トマト
ナス科の果菜。旬は6〜8月、育てやすさは「ふつう」。


科
ナス科
旬
6〜8月
育てやすさ
ふつう
向く栽培環境
ハウス
区分
指定野菜
種まき
苗の植え付けは5月(遅霜の心配がなくなってから)。種からは2〜3月に温床で育苗。
植え付け
本葉7〜8枚・一番花が咲き始めた苗を植える。株間45〜50cm、支柱を立てて誘引。
収穫
6〜8月。実全体が赤く色づいたものから順に収穫する。
日当たり
日当たりのよい場所。雨に当たると割れ・病気が出やすいので雨よけ(ハウス/軒下)が有効。
水やり
水を控えめにすると甘くなる。過湿・乾湿の急変は実割れの原因。
肥料
元肥は控えめに。実がつき始めてから追肥(つるボケ防止に窒素は入れすぎない)。
出やすい病害虫
アブラムシ・コナジラミ オオタバコガ(実に穴) 疫病・うどんこ病(雨よけと風通しで予防)
連作
ナス科。ナス・ピーマン・じゃがいもと同じ場所での連作を避ける(3〜4年)。
育て方のコツ
わき芽を早めにかき取り、1本仕立てにすると管理しやすく実つきもよい。
資料
農林水産省・e-Stat 作物統計調査(野菜)ほか
解説動画
視聴済み
0/9
の解説動画
基礎からわかるトマト栽培|トマトの育て方【カインズ野菜栽培】
概要
世界で最も多く栽培されている野菜であるトマトの、種まきから収穫までの一連の育て方を短くまとめた基礎解説。特に春から秋に育てたものは味も香りも栄養も優れるとしている。
種まき・育苗
気温が25℃くらいになったら種をまく。直径15cmほどのポットに2〜3粒まき、上から5mmほど土をかぶせる。
発芽までは土を乾かさないよう注意する。本葉が2〜3枚になる頃までに1本に間引き、日当たりの良い場所でがっしりした苗に育てる。育苗中は週に1回、薄めた液体肥料を与える。
元肥と定植・支柱
摘芯・整枝・追肥
放っておくと際限なく伸びるため、5〜6段目で葉を2〜3枚残して芯を摘み取る。真ん中の茎だけを伸ばす1本仕立てにし、葉の付け根から出る脇芽は早めに摘み取る。
1段目の実がピンポン玉大になったら一握りの化成肥料を追肥する。
摘果
1段目に実をつけすぎると2段目以降の実つきが悪くなるため、1段につき3〜4個を目安にし、先の方の実は取り除く。ただしミニトマトはこの摘果は不要。
基礎からわかるトマトの育て方|美味しいトマトの栽培方法|家庭菜園【カインズ野菜栽培】
概要
トマトは夏のイメージが強いが、味の面では涼しい秋の方がゆっくり旨味を蓄えて甘く美味しくなる、という導入から、種まき〜収穫までの手順を紹介する基礎編。内容は同チャンネルの短編とほぼ同じ流れ。
種まき・育苗
気温25℃くらいで種をまく。直径15cmのポットに2〜3粒まき、上に5mmほど土をかぶせる。
発芽までは土を乾かさないことがポイント。本葉が2〜3枚になる頃までに1本に間引き、日当たりの良い場所でがっしりした苗に育て、週1回薄めた液体肥料を与える。
元肥・定植・支柱
ミニトマト1株で600個収穫する育て方の裏ワザ!花が咲いても実らない原因と治しかた(誘引〜下葉欠き〜肥料)24/7/15
概要
5月連休に植えたミニトマトが7月頃には人の背丈まで伸び、10段ほど実をつけて一般には限界と言われるが、梅雨時のひと工夫でその倍の20段・約600個まで収穫を伸ばせるという育て方。誘引のやり直し、脇芽かき、下葉かき、追肥の4作業を実演で解説する。
なぜ10段で止まるのか
背が高くなるほど、下の方にある肥料を根から吸い上げて上へ送る力が弱まる。株元近くには肥料が届きやすく実りやすいが、上部は届きにくくなる。
そのため11段目あたりで真ん中の実が花落ちし、ゴマ粒のような小さい実で終わってしまう。ミニトマトが10段で頭打ちになるのはこれが原因。
成長点を下げる誘引(吊り下げ)
上に突き出た成長点を摘芯せず、平テープや麻紐で人の目線の高さの丈夫な枝に指2本分の隙間をあけた輪を作って結び、その紐を成長点に向けて1〜2回螺旋状に巻き付ける(折れ防止)。そのままゆっくり引いて成長点を真横くらいまで下げ、先端を支柱の下部に結ぶ。
こうすると茎はまた下から上へ伸びようとし、実際の高さを抑えつつ段数を稼げる。1本仕立てなら1本、多本仕立てなら各枝で同様に行う。密植でなければ縛りをほどいて茎を下ろし結び直す方法もあるが、葉が絡む密植では無理に下げると折れるため吊り下げ方式が安全。
脇芽かきと脇芽の見分け方・挿し苗
脇芽かきは収穫終盤まで続ける作業。節から斜め上に出る脇芽を小さいうちに取り、大きくなったものは皮がむけて主枝を傷つけないよう清潔なハサミで節元から切る。
主枝か脇芽か迷ったら節をよく見る。脇芽側の付け根には白い横筋が入り自然に折れやすい構造で、主枝側は下から筋なく繋がっている。
切り取った脇芽は梅雨で本格的な暑さの前なら挿し苗にできる。上から葉を4〜5枚残して30cmほどに切り、水を5cmほど張ったバケツに約2日、直射の当たらない半日陰に置くと切り口から白い根が出るので、9〜10cmのポリポットに育苗培土を詰めて挿し、毎朝1回水やりすれば簡単に苗ができる。
下葉かき(適葉)
葉が光合成で作った養分は、すぐそばにある実へ送られる。収穫が終わった実の周りの葉はもう役目を終えており、残すと病気の元になったり、光合成できないのに肥料だけ届いて過剰になって病気を招く。
収穫し終えた段の葉をハサミで取り除く。取るのは株元の葉ではなく「実の下についている葉」で、まだ青い実の下の葉は残す。順番に下葉を落としていくと株の新陳代謝が良くなり、実の色づくタイミングが揃って房なり(ぶどう状)にしやすく、収穫もしやすくなる。
梅雨時の追肥(液肥の葉面散布)
梅雨は雨で追肥のタイミングが取りづらく、与えた粒状肥料も雨で流れ抜けやすい。この時期は葉に直接かける液体肥料が効果的で、葉面から吸収されるスピードが速く、すぐそばの実や成長点にダイレクトに届く。
リキダスの例では野菜(表面散布)で200倍、水2Lに原液キャップ2分の1(約10ml)を週1回、葉の表裏全体にかける。ただし成長点の細い部分は肥料焼けの恐れがあるため先端から約10cmは避け、中段・下段や上部の葉にかける。あわせて梅雨に多い病害虫は、木酢液・ニンニク・唐辛子を混ぜたスプレーの定期散布で減らせる。
【トマト栽培】最初が肝心!わき芽とりで本当に良く育ちます!タイミングが重要!「初心者必見!」
概要
初心者向けに、トマトの脇芽とは何か、そして脇芽を取るときの2つの注意点(取る時期と取るタイミング)を実演で解説する。
脇芽とは
一番太い主枝から葉が派生し、その主枝と葉の付け根の間から出てくる芽が脇芽。別の株でも同様に、主枝と葉の間から出る芽が脇芽であることを複数の株で確認しながら説明している。
植え付け直後は取りすぎない
植え付けて2週間ほどでかなり大きくなるが、3〜4節目あたりから出る脇芽は人差し指くらいの長さになるまでは取らない。植え付け直後は葉が少なく、葉を広げて光合成し上や横に育つため、この時期は少しでも葉を多く残して光合成させたいから。
1〜2節目の脇芽は取ってよいが、3〜4節目は我慢する。
取る時間帯と天候
脇芽を取ると傷口になり病気が侵入するため、傷口を早く乾かして塞ぐ必要がある。取るのは午前中(遅くても昼過ぎまで)、天候は晴れの日がよく、最悪でも曇り、雨の日はNG。
手袋をした手で取るのがおすすめで、後ろにポキンと折り前に倒すときれいに取れる。ハサミを使う場合は株から株へ病気を運ばないよう毎回消毒すること。
【トマト栽培解説】誰でもできる!重要な手入れ作業&不要な作業
概要
トマトの管理作業を重要度(星の数)で仕分けして解説。雨よけハウス内だが露地栽培でも同じとし、誘引・脇芽取り(星5)、追肥(星3)、葉かき(星4)などを、肥料の見方や生理障害の理屈まで含めて説明する。
誘引と脇芽取り(星5)
トマトは本来地面を這う匍匐性の植物だが、作業性のため人の都合で上に仕立てる。誘引は紐に巻き付けたり支柱に固定していくが、弱い部分ではなく強くなってから固定し、あくまで倒れ防止程度に留める。
誘引が遅れて倒れると起き上がるのにエネルギーを使い株が弱るので、3〜4日に1回はスムーズに真上へ伸ばすのが理想。脇芽は葉の付け根から出る芽で、小さいうちに手でポキッと取る。
全脇芽に実をつけるほどトマトは強くなく養分が分散するため、まずは1本仕立てにして1本に集中させると実が大きく美味しくなる。作業は乾きやすく病気にかかりにくい晴れの日、太陽の出ている時間に行い、真夏の昼は避けて早朝にする。
葉かき(星4)
追肥と肥料の選び方(星3)
トマトは丈夫で家庭菜園なら無肥料でもできるほどだが、株が弱々しければ追肥しないと衰える。1段目の実がピンポン玉大になったら1回目の追肥を開始し、一株あたり大さじ1杯ほどの化成肥料(有機なら窒素の多い鶏ふんなど)を与える。
1回目は根がまだマルチの外まで張っていないので、マルチに穴を開けてうねの中に施す。以後は一段収穫するごとに1回追肥。
2回目以降は根がうねの外まで張るので通路にパラパラまけばよい。肥料は袋裏のN-P-K表示のうち窒素(N)とカリウム(K)を見る。
リン酸(P)は土からほぼ流れず元肥分で足りるが、窒素とカリは雨で流れて欠乏するため補う。中央(P)より両端(N・K)が入っていれば種類は何でもよい。
カルシウム(尻腐れ対策)は元肥で足りているはずで、移動が苦手なため水をしっかりやることが実質的なカルシウム補給になる。まだら黄化は軽ければ無視、ひどければ苦土石灰やマグネシウム補給。
肥料の過不足の見分け方
窒素が適量だと健全に育つ。多すぎると葉が全体に大きく内側へ巻き、花がポロポロ落ちたり、花の先端からまた葉が出る(乱形花)などが起きる。
逆に不足すると先端の葉が小さく色が薄く、上に反ったように育つ。緑が濃く内巻きで勢いが強い株は追肥を見送ってよい。
トマトトーン・摘果・色づき(星1〜2など)
トマトトーンは受粉しなくても実をつけさせる植物ホルモンだが、露地や風の入る簡易ハウスなら受粉できるので重要度は低く、花を揺らすだけでも受粉する。ただし木の勢いが強すぎる(葉ばかりで花が見えない)時に確実に着果させたいならトーンが有効。
摘果は大玉なら1段4個ほどに絞るが、ミニは基本放置。ただし花が異常に分岐して伸びる「クカ房(奇形の房)」は1個だけにするなど木の状態を見て調整する。
実が赤くならないのは、花から完熟まで約50日かかるうえ、茂りすぎで下部に光が届かないと熟しにくいため。トマト自体に日が当たって赤くなるのではなく、葉に光が当たり光合成することと適度な温度が色づきに関わる。茂りすぎたら先端の葉を少し透かす程度に切って光を入れる方法もあるが、切りすぎると近くの実へ送る養分が減るのでやりすぎは禁物。
To grow delicious large tomatoes in your home garden or on a farm, you need to thin out the side ...
概要
大玉トマトに焦点をあて、ミニ・中玉との違いを踏まえながら、脇芽かき・乾燥予防・雨よけ(裂果対策)の3つの管理ポイントを実演で解説する。植え付けから約1か月、すでに大きな実がついた順調な株を使っている。
大玉は追肥に注意(一本仕立て)
大玉トマトは葉が暴れやすく、元肥が多すぎると芯詰まりになりやすい。追肥も分量によっては芯詰まりを招き、実がつかず早めに収穫が終わってしまうので要注意。
理想はほとんど追肥せず元肥だけで育てること。一方ミニトマトは葉が小さく、多少肥料が多くてもつるボケ(下半分が葉だらけ)になりにくい。
中玉・ミニは脇芽を1本伸ばす二本仕立ても可能だが、大玉で二本仕立てにすると一つ一つの育ちと太りが遅く、養分が分散して味も薄くなりやすい。大玉は大きく美味しく食べるのが収穫の楽しみなので一本仕立てがおすすめで、特に有機肥料だけで育てる人は一本仕立てがよい。脇芽は大きくしすぎず、人差し指と親指で挟んで横に倒すときれいに取れる。
乾燥予防と尻腐れ病
大玉トマトのかかりやすい生理障害が尻腐れ病で、実のお尻が真っ黒になりやがて腐る。病気に見えるが生理障害で、原因はカルシウム不足。
石灰や鶏ふんを使っていれば土壌のカルシウムはほぼ足りており、実際に多いのは乾燥で根がカルシウムを吸収できなくなるケース。土壌が乾いている時は定期的に水を与え、症状が出た場合も水を与えるとよい。株元にバケツで水をたっぷり与えるのも一つの手。
裂果と雨よけアーチ
大玉トマトは裂果(実割れ)が特に発生しやすく被害も大きい。完熟時に雨が直接当たると起きやすいので、予防にはアーチ状の雨よけを作るのが有効。
背丈が小さい梅雨前の時期に立てておくと作りやすい。市販の鉄パイプでアーチを組んで上に張る方法や、自作の簡易ハウスで囲えば雨を気にせず育てられる。
【確実に損します】ミニトマトにこの作業しないと収穫量が減ります
概要
7月に茂ってきたミニトマトについて、主枝の先端を切る「主枝の摘芯(摘心)」をやるかどうかの判断と、その理由・やり方を解説する。切る場合と切らない場合(吊り下げ栽培)の使い分けも紹介。
なぜ摘芯するのか(積算温度)
支柱の先端よりトマトの株が上に伸びると手入れが大変になる。上部に咲いた花や実が赤く完熟するには一定の積算温度に達する必要があり、時間がかかる。
これから秋冬野菜の準備も控える中で上まで全部育てるより、主枝を切って上へ養分を送るのをやめ、実に養分を集中させた方が、上の実を8月前半〜後半に早く収穫し終えられる。上の成長点は不要なのでカットする。
切る場合と吊り下げ栽培の使い分け
農家などがやる吊り下げ栽培では、成長点が上に届きそうになるたび下へずらして茎を下げていくため、この方法なら絶対にカットしてはいけない。露地で育てている人は基本カットしてよい。
カットすると花や実へ養分が行くほか、トマトの生命力で下の方から新たな脇芽が伸びてくる。冬まで長く収穫したい人はこの下部の脇芽を伸ばして実をつけ収穫量を増やす手もあるが、これから猛暑が続くと花落ちのリスクがあり、遮光ネットやカーテンなど暑さ対策ができる環境がないと難しい。
切る位置と切る前の誘引
カットは花芽のあるところの1枚上の葉を残し、それより先の成長点をバツンと切る。花芽の付いた1枚上と1枚下の葉が実に最も養分を送るので、上部も花芽だけ残すより葉を1枚多めに残すとよい。
カットや下葉かきは傷口から病原菌が入らないよう、雨や曇りでなく晴れた日に行う。切る前には、先端に実の重みが乗って雨風で折れるのを防ぐため、茎の先端を横の直管や支柱にしっかり結ぶ誘引をしておくこと。
摘芯後も脇芽取りを続ける
主枝を切っても、葉と主枝の間からはまた脇芽が出てくる。放置すると無駄に養分を使うので、上で摘芯して安心せず、下から出てくる脇芽も確実に取り続ける。あわせて、赤く色づき始めるとカラスなどの野生動物に狙われやすくなる点にも注意を促している。
A complete guide to growing cherry tomatoes! 7 points for even beginners to succeed easily♪ [Plan...
概要
苗の選び方
茎が太くずんぐりして力強いものを選ぶ(ひょろ細い苗より風や病気に強い)。葉は濃い緑で艶があるものが健康な証で、黄ばみや虫食いのある葉は避ける。
双葉が残っているものは若く元気な証拠。節と節の間が詰まっている苗がよく、節間が長いものは光を求めて徒長している。小さなつぼみが付いた苗は植え付けに最適なタイミングとされる。
植え付けの準備と手順
支柱・誘引と脇芽摘み
苗から5cmほど離した位置に支柱を深く差し込み、麻紐などで八の字に、茎と支柱の間に少しゆとりを持たせて結ぶ(きつく結ぶと成長時に茎を傷める)。成長期はこまめに誘引する。
ミニトマト栽培で最も重要とも言える作業が脇芽摘みで、茎と葉の付け根から出る小さな芽を放置すると株がジャングル状になり、実へ行くはずの養分が奪われて実つきが悪く甘みも減り、風通しが悪く病害虫も出やすくなる。
脇芽摘みは週1回、脇芽が5cm程度に伸びた頃、人差し指と親指でつまんでくるっとひねって取る。大きくなった時はハサミを使い、病原菌が移らないよう消毒してから使う。
水やり・追肥
水は土の表面が乾いたらたっぷり与えるメリハリが、甘く濃い味の秘訣。やりすぎは味がぼやけたり根腐れの原因になる。
プランターは毎朝1回が基本、真夏は乾きやすいので夕方にもう1回。水は茎葉の上からでなく株元の土に優しく与える(葉が濡れると灰色かび病などが出やすい)。
追肥は最初の実が大きくなり始めた頃が最初のタイミングで、以後2週間に1回を目安に定期的に与える。与えすぎると葉茎ばかり茂って実がつかないつるボケや病害虫を招く。トマトが肥料過剰(メタボ)になると茎が急に太くなる・葉のギザギザが鋭くなる・葉がくるんと丸まるなどの症状が出るので、その時は追肥を控え水を多めに与えて土中の肥料を追い出す。
摘芯・収穫・下葉のメンテナンス
茎が支柱と同じくらいの高さになった頃を目安に、茎の先端を切る摘芯を行うと、それ以上伸びるのを止めて養分を実に集中させ、大きく甘い実になる。伸ばしすぎると倒れやすく、上の葉が茂って下まで光が届かない悪循環になる。
収穫の目安は実がしっかり赤く(黄・オレンジ品種はその完熟色に)色づいた頃で、つけたまま放置すると株に負担がかかるのでこまめに穫る。手でひねるか小さなハサミで収穫する。
実がつき始めたら株のメンテナンスとして、収穫した実より下の古い葉を取り除く。下葉は光がほとんど届かず光合成もあまりしておらず、残すと余計に養分を奪い風通しも悪くする。取り除くと上の新しい葉や実へ養分が回り、株が若々しさを保って長く収穫できる。
How to Prune Tomatoes for Maximum Yield and Plant Health
そもそも、なぜ整枝(剪定)するのか
アメリカの家庭菜園チャンネルEpic Gardeningによるトマトの整枝解説。必ずしもやらなくてもよいが、やったほうがいいという立場で、理由は3つ挙げている。1つ目は葉はエネルギーを作る工場だが、茂りすぎた株の内側の葉は日陰になって働いていないこと。働かない葉を落として株の資源を実に回す。2つ目は風通しが良くなること。トマトは疫病やセプトリア葉枯病など湿って空気が動かない条件で一気に広がる病気に弱いので、ここが効く。3つ目は下葉を外すと、土からの跳ね返りで病気が来るのを防げるうえ、株元に他の作物を植える余地が生まれる。
まず自分のトマトがどちらの型かを知る
整枝の正解は品種の型で変わる。「determinate(有限伸育型)」は名前のとおり草丈と一生が決まっている型で、1.2〜1.5mほどで頂点が花芽になってそこで伸び止まる。短い期間にほぼ一斉に実が熟すので、栽培期間が短い地域や、一度にまとめて収穫したい人に向くし、コンパクトで場所も取らない。一方「indeterminate(無限伸育型)」は頂点の芽が止まらず、季節が終わるまで伸び続ける。作者の住むサンディエゴ(Zone 10b)では11月まで穫れるという。「わい性の無限伸育型」は伸び方は無限伸育型だが、整枝の方針は有限伸育型と同じに扱ってよい。
わき芽(sucker)の見分け方。ここを間違えると株を潰す
整枝の対象はわき芽(sucker)=主枝と葉の付け根のあいだから、およそ45度の角度で出てくる枝。放っておくとそれ自体が葉も花も付ける「もう一本の株」になる。主枝と見分けずに切ると、主枝のほうを落として株の成長を止めてしまう。見分け方はその枝より上に、主枝側の葉と花芽が続いているかを確かめること。続いていれば、いま見ているほうがわき芽。
有限伸育型の整枝:最初の花房より下だけ
こちらは非常に単純。最初の花芽の位置を見つけ、それより下のわき芽を全部取る。それだけ。あとは地面に触れている葉があれば落とす(病気を持ち込まないため)。最初の花房より上を切ってはいけない。それは実を減らしているだけになる。わき芽は若いうちなら指で摘み取るほうが傷が小さい。大きくなっていたら消毒したはさみで切る。
無限伸育型の整枝:主枝を何本にするかを決める
こちらは育て方しだいで選択肢が広い。地面に這わせる放任もできるが、病気が増え、横方向に場所を取るので勧めない。まず地面に当たっている下葉や、病気の兆しがある葉を落とす基本の掃除をする。そのうえで、わき芽は1本残せばそれが第2の主枝になるので、全部落として1本仕立て、1本残して2本仕立て、3本、4本と選べる。4本を超えると整枝する意味がほとんど無くなる。ヒュドラのように「1本切ると2本生える」のがわき芽なので、主枝を決めたら、それ以外のわき芽の位置を順に把握して落としていく。切ったわき芽は挿し木で増やせるので、予備の株として取っておける。なお日を受けている葉(sun leaf)は残す。
この項目が出てくる攻略
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る