ナメクジ


症状
夜間に葉や実、芽を食害し、光る粘液の跡を残す。じめじめした場所で増える。
対策
夜間に捕殺し、株元を乾かす。鉢の受け皿に水をためない。
農薬に頼らないコツ
ビールトラップや、株元をわらや殻で乾かすと寄りにくい。
かかりやすい作物
みつば・生しいたけ
解説動画
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の解説動画
Slugs are a pain when working in the fields! Three ways to deal with them when they appear! A tho...
被害と発生時期
潜みやすい場所と管理
3つの駆除法(ビール・重曹・熱湯)
(1)ビールトラップ:ナメクジはビールの酵母と麦芽の匂いに寄ってくる。容器を地面に埋めてビールを注ぎ、畝の中や出そうな場所に仕掛ける。ただし死滅させる罠ではないので、寄ってきたものを割り箸で拾い上げて別途処分する。
(2)重曹:ナメクジに直接スプーン2杯ほどかけると10〜15分で動かなくなる。効果が弱ければもう1杯追加する。
(3)熱湯:大量発生時に有効で、直接かければ一瞬で死ぬ。原始的だが最も効果が高いとしている。
熱湯を使うときの注意
野菜の根元付近にいるナメクジにそのまま熱湯をかけると野菜が枯れてしまう。根元にいる場合は割り箸やピンセットで別の場所へ移してから熱湯をかけること。
処分は死んだ個体を割り箸などで1匹ずつ拾って行う。
【ナメクジ・カタツムリ】コレするだけでほぼいなくなる!生態や習性を利用した驚きの完全対策方法についてお話します。
生態と被害
無農薬の対策
(1)手取り:体が大きく見つけやすく駆除しやすいが、寄生虫がいる可能性があるので素手で触らず、軍手・手袋・トングや割り箸を使う。
(2)銅:銅テープや銅の網に触れると微弱な電気が走り嫌がるため畑の周りに配置するが、コストが高く、コケや土が乗ると効果が落ちるので継続的なメンテナンスが必要。
(3)ビール:コップが入る穴を掘り、縁が地面と同じ高さになるようコップを埋めてビール(安い発泡酒でも可)を入れると誘引されて溺れる。誘引力が強く自動で駆除できるが、2〜3日に1回交換する。
(4)板+果皮トラップ:30cm角ほどの板の両端に足を付けて地面に伏せ、隠れ家を作る。中や周りにグレープフルーツ・オレンジ・メロンなどの皮(メロンの皮が最も効果的)を置くと、餌と隠れ家に集まるので翌日まとめて駆除する。低コストで板は繰り返し使えるため、発表者の一番のおすすめ。
おすすめの農薬(リン酸第二鉄・スラゴ)
リン酸第二鉄が主成分の「スラゴ」は、ナメクジが食べると摂食をやめて畑からいなくなり、死体が見つからない形で静かに死ぬ。
ペットが誤食しても死ぬことはなく(まれに下痢や食欲低下程度)、使用回数の制限がなく有機JASにも適合する。使用量はカタツムリで1m²あたり1〜5gを均一にまく。家庭菜園なら100g入り(約700円)で足りる。
日本では流通が少ないが鉄(III)EDTA系も相対的にペットへのリスクが低い。
忌避剤の注意点
「なめくじ逃げ逃げ」はお茶由来のサポニンを使った天然100%の忌避剤。作物への影響は少ないとされるが、あくまで忌避剤なので作物から1m以上離し、密度を濃くまく必要がある。
ただしペット(犬・猫)や魚類に有害なので、川・池・水槽の近くでは使わない。
さらに注意が必要なのがメタアルデヒド入りの製品で、犬猫・魚類に強い毒性があり畑には使わない方がよい。
ナメクジが急に消えました…農家が雨の日に置く意外なもの | 家庭菜園 | 害虫対策
考え方:隠れ場所を利用して誘導する
ナメクジは野菜そのものより、安全に隠れられる湿った場所を求めている。そこで野菜から少し離した場所に、あえて居心地のよい湿った隠れ家を作ると、ナメクジが野菜からそちらへ移動する。
昔の農家は、濡らした新聞紙や薄い段ボールの切れ端をこの誘導用の隠れ家として使っていた。薬のように一気にゼロにはならないが、梅雨の間ずっと被害が続く畑では差が出る。
置き方のコツ
隠れ家は野菜の近くではなく、畝の外側や通路側に置く。近くに置くとナメクジがそのまま野菜を食べ始めやすい。
やり方は、夕方の雨が降る前や地面が湿ったタイミングで新聞紙を軽く濡らして半分に折り、地面にぴったり押し付けず少し隙間を残して置くだけ。段ボールも大きな1枚より小さめの切れ端を数か所に分ける方が集まりやすく、湿った風の弱い夜ほど効果が出やすい。
ナメクジは雨が降る前の湿度上昇でも動き出すため、降る前に置くのがよい。
置きっぱなしの失敗と朝の片付け
最も危険なのは置きっぱなし。大きな段ボールを何日も置くと快適な棲みかになって定着し、かえってナメクジが増える。昔の農家は夜だけ置いて朝に必ず回収していた。
朝、まだ地面が湿っているうちに新聞紙や段ボールをそっと持ち上げ、集まったナメクジを小さいスコップや割り箸で静かにまとめて回収する。慌てて畑に落とすと散らばるので注意。
回収後の新聞紙は濡れたまま積んでおくと再び湿気を呼ぶため、乾かして使い回すか処分する。
被害を減らす畑の環境づくり
被害が多い畑には、風が通らない・葉が込みすぎ・地面が常に湿っている・雑草や落ち葉が長く残っている、という共通点がある。問題は雨そのものより、雨のあとに湿気が残り続ける環境。
対策として、水やりは夜まで濡れが残る夕方より朝にする、葉を少し整理して風の通り道を作る、株元に落ち葉やわらを厚く密着させすぎない(梅雨は量を調整し雨後に少し持ち上げて乾かす)。
プランターの受け皿の水やブロックの隙間も棲みかになりやすいので見直す。虫と戦うより、畑全体をじめじめさせない環境管理が長続きする。
Prevent slug damage in your home garden or farm when growing fall and winter vegetables! How to r...
冬のなめくじ被害を疑う
好む野菜・嫌う匂い
被害を受けやすいのは茎ブロッコリーとはくさい。アブラナ科にはイソチオシアネートという辛み成分があり基本は避けるが、はくさいはこの成分が少ないため中に入り込んで食べる。
ブロッコリーは葉より辛くない花蕾(つぼみ)の部分を好み、丸坊主にされることもある。ナメクジは強い匂いが苦手で、パクチーやレモンバームなどのハーブ類を嫌う。
産卵・活動が活発なのは気温20℃前後だが、冬から春にかけても活動し、春には数が増えていちごを食害するため今のうちに対策するとよい。
マルチをめくって点検
コーヒーの活用
ナメクジはコーヒー(カフェインの匂い)を嫌う。直接かけるのではなく、落とした後のコーヒーがらを完全に乾燥させてから株元にまく(濡れたままだとカビが出ることがある)。マルチの上にまいても効果が期待できる。
もう一つはコーヒー石鹸水で、インスタントコーヒーで濃いめに作り(コーヒー400ccに対し自然由来の食器洗剤1ccが目安)、株元に直接かける。ひどくやられている場合は少し上までかける。雨や水で流れるので後々の薬害の心配はない。
ナメクジを家に寄せ付けない対策と駆除法【薬剤に頼らず身近な物でOK】
寄生虫のリスク(重要な注意)
ナメクジやカタツムリには広東住血線虫という線虫が寄生している場合がある。寄生した個体を食べてしまうと発熱や頭痛などの症状を起こし、最悪死に至ったケースもある。
このため素手で扱わないなど対策には神経質になった方がよい。家庭菜園で収穫した野菜を食べるときはよく洗い、ナメクジが這った後に残る液もよく洗い流すこと。
家に寄せつけない予防
ナメクジは湿気を好み、夜間や雨の日に活動的になる。侵入を防ぐ基本策として、
(1)定期的な換気で室内の湿気を減らす、(2)落ち葉や枝は隠れ家になるので家の周りや庭を掃除する、(3)砂や有機物を混ぜて水はけの良い土壌を作る、(4)プランターや鉢は直置きせずビニールテープなどで浮かせ、風通しをよくする。
忌避とトラップ
(1)コーヒー:土や作物に害がなく、インスタントコーヒーやコーヒーカスを来てほしくない場所にまく。発表者が試したところ見かける回数が減った。
(2)塩:家の周りにまくと侵入を防げるが、植物には害があるので注意。
(3)ビール・ジュースのトラップ:深めの容器にビールやオレンジジュースを少し入れて地面に埋めると、香りに誘われて入り出られなくなる。浅い容器だと逃げられるので深めにする。
このほか、ナメクジが嫌う植物の実を刻んで葉やプランター、作物の周りにまく方法も紹介している。
おとり植物と最後の注意
ナメクジはキク科の植物が大好きなので、逆にマリーゴールドなどのキク科植物をおとりとして畑の周りに植え、農作物から引き離して守る作戦も有効。これらの方法を組み合わせると侵入を防げる可能性が高まる。
繰り返しになるが、広東住血線虫に感染したナメクジやカタツムリを口にすると危険なので、収穫物はよく洗って食べること。
The Clever Way Smart Gardeners Eliminate Slugs
全部のナメクジが敵ではない
イギリスの菜園チャンネルGrowVegによる、薬剤(スラッグペレット)を使わずに数を抑える方法。前提として、ナメクジ・カタツムリは鳥などの餌になり、食物連鎖を支えているし、生きた植物を食べない種類も多く、枯れた植物を分解して養分に戻す「自然のリサイクル係」でもある。コケしか食べない種類や、他のナメクジを食べて数を抑えてくれる種類(ヒョウモンナメクジ)もいる。庭から全滅させるのは不可能なので、狙いは「我慢できる数に抑える」こと。
隠れ場所をなくす・危ない作物は苗で植える
1つ目は庭を片付けて、涼しく日陰の隠れ場所を減らすこと。放置した鉢やトレイを片付け、枯れ葉・黄変した葉を取って堆肥へ。可能なら菜園は樹木や低木から少し離す(木陰はナメクジの好条件)。2つ目は作物選びで、とくに狙われやすいのはレタスなどの葉物、アブラナ科、豆類、セロリ、にんじんの実生。これらは屋内・被覆下など安全な場所で育苗して、大きく丈夫になってから定植する。にんじんは直播きなので育苗できないので、茂った低木のない、きれいで開けた場所を選ぶ。
水やりは朝に。夜は狩りの時間
ナメクジ・カタツムリは日暮れごろから活動する。涼しく暗く、そして湿っているほど都合がよい。だから水やりは朝にして、日が暮れる前に葉を乾かしておく。同じ理由で夜は捕まえに行く時間でもある。ライトを持って庭を回り、見つけたら取る。これを定期的にやるだけで数はかなり抑えられる。
夜に回れないなら、昼間に集めさせる
わざと隠れ場所を作っておき、日中そこに集まったところを回収する。例としてレイズドベッドの壁に板を立てかける土の上に板を置く、そしてルバーブのような大きな葉を、茎を収穫したあとに残して要所へ置く。あとは2日おきくらいに裏返して、いたら取り除くだけ。
薬剤(スラッグペレット)を避ける理由
撒いて忘れられるので便利に見えるが、作者の最大の不満は有機と表示されたものも含め、たいていEDTAという結合剤を含んでいて、EDTAはミミズに害があることが示されている点。ナメクジを減らすために、庭の一番の味方であるミミズを減らすのでは本末転倒という理屈。
ビールより効く「液体のパン」
作者が好むのはトラップ。従来は鉢や小皿を地面に埋めて安いビールを入れ、2日おきに溺れたナメクジを回収して補充する方法。ただしアメリカ・オレゴン州の研究者がきゅうり・いちご・ビール・パンなど複数の誘引物を比べたところ、パンが最も強かった。パン生地は誘引はできても捕まえられないので、小麦粉1カップ+水2カップ+ドライイースト1袋を混ぜた「液体のパン」を作る。パンケーキの生地よりゆるめにして、落ちたら溺れる濃さにする。容器は蓋つきのものに、入口の切り欠きを2か所開ける。設置は切り欠きの縁が地面よりわずかに高くなるように埋めるのがコツで、こうするとオサムシのような益虫が誤って落ちるのを防げる。蓋をして雨を防ぐ。3日ほどして液が少し酸っぱくなった頃がいちばん寄るので、数日おきに回収し、10日ほどで継ぎ足すか入れ替える。とくに効かせたいのは秋の初めで、越冬前・産卵前に数を減らせる。
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