じゃがいも
ナス科のいも。旬は5〜6月・11〜12月、育てやすさは「やさしい」。


科
ナス科
旬
5〜6月・11〜12月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
じゃがいもは種いも(ウイルス検査済みの市販品)を植えて育てるため、種まきは行いません。大きな種いもは1片30〜50gを目安に切り分け、切り口を数日乾かすか草木灰をつけてから使います。
植え付け
春植えは霜の心配が減る2〜3月、秋植えは8月下旬〜9月上旬が目安です。切り口を下にして深さ約10cm、株間30cmほどで植え付けます。
収穫
植え付けから約90〜100日、葉や茎が黄色く枯れ始めた頃が収穫適期です。晴天が続いて土が乾いた日に掘り上げると保存性が高まります(春植えは5〜6月、秋植えは11〜12月)。
日当たり
日当たりと水はけの良い露地が適し、生育適温は15〜20℃前後で、高温多湿にやや弱く涼しい気候でよく育ちます。
水やり
植え付け後の水やりは基本不要で露地では雨まかせで十分ですが、乾燥が続く時期だけ補い、過湿は腐敗の原因になるため避けます。
肥料
元肥として植え溝や畝に緩効性肥料を施し、芽かき後と土寄せの時期に追肥しますが、窒素が多すぎると茎葉ばかり茂るので控えめにします。
出やすい病害虫
そうか病:連作を避け、石灰の入れすぎ(アルカリ化)を控える 疫病:梅雨期に多発するので水はけを良くし、発病葉は早めに除去する ニジュウヤホシテントウ:葉裏の卵や幼虫を見つけ次第捕殺する アブラムシ:ウイルス病を媒介するため見つけ次第駆除する
連作
ナス科のためトマト・ナス・ピーマンと同じ場所での連作を避け、2〜3年は間隔をあけます。
品種
ホクホク系でコロッケや粉ふきいもに向く「男爵薯」、煮崩れしにくく煮物向きの「メークイン」が家庭菜園でも定番です。
主産地
全国収穫量の約8割を北海道が占め、男爵薯やメークインをはじめ多くの品種が用途別に栽培されています。
育て方のコツ
芽が10〜15cmに伸びたら勢いの良い芽を2本ほど残して芽かきし、成長に合わせて土寄せをします。土寄せが不足するといもが地表に出て日光で緑化し、有毒なソラニンが生じるので注意します。
資料
農林水産省、北海道庁、農水省作物統計、都道府県栽培暦
解説動画
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の解説動画
失敗した人だけ見て下さい!じゃがいも栽培【植え付け〜収穫まで】初心者向け家庭菜園
概要
初心者がじゃがいも栽培で失敗しないためのコツを、植え付けから収穫まで春植え前提で解説する動画。じゃがいもは手をかけなくても比較的簡単に育つ人気野菜で、プランターでも栽培できる。
植え付け時期は春植えが3〜4月中旬、秋植えが8月下旬〜9月頃。関東基準で、暖地は半月ほど早く、寒地は半月ほど遅らせる。秋植えは期間が短く芋が大きく育ちにくいため、初心者には春植えを勧めている。
容器と土づくり
種芋の準備と芽出し
種芋は12月下旬から出回るが、冬は寒さで腐りやすいため初心者は暖かくなる3月以降の購入が安心で、4月中旬頃まで入手できる。男爵・メークイン・北あかり・インカのめざめなど品種による育てやすさの差は小さいので、料理での使いやすさや食感の好みで選んでよい。
スーパーの食用いもではなく、品質が保証された植え付け用の種芋を使う。切らずにそのまま植えられる小さめの種芋(1kgに20個程度)が失敗しにくい。
植え付けの2〜3週間前から芽出しをする。日中は日向に並べて太陽光に当て、夜は寒いので家に取り込む。
2週間ほどで緑や赤紫の固い芽が出ればよい。芽出しは必須ではないが、発芽がそろい成長が良くなる。
1個30〜50gの種芋はそのまま植え、50g以上の大きいものは芽を残して縦に切り、一片が平均40g程度になるようにする。切り口には草木灰やハイフレッシュをつけて1日天日干しし、乾かしすぎてしなびさせないよう注意する。
植え付けと芽かき
水はけの良い場所に、畑では深さ10cmほどの溝を掘り30cm間隔で植える。深すぎると芽が出にくいので土は5cmほどかぶせる。
芽が5cm程度に伸びたら芽かきをし、勢いのある芽を数本残して残りを引き抜く。残す本数が少ないほど大きな芋になり、多いほど数は増えるが小さくなる。
通常は2〜3本残す。種芋が動かないよう押さえ、土の下のほうで芽を切るように引き抜く。
土寄せ・追肥と花摘み
芽かき後に1回目の土寄せと追肥を行う。土に追肥を混ぜてから株元に軽く土寄せするとより効果的。
雑草はその都度抜く。草丈が30cmほどになったら同じ要領で2回目の土寄せと追肥をする。
芋が育つと土から出て日光に当たり緑化してソラニンが増えるので、土寄せで埋める。緑化した芋はソラニンが多く食中毒の恐れがあるため注意。
大きく育つと花が咲き、トマトのような実がつく。成長への大きな影響はないが養分が実に取られるため、大きな芋を得るには花は摘み取るとよい。
収穫と保存
春植えは一般に6月中旬頃が収穫期だが、品種・地域・天候で前後する。葉の7〜8割が黄色く枯れてきた頃が目安。
雨天や雨上がりの収穫は腐りやすいので、晴天が続いて土が乾いている時に掘り上げる。掘った芋は風通しの良い日陰で土がさらっと落ちるまで乾かし、早めに取り込む。
長時間日に当てるとシワシワになったりソラニンが増えるので注意。収穫後はすぐ食べるか、風通しの良い冷暗所に保管する。収穫した芋を種芋にすると病気が出やすいので種芋には使わない。
ジャガイモ栽培【植え方】家庭菜園でも簡単にできる植え方講座 22/2/23
概要と植える場所選び
土の酸度と土づくり
畝立て
じゃがいもは湿気を嫌い、水が流れ込む場所だと病気が増える。道路より低い場所でも病気を出しにくくするため、今回は5cmほどのわずかな高畝にする。
平畝でもよい。アルミの整地板(トンボ)や三角ホーで両サイドから土を中央に寄せて小山を作り、それを崩しながら台形状に広げて畝幅60cmに仕上げる。
両側の通路は平らにし、一か所だけへこむと雨水がたまって病気が増えるので均す。畝はできるだけまっすぐにする。
植え溝と種芋
畝の真ん中に三角ホーで深さ7〜8cmの溝を切る。じゃがいもの厚み2〜3cmに覆土5cmを足した深さで、覆土は5cm確保する。
今回は一条植え、株間30cm。種芋は2〜3週間の芽出し(浴光催芽)で丈夫な芽を出し、大きいものは前日に半分に切って草木灰をまぶしてある。
メジャーで30cm間隔に印をつけて置く方法と、量が多い人向けにかかととつま先を合わせて30cm間隔で置くスピード法を紹介。植えた高畝部分は踏まないよう少し離れて作業する。
元肥と覆土
元肥は畑の肥沃度による。前作でだいこんなどを作り肥料が残っている畑では、じゃがいもは肥料が多いと葉ばかり茂って芋がつきにくくなるため元肥を入れず追肥で調整する。
あまり栽培していない畑では、8-8-8の化成肥料や有機化成を種芋と種芋の間に指3本でひとつまみ(約10g)置く。芋に直接触れると焼けたり溶けたりするので、先に肥料に土をかぶせて動かないようにするとよい。
覆土は5cmを目安に、わずかに高くした部分にトンボを斜めに当てて中央に土を削り寄せる。植えた位置がわからなくなるので緑のイボ竹を手前と奥に一直線に刺して目印にし、養生テープに品種名や植えた日を書いておくと複数品種でも混同しない。
植え付け時期の考え方
関東基準で桜が咲く頃に芽が出るくらいのタイミングがおすすめ。強い霜がなくなってきた頃に、ソメイヨシノの開花予報から2〜3週間さかのぼって植えるとよい。
梅雨の長雨や真夏の高温はじゃがいもに厳しいため、まだ寒い今のうちに植えておくのが理にかなっている。畝の両側は今後の土寄せ作業のため最低30cmは通路を空けておく。マルチは今回不使用だが、雑草が気になる人や週末しか管理できない人はマルチで管理が楽になる。
ジャガイモの育て方|春・秋の種じゃがいもの植え付け方法|タネ芋【カインズ家庭菜園】
概要と畝づくり
種芋のカット
種じゃがいもはカインズ各店や種苗店で販売されている。薬剤処理されているものが多いので、余っても食用にはしない。
植え付ける前にカットして切り口を乾燥させておく。芽が出るつぼみの部分が3〜4か所になるようにカットし、一片だいたい70gがちょうど良い。切り口に草木灰をつけ、断面を上にして陰干しで乾燥させる。
ジャガイモの上手な育て方(植え付けから収穫までを完全解説)ジャガイモ栽培方法のコツとポイントが分かる!
概要と生育適温
じゃがいもの植え付けから収穫までを網羅的に解説する動画。じゃがいもはナス科で南米アンデスの山岳地帯が原産。
ビタミンC・B群・食物繊維・鉄分・カリウム・必須アミノ酸などが豊富。高温が苦手で冷涼な気候と日当たりの良い場所を好む。
発芽適温18〜20℃、生育適温15〜25℃で、30℃を超えると芋が肥大しなくなる。寒冷地は春植えのみ、温暖地は秋植えも可能。
種芋の上に新しい芋がつくので増し土をしながら育てる。ベランダ菜園でも育てやすい。
プランターと土づくり
種芋の準備
植え付けの1週間ほど前から日光に当てると発芽と芽の緑化が促される。60g以下はそのまま植え、大型は35g前後に切り分ける。
芽は頂点部分に強く太い芽が集中するので、頂点の芽数が均等になるよう縦半分に切ると収穫量が増える。温暖地や秋植えは気温が高く種芋が腐りやすいので、小型の種芋を選んで丸ごと植えてもよい。切り口が湿ったまま植えると腐敗するので、すぐ植えるなら草木灰などをつけ、すぐ植えないなら2〜3日半日陰で乾かす。
植え付け
植え付け時期は春植え2〜3月、秋植え8月下旬〜9月上旬。発芽適温は15〜25℃で発芽まで1〜1.5か月かかる。
春は桜の頃に発芽するよう逆算して植える。マルチで地温を上げれば早植えできるが、霜に当たると発芽後の苗が枯れるため、霜が降りなくなるまではトンネルや不織布で霜対策する。
植え付けが遅いと芋の肥大期に高温となり株が枯れて収穫できなくなる。株間は約20cmで、プランターは2〜3株、袋は1株、露地は靴一足分20〜30cm。種芋は地表から10cmの深さに、切り口を下に向けて植える(雨で腐敗しにくくなる)。
芽かきと元肥・追肥
土寄せ・増し土と水やり
土寄せをしないと新芋が日光で緑化し品質が落ちる。種芋の上に新芋がつくため、増し土で芋が育つスペースを確保する。
増し土は追肥のタイミングで株元に10cmほど盛り、上から軽く押さえる。高畝にすることで水はけと通気性が良くなり腐敗と病気を防ぐ。
水やりは種芋を植えた日に行い、以降は発芽まで基本不要。生育初期は水分を多く必要とするのでプランターは表土が乾いたら与えるが、後期は乾燥気味に管理する。
過湿は種芋の腐敗や病気を招くので与えすぎない。露地は自然の雨で十分。
収穫・保存と病害虫
収穫適期は植え付けから約3か月。気温が上がると茎葉が自然に枯れ、開花後に株全体が枯れて茎葉が倒れた時が収穫の合図。
遅れると芋が腐ったり傷むので逃さない。新芋は地表から20cmまでの浅い位置につくので、株から少し離れた位置にスコップを入れて株ごと下から持ち上げ、丁寧に掘る。
晴天が2〜3日続いた後の乾いた時に収穫し、掘った場所で数時間日光に当ててから通気性の良い場所で2〜3日呼吸熱を取る。保存は通気性の良い袋に入れ常温で。
病害は疫病・モザイク病・そうか病など。疫病は生育初期にかかりやすく茎葉から広がる。
そうか病は地下の芋表面にかさぶた状のへこみができ収穫まで気づきにくい。連作を避け、排水と通気を良くし、pH調整をする。
害虫はアブラムシ・テントウムシダマシ・ヨトウムシなど。特にアブラムシはウイルス病を媒介し治療薬がないので、見つけたら早急に駆除する。
家庭菜園で大人気!秋ジャガイモの育て方重要ポイント!植え付け・芽出し・種芋・秋ジャガポイント徹底解説!【農園ライフ】
概要と秋じゃがの2つの秘訣
8月に種芋を植える秋じゃがいもを、有機無農薬の家庭菜園流で紹介する動画。栽培自体は春じゃがと基本的に同じだが、秋じゃがには成功の秘訣が2つある。
じゃがいもの生育適温は10〜23℃で、11月下旬以降は早霜や寒さで枯れることがあるため、11月中旬頃までに芋を肥大させて収穫できるよう育てるのが大きなポイント。
品種選び
秋じゃがは8月後半に芽が出て栽培を開始できる品種が向く。春に使う男爵・メークインなど北海道産の芋は休眠期間が4か月ほどと長く、この時期に植えても9〜10月まで芽が出ないことが多い。
休眠期間が2か月ほどと短い九州産の芋が最適で、男爵系の出島、メークインに近いしっとり系の西豊、皮が赤い変わり種のアンデスレッドの3つのどれかがおすすめ。これら秋向き品種は園芸店で見つかりにくく、どうしても春どりの芋を使うなら休眠が比較的短い北あかりを選ぶ。8月頃から売り出すので見つけたら早めに購入しておく。
種芋と芽出し(浴光催芽)
秋じゃがは暑い季節で切り口から腐りやすいため、種芋は切らずに丸ごと植えるのがよい。大きさは50gほどあれば十分。
数が足りずどうしても切りたい場合は、切り口がかさぶた状になるまでよく乾かしてから植える。春は日光に当てて芽出しをするが、真夏の秋じゃがでは涼しい日陰の風通しの良い場所で行う。
箱に栄養分のない砂などを入れて種芋を重ならないように並べ(砂がなければ新聞紙を敷いてもよい)、軽く土をかけて芽が出るまで待つ。8月中旬から始めて3週間ほどで芽が出れば順調。遅れると芋の肥大が悪くなることがある。
畝づくりと植え付け
芽かきと土寄せ
芽が1つの芋から4〜5つも出たら2〜3つに絞ると、一つ一つの芋が充実する。マルチ栽培なら雑草も生えずそのまま収穫まで持っていける。
芋は茎から出た脇芽の茎の先にできるため、上に土のスペースがないと芋が地上に出てしまう。地上に出た芋は緑化してソラニンという毒素ができ食べられなくなるので、芽が出てきたら周りの土を寄せて芋が太るスペースを作る土寄せを必ず行う。
雑草抜きや養分を根元に回す効果もあり、しっかり行うと芋の肥大が促進される。秋じゃがは春じゃがと一味違い、長く保存できる芋が取れる。
How to regrow potatoes from store-bought potatoes
概要と種芋の準備
スーパーで買ったじゃがいもを種芋にして育てる過程を記録した実演動画。植える1か月前にじゃがいもを購入して発芽させる。
大きいサイズ(120g・164gなど)は30〜50gに、芽が均等に分散するようにカットし、非常に大きい場合は3分の1に分ける。
植え付けと防寒
深さ10cmまで掘り、芽を上に向けて株間30cmで植える。じゃがいもの間に肥料を入れ、土で覆う。
一部はビニール袋でも栽培。翌朝に霜が降りたためビニール袋で覆い、気温が3℃まで下がった季節外れの雪ではホットキャップをつけて霜から守った。霜で葉が傷んだが、枯れ葉を切ると葉は健康に回復した。
芽かきと追肥・土寄せ
植物の高さが15cmになったら間引きし、茎を2本残す。茎を3〜4本残すと芋の数は増えるがサイズは小さくなる。
追肥をして土を追加する。高さ60〜80cmに育ち、開花時に肥料を与えて土を加える。
嵐で茎が折れそうな時は急いで施肥・増し土し、念のため紐で株を固定した。テントウムシには葉を食べる種類とそうでない種類がおり、葉を食べる方は見つけたら取り除く。
収穫と調理
植え付けから110日ほどで下葉がしおれてきたら、1株を試し掘りして芋のでき具合を確認。よく育っていたので残りも収穫し、全部で4.6kg(1株1.03kg、938gなど)。
日当たりの良い場所の株ほど芋が多かった。袋栽培のものは発芽が1つだけだったがよく育ち、畑のものより約1週間早く枯れて、袋栽培分は200gだった。収穫した芋でポテトチップス(厚めにスライスし水に10分浸してから揚げる)やバター焼き(濡れたキッチンペーパーとラップで包み600Wで3分)を作った。
[Autumn potato cultivation] 秋じゃがを腐らせずに植える秘訣
概要と春じゃがとの違い
秋じゃがを腐らせずに植える秘訣を紹介する動画。春じゃがは種芋を地表すれすれに植える浅植え(超浅植え)で、覆土代わりにもみ殻をかぶせ、種芋を囲むように直径20cmほどの円を描いて肥料を入れる方法で大きな芋が収穫できた。
しかし秋じゃがは植え方が全く異なり、春と同じ超浅植えはできない。9月はまだ地表温が高すぎ、浅植えにすると九分九厘種芋が腐るため、秋はオーソドックスな深植えが安全。
土と種芋
跡地を使い、春にしっかり土作りしてあるので堆肥は入れず、固まった土を軽くほぐすだけ。じゃがいもはアンデスの高地の荒地が原産でもともと痩せた土壌で育つため、必要以上に栄養を入れない。
じゃがいもは酸性土壌で育つので石灰は絶対に使わない。アルカリ土壌で育てるとそうか病になる。
種芋は春に収穫した芽の出た春じゃがを使い、秋専用の種芋を買う必要はない。秋じゃがは切ると切り口から雑菌が入り腐敗の危険が上がるため、必ず1個丸ごと植える。品種は料亭北鴨居・メークイン・北あかり・シャドークイーン・アンデスレッドとバラバラにし、どれが秋に育つか比較する。
植え付け
植え付けを楽にするため浅めの植え溝をつけておく。穴の底が15cm程度になるよう深植えし、種芋と種芋の間に手作りのぼかし肥料(なければ配合肥料)を1か所100gと多めに入れる。
株間は30cm。種芋の直径が5cmほどなので覆土は10cm程度になる。
土を戻したら上に配合肥料15gほどをパラパラ乗せる。畝の通路部分はカチカチなのでほぐし、マルチをかぶせて水分はここから地面に吸わせる。
マルチの重ね使い
穴なしマルチを貼り、芽が押し上げたら破る。秋じゃがでやってほしいのがマルチの重ね使いで、その上に銀マルチ(白マルチでも可)を重ねる。
重ねても蒸れることはなく、温度抑制効果が大きい。黒マルチの中は地表温よりマイナス5℃、銀マルチの中はさらに低くマイナス10℃になる。
気温がまだ30℃超えで地表温はそれ以上に高いので、生育適温15〜20℃に近づけるための工夫。銀マルチは地表温が下がるまでの期間限定なので使い回しのボロボロでもよい。
発芽したら後は春じゃがと同じ手順で、芽かきや土寄せ、垂直栽培を行う。秋じゃがは春より小ぶりだが違った味が楽しめる。
ジャガイモの土作り!イモの収量が増える土作りのコツとポイント!土作りはいつから始めてどうやるの?
概要:肥料は多いほど失敗しやすい
じゃがいも栽培でとても多い土作りの勘違いを解説する動画。堆肥をたっぷり入れ、念のため肥料も多めにし、植える直前にしっかり耕す——これらは一見正解に見えて、じゃがいもでは失敗につながりやすい。
じゃがいもは肥料をたくさん入れても育つどころか、肥料が多いほど失敗しやすい野菜。栄養をたっぷり蓄えた種芋から育てるためで、発芽して芽が伸び葉が数枚そろうまでの生育はほとんど種芋の中のデンプン中心の養分でまかなわれ、植え付け直後は土に肥料がほとんどなくても自力でスタートできる。
つるボケの仕組み
生育は前半の地上部を作る時期と後半の芋を太らせる時期に分かれ、前半は種芋の栄養が主役で土の養分は補助的。この段階で土中に肥料、特に窒素分が多すぎると、株は栄養が十分あると判断して芋を作る準備より木を大きくする方向に力を使い、これが肥料過多による「つるボケ」の基本的な仕組み。
じゃがいもは肥料があるから芋を作るのではなく、地上部がある程度育ち土中の環境が安定した時に初めて芋を太らせるスイッチが入る。肥料を多く入れてもスイッチは早まらず、むしろまだ葉を育てる段階だと判断し続けて芋の肥大が後回しになる。
肥料過多が招くトラブル
肥料の入れすぎは葉ばかり茂るだけでなく、土中で複数の問題を同時に起こす。1つ目は窒素過剰による栄養バランスの崩れで芋の肥大が進みにくくなる。
2つ目は根の働きの低下で、養分が多い土では根が遠くまで伸びず浅く弱い根になり、水分吸収が不安定になって乾燥にも過湿にも弱くなる。
3つ目は微生物バランスの乱れで、堆肥などを入れすぎると特定の微生物が増えてそうか病など土由来の病気が出やすくなり、石灰を多く入れた土と重なるとそうか病リスクがさらに高まる。
4つ目は芋の品質低下で、形がゴツゴツしたり大きさが不揃いになり、内部に空洞ができたり保存性が悪くなる。
本当に大切な土づくりの3ポイント
じゃがいもで本当に大切なのは肥料の量より土そのもの。1つ目は土の中に空気があること。
土が硬く締まると空気が減り芋が呼吸しにくく肥大が鈍り、形もいびつになるので、深めに耕して土の塊を崩す。2つ目は水はけと水持ちのバランス。
水はけが悪いと雨後に長く湿って腐敗や病気を招き、逆に水はけを意識しすぎると乾きすぎる。余分な水は抜けて必要な水分が程よく残る土が理想。
3つ目は土が落ち着いていること。耕した直後のふかふかすぎる土は不安定で、少し時間を置いて馴染んだ状態の方が向くため、土作りは植え付けの2週間ほど前に行うのが理想。
元肥の考え方と米ぬか
じゃがいもの元肥は、しっかり効かせる肥料ではなく土作りのついでに最低限という位置づけで十分。前半は種芋の栄養が主役なので、土中の肥料が多すぎると外の栄養に頼りすぎて芋を太らせる方向に進みにくく、また植え付け直後に一気に効いて後半の栄養バランスが崩れる。
目安は、完熟堆肥は土の状態を整える目的で少量だけ、化成肥料は袋の表示量の半分程度を上限にする。少なすぎると感じるくらいがじゃがいもには失敗しにくく、結果的に芋をしっかり太らせる。
特に未熟な有機分の多い肥料は効き方が読みにくく重たい土になりがちなので注意。米ぬかは分解が早く、土作り直後や植え付け直前に入れると初期に窒素が一気に効いてつるボケになりやすいので、使うなら植え付けの3〜4週間以上前に少量だけ混ぜてなじませる。
土づくりを始める時期
土作りは植え付けの2〜3週間前から始めるのがベスト。耕した直後の土は空気を含みすぎたり水分ムラがあって不安定で、この状態で植えると芽の根張りが安定せず芋の肥大がうまく進まない。
少し寝かせてから植えるこの流れが大切。春じゃがは植え付けが2月下旬〜3月上旬になることが多く、土作りは1月下旬〜2月上旬に始めるのが理想で、少し早いかなと感じるくらいでよい。
栽培地の環境や気候で植え付け日は前後するので開始日も合わせて調整する。土作りをした後は何度も土をいじらないことがポイントで、耕し直したり後から肥料を足すと落ち着き始めた土が再び不安定になる。1度でしっかり行って3週間はそのままにし、植え付け直前は表面を軽く整える程度にとどめる。
Potato Growing Masterclass: My Tips for a Bigger, Better Harvest
早生・中生・晩生で選び方が変わる
イギリスの菜園チャンネルGrowVegの解説。家庭菜園ではじゃがいもは「植えてから収穫までの週数」で分類される。第1早生(first early)は最短10週ほどで、皮が薄くて剥かずに食べられるものが多く、サラダ用の品種はここに多い。第2早生(中生)は12〜14週で真夏あたりから穫れる。晩生(メインクロップ)はさらに時間と場所が要る代わりに、芋が大きく、条件が良ければ何か月も貯蔵できる。品種は数百あるので、粉質(マッシュ・ベイク向き)か、煮崩れしない粘質(サラダ向き)か、万能かを説明文で確かめて選ぶ。作者は病気(疫病)やナメクジ・線虫への耐性がうたわれている品種も探すと言っている。
浴光催芽(チッティング)は必須ではないが、寒い時期には効く
「芽出しをしないといけない」と言われるが、必須ではない。ただし地温がまだ低い早い時期には1〜2週間の先行になるので価値がある。やり方は簡単で、芽(くぼみ)が多いほうの面を上にして並べるだけ。大きい芋は、それぞれに芽が2〜3個残るように半分に切ってもよい。置き場所は明るく涼しく、霜に当たらないところ。暗い場所に置くと、長く柔らかく折れやすい芽になる。狙いは短く太い芽。なお芽の数が多いほど芋の数は増えるが、1個あたりは小さくなるので、大きい芋が欲しければ芽の一部をかき取って1〜2本に絞る。
じゃがいもにも「有限伸育型」と「無限伸育型」がある
作者自身も最近まで知らなかったという話として、じゃがいもは近縁のトマトと同じく、determinate(有限伸育型)とindeterminate(無限伸育型)に分かれる。有限伸育型は芋がほぼ1層にできるので、土寄せよりもマルチで日陰を作り、表に出た芋が緑化しないようにするほうが効く。無限伸育型は芋が縦方向に何層にもできるので、茎の周りに土を寄せて(土寄せ)、芋がふくらむ空間を上へ作ってやる必要がある。自分の品種がどちらかを調べてから育て方を決めると、土寄せの意味がはっきりする。
容器で育てる:用土の配合と植え方
いちばん手軽なのは大きめの容器。30リットル(8米ガロン)あれば芋が太る余地があり、乾きにくい。用土はふるった庭の堆肥+使い回しの古い培養土+新しい培養土の3等分。新しい培養土は高いので、この配合で費用を抑えている。仕上げに有機の万能肥料をひとつかみ(動画ではblood, fish and bone)を混ぜる。植えるときは容器の3分の1まで用土を入れ、種芋を2個置いて、さらに3分の1を足すという手順。
【秋ジャガ】今年は特に腐りやすいのには理由がある
植え付けの時期と後作業
今年は長雨で秋ジャガを植えるタイミングが難しかったと動画は話します。本来は1週間ほど週間天気を見て、晴れ間が続くときに植えるのがいちばんいいと言います。植え付け後の作業をしないと秋ジャガが失敗する可能性が高くなるので、必ず行うよう呼びかけています。秋ジャガは収穫までの期間が短く、植え付けが遅れると収穫できる芋の大きさも変わるそうです。温度が足りないと感じたら、マルチやビニールトンネルを使う工夫も挙げています。
雑草は早めに取る
雨続きのあとに気温が戻ると雑草が育つ環境が整い、すぐ大きくなると動画は説明します。今のうちに地面を軽く掻いて雑草が根を張る機会を減らせば、あとで一気に伸びなくなるそうです。今の雑草はまだもやしのようなので、三角の道具やジョレンなどで表面を軽く掻くだけでも除去できると話します。放置すると実をつけて種が落ち、収穫のころには茎の場所が分からないほどの雑草だらけになるとしています。
排水性を確認する
台風や大雨が続いて土の中に水分がずっとあり、温度も高いと、じゃがいもが腐りやすくなると動画は話します。腐るじゃがいもを少しでも減らすため、排水性の確認を勧めています。土づくりができている畑なら水はすぐ引くのではと話したうえで、いつもより畝を高めにする、溝を切って芋に水がたまらないようにするなどの方法を挙げます。大雨の前に自分の畑のどこに水がたまるかを見ておき、シャベルで少しずつ高低差をつけた水の通り道を掘っておく方法も紹介しています。
腐りやすい秋ジャガ
秋ジャガは気温が高い状態で種芋が腐りやすいと動画は話します。植え付けからしばらくして、列の多くが地面を割って発芽してくるのに、全然割れていない所が出てくることがあり、そこは腐っている場合があるとします。腐っていた所には、多めに蓄えておいた種芋を植え直す作業が必要です。春ジャガに比べて地温が高い状態で植えるので腐りやすく、春ジャガは切って植えるのに対し、秋ジャガは丸ごと1個で植えないと腐る条件がさらに加速すると説明しています。
腐った芋の扱い
腐っているものを見つけたら、まず畝を高くして排水性を良くするよう動画は述べます。台風の直後には様子を観察するようにも話します。腐ったものを放置しても構いませんが、収穫量がその分減るので植え直すよう勧めています。取り除いた腐った芋は畑の隅に置かず、燃えるゴミですぐ捨てることで菌が広がるのを防げるといいます。種芋がもともとウイルス病に感染している場合もあり、置いておくと良いほうのじゃがいもに菌が移る可能性があるので、畑から除去するのを勧めています。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る