病害虫図鑑 | オトモアグリ

軟腐病
写真: Scot Nelson / CC0(Wikimedia Commons)

症状

株元や葉が水がしみたように腐り、独特の悪臭を放つ。高温多湿で傷口から侵入する。

対策

水はけをよくし、作業で株を傷つけない。連作を避け、発病株は抜き取って処分する。

農薬に頼らないコツ

収穫や除草のときの傷が入口。雨後の作業を避けると発生を抑えられる。

かかりやすい作物

にんじん・はくさい・らっきょう・カリフラワー・セロリ・レタス

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軟腐病の予防と対策 草花の病気

概要(どんな病気か)

軟腐病は細菌が原因で、レタス・はくさい・キャベツなど葉が重なって結球する、組織の柔らかい野菜や草花に多く発生する。葉・茎・根・球根などが侵され、組織の硬い樹木では発生しない。土中の細菌が傷などから侵入し、養分・水分を株全体に送る導管部で繁殖するため吸収が妨げられ、株がしおれたり栄養不良になったりする。

地際で折れて倒れたり枯れたりし、腐った部分は黄色みを帯びた茶色に変わってドロドロに溶け、強い異臭を放つ。周辺へ広がり球根や根にまで及び、放置すると枯死する。

発生しやすい条件

気温が高く雨が多い状態が続くと発生しやすい。梅雨の頃から発病が始まり秋まで続く。土壌水分が多い場所や水はけの悪い場所で多く見られる。

病原菌は土壌中にいるため、以前発生した場所で同じ植物を栽培すると発病しやすい。菌は自力では感染できず、主に茎や葉の傷口から侵入するので、台風での傷、農作業・追肥の際の傷、虫の食害跡がある場合に発生が増える。

予防・対策

畑では地面から15cm以上の高うねにし、プランターでは水はけの良い用土を使う。窒素のやりすぎで軟弱に育つと傷つきやすく発生しやすいので、肥料・水やり・土の耕しや土寄せをバランスよく総合的に管理する。

作業に使うハサミやナイフは使うたびに消毒する。虫の食害跡からも菌が侵入するので害虫駆除を徹底する。病原菌は雑草の根の周りにいるので、なるべく雑草を生やさない。

発生後の処置

細菌性の病気は薬剤が効きにくいので、発生したらすぐに根元から抜き取って処分する。早めに対処して病気の拡大を防ぎ、その後は他の株への発生を抑えるため水はけの良い環境を整えて再発を防ぐ。

薬剤を使う場合は対象植物と使用条件が合っているかラベルで必ず確認する。発病後の対処は難しい病気なので、日頃から病気にかかりにくい環境づくりを心がける。

出典: カインズ公式チャンネル(YouTube)で動画を見る ▶