アスパラガス
キジカクシ科の葉菜。旬は4〜6月、育てやすさは「むずかしい」。


科
キジカクシ科
旬
4〜6月
育てやすさ
むずかしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
種は3〜4月にポットへまきますが、発芽適温が25〜30℃とやや高く育苗に1年ほどかかるため、初心者は市販の1〜2年生の大苗から始めると失敗が少ないです。
植え付け
大苗は春(3〜4月)に、株間30〜45cm・畝間1m前後で定植します。地下で根が広がり10年以上収穫できる多年生なので、日当たりと水はけのよい場所を深く耕して植え付けます。
収穫
定植後1〜2年は収穫せず株を養成し、3年目以降の4〜6月に地際から出る太い若茎を収穫します。長さ25cm前後に伸びた芽を、根元からナイフや手で折り取ります。
日当たり
日当たりのよい露地が向き、生育適温は15〜25℃程度で、暑さ寒さに比較的強い多年草です。
水やり
乾燥に極端に弱くはありませんが、若茎の伸びる収穫期や夏場は土を乾かしすぎないよう適度に水やりします。
肥料
植え付け前に堆肥・苦土石灰・化成肥料を元肥として深くすき込み、収穫後や茎葉が茂る夏に追肥して翌年の株を充実させます。
出やすい病害虫
茎枯病:梅雨・秋雨の多湿で発生しやすいため、枯れた茎葉は放置せず処分し、密植を避けて風通しを良くする 斑点病・褐斑病:多湿で葉茎に斑点が出るので、水はけと通風を確保し発病茎は早めに除去する ジュウシホシクビナガハムシ:成虫・幼虫が茎葉を食害するアスパラの代表害虫で、見つけ次第捕殺する アブラムシ類:新芽に群生して生育を弱らせるので、早期発見で駆除する
連作
キジカクシ科の多年生野菜で、一度植えると同じ場所で10年前後栽培し続けるため、連作というより長期栽培に耐える肥沃で水はけのよい土づくりが重要です。
品種
「ウェルカム」「ゼンユウガリバー」など病気に強く太物がとれる一代交配品種が家庭菜園でも扱いやすく、まずは大苗が入手しやすい品種を選ぶとよいです。
主産地
北海道・長野・佐賀・長崎などが主産地で、露地栽培のほかハウス利用も多く、収穫量は北海道や長野が上位を占めます。
育て方のコツ
収穫できるまで数年かかり、それまで茎葉をよく茂らせて根株に養分を蓄えさせることが成否を分けます。焦って早採りしたり茎葉を早く刈り取ると株が弱るので注意します。
資料
農畜産業振興機構(alic)野菜情報、道県農業試験場の栽培・防除マニュアル、種苗各社の栽培情報を参照
解説動画
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の解説動画
【プランター】【家庭菜園】アスパラガス栽培 この動画を見ればアスパラガス栽培の基本作業がわかります!
概要
収穫は止めどきが大事
2年目の株は4〜6月が収穫期間ですが、収穫を始めた日から7〜10日で切り上げます。アスパラガスは根に蓄えた養分で芽を出すため、収穫を続けすぎると養分が尽きて翌年に収穫できなくなります。
穂先が開いてきた、茎が細くなってきた、曲がった茎が出てきた、といったサインも収穫終了の目安です。来年のために我慢して残すのがポイントです。
収穫後は茎を伸ばして養分を蓄える
収穫が終わったら茎を伸ばし、葉を茂らせて光合成させます。作られた養分は根に送られ、翌年のアスパラガスを出すエネルギーになります。
ただし細くて短い茎は切り、風通しをよくして病気を予防します。
水やりと追肥
アスパラガスは夏場の乾燥が苦手で、土が乾くと根が弱ります。梅雨明け後は毎日朝夕に水やりをします。
肥料は年3期に分けて施し、いずれも2週間ごとに5g入れます。収穫前の3〜4月は有機入り化成肥料、収穫後の6〜8月、そして茎が黄色くなり刈り取った後の1カ月間も同じペースで与えます。
支柱立てと冬越し
茎は順調に育つと1〜1.5mになり、放置すると倒れて光合成がうまくできないため、倒れないよう支柱を立てます。
9月頃になると茎葉が黄色くなり、11月の霜が降りる前に刈り取ります。刈り取り後に肥料をまき、12月から翌3月までは何もせず、土から芽が出るのを待ちます。
【野菜】アスパラガスの栽培方法を解説!
概要
種苗会社の通販担当者が、苗選びから植え付け、収穫、管理までをひと通り解説する動画です。アスパラガスは植え付けから10年以上収穫が楽しめる野菜で、家庭菜園でも手軽に育てられます。
植え付け時期と苗選び
植え付けは10〜11月の秋植えと、2〜4月の春植えの2つの時期があります。苗には9〜10.5cmのポット苗と、根がむき出しの根株の2種類があります。
おすすめは大株の苗で、1年生の小さい苗だと収穫まで1〜2年以上かかりますが、大株ならその年から収穫できます。値段は高めでも大株が有利です。
植え付けの手順
10年以上使う場所なので広めにとり、畝幅1mほど、株間40cm以上を確保します。植え穴は30cmほど深く掘り、根を広げるように植え付けます。
根の間まで土が入るようにし、根の上に5cm以上の土がかぶるよう植えるのがポイントです。植え付け後はしっかり水やりをして根の張りを促します。
収穫のタイミングと打ち切りの目安
暖かくなる4月頃から芽が伸び、25〜30cmになった頃が収穫適期です。遅れると硬くなったり穂先が開いたりするので、その前に収穫します。
小さい苗で植えた場合は初年度は収穫せず株を充実させます。大株なら1年目から収穫できますが初年度は1週間〜10日程度、2年目は1カ月、3年目からは1カ月半と、株が大きくなるほど収穫期間が延びます。
上がってくる芽が細く弱くなり、穂先が開くようになったら株のパワーが落ちたサインなので収穫を打ち切り、1株から5〜10本の元気な芽を伸ばします。
支柱・刈り取り・追肥
収穫後は来年の株を充実させるため茎を伸ばします。株が50cmほどになるまでに中央に支柱を立て、高さ50cm程度で紐を周りに回して支えます。
背が高くなり折れると株が育たないので必ず行います。12月頃、寒さで茎葉が赤黄色に色づいたら地際から刈り取ります。
肥料は、ポット苗など小さい苗を植えた年は不要で、大株で初年度収穫した場合は収穫後の6月頃に1回追肥し、翌年からは春先の2月下旬頃に追肥します。
The best way to grow asparagus for a long and abundant harvest! Tips for successful planting and ...
概要
庭なし・プランター中心の家庭菜園者が、初めての人にもわかるようアスパラガス栽培を植え付けから収穫まで丁寧にまとめた長編動画です。
アスパラガスは多年草で一度植えれば7〜8年、適切に管理すれば10年ほど毎年収穫できます。食べているのは春先に土から出る芽の部分で、タケノコに似ています。
苗・根株の選び方と植え付け前の準備
ホームセンターでは袋入りの根と、3〜4月頃には苗も売られます。根は乾燥しているものは芽が出ないことがあるので、なるべく湿っているものを選びます。
苗から始めると最初の2〜3年は株を育てることになるので、早く収穫したいなら根の育った太い根株が有利です。植え付け前には根株をバケツの水に半日ほど丸ごと浸けて水分を吸わせると根付きやすくなります。乾燥が苦手なため必ず行いたい重要なポイントです。
植え付け時期と土作り
暖地は年2回のチャンスがあり、1回目は3〜4月初旬、2回目は10〜11月で、翌年4〜6月に収穫します。寒冷地は4〜5月に植え付け、収穫は翌年6月頃です。
10年同じ場所で育てるので、邪魔にならず毎年収穫できる場所を選びます。プランターはできるだけ大きいサイズを選びます。
アスパラガスは酸性を嫌うので苦土石灰などでpH6.0〜6.5に調整し、肥料を好むので元肥をしっかり入れます。畑では30cmほど穴を掘り多めの肥料を施し、その上に10cmほど土をかぶせてから根株を植えます。複数植えるなら株間40cm以上をとります。
植え付けのコツ
根の各所から新しい芽が出るので、タコが腕を横に広げるように根を広い範囲に広げて植えるのが最重要ポイントです。深植えは不要で、1cmほど土がかぶれば十分です。
植え付け後はたっぷり水やりをして根付く確率を高めます。もみ殻や枯れ草を敷いておくと乾燥を防ぎ、発芽が確実になります。土の表面が乾いたらたっぷり水やりをするのが上手に育てるコツです。
収穫のタイミングと残す本数
植えた根の太さで出る芽の太さが決まり、購入した根は細いことが多いので最初は細いアスパラしか出ませんが、育てれば2年目以降は太くなります。収穫は長さを基準にし、20〜30cm(割り箸の長さが約20cm)を目安に、それより少し大きくなった頃が適期です。
成長が早く、30cmを超えると筋張って味が落ちるので、こまめにチェックし欲張らず適度な大きさで収穫します。収穫はハサミで根元から切り、1株につき10本ほどは収穫せず残して来年の養分にします。
収穫してよい芽の見分け方
植えた年は収穫せず株を充実させるのが一般論ですが、初心者には見極めが難しいものです。
投稿者は、すべて収穫して翌年芽が出なかった失敗や、逆に3年目まで我慢して収穫を惜しんだ経験から、「鉛筆サイズより太い芽は収穫、それより細い芽は来年のために残す」というバランスのよい目安を勧めています。
慣れてくると茎が細くなったり曲がった芽が出てきたら収穫終了の合図とわかります。
追肥・支柱立てとホワイトアスパラの豆知識
1年目は植え付け後から葉が枯れる10月頃まで月1回追肥し、12月の休眠前にもう1回施します。2年目以降は芽が出る3〜4月、葉が茂る5〜6月、休眠前の12月頃の年3回が目安で、あわせて年1回の苦土石灰でpH調整も行います。
茎は細く上に伸びて折れやすいので、高さ50〜60cmになったら支柱を立て、できれば2mほどの長さのものを用意し、茎を囲むように立てて2〜3段の紐を張り、成長に合わせ紐を増やします。
なお、グリーンとホワイトは同じ品種で、光を当てて育てると緑、遮光シートで日光を遮る軟白栽培をすると白くなります。家庭でも工夫すればホワイトアスパラを作れます。
How to grow asparagus from seeds in your home garden or on a farm! A thorough explanation of how ...
概要
シェア畑のアドバイザーが、有機・無農薬にこだわった「種から始めるアスパラ栽培」を紹介する動画です。以前紹介した株から育てる方法に対し、今回は種まきから苗を作り畑に植えるまでを解説しています。
アスパラ栽培の基礎知識
一般の野菜と違い、根株を植えてから収穫開始まで約3年かかり、10年以上同じ場所で育てる果樹的な栽培になります。そのため場所選びが重要で、短期間で場所を移す人には向きません。
食べるのは根株から出る新芽で、我々が知るアスパラの太さになるのは3年目頃の芽です。タケノコのように一度芽が出ると1時間に1cmほどのペースでどんどん伸びます。収穫は春がメインですが夏から秋にも可能で、全部食べず残した新芽が茎葉に育ち、翌年の養分を蓄えます。
種まきと苗作り
種まきは2〜5月頃までいつでもできますが、初年度は細く小さくしか育たず、畑に直まきすると長期間畑を占有してしまうため、苗を作る方法を勧めています。種は硬い殻に包まれ発芽しにくいので、まく前に一昼夜水に浸けてからまくとスムーズに発芽します。
育苗用の小さいポットより8号くらいの大きい鉢を使うと、1年近く育てる間の水やりや肥料補給の手間が減り、ノータッチでもすくすく育ちます。市販の有機培養土で十分で、1鉢に6粒ほどまいて何株か作ります。まいたらたっぷり水をやり、3〜4月になれば外に置けますが、それまでは暖かい場所で育てます。
畑への植え付けと土作り
育った苗を畑に植えます。小さい育苗ポットなら5〜6月、大きい鉢でもっと育てるなら10〜11月が適期で、その1カ月以上前に畑を準備します。
10年育てる計画なので元肥をたっぷり入れ、投稿者の場合は1株あたり腐葉土5リットルと、有機肥料として米ぬか250gほどを入れ、畝にはマルチをしておきます。根が非常に広く張るので畝幅は90cmより120cmを選び、株間は30〜40cmあけて植えます。
植え付け後4〜5月に出る新芽を1年かけて大きく育て、紅葉のように茎葉が茂って養分が根に溜まると、翌々年(通算3年目)の春から本格的に収穫できます。根が太くなるほど太くて美味しい新芽が出て、4〜5年目頃が最も勢いよく良いアスパラが取れます。
収穫のペースと株分け・冬越し
3年目は収穫しすぎると翌年用の茎が育たなくなるので、収穫期間は1カ月ほどにとどめ、残りは茎に育てます。4〜5年目あたりは2カ月ほど収穫と、年ごとに期間を延ばすバランスが栽培の醍醐味です。
芽が出て収穫を終えたら、茎を育てるために毎年追肥します。株が混んできたら根株を割って株分けでき、30cm離して植えれば増やせます。
秋冬に茎葉が枯れてくると養分がすべて根に転流されるので、根元から切り、次の新芽が出やすいようにして、株元に藁などを敷いて乾燥や土の硬化を防ぎ、春を待ちます。
アスパラガス栽培・太いアスパラガスをたくさん収穫できる育て方 22/4/1
概要
農園主が4月の畑で、太いアスパラガスをたくさん収穫するための育て方を、株の成長段階ごとの収穫判断や根の生態観察まで交えて実演解説する動画です。
春の追肥とウネの管理
収穫の目安と株の年数ごとの違い
収穫の判断は太さでなく高さで、割り箸(約20cm)を株元にあてがい、それを超えていれば収穫してよく、20〜30cm以内が目安です。それより大きくなると茎が硬くなるので早めに、地際スレスレでハサミで切ります。
1年目の株は割り箸より細い程度で、収穫せず育てると茎が次々に出て夏秋冬と伸びます。寒くなり葉が黄色くなったら地際で刈り込み、2年目は市販品くらいの太さになるので25cm程度で、2週間ほどの期間で収穫を終えます。
細いものばかりになったら収穫終了のサインで、胸の高さまで茎を伸ばして秋冬に刈り込みます。2年目の秋の収穫はせず我慢すると3年目の収穫量が一気に増えます。
3年目は春に無数の芽が出て、2〜3週間を目安に収穫し、タケノコが終わる頃には切り上げます。取り過ぎは禁物で、ある程度太いものだけ採り、来年のために良い茎を残します。
病気に強い品種と防寒対策
アスパラガスは枯れる病気にかかりやすいので、抵抗性のある品種を選ぶと軽減できます。芽は霜に当たると一日で枯れるため、寒さ除けが必要ですが、コンテナや不織布を直接ベタがけすると、その重みで茎がまっすぐ伸びずくびれて曲がってしまいます。
防寒するなら支柱をアーチ状に組んでアスパラに当たらない空間を作り、ビニールを二重にかければ霜対策になります。伸びすぎたものは上から30cmで測るのでなく、必ず地際で切ります。
芽の扱いと種まき・育苗
土を持ち上げて出てきた芽は、指で払わず自然に伸ばした方がよく、大きな石や土塊が載っている時だけ取り除きます。枯れ草や落ち葉程度なら茎が伸びれば自然に落ちます。
土をかぶせて伸ばすと白いアスパラ(ホワイトアスパラ)になりますが、これは軟白栽培をしていない自然の芽が寒さ除けされていないだけで、むやみに株元をほじると芽にストレスがかかるので触りません。
種まきは1月下旬〜3月上旬のポット育苗と、3月下旬〜5月上旬の直まきがあり、直まきは畝に40cm間隔で3〜4粒ずつ落とします。害虫や病気を避けるためポット育苗の方が成長がスムーズです。
根の生態観察と株分け・支柱
3年目の株を掘り起こすと、根は深くでなく横に広く太く伸び、手前だけで30本、全体で約100本もの貯蔵根が広がっていました。冬の間に養分を蓄えた根が肥料を吸って広がり、太いアスパラを出します。
株元にはコブのような小さな芽が無数についていて、ここからアスパラが持ち上がってきます。増やしたい時は収穫後の冬に株を掘り起こし、土がついたまま半分に分けて植えれば株分けできます。
細くなった茎が伸びて倒れないよう、株元から30cmほど離して地面から80cm〜1mのイボ竹を2本ずつ立て、紐やフラワーネットで両側を支えます。過湿を嫌うプランターでは、表面が硬くなったら株から離れた表層だけを軽くほぐし、酸素を通して病気を予防します。
Asparagus cultivation: how to grow, harvest, top dressing, raking leaves, compost
概要
北海道でビニールハウスによるアスパラガス栽培をする農家が、太いアスパラをたくさん取るための年間作業を月ごとに全公開する動画です。前年の春はLL以上の太物(60g以上、24cmカット)を7割以上、ピーク時は9割以上出荷できたといい、プロ農家の実践的なノウハウが中心です。
通年で行う3つの超重要作業
栽培期間を通して行う最重要作業は「追肥」「こまめな灌水」「除草」の3つです。追肥ははさみを入れた収穫初日から開始し、毎週、多い時は週3〜4回行います。
アスパラは根に溜めた養分で芽を出し、養分が減ると芽が細くなるため、栄養補給が必須です。灌水は、水は大好きだが過湿を嫌う作物なので、少量多灌水がポイントで、一気に水をやりすぎると急激に伸びて細胞が不均一になり曲がりが増えます。
除草剤は太いアスパラのために使わず、すべて手作業(ねじり鎌)で行い、根を広く張るためハウスの周りにも使いません。
3月:片付けとバーナー掛け
3月のポイントは圃場に病原菌を残さないことです。アスパラは根は強いが地上部は病気に弱いので、全部枯れてから(養分転流が終わってから)刈り取り鎌で根元からカットし、ハウス外に持ち出します。
細かいクズは焼却の着火に使えるので集めます。次に、圃場に残る病原菌を滅菌するバーナー掛けを行います。
北海道ではやらない農家も多いですが、立茎中に病気にかかるとダメージが大きいため毎年実践します。特に茎枯病は、茎が枯れて光合成の養分を根に送れなくなり最悪株ごとダメになる大敵で、他株にも伝染します。
4月:堆肥投入・蒸し込み・追肥開始
堆肥と元肥は、土壌診断を行い専門家の指導で投入量を決めるのが最重要です。良質の堆肥は微生物の宝庫で、10年以上連作するアスパラで失われがちな微生物の多様性を保つのに有効ですが、肥料分も含むので入れすぎは弊害があります。
4月で最も重要なのが「蒸し込み」で、大量に灌水した後ハウスを締め切って蒸し風呂状態にし、根に春が来たと錯覚させて芽を出させます。晴天が続く前に大量灌水し、ハウス内気温を35〜40℃、地温を15℃以上に上げると芽が出て、出た後は室温30℃を超えないよう管理します。
蒸し込みが成功すると太い芽が一気に出ます。追肥は、蒸し込み後の最初の1週間が最も芽が出てエネルギーを使うため、まず速効性の高い固形肥料を使います。
5〜6月:立茎とメンテナンス
5月中旬に春の収穫が終わり立茎に入ります。立茎はアスパラを伸ばして葉を広げ光合成させ、作った養分を根に送って翌年の太いアスパラのエネルギーにする、収穫より大事な期間です。
親茎は太めのM〜細めのL程度を選び(太すぎると縦割れ、細すぎると倒れやすい)、夏芽を採るため1株4本、3mあたり30本を目安に立てます。アスパラは真っすぐ立つ時が最も光合成効率が良いので、早めにアスパラネットや誘引ひもを張って倒伏防止します。
6月は病気対策として下葉かきと摘芯を行い、茂りすぎによる蒸れと病気リスクを下げます。思い切ってすっきり切っても夏芽の収穫量はむしろ増えました。茎枯病抑制のため堆肥の入れ直し(1畝10袋+ボカシ肥料20kg)も行い、立茎が非常にうまくいきました。
7〜8月:夏芽の収穫と除草
7〜8月は夏芽の収穫と出荷が主体ですが、雑草も旺盛になるため除草が大きな作業になります。雑草が伸びると風通しが悪くなり虫の隠れ場になるので、除草剤を使わず手作業で除草します。
作業が集中するこの時期のために、下葉かき・摘芯・堆肥の入れ直し・除草といった管理作業は6月までにできる限り終わらせておくのがポイントです。
9月以降:養分転流と品種選び
全収穫が終わる9月以降は来年に向けた最重要期で、鍵は「養分転流」です。これは光合成で茎葉に蓄えた養分を地下の貯蔵根に移すことで、失敗すると来年太いアスパラが取れなくなります。
アスパラが枯れ始めたら転流開始、枯れ上がったら終了のサインで、刈り取りは枯れ上がった後に行います。過剰な肥料分は転流の妨げになるので追肥を2週に1度・量も半分に減らし9月で終了、灌水も乾いたらやる程度に落とします。
最後に、太いアスパラには品種選びも重要だと述べ、現在は太物が多く多収とされる「善友ガリバー」と、耐病性・倒伏に強い「ガインリム」を栽培比較しており、初心者ほどメーカーの品種特性を確認して選ぶことを勧めています。
Cultivating asparagus for long-term growth in your home garden or on a farm! Learn how to grow as...
概要
横浜の畑で家庭菜園を営む投稿者が、アスパラガス栽培の準備、とくに土作りと植え付け方を中心に解説する動画です。一度定植すると約10年栽培できるため、長く育てる前提でしっかり準備することを重視しています。
枯れ枝の片付けと苗の入手
3〜4年栽培した株は秋から冬に枝が枯れるので、病害虫を防ぐため上部をすべてカットして取り除きます。
苗は春にホームセンターや園芸店で販売され、できれば大株を選ぶと最初の年から立派なアスパラガスが収穫できます。種から育てる場合は1月下旬〜3月に種をまきますが、その年の収穫はほぼできず、収穫は2年目からになる点に注意します。
土作り(苦土石灰と化成肥料)
高畝作りと植え付け
苦土石灰と化成肥料を入れた後、高さ15〜20cmほどの高畝を作ります。高畝にするのは水はけをよくするためで、水はけが悪く酸素が少ないと根の張りが悪くなります。
畝を平らにならし、化成肥料を入れてから1週間以上おいて定植します。植え付けは株間約50cmで、大株なら大きな穴を掘り、根を広げるようにして植え、土をかけます。
アスパラは芽が方々からたくさん出るのでマルチはかけずに育てます。比較的寒さに強く芽が出るまで乾燥しないよう見守ります。
ほかのオトモ
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オトモドリンク&イーツ
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