キャベツ
アブラナ科の葉菜。旬は通年(春・夏秋・冬)、育てやすさは「ふつう」。


科
アブラナ科
旬
通年(春・夏秋・冬)
育てやすさ
ふつう
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
春まき 3月下旬〜4月上旬/夏・秋まき 8月下旬〜9月上旬。発芽適温15〜30℃。寒冷地以外は夏〜秋まきが育てやすい。
植え付け
本葉5〜6枚の苗を植え付け。株間は小球で40cm・大球で45cmを確保する。
収穫
球を上から押してしっかり締まっていれば収穫適期。春まきは6月上旬〜7月中旬、夏まきは11月中旬〜12月中旬。とり遅れると裂球するので早めに。
日当たり
日当たり・風通しのよい場所。生育適温は15〜20℃の冷涼な環境を好む。
水やり
植え付け後は根づくまで乾かしすぎない。以降は土の表面が乾いたらたっぷり。過湿は避ける。
肥料
元肥をしっかり効かせ、結球が始まる頃に追肥する。葉を育てる窒素を切らさないのがコツ。
出やすい病害虫
アオムシ・コナガ:アブラナ科の大敵。植え付け直後から防虫ネットで予防するのが最も効果的 ヨトウムシ:夜間に食害。見つけたら株元の土中も確認 アブラムシ:新芽・葉裏に発生。早期に対処
連作
アブラナ科。同じ場所での連作は根こぶ病などの原因になるため1〜2年あける。
品種
金系201号・彩音など。作型(春/夏秋/冬)と地域に合った品種を選ぶ(NARO 品種データベース参照)。
主産地
主産地は群馬(夏秋)・愛知(冬)・千葉(春)。出荷時期をずらす産地リレーが確立。上位5県で全国の約6割(e-Stat 作物統計)。
育て方のコツ
結球前の追肥と、植え付け直後からの防虫が成否を分ける。アブラナ科は虫がつきやすいので、防虫ネットでの物理防除を基本にすると無農薬に近づけられる。
資料
NARO 露地野菜IPMマニュアル/農林水産省・e-Stat 作物統計調査(野菜)
解説動画
視聴済み
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How to grow cabbage: From planting to harvesting! | Beginner's vegetable gardening video
概要
お好み焼きに合う甘い品種「あまむこ」を使い、苗の植え付けから収穫までを実演で紹介する動画。
8月植え・9月植えなど植え付け時期の違うキャベツを並べて比較しながら、生育の差を見せている。
苗の植え付け
生育の比較と収穫の見極め
地域の気温にもよるが、11月ごろから収穫が始まる。先に植えた株ほど結球が進み、防虫ネットのおかげで虫食いも少なく順調に丸まっていた。
結球したら指で軽く押し、葉が詰まって固ければ収穫適期。株ごと抜くか株元を切って収穫し、外葉は不要なので落とす。まだ結球していない株は翌月まで待つ。
植え付け時期のポイント
キャベツをうまく育てるには植える時期が非常に重要。
時期が遅くなった場合は寒さに強い品種を選んだり、防虫ネットやビニールでトンネル掛けをして保温してやるとよい。
【完全ガイド】超簡単なキャベツの再生栽培(エンドレス栽培)のやり方/収穫後そのまま何度も再生させて採る/無限キャベツ/How to regrow cabbage/Endless cultivation
概要
収穫後に撤去せず、切り株から脇芽を育てて何度も繰り返し収穫する「再生栽培(エンドレス栽培)」を解説。
最初のファーストキャベツを収穫した切り口から脇芽が出て2世代目(セカンド)、さらに3世代目(サード)、4世代目(フォース)まで採れ、いずれも普通以上の立派な玉に育つ。栽培面積の限られた家庭菜園向きの方法。
再生のやり方
ファーストキャベツを収穫したら外葉を全て取り除いて軸だけにし、株の周りに軽く追肥して防虫ネットをかけておく。やがて切り口の周りから脇芽が複数出てくる。
収穫時にすでに脇芽が見えていれば、できるだけ脇芽を残して切り取るとよいが、残せなくてもまた出てくる。脇芽は1ヶ月〜1ヶ月半ほどで葉数が増え、中から結球が始まる。
とう立ちと開始時期
エンドレス栽培最大の肝はとう立ち対策。葉が10枚以上ある状態(脇芽内の重なった葉も数える)で気温10℃以下を1ヶ月以上経験すると、気温が上がった時に一気にとう立ちして花が咲く。
ただし全部がとう立ちするわけではなく一部はきれいに結球する。とう立ちした脇芽だけを取り除いて軸を残しておけば、後から出る脇芽はとう立ちせずに育つ。
香川県では2月下旬以降に収穫して再生開始するとうまくいくことが多い。脇芽が小さい段階で間引くとリスクが高いので、とう立ちせず結球が順調と確認してから3本以内に間引くのがよい。
移植・挿し芽・栽培場所
収穫場所のまま再生できるが、後作の都合で場所を変えたい時は土ごと掘り出して移植すればよく、プランターでも育つ(ただし畑の方が大きく育つ)。
間引いた脇芽は軸からボキッと折り、そのまま土に挿しても水やりを続ければ根付く。コップの水に軸を浸けて発根させてから挿すと根付きやすい。
水やり・追肥・防除
無理をしない
近年の異常気象では猛暑より長雨のダメージが大きく、全滅することもある。
株が残れば増やせるが、厳しい気象の間は土ごとプランターに移植して暑さ・長雨を避けた場所で温存し、気候が良くなったら畑に戻す。意地にならず、ある程度で区切りをつけて新しい苗から再スタートしてもよい。
キャベツを発芽させる農家の技!家庭菜園でも種から大きな実を収穫するポイントを紹介【農家直伝】
概要
寒玉系の大きいキャベツを作る農園による、種まきと発芽のポイント解説。桑野農園では7月初旬から9月初旬にかけて数回に分けて種をまく。
地域に合った品種を選ぶこと、種から育てると安上がりなことが利点で、ポイントを押さえれば初心者でも上手に育てられる。
発芽を揃える(冷蔵庫の活用)
種を冷蔵庫の野菜室(温度が上がりにくい場所)に入れておくと、発芽が一斉に揃って管理しやすい。早く出た葉が枯れて本葉が出る、といったばらつきが起きにくい。余った種も冷蔵保存すれば翌年も使える。
用土と種まき
ポットの土は詰めすぎず、握るとパラっと崩れる程度のものを使う。ぎゅうぎゅうに詰めると根が張りにくい。
ふわっと入れてから、水をかけた時に水がたまるくらいに優しく押さえる。キャベツは光を好むので深まきは厳禁で、約5mmの浅いくぼみに一粒ずつ丁寧にまく。
間引きを考えてポットを3等分するくらいの位置に3粒ほどまく。覆土は光を通しやすく軽いバーミキュライトをパラっとかける程度でよい。
水やりと管理
水は真上からかける。横からかけると種が流れて片寄るため。
ポット底から水が出るくらいしっかりかけ、その後は濡れた新聞紙などをかぶせておく。3日目ごろに芽が出るので、それまでの3日間は水やり不要。
畝に直まきする場合は毎日水をやり常に湿った状態を保つ(特に夏は乾くと発芽直後に枯れる)。発芽前・双葉が緑になるまでは直射日光を避け、濡れた新聞紙で乾燥と直射を防ぐ。畝直まきでは雨で種が流れないよう不織布(パオパオ等)を上からかけるとよい。
キャベツの上手な育て方(種まきから収穫までを完全解説)キャベツ栽培のコツとポイントが分かる!
概要と作型
アブラナ科のキャベツを種まきから収穫まで完全解説。原産地は地中海沿岸〜ヨーロッパで、ビタミンU(キャベジン)など栄養価が高い。
種まきから収穫まで約3ヶ月。春まき・夏まき・秋まきができ、春まきは葉がふんわり柔らかく、夏・秋まきは葉がしっかりする。
春まきは結球期の高温でうまく結球しなかったりとう立ちしやすいので、早生品種を選ぶと失敗が少ない。夏まき以降は結球期が生育適温と合い育てやすく、初心者にはこちらがおすすめ。連作障害があるためアブラナ科は最低2〜3年あける。
プランターと土作り
種まきと間引き
種まき時期は春まき2〜4月、夏秋まき8〜9月。発芽適温15〜25℃(最低7℃・最高30℃)で、適温なら3〜5日で発芽する。
直まきは発芽率が悪いので5〜7粒、ポットまきは1箇所3〜4粒まく。深さ5〜10mmのくぼみにまき、覆土して手のひらで軽く押さえ密着させ、たっぷり水を与える。
間引きはポットまきなら発芽後3本→本葉2枚で2本→本葉3〜4枚で1本。直まきは本葉1〜2枚で2本に、本葉3〜4枚で1本に。直まきは少量ずつ回数を増やして間引く。
苗の植え付けと土寄せ
植え付け適期は春植え3〜4月、秋植え9〜10月。生育適温15〜20℃。
株間は早生・小型種30〜40cm、中晩生・大型種40〜50cm以上。初期の株の大きさが玉の大きさに比例するので株間を確保する。
春まきや翌春収穫の秋まきは苗が低温に当たるととう立ちするので植え付け時期に注意(春植えは6月ごろの収穫から逆算し4月中旬が植え付けリミット)。良い苗は本葉5〜6枚、節間が詰まり茎が太く緑の濃いもの。台風期と重なり倒れやすいので、間引きや追肥のタイミングで株元に土寄せしておく。
トンネル掛けと水やり
外葉を虫食いなく大きくするのが玉を大きくするポイント。寒冷紗のトンネル掛けは害虫の飛来防止に有効だが、設置前に付いた害虫がいるので数日は確認する。
水やりは種まき直後〜発芽、植え付け〜根付くまで(約1週間)は表面を乾かさないようこまめに。以降は毎日でなく土の表面が乾いてから。
乾燥を嫌うが過湿は病害の原因。高温期は気温が上がる前、低温期は暖かな日中に与え、夜間は表面を乾いた状態にしておく。回数を減らし1回にたっぷりが基本。
追肥・収穫・病害虫
追肥は収穫までに2〜3回。1回目は本葉10枚頃、2回目は芯の葉が立ち上がり結球が始まる前。
量はプランターで1株化成肥料約5g、露地で1平方m当たり20〜30g。株元でなく葉の広がりに沿って少し離してまき軽く混ぜる。
肥料不足のサインは葉色が薄い・黄色くなる・外側が赤くなる・生育や結球の遅れ。収穫は種まきから約3ヶ月、結球部を押して1〜2枚分凹む程度に締まれば適期。
適期を逃すと硬く苦くなる。株ごとは抜けないので外葉を押し下げ株元をナイフで切る。
病気は軟腐病・黒腐細菌病・根こぶ病など(多くはカビ)で、排水対策と予防が重要、罹病株や残渣は場外処分。
害虫はモンシロチョウのアオムシ・ヨトウムシ・ダイコンハムシなどで、結球するまで防虫ネットで対策し、レタスやしゅんぎくを混植するとモンシロチョウが飛来しにくくなる。
A thorough guide to growing cabbage! From sowing seeds to managing and harvesting during cultivation
概要と栽培時期
元気な苗を時期を逃さず植えれば比較的スムーズに育つが、アブラナ科で虫がつきやすいので有機栽培では虫に要注意。ここでは家庭菜園で最も一般的な、夏に植えて秋冬に収穫する育て方を紹介。
発芽・栽培適温はともに15〜25℃で、暑すぎても寒すぎても発芽しない。8月中旬に種をまき、苗が育った9月ごろに畑へ植え付け、11月ごろから収穫できる。春キャベツなど品種によって時期はずれる。
畑の準備
アブラナ科は肥料が多すぎると虫が発生しやすいので、夏野菜の後に植える畑なら肥料は入れず堆肥だけでよい。
肥料分が少ない畑では植え付け2週間前までに堆肥を1平方m当たり2〜3kg、石灰を100〜150g入れ、1週間前に有機質肥料を100〜200g入れる。
植え付けが夏の暑い時期で雑草が伸びやすいので、ビニールシートや草マルチを敷いて雑草に負けないようにする。
種まきと育苗
まだ気温が高く水管理と虫害が難しいので、直まきよりポットに種をまいてから畑に植え付ける移植栽培がおすすめ。ポット1つに3〜4粒まき、大きくなったら間引いて1本立ちにする。
暑い時期なので遮光ネットで暑さを防ぐと発芽・生育しやすい。ネズミ被害や風通しを考え、台に載せて上からネットをかけるとよい。
苗の植え付け
栽培管理と追肥
植える時期によっては葉が巻かず結球しないことがある。結球には寒さを迎える前までに外葉を10枚ほど育てることが大事で、植え付けが遅れないようにし、外葉が大きくなるまで肥料を切らさない。
追肥は2回が目安で、1回目は植え付け1週間後・本葉5〜8枚頃(このとき中耕して土に空気を入れると生育がよくなる)、2回目はその1週間後・植え付け2週間後ごろ。防虫ネットは裾までしっかりかけるが、寒くなって虫が減る収穫間近には外してもよい。
収穫と楽しみ方
頭を押さえて固くなっていれば収穫できる。家庭菜園では収穫後そのまま畑に置くと脇芽から2個目の小さいキャベツが採れることがある。
さらに春まで置くと暖かくなってとう立ちし花が咲き、菜の花として食べることもできる。ポイントは3つ、防虫ネットで虫対策、植える時期が遅れないこと、肥料を切らさないこと(後の2つは結球のために重要)。
Easy cabbage cultivation that is easy to succeed in home gardens, from soil preparation to planting
畑の準備と植え付け
寒さ・強風対策
プランターに植えた株は寒さや強風のせいで葉が黒くなってしまったため、不織布をかけて様子を見ることにしている。
【キャベツ栽培】苗の植え方を初心者の方向けに解説&実演します│有機栽培で野菜づくり
概要と植え付けの準備
マイファーム守口一号農園による、初期生育のポイントを含めた苗の植え方の実演解説。苗を買ってきたらまずポットに十分水を含ませておく。
植え穴を掘り、株間は40cmがおすすめ。畝が広ければ2列、狭ければ1列で畝幅に合わせて植える。暑く乾燥するので、掘った穴にたっぷり水を入れ、吸い込んでから植える。
植え方
植える前にポットの土の高さと畝の高さを揃える。ポットから抜く時は2本指で株周りを支えてひっくり返すと根鉢を崩さず抜ける。
根が回っていれば植え頃。高さを合わせて周りの土を寄せ、乾燥の早い種まき用土の上に畑の土を少しかぶせて乾燥を防ぎ、片面を強めに押さえて根鉢と畝の土をしっかり密着させる。
育苗は種まき約4週間前(8月初め)で、本葉3〜4枚(3.5枚)ごろが植え頃。育苗は1ポットに種を3〜4粒落とし、葉が当たりそうになったら2〜3回に分けて間引く(一度に間引くと残した苗が枯れた時に台無しになるため)。
初期生育と結球のポイント
キャベツは結球野菜で、結球には条件がいる。最初に出る外葉を成長に合わせて大きく育て、外側が大きくなったら順番に撤去していく。
外葉の枚数が少なかったり小さかったりすると結球しない・結球が小さくなる。だいたい20枚ほどの外葉を最初に大きくすることが重要で、そのために苗を植えた時に1回目の追肥をしておく。
追肥のやり方
植え付け時期とシンクイムシ対策
植え付けは9月上旬がおすすめ。9月中頃過ぎ〜末になると温度が下がって成長が遅くなり、外葉の枚数も足りず大きさも小さくなって結球しない・小さくなる。
防虫ネットをかけても虫は来る。特に成長点を食べるシンクイムシ(長さ2cmほど・太さ2mmほど・薄い肌色で見つけにくい)が入ると株がダメになるので、1週間ごとに畑に来て必ず成長点を確認し、葉に穴が開いて食べられていたら見つかるまで探して退治する。
キャベツ栽培の裏技(失敗なし!大きな球に育てる)栽培を大成功へ導くあっと驚く技を伝授!
概要
キャベツが結球するメカニズムから、玉を大きくする品種選び・土作り・種まき・苗の植え付け・追肥、薬剤を使わない害虫対策までを網羅した解説動画。
よくある失敗(発芽しない・巻かない・玉が大きくならない・きれいな丸にならない・外葉を食害される)を防ぐ内容。
結球のメカニズム
本来キャベツは結球しない植物で、原種は青汁の原料にもなるケール。温暖乾燥を好む非結球のケールが品種改良で結球型になり、冷涼なヨーロッパへ、さらに高温多湿の日本に合うよう改良されて明治以降に普及した(日本での本格普及は明治時代)。
結球は、ロゼット型に広がった外葉が20枚を超えると内葉が垂直に立ち上がり始め、葉表に太陽光が当たるとオーキシンが葉裏に移動して葉裏の細胞が急成長し葉が内側に湾曲する、という作用が連続して起こる仕組み。
玉を作る葉の総枚数は60〜80枚。大きな玉を採るには、結球が始まるまでに外葉(葉柄)を固く大きく育てることがポイント。
品種選びと作型
栽培地の気候に合った品種選びが最大のポイント。作型は3つ。
春キャベツ(2〜3月まき・3〜5月定植・5〜7月収穫)、夏まき/高原キャベツ(5〜8月まき・7〜9月定植・9〜12月収穫)、冬キャベツ(9〜11月まき・10〜12月定植・翌3〜7月収穫)。
暖地・温暖地は3作型とも可能だが、寒冷地・冷涼地は春キャベツと夏まきが一般的。暖地・高温期は結球性がよく裂球・腐敗しにくい品種を、高冷地・低温期は耐寒性が高く裂球しにくい品種を、冬春栽培はとう立ちしにくい低温感応性の低い品種を選ぶ。
土作り
種まきと苗選び・植え付け
幼苗期は生育が緩慢で低温・高温や害虫に弱いので、セルトレイやポットにまいて定植サイズまで育てるのが確実。結球適温は15℃前後で8℃以下や28℃以上ではうまく結球せず、玉が十分育つには種まきから3ヶ月以上かかる。
暖地では逆算して種まきリミットは8月下旬、種まきは春まき2月頃・夏まき8月頃。発芽適温15〜25℃(限界10〜30℃)で、適温なら3〜4日で発芽。
種は光は不要だが多くの酸素を必要とするため、強い・多量の水やりで用土を固めると呼吸できず発芽率が下がる。定植は種まきから35〜45日・本葉5〜6枚(セルトレイは25〜30日・本葉2〜4枚)。
苗は節間が詰まり徒長していないもの、葉色がやや淡いものを選ぶ(緑が濃すぎる苗は硝酸態窒素が多く害虫が集まる)。植え付けと同時に防虫ネットのトンネル掛けを行う。
結球しない一番の原因は植え付け遅れで、外葉20枚以上が必要。夏まきは遅れると結球せず春にとう立ち、冬キャベツは小さな苗で冬越しさせないと低温で花芽分化してとう立ちする。
株間と植え付けの天候
玉の大きさは株間で決まる。外葉を大きく育てるため株間を確保し、隣同士が養分・水分を奪い合わないようにする。
春・夏まきは玉が小さく栽培期間も短いので株間35〜40cm、玉が大きく期間の長い冬キャベツは40〜45cm。夏まきの苗の植え付けは曇天の日の夕方がおすすめ(当日は低温に当て日照時間を減らすと活着後の生育がよい)。
雨の日の植え付けは避ける(根が水を求めず深く伸びなくなり、病害の原因にもなる)。浅植えを避けて、茎が地面に露出する程度〜若干埋まる程度にやや深めに植えると結球後の株の倒伏を防げる。悪天候で定植できない時は、苗をビニール袋に包んで5℃以下の冷蔵庫に入れると3〜4週間大きさを保って保存できる。
追肥の技
キャベツは吸肥力が強く、外葉をしっかり張らせるのが玉を肥大させるポイント。過剰生育や濃度障害は起こしにくいので量より与えるタイミングが重要で、結球が始まる前(生育初期〜結球直前)が最も養分を吸収する。
追肥の遅れは玉が肥大しないだけでなく収穫遅れ・裂球・苦味増につながる。通常1〜2回。
春キャベツは定植20〜25日後・芯葉が立ち上がり結球が始まる前に速効性化成肥料または窒素肥料を1回。夏まきは2回で、1回目は定植20日後の本葉7〜8枚頃、2回目は本葉15〜20枚で結球直前。
冬キャベツも2回で年内は不要、春に芯葉が発生し始めた時と結球直前に速効性化成を与える。施肥量の目安は化成肥料で早生種1平方m当たり100〜150g、中生・晩生種150〜200g。窒素過剰や肥料過多は徒長・裂球やべと病・軟腐病を招くので、肥料切れ・遅れとともに肥料過多も避ける。
薬剤を使わない害虫対策
まとめ
キャベツは発芽後平均1日1枚のペースで葉が増え、種まき1ヶ月ほどで速度が上がり、結球期以降は1日1.5〜2枚に増える。
外葉が20枚を超えると新しい内葉が垂直に立つ。内葉はほとんど光合成できず外葉の大きさで光合成量が決まるので、内葉が立ち始める前に外葉を大きく育てることが大きな玉を作るポイント。
【タイミング】キャベツを大きくするのに必須の〇〇作業
雑草は小さいうちに除く
定植して2〜3週間ほどで新しい雑草が入ってくるので、小さいうちに除去するよう説明します。雑草が生えると湿気がたまり、雨が多い今年は一気に成長して空気がこもり、病気が出やすくなると言います。害虫のすみかにもなり、アオムシやコナガなどが株元にたまりやすくなるとのこと。今年は掻いて日光で枯らす方法が使いにくいので、バケツなどに入れて1本ずつ除去したほうが確実だと話します。
中耕で土に空気を入れる
雨が多いと土が締まり、空気の通り道がなくなって根に空気が行きづらく、成長しづらい環境になると説明します。そこでジョレンやシャベルで土をほぐして空気を入れるよう促します。話者は1列ずつ植えているので管理機で耕し、ない方は三角やジョレン、クワを使ったほうがいいかなと話します。畝にちぐはぐに植えている方は三角の先で土を掻くのがよいそうです。
追肥の量と時期
追肥は、定植して2〜3週間ほどでしっかり活着し始めたら行うよう説明します。量は軽くでよく、ひとつかみで5〜6株を目安に、パラパラと上から軽くまくといいます。肥料は化成肥料の8-8-8でよいそうです。初期に大きさを出しておかないと、寒くなって結球するとき葉の枚数が出ておらず結球しづらくなったりするので、詰まったキャベツを作るには初期の肥料分が重要だと話します。
害虫は中心の葉で確かめる
害虫のチェックでは、周りの葉だけでなく中心の葉から何枚やられていないか数えるよう勧めます。中心の新しい葉に被害がなければ、今の状態ならだいぶ順調に育っている証拠だといいます。穴があく程度なら大丈夫ですが、葉全体がズタボロにやられると回復に時間がかかるので、小さいうちから定期的に消毒などをするよう話します。
【キャベツ栽培】今やるべき重要作業!結球を大きく育てるために絶対知っておきたいポイント
結球前の外虫対策
動画は、10月中旬ごろキャベツが葉を大きく広げて結球に入る時期になると説明しています。この時期に外から入る虫にやられると光合成が悪くなったり、結球が始まったあとに虫が中に入り込んでしまうことがあり、そうなると消毒をかけても効かなくなると話しています。注意する虫としてコナガの幼虫やアオムシ、ヨトウムシ、特にアブラムシを挙げ、葉の裏側にも虫がつくため、裏側まで薬剤がかかるようにすすめています。
追肥のタイミング
動画は、キャベツの葉が大きくなり結球が近づく10月中旬を目安に、2回目の追肥を行うとすすめています。追肥は与える量が多いほど良いわけではなく、適切なタイミングで適切な量を与える必要があると説明。化成肥料を通路にまいて畝側に寄せ、伸びた根から吸わせる方法を紹介し、マルチ栽培の場合はマルチの際にまくとしています。油かすを使う場合は効きが遅いため、9月末ごろの早めの時期にまくほうがよいと話しています。
土寄せで苗を固定
動画は、追肥とセットで土寄せを行うとすすめています。土寄せをしないと雨や風で株元の土が削れ、キャベツの苗が揺れる環境ができてしまうため、株元をしっかり固めて動かないようにする目的があると説明しています。
土寄せの効果
動画は、土寄せによって肥料が土の中に入り溶けやすくなり、野菜が吸収しやすい環境になるとも話しています。また小さい雑草に土をかぶせると光が当たらず育たなくなるため雑草対策にもなりますが、雑草の一部でも土の外に出ていると再び成長してしまうため、全体を埋める必要があると注意しています。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
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