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作物図鑑・いも

じゃがいも

ナス科のいも。旬は5〜6月・11〜12月、育てやすさは「やさしい」。

じゃがいも
写真: 不明 / Public domain(Wikimedia Commons)

科

ナス科

旬

5〜6月・11〜12月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

指定野菜

種まき

じゃがいもは種いも(ウイルス検査済みの市販品)を植えて育てるため、種まきは行いません。大きな種いもは1片30〜50gを目安に切り分け、切り口を数日乾かすか草木灰をつけてから使います。

植え付け

春植えは霜の心配が減る2〜3月、秋植えは8月下旬〜9月上旬が目安です。切り口を下にして深さ約10cm、株間30cmほどで植え付けます。

収穫

植え付けから約90〜100日、葉や茎が黄色く枯れ始めた頃が収穫適期です。晴天が続いて土が乾いた日に掘り上げると保存性が高まります(春植えは5〜6月、秋植えは11〜12月)。

日当たり

日当たりと水はけの良い露地が適し、生育適温は15〜20℃前後で、高温多湿にやや弱く涼しい気候でよく育ちます。

水やり

植え付け後の水やりは基本不要で露地では雨まかせで十分ですが、乾燥が続く時期だけ補い、過湿は腐敗の原因になるため避けます。

肥料

元肥として植え溝や畝に緩効性肥料を施し、芽かき後と土寄せの時期に追肥しますが、窒素が多すぎると茎葉ばかり茂るので控えめにします。

出やすい病害虫

そうか病:連作を避け、石灰の入れすぎ(アルカリ化)を控える 疫病:梅雨期に多発するので水はけを良くし、発病葉は早めに除去する ニジュウヤホシテントウ:葉裏の卵や幼虫を見つけ次第捕殺する アブラムシ:ウイルス病を媒介するため見つけ次第駆除する

連作

ナス科のためトマト・ナス・ピーマンと同じ場所での連作を避け、2〜3年は間隔をあけます。

品種

ホクホク系でコロッケや粉ふきいもに向く「男爵薯」、煮崩れしにくく煮物向きの「メークイン」が家庭菜園でも定番です。

主産地

全国収穫量の約8割を北海道が占め、男爵薯やメークインをはじめ多くの品種が用途別に栽培されています。

育て方のコツ

芽が10〜15cmに伸びたら勢いの良い芽を2本ほど残して芽かきし、成長に合わせて土寄せをします。土寄せが不足するといもが地表に出て日光で緑化し、有毒なソラニンが生じるので注意します。

資料

農林水産省、北海道庁、農水省作物統計、都道府県栽培暦

解説動画

視聴済み

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失敗した人だけ見て下さい!じゃがいも栽培【植え付け〜収穫まで】初心者向け家庭菜園

概要

初心者がじゃがいも栽培で失敗しないためのコツを、植え付けから収穫まで春植え前提で解説する動画。じゃがいもは手をかけなくても比較的簡単に育つ人気野菜で、プランターでも栽培できる。

植え付け時期は春植えが3〜4月中旬、秋植えが8月下旬〜9月頃。関東基準で、暖地は半月ほど早く、寒地は半月ほど遅らせる。秋植えは期間が短く芋が大きく育ちにくいため、初心者には春植えを勧めている。

容器と土づくり

プランターは深さ30cm以上の深型を用意する。じゃがいもは土を寄せながら育てるため深さが大きな芋を作るポイント。

横幅30〜40cmで2株、株間は80cm程度。土は市販の野菜用培養土でよい。

置き場所がなければ培養土の袋の底に排水穴を開けてそのまま栽培することもできる。畑では、じゃがいもは酸性土を好むため石灰を入れすぎないよう注意する。植え付けの1週間以上前までに、1平方メートルあたり完熟堆肥2〜3kgと成分8-8-8程度の化成肥料または有機配合肥料100gを施してよく耕しておく。

種芋の準備と芽出し

種芋は12月下旬から出回るが、冬は寒さで腐りやすいため初心者は暖かくなる3月以降の購入が安心で、4月中旬頃まで入手できる。男爵・メークイン・北あかり・インカのめざめなど品種による育てやすさの差は小さいので、料理での使いやすさや食感の好みで選んでよい。

スーパーの食用いもではなく、品質が保証された植え付け用の種芋を使う。切らずにそのまま植えられる小さめの種芋(1kgに20個程度)が失敗しにくい。

植え付けの2〜3週間前から芽出しをする。日中は日向に並べて太陽光に当て、夜は寒いので家に取り込む。

2週間ほどで緑や赤紫の固い芽が出ればよい。芽出しは必須ではないが、発芽がそろい成長が良くなる。

1個30〜50gの種芋はそのまま植え、50g以上の大きいものは芽を残して縦に切り、一片が平均40g程度になるようにする。切り口には草木灰やハイフレッシュをつけて1日天日干しし、乾かしすぎてしなびさせないよう注意する。

植え付けと芽かき

水はけの良い場所に、畑では深さ10cmほどの溝を掘り30cm間隔で植える。深すぎると芽が出にくいので土は5cmほどかぶせる。

芽が5cm程度に伸びたら芽かきをし、勢いのある芽を数本残して残りを引き抜く。残す本数が少ないほど大きな芋になり、多いほど数は増えるが小さくなる。

通常は2〜3本残す。種芋が動かないよう押さえ、土の下のほうで芽を切るように引き抜く。

土寄せ・追肥と花摘み

芽かき後に1回目の土寄せと追肥を行う。土に追肥を混ぜてから株元に軽く土寄せするとより効果的。

雑草はその都度抜く。草丈が30cmほどになったら同じ要領で2回目の土寄せと追肥をする。

芋が育つと土から出て日光に当たり緑化してソラニンが増えるので、土寄せで埋める。緑化した芋はソラニンが多く食中毒の恐れがあるため注意。

大きく育つと花が咲き、トマトのような実がつく。成長への大きな影響はないが養分が実に取られるため、大きな芋を得るには花は摘み取るとよい。

収穫と保存

春植えは一般に6月中旬頃が収穫期だが、品種・地域・天候で前後する。葉の7〜8割が黄色く枯れてきた頃が目安。

雨天や雨上がりの収穫は腐りやすいので、晴天が続いて土が乾いている時に掘り上げる。掘った芋は風通しの良い日陰で土がさらっと落ちるまで乾かし、早めに取り込む。

長時間日に当てるとシワシワになったりソラニンが増えるので注意。収穫後はすぐ食べるか、風通しの良い冷暗所に保管する。収穫した芋を種芋にすると病気が出やすいので種芋には使わない。

出典: 庭なし家庭菜園!ポコずチャンネル(YouTube)で動画を見る ▶