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作物図鑑・葉菜

アスパラガス

キジカクシ科の葉菜。旬は4〜6月、育てやすさは「むずかしい」。

アスパラガス
写真: CSvBibra / Public domain(Wikimedia Commons)

科

キジカクシ科

旬

4〜6月

育てやすさ

むずかしい

向く栽培環境

露地

区分

特定野菜

種まき

種は3〜4月にポットへまきますが、発芽適温が25〜30℃とやや高く育苗に1年ほどかかるため、初心者は市販の1〜2年生の大苗から始めると失敗が少ないです。

植え付け

大苗は春(3〜4月)に、株間30〜45cm・畝間1m前後で定植します。地下で根が広がり10年以上収穫できる多年生なので、日当たりと水はけのよい場所を深く耕して植え付けます。

収穫

定植後1〜2年は収穫せず株を養成し、3年目以降の4〜6月に地際から出る太い若茎を収穫します。長さ25cm前後に伸びた芽を、根元からナイフや手で折り取ります。

日当たり

日当たりのよい露地が向き、生育適温は15〜25℃程度で、暑さ寒さに比較的強い多年草です。

水やり

乾燥に極端に弱くはありませんが、若茎の伸びる収穫期や夏場は土を乾かしすぎないよう適度に水やりします。

肥料

植え付け前に堆肥・苦土石灰・化成肥料を元肥として深くすき込み、収穫後や茎葉が茂る夏に追肥して翌年の株を充実させます。

出やすい病害虫

茎枯病:梅雨・秋雨の多湿で発生しやすいため、枯れた茎葉は放置せず処分し、密植を避けて風通しを良くする 斑点病・褐斑病:多湿で葉茎に斑点が出るので、水はけと通風を確保し発病茎は早めに除去する ジュウシホシクビナガハムシ:成虫・幼虫が茎葉を食害するアスパラの代表害虫で、見つけ次第捕殺する アブラムシ類:新芽に群生して生育を弱らせるので、早期発見で駆除する

連作

キジカクシ科の多年生野菜で、一度植えると同じ場所で10年前後栽培し続けるため、連作というより長期栽培に耐える肥沃で水はけのよい土づくりが重要です。

品種

「ウェルカム」「ゼンユウガリバー」など病気に強く太物がとれる一代交配品種が家庭菜園でも扱いやすく、まずは大苗が入手しやすい品種を選ぶとよいです。

主産地

北海道・長野・佐賀・長崎などが主産地で、露地栽培のほかハウス利用も多く、収穫量は北海道や長野が上位を占めます。

育て方のコツ

収穫できるまで数年かかり、それまで茎葉をよく茂らせて根株に養分を蓄えさせることが成否を分けます。焦って早採りしたり茎葉を早く刈り取ると株が弱るので注意します。

資料

農畜産業振興機構(alic)野菜情報、道県農業試験場の栽培・防除マニュアル、種苗各社の栽培情報を参照

解説動画

視聴済み

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【プランター】【家庭菜園】アスパラガス栽培 この動画を見ればアスパラガス栽培の基本作業がわかります!

概要

12月に植えた根株が2年目の4〜6月に収穫できるようになった、その後の1年間の管理作業をプランター栽培の実例で解説する動画です。

アスパラガスは7〜10年続けて収穫できる作物で、次の収穫までに必要な作業を「収穫し続けない」「収穫後に茎を伸ばす」「水やり」「肥料をしっかり入れる」「支柱を立てる」の5点に整理しています。

収穫は止めどきが大事

2年目の株は4〜6月が収穫期間ですが、収穫を始めた日から7〜10日で切り上げます。アスパラガスは根に蓄えた養分で芽を出すため、収穫を続けすぎると養分が尽きて翌年に収穫できなくなります。

穂先が開いてきた、茎が細くなってきた、曲がった茎が出てきた、といったサインも収穫終了の目安です。来年のために我慢して残すのがポイントです。

収穫後は茎を伸ばして養分を蓄える

収穫が終わったら茎を伸ばし、葉を茂らせて光合成させます。作られた養分は根に送られ、翌年のアスパラガスを出すエネルギーになります。

ただし細くて短い茎は切り、風通しをよくして病気を予防します。

水やりと追肥

アスパラガスは夏場の乾燥が苦手で、土が乾くと根が弱ります。梅雨明け後は毎日朝夕に水やりをします。

肥料は年3期に分けて施し、いずれも2週間ごとに5g入れます。収穫前の3〜4月は有機入り化成肥料、収穫後の6〜8月、そして茎が黄色くなり刈り取った後の1カ月間も同じペースで与えます。

支柱立てと冬越し

茎は順調に育つと1〜1.5mになり、放置すると倒れて光合成がうまくできないため、倒れないよう支柱を立てます。

9月頃になると茎葉が黄色くなり、11月の霜が降りる前に刈り取ります。刈り取り後に肥料をまき、12月から翌3月までは何もせず、土から芽が出るのを待ちます。

出典: プランター栽培やってみませんか(YouTube)で動画を見る ▶