が入る。す入りは根の組織が養分不足でスポンジ状になる障害で、高温で生育が進みすぎたときにも出る(農研機構調べ)。暖かい秋は太り方を見て早めに抜く。
日当たり
日当たりのよい、石やゴミの少ないやわらかい土。又根を防ぐため深耕する。
水やり
乾燥が続くときのみ。過湿は病気のもと。乾いた土に急にたっぷり与えるような水分の大きな変化は、根が縦に割れる裂根の原因になる。
肥料
元肥中心。追肥は生育を見て軽く。未熟な堆肥は又根の原因になるので避ける。堆肥など粗い有機物は種まきの直前に入れず、早めにすき込んで腐熟させておく(山口県)。
出やすい病害虫
アオムシ・コナガ(アブラナ科) キスジノミハムシ(根や葉を食害) アブラムシ 軟腐病(細菌が根の頭や下葉の傷・食害の跡から入る。高温で土が湿っていると多い。連作を避け、耐病性品種を選ぶ)
連作
アブラナ科。連作は避ける。
育て方のコツ
発芽をそろえ、混み合う前に順次間引くのがまっすぐ太らせるコツ。
資料
農林水産省・e-Stat 作物統計調査(野菜)、農林水産省(高温による障害・農研機構調べ)、山口県、Manzoor ほか 2021(Plants)ほか
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ダイコンの上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)大根栽培方法のコツとポイントが分かる!
概要
アブラナ科の冷涼な気候を好む野菜で、7世紀頃に中国から渡来した親しみ深い作物。適応性が高く育てやすいが、栽培地の気候や時期に合わせて品種を選ぶことが成功の鍵。
発芽適温は15〜25℃、生育適温は15〜20℃。品種を選べば周年栽培でき、種まきは春どりが2〜3月、夏どりが4〜5月、秋冬どりが8〜9月。
春は彼岸を過ぎてから、秋は早めにまくのがポイントで、春〜夏は害虫被害が多いため初心者には秋まきがおすすめ。種まきから2〜3か月で収穫でき、根にはビタミンC・鉄分・食物繊維、葉にもビタミンやミネラルが含まれ、消化酵素ジアスターゼは加熱に弱いのでサラダや大根おろし向き。
プランターと土作り
プランターは深型の標準60cm以上、15号以上の深鉢や土のう袋・米袋でも栽培可能。市販の培養土が手軽で、自作するなら赤玉土7・腐葉土3にバーミキュライトを加え、用土10Lあたり苦土石灰10gと化成肥料10〜30gを混ぜる。
ふるいで粒を細かく揃えると根の変形やまた根を防げる。鉢底石で水はけをよくし、用土は八分目までにするとこぼれを防げる。
露地栽培では種まきの2週間前から土作りを始め、適した土壌pHは6.0〜6.5なので苦土石灰で調整。1週間前に元肥を入れて畝を作り、元肥は1平方メートルあたり化成肥料100gが目安。
堆肥や腐葉土などの有機肥料は根の変形やまた根の原因になるため控える。畝は幅50〜60cm、高さ10〜15cmとし、小石や土の塊などの障害物を取り除いておく。
種まき
移植を嫌うので種は直まきする。間引き菜を収穫しながら育てるなら筋まき、株数が少なく間引きの手間を減らしたいなら点まきがよい。
半日ほど水に浸してからまくと発芽が揃いやすい。発芽適温は15〜25℃で、7℃を下回る時期や30℃を超える時期はうまく発芽しない。
適温なら2〜3日で発芽が始まる。直まきは、平らにならした床に深さ1cmのまき溝をつけ、1cm間隔で種を並べ、薄く覆土して軽く押さえ種と土を密着させ、たっぷり水を与える。
点まきは瓶や缶の底で溝を作り1か所3〜4粒。春まきはトンネル掛けやベタ掛けで保温すると発芽が早まり、発芽までは乾燥させないようこまめに水やりをする。
間引き
根を太らせる大切な作業で、早すぎると苗がダメになった際にまき直しが必要になり、遅すぎると隣り合う株の根が絡んで残す根を痛める。筋まきは1回目を発芽が揃った頃、2回目を本葉1〜2枚の頃に、隣の葉が触れ合わない間隔で行う。
点まきは発芽が揃った頃に2〜3本を残す。1回目は生育がよく形の綺麗な苗を残し、子葉が株の外側を向いて伸びている苗を残す(子葉と同じ方向に養分を吸収する根が伸びる性質のため)。
本葉5〜6枚で最後の間引きをして1本仕立てにし、子葉が斜め上に立たず徒長気味の株や、勢いが強く子葉の緑が濃い株を抜く(根がまっすぐ伸びていない苗は葉の勢いが良くなる性質のため)。残す苗が一緒に抜けないよう根元を押さえ、絡んでいる場合はハサミで根元を切り取る。
害虫対策とマルチング
多い失敗は害虫の食害で、子葉を食害されると光合成ができず根の肥大に影響する。春〜秋は被害が多くトンネル掛けが必須で、アブラムシはモザイク病を媒介するため防止する。
被覆資材は不織布(寒冷紗)がおすすめで、低温期は生育促進を兼ねて透明ビニールでもよい。ただし温度が高すぎると葉ばかり育って根の肥大が悪くなるため、春〜秋は種まきから3週間以内にトンネルを撤去する。
マルチングは生育促進・限界時期の延長・乾燥防止・雑草対策になり、地温を高めるなら透明、雑草対策なら黒、害虫対策ならシルバーを使い分ける。トンネルをしない場合はアブラムシが反射光を嫌う性質を利用してシルバーにする。
土寄せ・水やり・追肥
白く大きな根にするため収穫までに3〜4回土寄せする。1回目は双葉が出揃った頃(倒れやすい時期)、2回目は発芽から約3週間・本葉4〜5枚の頃で除草を兼ねて株元へ寄せる。
成長点を埋めると腐敗や病害の原因になるため覆う用土は成長点の下までにする。3回目以降は追肥のタイミングで行う。
水やりは種まきから発芽までは表面が乾いたらこまめに、発芽後は表面が乾いたタイミングで1日1回、過湿は病害を助長するので乾きすぎず湿りすぎず。根の肥大が始まってからの水不足は根の大きさに影響する。
夜間の水やりは病害を助長するので避ける。追肥は収穫までに2〜3回、化成肥料を使う(堆肥や有機肥料は根の変形の原因)。
1回目は本葉が揃った頃、2回目は本葉5〜6枚の頃。プランターは1株あたり化成肥料3〜5gを縁に沿ってまき株元へ、露地は化成肥料を1平方メートルあたり20〜30g畝の肩にまいて土寄せを兼ねて株元に寄せる。株元中心に施し、追肥後に水やりをすると効きが早い。
収穫の見極めと保存
収穫適期は種まきから早生が50日前後、中生が60日前後、晩生が70日以上で、用土から首が出てその太さが6〜7cmになった頃が目安。品種や時期で日数が変わるので確認しておく。
適期になったものから、首元を掴んで一気に引き抜き、根が長い品種はスコップで周辺の用土をほぐすと折れずに抜ける。収穫は鮮度を保つため涼しい時間帯がよいが、冬は凍結や凍害を避けて温かい時間帯に行う。
葉を切り落とし根を新聞紙で包み、夏は冷蔵庫・冬は冷暗所で保存。葉をつけたままだと養分と水分が葉に取られ味が落ちる。
冬は葉だけ切って畑に埋めたまま春先まで貯蔵でき、埋め直す場合は痛んだ葉を取り除いて斜めに挿す。収穫が遅れると「す」が入り食感が落ちるため、外葉をちぎって葉柄の断面に空洞がないか確認し適期を逃さない。
How to sow radish seeds quickly after preparing the soil. This method increases germination rates...
土作りと畝作り
発芽適温は25℃前後で、中間地なら8月下旬から9月中旬頃までが種まき時期。畝幅は1条まきなら約60cm、2条まきなら約1m。
雑草や太い根などの有機物は耕す前に取り除く。前作の残根のような有機物を一緒に耕すと、土中で分解する際にガスが発生して根を痛めたり二股(また根)の原因になるので注意。
同じく二股防止のため石も取り除く。「大根十耕」と言われるほどよく耕すことが大切で、柔らかい土ほどよく育つ。
耕したところを踏まないよう通路側を歩き、クワで耕す場合は後ろに下がりながら耕すと土を踏まずに済む。深さは20〜30cmを目安に(クワの長さ約30cmが目安)、2日に分けて約10回耕す。
畝の高さと肥料
種まきと水やり
表面をできるだけ平らにすると水が全面に行き渡り均等に発芽する。種まき間隔は基本25〜30cm。
先にスコップで軽く穴を掘って埋め戻す土を確保し、瓶などを押し付けて平らにすると発芽が揃う。大根の種は光を嫌う性質があるので約1cmとやや深めに穴を掘る。
2列目は千鳥状にまくと葉が重なりにくく生育がよい。1つの穴に2〜4粒まき、掘った土を被せてしっかり押さえ種と密着させる。
種まき前に水やりしておくと種が流れない。まき終わったら乾燥防止にもみ殻(枯れ草や腐葉土でも可)をかけ、最後にジョウロでたっぷり2〜3回水やりする。
基本は朝夕の水やりで、残暑で日中33℃と乾きやすくてもモミガラをかけた場所は湿って種を乾燥から守る。一度水やりしたら発芽までの乾燥は厳禁で、発芽率が落ちるため必ずたっぷり水やりをする。
大根栽培・失敗しない育て方【土作り〜畝作り〜種まき】 22/8/31
深く耕す理由と元肥
大根は深く耕さないと下でまた根になったり、途中で曲がったり先細りになるため、剣先スコップなどで約30cm(スコップの刃から足をかける部分までの高さが目安)の深さまで耕す。元肥は苦土石灰と化成肥料の2つで行う。
石灰はカキ殻石灰でも順調なら従来通りでよく、縦横1mあたり2つかみ程度。苦土石灰はアルカリ分約50%・苦土(マグネシウム)約10%で両方補える安定した資材で、これも1平方メートルに2つかみ程度。
病気が出る畑には消石灰(アルカリ分約70%)を1つかみ加えると酸度が上がって病気が減り、カルシウムで細胞が強くなる。ただし石灰の入れすぎは別の病気を招くので注意。
化成肥料はオール8(窒素・リン酸・カリ各8)などが使いやすく1平方メートルに1つかみ。石灰系・化成肥料とも約100gずつが目安。窒素が多すぎると病気やアブラムシが出やすいので与えすぎない。
耕し方と畝立て
耕す時は前進すると耕した柔らかい土を踏んでしまい大根がまっすぐ伸びられないので、バックしながら耕す。複数畝の場合も踏まないよう隣の未耕地側に立って耕す。
トンボ(レーキ、アルミの整地バン)があると2mほど先まで足を動かさず表面を平らにならせて便利。9〜11月は雨や台風が多く、表面がデコボコだと水が溜まって病気が出やすいので平らにならしておく。
消石灰・苦土石灰・化成肥料を入れた場合は肥料が水分に溶けて土に馴染むまで約2週間かかり、この間に種まきすると発芽した根が肥料に当たって枯れるため、前もって土作りを済ませ1〜2週間待ってから種をまく。約1週間経つと小さな雑草が生えてくるのでトンボで軽くならせば手で抜かずに除草できる。
畝立てと排水
元肥から約1週間後に畝を作る。畝は高く盛らず、周りより低く水が長く溜まる畑では溜まる水位より高くすると病気を減らせる。
平らな畑なら高畝にしない。畝幅は種をまく50〜60cmで、境界から30cmほど内側に寄せる(葉が大きく外に広がるため)。
メジャーで出だし0地点と60(または50)cmの2本の筋の目印を付け、足をハの字に開いて開き幅を測っておき(この人は約60cm)、その姿勢のまま手元を見ず先の目印を見てゆっくり歩いて筋をつける。
1往復で約10cmの高低差ができ、畝の両サイドに溝ができて排水対策になる。スコップで30cm耕してあるので根が伸びるには十分で、雨水は溝を伝って高い所から低い所へ逃げる。
品種選び
毎年病気が出るなら耐病性のある品種を選ぶ。代表的な病気はドロドロに溶ける軟腐病で、耐病性品種を選ぶと軽減できる(100%は防げない)。
天候不順(大雨・干ばつ)に強い品種もある。畑に長く置きたいなら生育の遅い(晩生の)品種を選ぶと1〜2月まで置ける。
大きい大根が不要なら食べきりのミニ大根や、丸くカブに近い緻密な食感の聖護院大根もおすすめ。紅葉スティックサラダ、花大根、紅芯大根、京むらさきなど色付きで肉質が緻密・水分の多い品種は酢漬けなどに向く。
主流の青首大根は上半分ほどが地上に出て抜きやすいが寒さにやや弱く、寒地では地上部が凍害を受けやすい。白首大根(三浦大根・おふくろ大根)は地中深く伸びるので寒さの影響を受けにくく長期間置け、肉質が緻密で霜に当たると甘く、煮物や大根おろしに向く。
種まき時期と株間
全国的には秋の彼岸までにまくのが目安で、彼岸を過ぎてからまくと太く大きくならない。逆に早まきも病気の原因になる。
温暖化で夏のような陽気が長く続く地域では、9月上旬と彼岸の中間の9月10日頃を目指すと安定して作りやすい。株間が広すぎると急激に大きくなり、雨後に一気に水を吸って地中でパカーンと割れ、そこから病原菌が侵入するため、株間は広く取りすぎない。ミニ大根は株間20〜25cm、耐病総太り大根は25〜30cm。
種まきの実演
畝の中央に人差し指で1cmほどの穴を開け、ミニ大根は株間20〜25cm(この人は指を広げた約23cm)で測ってまく。1つの穴に2〜3粒落とし、種の向きは気にしない。
周りの盛り上がった土で覆土し、乾燥防止に手のひらで畝が凹まないよう軽く押さえて種と土を密着させる。ミニ大根は株間を広げると普通の大根ほど大きくなってしまうので広げすぎない。大根の種は量が多く(ミニ大根で約100本分)、余った種はセロハンテープで封をして涼しく日の当たらない所に保管すれば翌年の春(4〜5月)にも使え、仲間とシェアしてもよい。
【大根栽培】種まきのやり方を初心者の方向けに解説&実演します│有機栽培で野菜づくり
種まき時期と土作り
種まき時期は9月中頃から9月末頃までが目安で、少し遅れて10月初め頃でもそこそこできる。この畑は幅約70cm(畝の天面)の畝を使用。
元肥は魚粉肥料を1区画1袋、1畝あたり約6kg(1平方メートルあたり約1kg)、さらにバーク堆肥を1平方メートル約2kg入れて耕し畝の形にする。種まき前に支柱を転がし、さらに手で丁寧に平らにする。道具だけだとデコボコが残るので、家庭菜園なら手間をかけて平らにするとよい。
種まきの実演
条間は30cmで、ペットボトルを使ってまき溝を作る。1番端にペットボトルを押さえ、30cmのところに次のまき溝を作る。
幅70cmの畝なので2条にしたが、45cmほどの畝なら1条まきがよい。株間は25〜30cmの間隔をあける。
大根は種が大きめなので、まき溝の1か所に少し間隔をあけて4粒ずつ、固めず離すように置く。向かいの溝も同様にまく。
覆土は種の周りの土を中央に寄せながらかけ、種の大きさ(2〜3mm)の3倍・1cm弱を目安に。深すぎても浅く乾いても発芽しないので1cm弱が適当。
覆土後はしっかり押さえて土と種を密着させないと乾燥が早く発芽しにくくなる。押さえた所は雨で凹んで水が集中し種が腐るので、周り全体を平らにならす。最後にジョウロで水が浮くほどたっぷり、1cm弱の深さまで染み込むよう水やりする。
発芽後の管理と収穫
種まき後は不織布のべた掛けをし、大根は4〜5日で発芽するので、発芽後(約1週間後)は不織布を外して防虫ネットに交換する。不織布を長く置くと芽を抑えてストレスになる。
防虫ネットは寒くなるまでずっと掛けておく。間引きは3〜4本出たら形の悪いものや小さいものから、1週間ごとに1本ずつ間引き、3週間後に1本立ちにする。
3週間後に追肥を1回だけ行い、条間の外側と中央に筋をつけて施す。量は4〜5本のうち4本ほどなら1握り程度、2条なら中央と両側に一握りずつ。
あとは大根が自然に成長する。収穫は種まきから約60日で収穫サイズになるので、食べる順に収穫する。
The ultimate field and planter cultivation method to grow radishes many times over! From sowing t...
概要と豆知識
大根は畑がないと育てられないと思われがちだがプランターでも栽培でき、品種と時期に気をつければ周年収穫できるほど気温への適応力が高い初心者向けの野菜。アブラナ科で冷涼な気候を好み、95%が水分で100gあたり15kcalと低カロリーながらビタミンC・カリウム・食物繊維をバランスよく含む。
栽培地の気候や時期に合わせて品種(春どり・夏どり・秋どり用)を選ぶことが成功のコツ。種まきは春が2〜3月、夏どりが4〜5月、秋どりが8〜9月。春は彼岸を過ぎてからまくと成功率が上がるが、春〜夏は害虫被害が多いため初心者は秋始めがおすすめ。
土作り
種まき
直根性で移植を嫌うためポット育苗せず畑やプランターに直まきする。まき方は筋まきと点まきの2種類で、筋まきはたくさん育てて小さい株も収穫したい人向けだが手間がかかり難易度が高いので、初心者は点まきがおすすめ(少ない間引き回数で失敗が少ない)。
種まきは春まきが2〜3月、夏秋まきが8〜9月。発芽適温は15〜25℃で、守れば2〜3日で発芽するが、7℃を下回るか30℃を超えるとうまく発芽しない。
土を平らにならし、瓶の蓋などで深さ1〜1.5cmのくぼみ(まき穴)を作る。まき穴の間隔は畑で25〜30cm、プランターで15〜20cm。
1か所に5〜6粒を重ならないよう間隔をあけてまき、1cmほど覆土して手のひらで軽く押さえ密着させる。その後シャワー状で優しくたっぷり水やりし、発芽までは乾燥させない。
間引きと土寄せ
間引きをしないと養分や日差しを奪い合い細く貧弱になる。早すぎると残す苗の見極めが難しく、遅すぎると根が絡み傷める。
1回目は双葉が完全に開き本葉1〜2枚が出た頃がベストで、1か所に2〜3本を残し、双葉が大きく形が揃ったものを残す(不揃いなものは根の成長が未熟で形が乱れやすい)。2回目は本葉5〜6枚で1本に間引き、葉色が異常に濃いもの(根がまっすぐ伸びず変形しやすい)と葉が地面と水平に大きく広がったものを避け、葉が真上に立ち上がりあまり開かず明るめの緑色の苗を残すとまっすぐ大きく育つ。
間引きは残す苗の根元を押さえてゆっくり抜き、絡んでいればハサミで根元から切る。土寄せは間引きと同時に行い、1回目は1回目の間引き後(双葉から下が伸びて倒れやすい時期)に指先や小さなスコップで、2回目は本葉5〜6枚の頃に株周辺の土をほぐして株元へ。
成長点(葉の付け根)を埋めると病気や腐敗の原因になるので埋めない。プランターは新しい培養土を足して寄せる(7分目にしておいた理由)。以降は追肥と同時に行い、光が当たらないよう土で覆うと白く綺麗になる。
追肥と水やり
追肥の時期を逃すと根の肥大が遅れ葉が黄ばむ。1回目は本葉5〜6枚(最後の間引き後)、2回目は根が太り始め本葉15〜20枚程度の頃。
畑は1mあたり化成肥料20〜30g(大さじ2程度)を肩や端に沿ってまき土と混ぜて株元へ、プランターは1株あたり3〜5g(小さじ1程度)を株から少し離れた鉢の縁にまき浅くほぐして土寄せする。
過剰に与えると窒素過多で葉ばかり茂り、大根が大きくならないので注意。水やりは、乾燥が続くと筋っぽく辛みの強い大根になり、過湿は腐りや病気の原因になる。
種まきから発芽までは表面が乾いたら水やりし常に湿らせておく。発芽後は湿りっぱなしだと苗立枯病になりやすい。
種まきから大体30日ほどで根の肥大が始まり、この時期の水不足は小ぶりになる。基本は表面が乾いたらたっぷりだが、根の肥大期に極端な乾湿差があると内部に空洞ができたり裂根(ビビり割れ)を起こす。
【ダイコンの育て方】大根が大きく育つ成功の秘訣は種まき時期にあり!(秋まき大根の種まき時期)23/8/29
成功の秘訣は種まき時期
キャベツや白菜などは苗を作って植え付け時期で調整できるが、大根は畑に直接まく直まきの一発勝負なので、住む地域に合わせた種まき時期の調整が丈夫に育てる最大の秘訣。種まきからミニ大根は約60日、その他は平均70日で収穫できる。
山間部や東北・北海道などの寒冷地では、本格的な寒さが来る時に収穫できるよう逆算してまく。9月中旬にはもう寒くなる地域なら、10〜11月に霜が降りて成長が止まるまでに太らせる必要があるため、逆算して8月下旬頃にまく。
中間地の種まき時期
撮影者が住む茨城県古河市など中間地では、青首大根など一般的な大根の一番成功率が高い種まき時期は秋の彼岸前後。中間地は夏の少雨とゲリラ豪雨・台風で早まきが難しく、彼岸を過ぎてまくと大きく成長できないため、その中間の9月20日過ぎか少し前にまくとちょうどよい大根ができる。関東などの人もだいたい同様の季節感でよい。
昨年データによる実証
2022年9月22日に種まきごんべえで種をまき、約71日後の12月12日に収穫が始まった様子を写真で紹介。彼岸にまいたたくあん大根(親戚の農家と同時期にまいたもの)も立派に長く育った。
一方、彼岸からたった1週間遅い9月29日撮影・9月20日最終まきの試験栽培では、昨年すべて失敗し、店頭サイズの1/3ほどにしか育たなかった。9月22日まきと1週間遅れまきの成長を追うと、10月8日には前者が発芽揃い・間引き済みなのに対し、1日違いの10月9日でも後者は発芽したばかりで間引きできず、成長が遅れることが分かる。
生育の様子と長期栽培
11月18日頃には太り始め、店頭品より小さくても少しずつ食べられるサイズに。12月2日に本格的な出荷開始、12月7日時点では北関東ではまだ霜が降りず人参の葉も青々としている。
栽培中に月単位で写真を撮って記録すると生育の目安がつかめる。彼岸より前にまいた大根は12月の高温でぐんぐん育ちすぎて割れやすくなり、1月13日には胸の高さまである大きさに。
彼岸頃にまいた大根は2月24日まで肩がとろけず収穫でき、3月に入ると肩の傷みやとう立ちが始まる。プランターでもミニ大根なら約60日で手のひらサイズの使い切りタイプが育ち、園芸店やホームセンター、100円ショップのプランターでも栽培できる。土作り(石灰や堆肥)は朝夕の涼しい時間帯に前もって済ませ、天気に合わせていつでもまける状態が理想。
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土作りの3つのポイント
大根の土作りは3つのポイントを押さえれば順調に栽培できる。1つ目は何回もよく耕すこと。
大根や人参は土中で育つため障害物や大きな塊があると伸びずに二股(また根)になる。牛糞堆肥を大量投入した畑にはまだ塊が残っており、塊のある畑は大根栽培に向かないので、スコップやトラクターで何度も耕して塊をなくし石を除去し、サラサラふかふかの土にする。
2つ目は高畝にすること。水はけの悪い畑や酸度が悪い畑ほど高畝にし、通常の畝は高さ10cmほどだが土が悪い場所は20cm(実演では25cmほど)にする。高畝にすると水はけがよくなり、土と触れる割合が増える。
有機物と品種
3つ目は有機物を入れること。おすすめは牛糞堆肥で、適度に水持ちがよくなり土をふかふかにする。
水はけが良すぎても水を溜められず、水持ちが良すぎても病気にかかりやすいので、適度な水持ち・水はけが必要。注意点として完熟した堆肥を使うこと。
完熟堆肥はアンモニア臭がしないが、未完熟なものはツンとした匂いがするので、発酵してから土に入れる。品種はダイソーの種(1個60円、2個で100円=1袋あたり50円)を2種類使用。家庭菜園で少量しか栽培しないならダイソーなどの少量パックが使いやすく、種が多いと翌年に持ち越して発芽率が落ちたり捨てることが多いので、その年に開けた種はその年に使い切るのがよい。
How to grow a lot of big white radishes in a planter
種まきと間引き
12号鉢(直径36cm・高さ27cm)に土を22cm入れ、4か所にまき穴を作って1か所5粒ずつまく。害虫被害に遭いやすいのでネットを被せる。
発芽したら5本から3本に間引き、苗が倒れないよう土寄せする。本葉3枚で3本から2本に、本葉6枚で2本から1本に間引く。発芽率が悪く最初から2本しか発芽しない場所もあり、生育の遅い株は後日改めて間引き・追肥・土寄せをした。
追肥・土寄せと害虫
株の周りに追肥をし、株が安定するよう土寄せする。株の周りが狭くなってからはプランターの縁に追肥する。
葉がネットに当たったら一回り大きいネットに変える。この種類の蝶が葉に卵を産みバッタも近づくためネットはしばらく被せておく。
11月でも暖かいとネット内が蒸れるので風通しをよくすると元気になる。かさぶたのようなものは水切れが原因。前回の追肥から2週間後に再び追肥する。
生育記録と収穫
大根が土の上に出てきたら太さを測り、4.34cm・3.75cmなど成長差が大きい。ひげ根が出ると又根(地中で二股)になっている可能性がある。
土がすぐ乾いて葉がしおれ、根詰まりの感触があった。大根が土上に13cm出て太さ6.4cm・5.8cmになった2本を収穫。
葉が絡み合って抜けにくかったが、思ったよりまっすぐで長さ34cm・31cm(葉まで入れると75cm)だった。数回水切れになったためかひげ根が出た。
約2週間後、太さ6.5cm・土上11cmの1本を収穫(長さ27cm)、根が詰まりすぎて上に出てこられなかった様子。さらに10日後、夜2℃・昼8℃と寒く成長しなさそうなので太さ5.6cm・土上8cmの株を収穫したが長さ15cmで、最後の1本は又根になった。
調理
収穫した大根を2cm幅に切り、皮を剥き、煮崩れ防止に面取り、味が染みやすいよう十字に切れ込みを入れる。葉は漬物にする。
米のとぎ汁(なければ米一つまみ)で20分ほど茹で、水150ml・白だし25ml・みりん小さじ2で落し蓋をして出汁が染みるまで煮る(途中でほうれん草も追加)。火を止めて粗熱を取りさらに染み込ませて大根の出汁煮が完成。とろけて甘く、寒い収穫時期に温まる一品。
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効く害虫と対象の野菜
動画は、オルトランを害虫を寄せつけないための薬で、まくだけで幅広い害虫に効果が続くものと紹介しています。対象に挙げるのはアオムシ、コナガ、ネキリムシ、アブラムシ、ハモグリバエなど。キュウリ、ナス、トマト、キャベツ、白菜、ブロッコリー、そしてだいこんに効果がありますが、野菜なら何でもよいわけではないと話しています。
穴に混ぜ込む手順と直まき
だいこんは必ず直まきで、ポットやセルトレイでまいて植え替える方法はやめるよう話者は求めています。畑に穴を開けてオルトランをひとつまみ入れ、土を戻してしっかり混ぜ込み、表面を平らにします。そこに1cmほどの穴を開けて種を2〜3粒まき、土をかぶせて上から少し押さえます。1粒では発芽しないことがあるためで、3粒が多いと思うなら2粒でよいと話しています。
防虫ネットと雑草の管理
オルトランだけに頼らないことも大事だと話者は言います。農薬をまいたから何もしなくてよいわけではなく、防虫ネットをかけて物理的にも害虫から守るのが大切で、発芽したあとは防虫トンネルをするよう求めています。周りに雑草がたくさん茂っていると害虫が寄ってくる原因になるので、そういう場所を作らないことも大事だと話しています。
[Daikon Cultivation] You're missing out if you don't know this! Here is the best time to thin you...
間引きは本葉5枚前後
動画は、大根の間引きの時期を本葉が5枚前後のときと話しています。あくまで目安で、まき方によってタイミングは変わるかもしれないとも言っています。そのころにはある程度しっかり根が張り始めているので、比較的抜きやすく、その芽が良いか悪いかも判断しやすくなると説明しています。画面では葉を1枚ずつ数えて、5枚ほどの大きさを示しています。
株間は20cmか30cm
動画は、株間に正解はないと話しています。一般的には30cmあけるのが教科書どおりの答えで、話者も自分の畑では30cmでやろうとしているそうです。見た目の品質を重視して良いものを作りたい人は30cmで広めに、見た目にこだわりがない人は20cmでもよく、20cm間隔のほうが量は取れると説明しています。
残す株の選び方
密集して生えているとき、どの株を残すかにも正解はないと話者は言います。1か所に2粒、3粒まく人もいて、その場合も上から見て選びます。虫に食われた葉の株は除外し、頑丈そうで、葉の枚数が比較的多く、葉の色が濃い株を残す、という選び方を実演しています。
筋まきは10cmから
筋まきをした場合のポイントとして、動画は、一気に30cm間隔にするより、まず10cmほどの間隔で間引く方法を挙げています。30cmにしても、途中で何かの拍子に枯れたり抜けたりするおそれがあるからだと話しています。大きくなったら間の株を抜いて両側の株を生かしていく流れで、小さいうちに間引きたい人にもこのやり方をすすめています。
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