しゅんぎく
キク科の葉菜。旬は11〜2月、育てやすさは「やさしい」。


科
キク科
旬
11〜2月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
プランター
区分
特定野菜
種まき
春まきと秋まきができますが、旬に合わせるなら8〜9月の秋まきがおすすめです。発芽適温は15〜20℃で、好光性種子のため覆土は5mmほどと薄くし、発芽までは乾かさないよう管理します。
植え付け
直まきが基本で、深さ1cmほどの溝に1〜2cm間隔ですじまきし、生育に合わせて間引きます。主枝やわき芽を摘んで繰り返し収穫する摘みとり型は最終株間15〜20cm、株ごと抜き取る抜き取り型は10cm前後にします。
収穫
草丈が20cm前後になったら収穫適期で、秋まきなら11〜2月が中心です。摘みとり型は下葉を数枚残して主枝を摘むと、わき芽が伸びて長く繰り返し収穫できます。
日当たり
日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は15〜20℃と涼しい気候に向きます。高温期はとう立ちしやすく、真夏の暑さや強い霜は苦手です。
水やり
乾燥に弱いので土の表面が乾いたらたっぷり与え、特に発芽までは土を乾かさないようにします。プランターは水切れしやすいため朝の水やりを基本にします。
肥料
元肥として緩効性肥料を土に混ぜ込み、間引き後や収穫が続く時期に液肥や追肥を2〜3週間おきに施すと葉色よく育ちます。
出やすい病害虫
アブラムシ:早めに見つけて防虫ネットで飛来を防ぎ、発生時はふき取るか適用薬剤で対処する ハモグリバエ(エカキムシ):葉の白い筋を見つけたら被害葉を取り除き、防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ べと病:過湿と密植を避けて風通しをよくし、下葉の黄変葉は早めに除去する 灰色かび病:多湿期に発生しやすいので枯れ葉を取り除き、水はけと株間を確保する
連作
キク科の野菜で連作すると病害が出やすいため、同じ場所での栽培は1〜2年あけ、レタスなど同じキク科作物との連続も避けます。
品種
葉の切れ込みが深い中葉種は香りと収穫性のバランスがよく、摘みとり栽培にも適していて家庭菜園向きです。
主産地
令和4年産の全国収穫量は約2.6万tで、大阪府が最大の産地、千葉県・福岡県・茨城県などが続き、近畿・関東・九州が中心です。
育て方のコツ
酸性土壌に弱いので、種まきの2週間前に苦土石灰を施してpHを調整しておくことが発芽と生育のカギです。少しずつ時期をずらしてまくと収穫期を長く楽しめます。
資料
農水省作物統計調査(e-Stat 令和4年産野菜生産出荷統計)、種苗会社栽培マニュアル等を参照し要約
解説動画
視聴済み
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の解説動画
The best value vegetable that grows over and over again! Precautions and tips for growing autumn ...
概要
視聴者リクエストに応える形で、農家である投稿者が中葉春菊(摘み取りタイプ)の栽培・収穫方法を実演解説する動画。春菊は涼しい環境を好むが寒さには弱く、露地では霜に当たると枯れてしまう。
ビニールハウスなど環境次第で長期栽培できる。種が安く、肥料も少なく、農薬もほぼ使わずに育てられるうえ単価が高い、新規就農者にも扱いやすいコスパ最強の秋冬野菜だと位置づけている。
種まき・育苗・植え付け
種まきは秋の彼岸ごろ、9月中旬(上旬では早く、10日過ぎ頃が目安)。気温が高いので育苗は2週間ほどで済み、本葉が左右2枚出た頃が植え付けの適期。
手で引き抜くと切れてしまうので、食事用フォークを土に差して苗ごと持ち上げて植える。春菊の種は小袋にたくさん入っているため細かくまきすぎがちだが、実際に使うのは20粒ほどで足りる。畝幅4m・奥行き1m程度に千鳥状で植えても、株間を開ければ茎が太くなり、20本弱でも十分な収量になる。
大葉と中葉の違い・摘み取り栽培の仕組み
1回で株ごと収穫して終わる大葉春菊(葉が大きくほうれん草のように根から切る)と、何度も摘み取れる中葉春菊がある。投稿者が育てるのは中葉。
上部の茎を残して収穫すると、葉の付け根の節から脇芽が斜め上に一斉に出て、2回目は収量が倍になる。以降も二股に分かれて2倍・4倍・8倍と増えていくため、日数が経つほど収量が上がる。狭い畑で多収したい人には中葉が向く。
収穫のやり方とコツ
最初の主枝が畝表面から60cm前後に伸びたら収穫開始。下を残すほど脇芽が多く出るので、成長点の葉から20〜25cmほどの柔らかい部分をハサミで切る。
太いものは1パックに4〜5本しか入らず、市場の1袋基準は約200g。脇芽(側枝)を収穫する際は付け根ギリギリで切らず、こちらも上から20cmほどで切り、残した節から次の脇芽を出させる。
左手で揃った成長点をまとめて掴み、切り口を揃えながら4〜5本ずつ買い物かごへ入れると効率がよい。刃先で残す成長点を傷つけると茶色い亀裂が入り、出荷ではB品扱いで単価が大きく下がるので優しく扱う。側枝は必ず20cm以上長く切らないこと(切りすぎると節が減り次に出る本数が減る)。
病害虫と防除
追肥の考え方
冬越し・とう立ちと単価の話
露地の収穫は10月中旬から霜が降りる頃(茨城・北関東で12月上中旬)まで。簡易なアーチ型ビニールトンネル1枚では霜を防げず凍って溶け、透き通ってから黒ずみ枯れる。
ビニールハウス内にさらに小型トンネルを重ねれば冬越しでき、春菊の単価が最も高い時期に出荷できる。摘み取りを怠って放置するとつぼみを持ち、菊のような花が咲いて苦くなり食味が落ちるうえ、その後の脇芽も早くとう立ちする癖がつく。
近年は昼30℃近く・寒暖差が激しく花芽がつきやすいので、規格内でも早めに摘む。春まき(3月頃、トウモロコシと同時期)も作る人が少なく高収入につながる。
【日陰でOK】コレ知ると買うのがバカらしくなる春菊栽培方法|春菊の育て方
概要
日当たりの悪い北側バルコニーの、さらに日の当たらない室内寄りにプランターを置いて、春菊が本当に育つかを検証した記録。春菊は強い光を必要としない野菜なのでベランダ菜園向き。あわせて約150日にわたり収穫し続ける摘み取りテクニックも紹介する。
品種と基本情報
土作りと種まき(9月4日)
大型プランターに新品培養土と使い古しの土を混ぜ、使い古し分には苦土石灰15g程度を加える。古い土にはコガネムシの幼虫などが潜むので取り除く。
肥料分の補充に有機肥料を適量加える。春菊は好光性種子なので浅く、5mm〜1cm弱のまき溝を2列つけ、1cm間隔で筋まき。
種袋の発芽率は55%以上と低めなので多めにまく。覆土は薄く、手のひらで土と密着させてから水をたっぷり与える。実際にはよく発芽したため、同じ種ならもう少し間隔を空けてまいてもよいとのこと。
間引き・追肥・中耕・土寄せ
間引きは生育に合わせて2〜3回。1回目は芽が出て本葉1〜2枚で葉が混み合った頃、隣と2〜3cm間隔に。
2回目は本葉3〜4枚で5〜6cm間隔に。生育の遅い株・徒長株・茎が曲がった株・葉色の悪い株などを抜く。
間引き菜はおひたしで食べられる。追肥は効きが長い有機肥料を3列に合計50g程度。
中耕で土をほぐし酸素を入れ、土寄せで倒れにくくする。有機肥料は効きが長いので与えた日はカレンダーに記録すること(与えたのを忘れて二度やり、軟弱に育ってアブラムシがついた失敗談)。以降固形肥料は2週間に1回程度が目安で、ベストタイミングは2回目の間引き後。
病害虫対策
摘み取りによる長期収穫
10月31日(栽培63日目)には草丈30〜40cmに。最後の間引きで株間10〜15cm・計7本を残す。
株立ち型は節間が広く脇芽が継続的に出るので、下葉を5枚前後・地表から10cm弱残してその上をカットすると、主枝に送られていたエネルギーが脇芽に回り、数週間後に再び収穫できる。脇芽を切る際も葉を1枚前残して切ると、そこからさらに脇芽が出て何度も繰り返せる。
収穫後はお礼の追肥と土寄せで脇芽の成長を支える。11月20日には脇芽がわさわさ茂り、以降10日に1回ほど使う分だけ随時収穫した。最初に取った主枝はとても柔らかく、さっと湯がくと美味しい。
寒さ・とう立ちと栽培結果
春菊は比較的寒さに強く霜さえ降りなければ耐えるが、翌年1月25日にマイナス6℃でノックアウトされた。冬場はプランターごと不織布(100均のもので可)で覆うのがベスト。
傷んだ葉を取れば再度復活し、その後も新鮮な春菊を収穫できた。4月2日(216日目)にとう立ちしてつぼみをつけ収穫終了。
花芽が出たての状態はほんのり苦くて乙な味。とう立ちには長い日照と高温が必要なため、日陰で育てたことで気温が上がりにくくとう立ちが遅れ、結果的に長期間収穫できた可能性がある。日陰栽培はむしろ家庭菜園に効率がよいという結果になった。
シュンギク(キクナ)の上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説!)栽培のコツとポイントが分かる
概要と品種の選び方
春菊はヨーロッパ原産のキク科野菜で菊菜・キクナとも呼ばれ、冷涼な気候を好む葉野菜。種まき適期は春まき3〜5月、秋まき9〜11月で、種まきから収穫まで約2ヶ月。
低温に当たるととう立ちする性質があり、春まき品種は株ごと抜き取り、秋まき品種は脇芽を摘み取って春先まで収穫を楽しめる。ビタミンB2・C・カロチン・カルシウム・カリウムが豊富。
品種は大葉と中葉に大別され、関西では大葉(菊菜)の株ごと収穫、関東では中葉の摘み取り収穫が中心。育てやすさに差はなく、若採りすると香りが控えめでサラダにも使える。
コンテナ・用土と露地の土作り
種まきと発芽のコツ
筋まき・ポットまきどちらも可能だが、発芽適温外(15〜20℃で3〜5日発芽)ではポットまきで温度管理する方が確実。株間10cm前後に1箇所3〜4粒の点まきもできるが、1cm間隔の筋まきで間引き菜を収穫しながら育てる方法がおすすめ。
深さ5mmのまき溝に1cm間隔でまき、覆土は薄く、手で押さえて種と土を密着させる。春菊は好光性種子なので厚くかけると発芽率が下がる。
発芽まで新聞紙などで遮光する方法もあり、乾かさないよう管理する。発芽後の苗は害虫にあいやすいので寒冷紗などで対策する。
間引き・植え付け・土寄せ
間引きは本葉2〜3枚で1回目、本葉4〜5枚・草丈4〜5cmで2回目を行い、最終株間15〜20cm。残す苗の根元を押さえて抜き、抜き穴は必ず埋める。
密植気味に育てると葉が柔らかくなりサラダ向き、株間を広げると葉数が多く歯ごたえのある加熱向きになる。苗を買う場合は葉色が濃く左右対称で茎が太く節間が詰まったものを選ぶ。
植え付け適期は春4〜6月・秋9〜11月で、密植5〜10cm・通常15〜20cm間隔。根付くまで約1週間は乾かさない。草丈が高くなると倒れやすいので、根が完全に露出する前にこまめに土寄せする。
水やりと追肥
種まき〜発芽と植え付け〜根付きまではこまめに、その後は用土表面が乾いたタイミングでたっぷり与える。極度の乾燥を嫌うが多湿にも弱いので与えすぎ注意。
夜間の多湿は病気を助長するので夕方は控える。露地は1株あたり1.5〜2Lが目安。
日中の高温時は避け、朝は気温が上がる前、午後は下がり始めに与える。追肥は元肥中心だが、長期栽培の秋まき・摘み取り収穫では施す。
コンテナは1株3〜5g、露地は1平米15〜20g。摘み取り収穫では初期に株を大きくするのが多収のポイントで、収穫を続ける間は2〜3週間に1回。
葉色が薄いときや株の生育が悪いときのみ与え、与えすぎると葉が硬くなり病害虫が増える。冬の低温期は量・回数を減らす。
収穫と保存
種まきから約2ヶ月、苗からは約1.5ヶ月で収穫期。春まきは5月中旬〜6月中旬、秋まきは11月上旬以降が目安で、草丈15cm以上が収穫の合図。
株取り収穫は根元を掴んで一気に引き抜く。摘み取り収穫は株元から3〜4枚の葉を残して切り取り、葉を数枚残すことで根元から脇芽が勢いよく伸びる。
新しい葉は株の中央から伸びるので外葉を必要な分だけ切ってもよい。春まきは6月中旬頃まで、秋まきは春先まで摘み取りを続けられる。収穫後は湿らせたペーパータオルや新聞紙で包みビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存すると3〜4日鮮度が保てる。
Tips for long-lasting harvests when cultivating chrysanthemums in your home garden or on a farm!
概要
杉並で菜園をする高橋さんが、春菊をとう立ちさせずに長く楽しむ栽培のポイントを解説する動画。春菊は鍋にぴったりの冬野菜で、独特の香りと苦みが魅力。
他の野菜に比べて何度も収穫できるのが大きなメリットで、1株植えておくとよく取れる。ただし大きいまま放置するととう立ちして葉が硬くなりやすいので注意する。
品種の選び方
脇芽がどんどん出やすく味の癖が少ないのは中葉春菊で、側枝から次々に脇芽が出るため長く収穫する人におすすめ。一方、大葉春菊は葉が大きく肉厚で、中葉より苦みが少ないので独特の味が苦手な人向き。
サラダでも食べられるが、脇芽は中葉より出にくい。用途と好みで選ぶ。
とう立ちを防ぐ管理
冬場の春菊は虫もつかずとう立ちも少ないが、管理せず放置したり収穫が遅れるととう立ちのリスクが高まる。防寒で内部を温めると株自体も大きくなるが、収穫せずにいると寒さ(冷気)が当たり続けてとう立ちのスイッチが入り、気温が上がったり日照が伸びると一気にとう立ちして菊のような花が咲く。
花が咲くと生殖成長に移って茎葉が硬くなり味が落ち、脇芽もほとんど出なくなる。ポイントはできるだけ細かく収穫し、大きくせずに回転を上げること。
収穫と追肥のコツ
脇芽がぐんぐん出るので株ごと抜くのはもったいない。1本の春菊から複数の脇芽が出始めたら、その少し上をカットすると下の部分から脇芽が伸び、そこから何度も収穫できる。
背丈を伸ばさず次々にカットするのを意識すると、ワンシーズンで3回ほど、細かく取ればもっと収穫できる。追肥は長く取るなら1回程度でよく、なしでも十分育つ。
最初の収穫後に株元近くへ1株あたり5g程度をパラパラとまく(マルチなら穴に押し込む)。追肥後の水やりや日常の灌水は控えめに——冬場は土がよく湿っており、水を与えると凍結が発生したり成長が遅くなる。
特に根腐れを起こすとダメになる。収穫は食べる直前に行い、取れたてを鍋などで食べるのがよい。
春菊の育て方を徹底解説!種まきのやり方から栽培管理・収穫まで【11月つくる通信】
概要と基本情報
マイファームの勝俣さんが11月に植えられる野菜として春菊の育て方を解説する。春菊はキク科シュンギク属で、発芽適温・生育適温とも15〜20℃。
春まきは3〜5月に種まきして5〜6月収穫、秋まきは9〜10月に種まきして10〜12月収穫できる。品種により寒さには割と強いが真夏の栽培は避ける。寒さに強くても葉が霜などに当たると傷むので、寒くなったらネットや不織布をかけて寒さ対策をする。
種まきから約1〜2ヶ月で収穫でき、比較的サイクルの早い野菜。独特の匂いで虫がつきにくく、アブラナ科と一緒にまくとコンパニオンプランツになって病害虫が発生しにくい。
品種のタイプ
品種によって葉の形や大きさが違い、大中小に分かれる。一般に食べられているのは中サイズが多い。
また株立ち型と株張り型があり、株立ち型は摘心して葉を摘み取っていくやり方、株張り型はそのまま株ごと収穫する。好みや維持時期に合わせて選ぶとよい。
種のまき方
直播きとポットまき(育苗)の2つがあり、畑に直接まく直播きが一般的だが、ポットにまいて育苗してから植える方法も選べる。点まきでは株間を15〜20cm空け、1箇所に3粒ずつまく。
育苗の場合も株間15〜20cmで植え付ける。筋まきの場合は支柱などで浅い溝を切り、2〜3cm間隔で種をまく。
春菊は好光性種子で発芽に光が必要なので、種をまいた後の覆土は薄めにし、上からしっかり鎮圧するのが大事。乾燥を嫌うので水やりはしっかり行う。
栽培管理・間引き
種まきから1日〜1週間ほどで発芽し、双葉の後に本葉が出る。点まき(3粒まき)は本葉が出たら一箇所1本立ちになるよう間引く。
筋まき(2〜3cm間隔)は葉が大きくなり混み合ってきたら、間の株を収穫しながら間引く。秋冬栽培では寒くなったら霜で葉が傷まないようネットやトンネルをかける。
収穫
種まきから約40日、草丈20〜30cmが収穫の目安。株張り型は株ごと収穫して食べる。
株立ち型は途中で摘心すると脇から葉が出てくるので、中心部分を最初に切ると脇からどんどん葉が出て、また伸びたら真ん中を切ると繰り返し収穫できる(キュウリのように次々と)。栽培面積が限られる家庭菜園では、脇から次々に葉が出て長く収穫を楽しめる株立ち型がおすすめ。
【春菊の育て方】春菊の栽培が失敗する理由は種まき?間引き?冬越し?水やり?失敗しないコツを専門用語を使用せず、カンタンに分かりやすく解説しました!プランター栽培でもOK【初心者向け】
概要
初心者がやりがちな春菊栽培の失敗を、専門用語を使わず解説する動画。失敗の原因を「種をまく時期を間違えた」「種に土をかけすぎた」「適切な間引きをしなかった」の3つに整理して対策を紹介する。
種まき時期は秋がおすすめ
春菊の種まき適期は春と秋だが、初心者には秋まきをすすめる。春菊は高温と日が長くなると花が咲く性質があり、近年の異常気象で春先でも花が咲く条件が成立しやすい。
花が咲いても食べられるが苦味が強く茎が硬くなる。秋にまくと冬の寒さで花が咲く条件が成立しないため春まで花が咲かず、春菊は本葉さえ展開すれば寒さに強く、冬は害虫も減るので育てやすい。
覆土は薄く・吸水対策
春菊の種は好光性種子で発芽に光を好むため、土を多くかけすぎると発芽率が下がる。対策として覆土はなるべく薄くする。
また種は吸水しにくい性質があるので、可能なら種まきの前日に1日ほど水に浸けておくと吸水して発芽率が上がる。種まき後、発芽までは土を乾燥させないよう注意する。
間引きの方法
間引きは成長の悪い株を取り除き、生育のよい株に栄養を集中させる作業。もったいなくても間引かないと全体的に元気がなく味もいまいちになる。
1回目は本葉1〜2枚の頃、株間3cm程度に。不要な株は手で抜くかハサミで根元から切る。
2回目は本葉3〜4枚の頃、株間15cm前後を目安にする。間引いた春菊はベビーリーフとしてサラダで食べられる。春菊は病害虫が発生しにくく、コンパニオンプランツとしても優秀な初心者向き野菜。
シュンギク(春菊:しゅんぎく, 菊菜:きくな)の育て方 カインズ野菜図鑑
概要
カインズの野菜図鑑による春菊の育て方の短い解説。春に花を咲かせる菊が名前の由来で、関西では菊菜とも呼ばれる。
短期間で収穫できる緑黄色野菜で、病気や虫がつきにくく無農薬で栽培できる。春まき・秋まきの両方ができる。
土作りと種まき
間引きと収穫
ポットにまく場合は本葉4枚で畑に植える。本葉1〜2枚の頃、苗が混み合ったところを間引いて苗間4〜5cmに、本葉4〜5枚で株間10cmくらいになるよう間引く。
春まきは30〜40日を目安に草丈15cmくらいで収穫、秋まきは30〜50日を目安に草丈20cmくらいで収穫できる。春まきは種まきが遅れると暑さで花が咲き美味しくなくなるので時期に気をつける。
【秘訣】僕が直播をおすすめしない理由・春菊の育て方と種まきのコツ
概要
農家の投稿者が、春菊を直播きではなくポット育苗ですすめる理由と、その苗の作り方を実演する動画。春菊には摘み取りタイプ(何度も収穫)と1回限りのタイプがあり、いま人気なのは霜が降りる頃まで栽培できる中葉春菊。家庭菜園で数本作る程度なら直播きで所々間引いてもよいが、ポットまきの方が効率がよいと解説する。
ポット育苗のやり方
25連結ポット(縦5×横5、外寸30cm四方)などに種まき用の園芸培土を入れる。培土は水分が足りなければ水を加えてよく撹拌し、ポットに入れて余分を落とし枠が見えるようにする。
品種は「作りやすくてたくさん取れる」「病気に強い」と書かれた中葉春菊がおすすめ(投稿者はべと病に強い佐藤ゆたかを使用)。春菊の種は非常に細長く小さい。
まく前に人差し指で深さ1cmの穴をあけ(深すぎ浅すぎると発芽が揃わない)、1マスに2〜3粒ずつ落とす。多くまきすぎると間引く時に残す株を傷めるので5〜6粒はすすめない。30cm四方で25株の苗が作れ、畑と違い病気・害虫・雑草の心配がなく育てられる。
覆土・水やり・発芽
まき終えたら涼しい地域ではサラサラした土をかけて平らにし水を与える。暑さが続く地域では乾燥防止にバーミキュライト(高温で焼いた天然石で内部が空洞、水を含んで何倍にも膨らみ表面を乾かさない)をかけると発芽が揃う。
発芽するまで表面を乾かさないことが重要。水やりは晴れが続くなら朝8時50分頃までにたっぷり、種まき当日もたっぷり。
一度に与えると水が染み込む前に溢れて種が動くので、10〜15秒待ちながら2〜3回に分けて与える。春菊は3日ほどで芽が出始め、1週間ほどで発芽が安定、2週間ほどで植え付けできる苗に仕上がる。128穴セルトレイでも作れる。
発芽失敗と徒長を防ぐコツ
春菊は好光性と言われるが、市販培土で育苗する場合は1cm深さでも土の隙間から光が通るので発芽する。失敗の一番の原因は、光を意識して浅く穴をあけ覆土を極端に減らすこと——表面はすぐ乾くため、根が出ても水切れで枯れてしまう。
またまくのが早すぎて35〜40℃近い高温に当たると発芽しない。もう一つの失敗は徒長で、雨や曇りが3〜4日続くと胚軸が伸び、浅くまくと支えがなく横に倒れ、起き上がろうとするのを毎日繰り返してひょろ長くなる。
対策はキャベツ・白菜などと同じようにきちんと深さ1cmでまいて普通に覆土し、水は1回たっぷり、雨・曇りが続くなら控えること。徒長苗や伸びた苗も捨てずに丁寧に植え付ければ元気に育つ。
植え付けと栽培期間
苗の植え付けは気温により多少ずれるが2週間ほどで仕上がる。この中葉春菊は摘み取って収穫し、霜が降りる頃まで大丈夫(軽い霜なら2〜3回耐えるが強い霜だと1回で終わる)。
ビニールハウスで植え付ければ、関東程度なら1月2月でも枯れずに春まで何度も収穫でき、植え替えもしない。1本の苗から半年間栽培でき、最終的にバケツ10杯以上の量を食べられる。
プランターや袋栽培でも育てられる。大きくせずちょこっと出たところを次々に取れば柔らかく生でも食べられ、自分が食べたい大きさで収穫できるのが摘み取りタイプの利点。秋まきの方が春まきより栽培期間が長い。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
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