作物図鑑 | オトモアグリ

アブラナ科の葉菜。旬は通年、育てやすさは「やさしい」。

こまつな
写真: 日陰猫Joga at Japanese Wikipedia / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

アブラナ科

旬

通年

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

プランター

区分

特定野菜

種まき

暑さ寒さに比較的強く、真冬を除きほぼ通年タネまきできます。プランターや畑に条間15〜20cmで浅い溝をつくり、1cm間隔ですじまきして薄く覆土します。

植え付け

育苗せず直まきが基本です。本葉が育つにつれ間引き、最終的に株間4〜6cm(夏は広め)にそろえます。

収穫

草丈20〜25cmが収穫の目安です。春・秋まきはタネまきから30〜40日、夏まきは25〜30日ほどで収穫でき、株ごと抜き取るか根元を刈り取ります。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は20℃前後。暑さ寒さに比較的強く、幅広い気候に適応します。

水やり

乾燥に弱いため、発芽までと生育中は土の表面が乾いたらたっぷり与え、過湿にはしないようにします。

肥料

元肥に緩効性肥料を施し、間引き後に生育を見ながら1〜2回追肥します。生育期間が短いので肥料切れに注意します。

出やすい病害虫

コナガ・アオムシ:タネまき直後から防虫ネットや寒冷紗をかけ、幼虫は早めに捕殺する アブラムシ:防虫ネットで飛来を防ぎ、見つけしだい駆除して密植を避ける 白さび病:連作を避け、風通しをよくして排水を改善する キスジノミハムシ:防虫ネットで成虫の産卵を防ぎ、被害株の周辺を清潔に保つ

連作

アブラナ科のため、同じ科の作物を続けて栽培すると病害が出やすく、1〜2年は場所を空けるとよいです。

品種

暑さに強い夏まき向き品種や、寒さに強く葉が肉厚になる冬まき向き品種など、まく時期に合った品種を選ぶと失敗が少ないです。

主産地

茨城・埼玉・福岡・東京・群馬などの近郊産地で周年的に生産され、大消費地向けの主要な葉物野菜となっています。

育て方のコツ

害虫の被害を受けやすいので、タネまき直後から防虫ネットで覆うことが成功の最大のコツです。生育が早く短期間で収穫できるため、少量ずつ時期をずらしてまくと長く楽しめます。

資料

農水省作況調査(e-Stat 令和6年産野菜生産出荷統計)/都道府県の家庭菜園向け栽培情報

解説動画

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コマツナの上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)小松菜栽培のコツとポイントが分かる!

概要と栽培適期

小松菜はアブラナ科の葉野菜で、真夏と真冬を除けば通年栽培できる。名前は東京都江戸川区の小松川地区で古くから栽培されていたことに由来する。

種まき適期は春が3〜4月、秋が9〜10月で、種まきから収穫までは約1.5ヶ月。発芽適温は15〜20℃、生育適温は20〜25℃と比較的低温を好むが、暑さにも耐えるので夏でも栽培可能。

日当たりと水はけの良い場所を好み、土壌適応性が高く連作もできるため初心者向き。最も味が良くなるのは秋から春で、寒さや霜に当たると甘みが増す。時期をずらして種をまくと、収穫が重なって食べきれなくなるのを防げる。

土作りとプランター

プランターは40cm以上の小型タイプ、少数株なら10号程度の植木鉢でも育つ。市販の培養土が手軽だが、自分で配合する場合は植え付け2週間前までに、赤玉土・腐葉土・バーミキュライトに化成肥料を用土10Lあたり10〜20g混ぜ、石灰でpH6.0〜6.5に調整する。

用土はこぼれ防止のため8分目まで。露地では植え付け2週間前までに酸度調整、1週間前に1平方メートルあたり堆肥1kgと化成肥料100gを施してよく耕す。畝は平畝で幅40〜60cm、高さ10〜15cm。

種まきと間引き

直まきとポットまきができ、間引き菜を収穫しながら育てるので筋まきがおすすめ。深さ5mmのまき溝に1cm間隔でまき、約10mmの薄い覆土をする。

好光性種子なので深まきは発芽率が下がる。肉厚で甘い大きな葉なら株間10cm以上、生食用に柔らかく育てるなら株間5cm以下。

適温なら3〜5日で発芽。1回目の間引きは発芽が揃った頃に株間3cm、2回目は本葉3〜4枚で株間5cm程度にする。間引き後は倒伏防止に土寄せする。

水やり・追肥・防寒

発芽までと苗が小さいうちは、表面を乾かさないようこまめに水やり。多湿に弱いので、苗が育ったら表土が乾いてから、回数を減らして1回あたりを多めに与える。

露地栽培では1回1〜1.5L。栽培期間が短いため元肥中心で、追肥は葉が黄色いときや成長が遅いときのみ、2回目の間引き後に速効性の化成肥料を1回10g程度施す。

週1回の液肥でもよい。真冬は寒冷紗のマルチや霜対策のビニールトンネル、夏は黒い寒冷紗で日よけをすると良質なものが穫れる。

収穫と病害虫

収穫までの日数は夏まきで25〜30日、春秋で45〜60日、晩秋まきで60〜100日。草丈20〜25cmが収穫適期で、25cmを超えると葉が硬くアクが強くなる。

収穫は早朝か夕方で、早朝はみずみずしく、夕方は甘みが強い。霜が降りる時期の朝どりは不向き。

晩秋まきは外葉から摘み取れば長期収穫できる。病気はべと病・白さび病が春秋の多雨期に出やすく、株間を広げ風通しを良くし、水の跳ね返りを防ぐと予防できる。

害虫はアオムシ(コナガ幼虫)・アブラムシ・ハムシで、連作でキスジノミハムシが出やすい。寒冷紗のトンネルがけが有効。

出典: 野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide(YouTube)で動画を見る ▶