べと病


症状
葉に黄色っぽい角ばった斑ができ、裏側に灰色のカビが生える。多湿・長雨で急に広がる。
対策
水はけと風通しをよくし、混み合った下葉を除く。同じ科の連作を避ける。
農薬に頼らないコツ
発病葉はすぐ処分し、株を乾きやすく保つ。雨よけも有効。
かかりやすい作物
かぶ・きゅうり・しゅんぎく・たまねぎ・にがうり・ねぎ・ほうれんそう・わけぎ・チンゲンサイ・ブロッコリー・メロン・レタス
解説動画
視聴済み
0/5
の解説動画
Use this! The best way to prevent the troublesome downy mildew in onion cultivation ♩ Effective t...
概要と発生原因
症状の見分け方
葉の中間あたりに楕円形の縦筋が入り、茶色く変色するのが典型的な症状。最初は灰色のカビの胞子がうっすらと付着する。
この胞子は晴れた日に付着し、雨が降ると胞子が流されて一気に株全体へ広がる。
進行すると枯れた所から葉が折れ、最終的には黒紫色になって腐ってしまう。
対策は早めの収穫
定期的に農薬を使う農家でもかかることがあり、完全に防ぐのは難しい病気。かかった後にいかに広げず育てるかがポイントで、適切な時期の収穫が大事な対策になる。
全部の葉が茶色になるまで待たず、葉が茶色くなってきたら、まだ小さくても早めに収穫すると他株への感染を防げて結果的に多く収穫できる。初期症状なら食べられる。
抜かずに放置すると土にも菌が残り、次に育てる野菜にも感染する恐れがあるため、べと病と分かった時点で早めに収穫する。
おすすめの薬剤
農薬で防ぎたい場合はアゾキシストロビン水和剤(殺菌剤)がおすすめ。原因菌を抑える効果があり、雨に強く効果が長続きする。
予防として2〜3月に1回、発生してしまったら拡大を防ぐためもう1回散布するのが効果的。
【キュウリ栽培の病気】うどんこ病、べと病を簡単に予防と治療をする方法(症状の見分け方〜予防方法〜治療方法)23/6/13
概要と発生条件
症状の見分け方
感染した部分は葉が茶色っぽく変色する。特徴は葉脈に沿ってブロック状(四角)に出ること。きゅうりの葉は葉脈で四角く区切られており、その一つ一つの四角に合わせて茶色く枯れる。葉の裏も同じように茶色くブロック状に出る。
似た病気は丸く出るが、べと病だけが四角く出るのが見分けのポイント。風で振り回されてつるに擦れた傷は葉全体が丸っぽく擦れた感じになり、べと病とは区別できる。
放置すると1週間ほどでほぼ全葉に広がり、1箇所あれば見えなくても全体に菌が付いていると考えた方がよい。
予防(葉かきとお酢散布)
植え付けから1〜2ヶ月でつるが伸びたら、マルチから30cmほど・膝より下の大きな下葉をかき取って風通しを良くする。
加えて、水で希釈したお酢をスプレーで定期的に噴霧する。カビの胞子は葉表より裏側に付きやすいので、葉裏・株元のつる・新芽まで、1週間に1回ほどのペースでかける。
お酢には殺菌作用があり、農薬に頼らず使いやすい。
治療とお酢の使い方
感染葉が全体の中の数枚だけなら、霧吹きよりもハサミで切り取って畑の外へ持ち出す方が効果的。残った葉には希釈したお酢を、葉裏・茎・株元まで下から上に向けて重点的に散布し、付着した胞子をやっつける。雨の日は流れてしまうので晴れ間を狙う。
使うお酢は、酢に鷹の爪とニンニクを入れ約1ヶ月熟成させた原液を、予防は1000倍・治療は500倍に希釈。日中の暑い時間帯は避け、朝7時頃や夕方5時過ぎに散布するとよい。
If your cucumbers get downy mildew! The ultimate secret to recovery, treatments, and remedies ♩ C...
概要と症状
予防(サンボルド)
予防には、有機栽培にも使える天然成分の殺菌剤サンボルドがおすすめ。10円玉にも使われる銅でできている。水で500倍に薄めてきゅうり全体に散布する。
使用回数の制限はないが毎日ではなく1週間に1度ほどのペースが目安。ただし感染力が強いため、近くでべと病が大発生すると防ぎ切れない場合もある。
治療(摘葉とGFワイドヒッター)
黄色い小さな斑点が出た初期に見つけられれば、その葉を取り除けば感染を防げる。取った葉は近くに捨てずしっかり処分する。
四角い斑点や穴が開くまで進行すると、菌は茎やつるにも付いていて葉を取っても再び広がるため、予防と治療の両方ができるGFワイドヒッターを1000倍に薄め、症状部だけでなくつるや茎など全体に散布する。雨に強く長く効く。
ひどく枯れた葉は取り除くと新しい葉が展開して結果的によく育つ。摘葉に使ったハサミは消毒しないと他の野菜に感染させるので必ず消毒する。
発生時期と基本対策
ゴールデンウィーク頃から広がり始め、べと病が最も好む湿度と温度になる梅雨がピーク。梅雨明けの暑く雨の降らない夏はピタッと止まる(治りはしないが広がらない)。9月中旬に梅雨に似た気温・湿度で再びピークが来て、10月中旬頃に自然と収まる。
基本対策として、葉を茂らせすぎると風通しが悪くなり発病しやすいので注意する。特に株元の葉はしっかり取り除いて風通しを良くし、膝上あたりから葉を茂らせるのがコツ。
Tips for controlling cucumber downy mildew learned from Japanese farmers !
初期の対策(摘葉と葉面散布)
1つ目は摘葉。発生したらすぐに葉をカットして除去すると、上の葉への発生が減り感染を抑えられる。
2つ目は重曹やお酢を使った葉面散布。葉を傷めず強くしながら1週間〜10日に一度散布する。かけ過ぎということはほとんどないので、葉の裏か表にまんべんなくたくさんかけてよい。苗への被害もほぼないので、この間隔で続けるとかなり被害を抑えられる。
ひどい時の摘葉と液肥での復活
対策をしても上まで感染してしまった場合は、感染した葉を全て除去する。中間の葉が全くない丸坊主の状態まで取ることもある。光合成や水分補給ができなくなるリスクは伴うが、上のしっかりした葉が5〜6枚残っていればまた収穫できる。
除去後は液肥「ネイチャーエイド」で復活を待つ。根や葉に活力を与える資材で、100%ではないが丸坊主の状態からべと病を克服して育つことがある。
べと病の葉はその都度出てくるので、発生したら摘葉を繰り返すと良い葉が出てくる。
ネイチャーエイドの使い方
原液を約1000〜1500倍に希釈して使う。10Lの水にペットボトルのキャップ3杯でおよそ1000倍(1Lに1cc)。丸坊主の状態なので強めにする場合は10Lにキャップ2杯(約14cc)ほど。
根焼け・葉焼けがなく、灌水代わりや通常の追肥にも使える。ペットボトルの下を切って漏斗を作り、マルチを少し持ち上げて株元に注ぐとこぼれず効率的。
1回に約250ml×2杯、週に2〜3回与えると元気になる。
べと病の予防と対策 草花の病気
概要
べと病は野菜・草花・果樹などに発生するカビが原因の病気。
主に葉に発生し、斑点ができた部分の葉裏に、白色から明るい灰色や薄紫色のカビ(胞子)が密生するのが特徴。植物の種類によって症状は様々で、病原菌も異なる。
症状の進行
初めは境界のはっきりしない小さな斑点ができ、主に下の葉から発生して徐々に上の葉へ広がる。発病した葉は乾燥が続くと乾いてパリパリになり、雨が続いて湿度が高いとベトベトになる。
進行すると点在していた斑点が大きくなって薄茶色に変わり、葉裏にすす状のカビが生える。放っておくと斑点の中央が黒色に変化し、弱い株は枯れる。
斑点が増えると葉の一部または全部が黄色や白くなり枯れる。程度がひどいと、一部の野菜や果樹では花・つぼみ・果実にも発病する。
発生しやすい条件
わずかな水分でも菌が繁殖して伝染する。株元の葉が茂りすぎて風通しが悪い状態や、水はけの悪い土壌が発病の大きな原因になる。
春と秋に曇りや雨が続いて湿度が高くなると発生しやすい。バランスの悪い肥料の与え方で植物が軟弱になったり、前年発病した場所での栽培も発生傾向を高める。
予防と対策
風通しを良く保ち、水はけのよい場所を選んで過湿を避ける。雨や水やりで泥と一緒に病原菌が跳ね上がるのを防ぐため、株元周辺をビニールやわらなどで覆う。肥料のやりすぎ・不足に気をつけ、落ち葉や花がらはこまめに取り除いて株元を清潔に保つ。
発生しやすい時期の前に殺菌剤を散布すると予防になる。病原菌は主に葉の裏表の気孔から侵入するので、地面に近い部分を重点的に、葉裏表とも丁寧に散布する。
発生が初期で症状が軽ければ、症状の出た葉だけを摘み取って様子を見る。少しでも枯れ始めた葉は胞子の拡散を防ぐため必ず除去する。株全体に広がる場合は早めに市販のべと病薬剤を検討し、対象植物・使用条件がラベルの表示と合っているか必ず確認する。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る