プランター
用途
ベランダや庭で使う栽培容器。米国メリーランド大学の資料は、最低限の容量と深さとして、トマトやキュウリに8〜10ガロン・深さ12〜16インチ(約30〜40cm)、豆類に4〜6ガロン、ラディッシュや葉物に1〜3ガロンを挙げる。ジャガイモは30ガロン、イチゴは深さ8インチ(約20cm)。1ガロンは約3.8L。
使い方
庭土でなく培養土を入れる。メリーランド大学は、庭土は密で通気・排水が悪く浅い容器では根が溺れるとし、縁から約1インチ空けて植える前によく湿らせるよう勧める。鉢底石は、同大学が排水を良くしないので転倒防止の重り以外では敷かないよう勧める一方、農林水産省の広報誌(2019年)はペットボトル鉢のミニ大根に約2cm入れる例を載せる。
選び方とコツ
小さい容器ほど乾きやすく、YouTube の Next Level Gardening は指を2〜3インチ(約5〜8cm)差して湿りを確かめるよう話す。メリーランド大学は、水は排水穴から流れ出るまで与え、トマトなど栽培期間の長い果菜は水で栄養が流れるため約2週ごとに軽く施肥するとし、濃い色の容器は若い根を傷める熱になりうると注意する。
解説動画
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[You're missing out if you don't know!] Anyone can easily recycle planter soil! The ultimate recy...
古いプランターの土は使い回すと育ちにくい
去年植物を育てたプランターや鉢の土をそのまま使い回すと、植物がうまく育たないことがある。使い回すこと自体が悪いわけではないが、限られた量の土を使うプランター・鉢では土が消耗しやすい。
土の処分は自治体によって方法が異なり手間もかかるので、捨てずに再生して繰り返し使うのがおすすめ、という内容。
プランターの土が悪くなる4つの原因
(1)養分不足:限られた土で育てるため肥料や有機物が使われたり流れ出たりして養分が減る。有機物が少ないと土も硬くなる。
(2)根やゴミが残る:前に育てた植物の根が残ると次の植物が根を張る邪魔になり、雑草の根や種も混ざる。
(3)害虫・病原菌:古い土は新しい土より害虫・病原菌が発生しやすく、根を食害されたり病気になりやすい。
(4)水はけ・通気性の低下:使った後の土は粒子が細かく硬くなって隙間が減る。有機物を混ぜて微生物を活発にすると隙間ができてフカフカに戻る。
土の再生手順(ふるい・熱消毒・再生剤)
(1)よく乾かした土を園芸用のふるいにかけて根やゴミを取り除く。目の粗いふるいだと作業が楽で、100円ショップの物でも代用可。土が湿っていると時間がかかるので必ず乾かしてから行う。
(2)遮光性の高い黒いビニール袋に入れて密封し、夏は2〜3日、春秋は1週間ほど日向に置いて熱消毒する。時々ひっくり返して全体に日を当てると効果が高まり、害虫・病原菌を駆除できる。
(3)リサイクル剤(再生剤)を混ぜる。酸性に傾いていれば有機石灰などで、アルカリに傾いていればピートモスや酸性肥料などで中和する。初心者は栄養バランスの入った市販の土のリサイクル剤を規定の割合で混ぜるだけでよい。
It's too late to ask now! How to put soil in a planter! How to put soil in a pot 🌸 [Flowers and G...
プランターへの土入れ 4つのポイント
鉢底シートと鉢底石の使い分け
プランターや鉢には底に穴があるタイプ、横に穴があるタイプ、穴がなく受け皿状のタイプなど色々ある。植物には水はけが一番大事なので、穴が少ない鉢を使う場合は鉢底シートで補う。
鉢底シートを底に敷くと土が下へ落ちず、鉢底とシートの間に空気と水の層ができて、土が水に浸かりっぱなしにならず水が抜けるようになる。
よく言われる鉢底石は水はけをよくするためのものなので、鉢底シートがあって空間ができる鉢なら基本は入れなくてよい。ただしコンクリートやプラスチックの上など水の逃げ場がない場所に置くときは鉢底石を入れた方がよく、ベンチなど下に空間ができる場所ならシートだけでよい。
土の詰め方と四隅の入れ方
土を入れたらプランターを持ってトントンと数回落とし、土を沈めて詰める。見た目は入っていても詰まっていないことがあるので、音や沈み具合で確認する。
四角いプランターは角に土が入りにくいので、指で四隅にキュッと土を押し込んでから追加で入れ、最後にまたトントンと落とすと隅までしっかり土が入る。90度の木箱のような角ばった容器では特に大事。
ウォータースペースを必ず作る
縁いっぱいまで土を入れるのはNG。水をためる場所(ウォータースペース)がなくなり、水やりのときに土へ染み込む前に縁から水があふれてしまう。
縁から2cmほど空けてウォータースペースを作ると、そこに水がたまってしっかり染み込む。動画内の実験でも、スペースがある方はたっぷり水がたまって染み込み、ない方は水があふれて十分に入らなかった。
植物が育って水を多く必要とするときも、ウォータースペースがあれば短時間でたっぷり水やりできる。
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白いプランターを選ぶ
動画は、イチゴ用のプランターは容量12L・幅50cm・深さ20cmほどのものを個人的にすすめると話す。イチゴは冬の寒さに強く夏の暑さに弱いため、プランターの温度が上がらないよう白色を選ぶとよいと紹介し、このプランターで毎年たくさん収穫できて夏の暑さも乗り越えられると話している。
クラウンを浅植え
いちごの苗は植え付ける時に適当に植え付けてはいけない、正しい植え付け位置があると動画は話す。クラウンと呼ばれる苗の部分が土の表面に出るように浅めに埋けるのが大事で、逆にクラウンが埋まるくらい深く植えるとそこから成長しなくなるため絶対にNGだと説明している。植え付け後はクラウンが埋もれないよう土をサイドから入れ、ウォータースポットを数cm残しておくとよいと話す。
イチゴ専用の培養土
植え付けに使う土は野菜用の培養土でもよいが、動画はイチゴ専用の培養土をすすめると話す。少し値段はするけれども、イチゴの成長に合わせて作られた土だと説明している。
不織布マルチで防虫
植え付け後の一手間として、動画は不織布マルチをすすめている。苗の葉を出すように切り込みを入れてかぶせることで、土の乾燥や泥はねを防ぎ実をきれいに育てられるとしつつ、特に重要なのはコガネムシの幼虫をプランターの中に入れないことだと話す。被害が出ると苗が急に枯れて根が食べられ育たなくなるとし、不織布に限らずビニールマルチでもよいが、プランターにマルチをすることが重要だと説明している。
出典
- 公的機関・英語 University of Maryland Extension(2023) Types of Containers for Growing Vegetables
- 公的機関・英語 University of Maryland Extension(2026) Growing Media (Potting Soil) for Containers
- 公的機関・英語 University of Maryland Extension(2023) Planting Vegetables in Containers
- 公的機関・英語 University of Maryland Extension(2023) Maintaining Container Grown Vegetables
- 公的機関 農林水産省(広報誌 aff)(2019) お手軽「キッチン菜園」[中級編]
- 動画・英語 Next Level Gardening How to Grow Vegetables in Containers // Container Gardening // Self Sufficient Sunday!
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