鶏ふん
役割
鶏のふんを乾燥・発酵させた安価な肥料。リン酸が豊富。
使い方
元肥・追肥に少量ずつ。においが出るので土によく混ぜる。
コツと注意
肥効が強く与えすぎ注意。使うなら発酵鶏ふんを。
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[How to use chicken manure] How to use it in your home garden? We'll explain the basics for begin...
鶏ふんとは(種類の選び方)
鶏ふんは鶏のフンを原料にした有機質肥料。市販の一般的なものは「発酵鶏ふん」で、そのまますぐ畑に入れて使える。形状はさらさらした粉状のほか、粒状・ペレット状もあり、使いやすいものを選べばよい。
一方「乾燥鶏ふん」は発酵させず乾燥させただけなので、畑に入れてから時間を置かないと使えない。購入時は発酵か乾燥かと、形状を確認すること。
特徴と向く野菜
使うタイミングと量の目安
元肥として使う場合は、植え付けの約1週間前までに施して畑を耕しておく。有害なガスが出て根が傷むのを避けるためで、少し置いてから野菜を植える。
施し方は畑全体に混ぜる全面施肥のほか、溝を掘って入れる溝施肥、株間に入れる置き肥などを野菜で使い分ける。追肥は葉色が薄くなったり実が出てきた頃に、株間に穴を開けて入れる。
量の目安は1平米あたり200g程度。入れすぎると虫が寄ったり病気になりやすいので、生育を見ながら調整する。
使うときの注意
ポイントは3つ。(1)発酵していないものは使わず発酵鶏ふんを選ぶ、(2)元肥は植え付けの1週間前までに入れる、(3)適量を守り入れすぎない。
ホームセンターで100円程度と安く、有機肥料の中でも使いやすい。雨ざらしで中が濡れているものもあるので、その場合は乾かして使い、端が傷んでいるようなものは避ける。
Tips for using chicken manure for summer vegetables !
鶏ふんの概要と成分
やってはいけない使い方
1つ目は過剰に与えること。鶏ふんはカルシウムも多く、与えすぎるとカルシウム過剰症でアルカリが強まりpHが上がる。マンガンと結合するなどして鉄・マンガンなどの吸収が阻害され、欠乏症の生理障害が出る。
トマトの元肥では鶏ふん単独でなく牛ふんなどと組み合わせる(例:牛ふん3Lに鶏ふん50cc)。元肥はやや少なめにし、足りない分を追肥で補うのが賢い。
2つ目は根の近くへの追肥。含まれる尿酸が分解される過程でアンモニアが発生し、葉緑素を破壊して肥料焼け(葉が白く枯れる、実が大きくならない)を起こす。株元から離して移植ごてで穴を開けて追肥する。
追肥後は水分を与えると分解が早まるが、寒い時期は霜柱の原因になるので与えすぎない。
正しい使い方
鶏ふん液肥の作り方(裏技)
急いで栄養を与えたい時は鶏ふんの液肥が便利。固形で与えるより早く、化成肥料の液肥並みのスピードで効く。
水に対して鶏ふん1の割合(500mlのペットボトルなら鶏ふん約50cc)を入れてよく振り、1週間ほど置く(毎日撹拌すると効果が上がる)。使う時は5倍に希釈して株元に与える。そのまま使うと肥料焼けを起こす。
Most people don't know this! Chicken manure is a super fertilizer! A complete guide to using it f...
堆肥ではなく肥料として捉える
鶏ふんの魅力(栄養・価格・カルシウム)
種類・匂い・使い方
一般的なのは粒状が多い発酵鶏ふん、他に粉状が多い乾燥鶏ふんがある。乾燥鶏ふんは生を熱乾燥しただけで、水を含むと生に戻り匂いが強い。発酵鶏ふんは一度発酵させているので匂いがマイルド。効き目は乾燥鶏ふん(粉状)が即効性、発酵鶏ふん(粒状)がゆっくり長く効く。
最大のデメリットは匂いで、原因は尿酸が空気に触れてアンモニアに分解されること。撒いた後しっかり土に混ぜ込めば空気に触れる面が減り匂いはかなり緩和される。混ぜ込むと土中で発酵・発熱するので、2週間ほど空けてから植え付けるのがおすすめ。
石灰との併用・炭化鶏ふん
鶏ふんのカルシウムには多少の石灰効果があるが、土壌pHを調整できるほどのアルカリ成分はないので石灰との併用が望ましい。おすすめは葉の緑を濃くするマグネシウム(苦土)を含む苦土石灰で、鶏ふんにも石灰分があるぶん苦土石灰を通常より減らせコストダウンになる。
匂いが気になるベランダ・室内園芸には、鶏ふんを炭化させた「炭化鶏ふん」が最適で、炭化により匂いがほぼ無臭になる。
【鶏ふんの使い方】知らなきゃ損!基礎~注意点・実際の使い方まで徹底解説!【有機農家直伝!無農薬で育てる家庭菜園】
概要と特徴(安さ・成分)
鶏ふんは鶏のフンを活用したもので、よく使われるのは発酵鶏ふん。他に乾燥鶏ふん、高温で炭化させた炭化鶏ふんがある。牛ふん・豚ふんと同じ動物性だが、鶏ふんは堆肥というより有機質肥料(牛ふんは養分が少なく土壌改善向き、豚ふんは中間)。
ホームセンターで15kg100円程度と安く、化学肥料が高騰する中でも価格が変わらず国産なのが大きなメリット。多少の匂いはあり、気になる人は風に負けにくく撒きやすいペレット状(やや高価)もある。
肥料養分が高く即効性でリン酸も多いため化学肥料同様に元肥・追肥どちらにも使える。目安成分は窒素3~4%・リン酸5~8%・カリウム3%程度で、石灰15%程度と苦土も少し含み、pHは8~9。
pHの高さとカルシウム過剰の注意
鶏の餌に貝殻などが含まれカルシウムが豊富なため、一般的な堆肥よりpHが高い。野菜栽培で消石灰・苦土石灰・貝殻石灰などを使うと、鶏ふんにも石灰が含まれるためアルカリ性になりすぎる。
カルシウムが過剰になるとpHが上がり、マンガン・鉄・亜鉛・ホウ素などの吸収が阻害され欠乏症の危険がある。他の石灰の使用量と併せてカルシウム過剰症にならないよう注意し、特にハウスは雨で流れず土壌に蓄積するので要注意。
実際の使い方(元肥・追肥・肥料焼け)
即効性が高いので元肥として使う場合は早く撒きすぎない。1ヶ月以上前などあまり早いと効果が薄れる。尿酸が分解されるとアンモニアになり、葉が白く焼けて枯れる肥料焼けを起こすことがある。
肥料焼けは土が乾燥していたり水が溜まっていると起きやすいので、雨が降った後少し落ち着いてから施すのがポイント。追肥は早く効かせたいので表層に施すのが良いが、表面に撒いただけだと害虫に卵を産みつけられる可能性があるので、軽く上から土をかけるとよい。
【鶏糞の使い方】メリット・デメリットを徹底解説!相性が良い野菜も教えます
堆肥ではなく肥料として使う
購入時の注意と形状
まず袋に「発酵」と記載のあるものを買う。未発酵のものは発酵させる必要があり初心者には不向き。次に雨で袋が濡れていないか確認する。鶏ふんは濡れると匂いがきつくなり固まって使いにくくなるので、雨よけのある店で買うとよい。
開けた時に水っぽいものは発酵が不完全な場合があるので使わない。形状は粉状(安いが風の影響を受けやすい)とペレット状(やや高いが風に強く散布しやすい)があり、地域や好みで選ぶ。
使用量と相性・匂い
成分とデメリット(バランス・pH)
リン酸が多い製品(例:窒素2%・リン酸6%・カリ3%)は、リン酸が花や実つきを良くするためトマトやなすと相性が良い。カルシウムも多く含む。
デメリットは2つ。1つ目は一般的な化成肥料(888=窒素・リン酸・カリが各8%)に比べ栄養バランスが悪く、畑の状態によっては鶏ふんだけでは窒素が不足しバランスが崩れる可能性がある。
2つ目はpHが高いこと。製品によりpH9.0~10.0(貝殻石灰と同等)のものがあるため、土のpH調整では貝殻石灰を使うか鶏ふんを使うか、あるいは両方かを考える必要がある。
まとめると、(1)土作りでなく肥料として使う、(2)匂いに注意する、(3)粉ばかりに頼らず色々な資材でバランスの良い畑を目指す。
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