星座図鑑

しし座(春の星座)

春の宵、裏返したクエスチョンマークが高く昇ります。その鎌が獅子の頭と胸で、東へ離れた直角三角形が腰から尾にあたります。前半身と後半身の二部で組み立てます。まず裏返したクエスチョンマークをさがします。これがししの大鎌と呼ばれる六つの星の並びで、鉤の曲がったところが獅子の顔、その先端で光るのがレグルスです。…

おとめ座(春の星座)

全天で二番目に広い星座ですが、1等星はスピカだけです。ほかは3等より暗く、街の空では腕も体も消えて、青白い一点だけが残ります。スピカを見つけてから、北へ向かって組み立てます。スピカのすぐ北西に約2.7等のポリマがあり、ここがY字の分かれ目です。分かれ目から左右へ伸びる二本が乙女の両腕、下へ垂れる一本が体にあたります。…

うしかい座(春の星座)

北斗七星の柄のカーブを南へ延ばすと、橙色の0等星に降ります。それがアークトゥルスで、そこから北へ開く細長い凧の形がうしかい座です。柄のカーブをそのまま南へ延ばします。北斗七星の柄の先から曲線に沿って約30度進むとアークトゥルスに降り、この道筋が春の大曲線です。アークトゥルスを底の角として…

かみのけ座(春の星座)

形をたどる星座ではなく、暗い星が一かたまりに散る領域です。4等より明るい星が一つも無く、空が暗い場所でだけ星の粉のように見えます。線で結ぶ形を持たない星座です。うしかい座のアークトゥルスとしし座のデネボラを結び、その中点よりやや北を見ます。そこに輪郭のない星の集まりが横たわり、5度を超える広がりを持ちます。…

りょうけん座(春の星座)

肉眼で結べる星は二つしかありません。北斗七星の柄の下という位置でしか示せない星座で、見どころは形ではなく、その中にあります。結ぶ線を持たない星座です。柄の三つ星の南側の空白へ目を移します。北斗七星の柄の下、うしかい座のアークトゥルスとの間に、2.9等と4.2等の二つの星だけがぽつりと並びます。二つの間隔は約6度で…

からす座(春の星座)

春の南の低い空に、ゆがんだ四辺形がぽつんと浮かびます。小さな星座ですが周りに明るい星が無く、3等の四つ星でもよく目立ちます。スピカの南西、低い空にできた小さな四辺形をさがします。2.6等から3.0等の四つの星が一辺7度ほどのゆがんだ台形を作り、傾いた帆のような形に見えます。周りは3等より明るい星の少ない空域なので…

うみへび座(春の星座)

全天でいちばん広い星座で、頭から尾まで100度以上あります。頭は冬の空、尾は初夏の空にあり、一晩で端から端までを見渡すのは難しい配置です。頭からたどります。かに座の南西に3等から4等の星が5つ集まる小さなかたまりがあり、これが蛇の頭です。そこから南東へ下るとアルファルドに届き、さらに東へ…

かに座(春の星座)

いちばん明るい星が3.5等しかない、目立たない星座です。ふたご座としし座に挟まれた空白として位置を決めてから、小さなY字をたどります。先に空白を見つけます。ふたご座のポルックスとしし座のレグルスを結ぶと、その中ほどに明るい星の無い一角ができます。そこが、かに座です。中心にあるぼんやりした光の点を要にして…

コップ座(春の星座)

この星座が見えたなら、その夜の空は暗い側です。杯の形を作るのは3.5等から4.5等の星ばかりで、1等星も2等星も含みません。からす座の四辺形を西へ延ばした先に、横倒しの杯のような並びがあります。台になる脚が南、口の側が北を向き、うみへび座の長い胴の上に乗る位置です。先にからす座を見つけ…

ケンタウルス座(春の星座)

日本から見えるのは、この星座の上半身だけです。α星は赤緯マイナス60度台にあり、本州の空では地平線の下を通ります。うみへび座の南、からす座の下に広がる大きな区画です。日本の空に出ているのは人馬の胴から上だけで、腰から下は地平線の向こうにあります。春から初夏の宵、からす座の四辺形から真南へ視線を落とすと…

みなみじゅうじ座(春の星座)

全天でいちばん小さい星座で、日本では沖縄から見えます。面積は68.4平方度、宮古・八重山まで下がると十字の全体が地平線の上に立ちます。十字は空に2つあり、まず大きいほうの「にせ十字」を除くところから始めます。にせ十字はほ座とりゅうこつ座の4つの星でできていて、こちらより一回り大きく、4つの明るさもそろっています。…

ほ座(春の星座)

にせ十字の親元にあたる星座です。4星のうち2つがこの区画にあり、みなみじゅうじ座と間違えられる形はここから始まります。にせ十字は、この星座のκ星・δ星とりゅうこつ座のι星・ε星でできています。春の宵に南の低い空を見て、2等前後の4星がゆがんだ十字に並んでいたらこちらです。4つの明るさがおおむねそろい…

さそり座(夏の星座)

星座の形が、名前の生き物にいちばん近い一つです。頭のS字から尾のとげまで、曲がった線がそのままさそりの体をなぞります。頭のS字から入ります。西側に2等前後の3星が縦に並ぶのが頭と両腕で、そこから南東へ体が下り、尾が持ち上がってとげで終わるまでひと続きにたどれます。全体はゆるいJ字か釣り針の形で…

いて座(夏の星座)

射手の姿を探すより、ひしゃくで見るほうが早く見つかります。南斗六星と呼ばれる6星に西の注ぎ口を足すと、ティーポットの形になります。南斗六星から入ります。さそり座の尾の東に、6つの星が小さなひしゃくの形に並ぶ一角があり、これが射手の弓と矢にあたります。西へ続く星まで含めると横から見たティーポットになり、注ぎ口が西…

こと座(夏の星座)

ベガは街でも見えますが、こと座の形には郊外の空が要ります。0等の1星と、その南東に並ぶ3等から4等の平行四辺形という二段構えです。夏の宵、天頂近くでいちばん明るい白い星がベガです。そこから南東へ少し下がると3等から4等の4星が縦に細長い平行四辺形を作っており、これが竪琴の胴にあたります。…

わし座(夏の星座)

アルタイルの両隣に、星が1つずつ並びます。3つがほぼ一直線に並ぶこの形が、夏の空でわし座を決める手がかりになります。明るい星の両隣に星が1つずつ、という三つ並びが入口です。夏の宵、南東の空で白く光るアルタイルの北西に約2.7等のγ星、南東に約3.7等のβ星があり、3つが短い直線に近く並びます。ここから南へ胴…

はくちょう座(夏の星座)

天の川の真上に、大きな十字が立ちます。デネブを頂点にした北十字で、白鳥の姿はこの十字に翼を足して重ねたものです。先に十字を組み立てます。夏の大三角のうち、天の川の中に立つ1.3等の星がデネブで、ここが十字の頭にあたります。デネブから天の川に沿って南西へおよそ22度下ると、3等のアルビレオに届き、この線が縦棒になります。…

へびつかい座(夏の星座)

広いのに、目じるしになる星がありません。948平方度は全天11位ですが2等星は頭のラスアルハゲだけで、形は大きな五角形としかたどれません。頭のラスアルハゲから始めます。こと座のベガの南、2.1等の星が頭の頂点で、そこから南へ下がる細長い五角形が体にあたります。将棋の駒を大きく引き伸ばした形と見ると…

へび座(夏の星座)

空でただ一つ、体を二つに切り離された星座です。頭部と尾部の間をへびつかい座が横切っているため、見ごろの時期も高さも二つに分けて考えることになります。先にへびつかい座の五角形を見つけます。その西側にぶら下がる小さな三角形が頭部で、2.6等のウヌクアルハイを含む星の列が首から頭へ続きます。体は五角形の裏に隠れて途切れ…

たて座(夏の星座)

星をつないで形にする星座ではありません。最も明るい星が4等前後しかない代わりに、天の川がひときわ濃くなる場所として目に留まります。わし座のアルタイルから南西へ約15度下ると、天の川の帯が急に濃くなる一角に入ります。ここがたて座で、最も明るいα星でも3.9等、線でたどれる形は残っていません。…

こぎつね座(夏の星座)

肉眼では、形をたどれない星座です。最も明るい星が4.4等しかなく、見どころは星座線ではなく、コートハンガーと呼ばれる星の並びのほうにあります。夏の大三角の内側を探します。こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルが作る三角形の、アルタイル寄りの内側がこぎつね座です。4.4等のα星が最も明るく…

ヘルクレス座(夏の星座)

全天5位の面積を持つのに、1等星が一つもありません。胴体にあたるゆがんだ四辺形、キーストーンから形をたどることになります。こと座のベガとかんむり座の半円の間を見ます。その中ほどに一辺が5度ほどのゆがんだ四辺形が浮かび、これがキーストーン(かなめ石)と呼ばれる胴体です。3等前後の四星なので、街の空では四つそろわず…

かんむり座(夏の星座)

七つほどの星が、小さな半円を描きます。うしかい座とヘルクレス座の間にあり、大きさは腕を伸ばした手のひらに収まるほどです。うしかい座のアルクトゥールスから東へ約20度送ると、直径5度ほどの小さな半円が現れます。開いた側を北に向けた弧で、2.2等のアルフェッカが弧の中央に据わります。…

いるか座(夏の星座)

小さくまとまっているので、一度見つけると忘れません。3.6等から4.4等の四星が作るひし形と、尾にあたる一星だけでできた星座です。わし座のアルタイルから東へ約17度進むと、一辺3度に満たないひし形が見つかります。四星が作るこのひし形が体で、南西の一星を尾として足すと、跳ねる姿になります。…

ペガスス座(秋の星座)

秋の宵に南の空へ、大きな四辺形が一つ立ちます。ペガススの大四辺形と呼ばれる枠で、北東の角だけはアンドロメダ座の星として境界が引かれています。馬の姿より先に、四つの角を結びます。南西のマルカブから北西のシェアトへ上がり、東へ渡って北東の角、そこから南へ下りて南東のアルゲニブに戻ると、一辺およそ15度の枠が閉じます。…

アンドロメダ座(秋の星座)

秋の四辺形の北東の角から、北東へ星が3つ並びます。これがこの星座の背骨で、二つ目のミラクを起点に北へたどると、アンドロメダ銀河に届きます。人の姿は追わず、2等星の列を一本たどります。四辺形の北東の角アルフェラッツを出発点に、北東へミラク、アルマクと、2等台の星がおよそ13度おきに並び、間に3.3等のδ星が挟まります。…

ペルセウス座(秋の星座)

人の形より、天の川に沿う「く」の字の流れが先に見えます。ミルファクを中心にした星の散らばりで、折れた先には食変光星アルゴルが待っています。天の川の中を流れる「く」の字を探します。カシオペヤ座のWから南東へ視線を送ると、1.8等のミルファクが天の川の濃いあたりに光り…

くじら座(秋の星座)

全天4位の広さがありながら、目に残る星はごくわずかです。頭の五角形と胴の細い列に分けてたどる星座で、胴のそばには周期の長い変光星ミラがあります。一筆で追わず、頭と胴を別々に組み立てます。東側の頭はα星メンカルを含む3等から4等の五角形で、おうし座の足元の南に浮かびます。五角形は差し渡し10度ほどと大きく…

うお座(秋の星座)

黄道の十二星座で、最も見つけにくい部類に入ります。最も明るい星が3.6等しかなく、街の空では輪も紐も浮かんできません。入口は秋の四辺形の南に接する小さな星の輪です。ペガスス座の四辺形の南辺から少し下りると、4等から5等の星が5つほどで作る輪が浮かび、これが西の魚にあたります。輪は差し渡し5度ほどのまとまりで…

おひつじ座(秋の星座)

羊の姿にはなりません。実際に目へ入るのはゆるい弧を描く3つの星だけで、そのうち2等星は一つです。ハマル、シェラタン、メサルティムの並びがこの星座の実体です。線をつなぐ前に、羊の形を探すのをやめます。目に入るのはハマル、シェラタン、メサルティムの3つだけで、全長10度ほどのゆるい弧を西へ描きます。…

みずがめ座(秋の星座)

979平方度と広いのに、2等星が一つもありません。水瓶にあたるY字の4星を先に見つけ、そこから南へ流れる星の列をたどる順になります。先に「三ツ矢」と呼ばれるY字を見つけます。星座の中ほどで4等前後の星が4つ小さく集まり、これが水瓶にあたります。Y字は差し渡し3度ほどしかなく、双眼鏡の一視野に収まります。ここから南へ…

やぎ座(秋の星座)

肉眼で二つに分かれる星が、この星座にあります。α星アルゲディは6分角ほど離れた2星の見かけの並びで、視力と空の暗さをまとめて試せます。横に寝た逆三角形を作ります。西の端に3.6等のアルゲディと3.1等のβ星ダビーが縦に並び、そこから東へおよそ20度たどると2.9等のδ星デネブ・アルゲディに届きます。…

みなみのうお座(秋の星座)

秋の南の低い空に、明るい星がひとつだけ光ります。まわりに1等星も2等星もないため「秋のひとつ星」と呼ばれ、この星座で肉眼に届くのはほぼその一点です。みずがめ座の水がめから南へ、4等前後の星が細い列を作って流れ落ちます。その列の終点にあるのが1.2等のフォーマルハウトで、魚が水を飲む口の位置にあたります。…

さんかく座(秋の星座)

細長い三角形をつくる3つの星は、どれも3等から4等です。形は単純ですが暗く、街の空では線がつながらないまま消えてしまいます。アンドロメダ座の腰とおひつじ座の角にはさまれた場所に、長さ7度ほどの細長い三角形が横たわります。西のとがった頂点にα星、そこから東へ6度あまり離れて、β星とγ星が2度ほどの短い底辺を作ります。…

オリオン座(冬の星座)

まず三ツ星を見つければ、あとは上下に広がります。等間隔に並ぶ3つの2等星は冬の空にほかへ似た並びがなく、ここから長方形も小三ツ星もたどれます。先に三ツ星を探します。3度ほどの間に等間隔で並ぶ3つの2等星は、冬の空にほかへ似た並びがありません。見つけたら列と直角の向きへ目を振り、左上の赤い星と右下の青白い星…

おおいぬ座(冬の星座)

全天でいちばん明るい恒星が、この星座の首もとで光ります。マイナス1.5等のシリウスは街なかでも見え、低い空で激しくまたたくのがかえって目印になります。オリオン座の三ツ星を左下へ、南東の向きに約20度延ばすと、シリウスに行き当たります。ここが犬の首もとで、そこから南へ目を下ろすと2等星が三角形に並び…

こいぬ座(冬の星座)

犬の形にはなりません。肉眼で見えるのは0.4等のプロキオンと2.9等のゴメイサの2つだけで、この星座の役目は冬の大三角の角を示すことにあります。たどる形が、ほとんどありません。0.4等のプロキオンと、その北西約4度にある2.9等のゴメイサ、この2つで終わりです。残る星は4等より暗く、2つを結んだ短い線から先へは…

ふたご座(冬の星座)

2つの頭が、並んで昇ってきます。カストルとポルックスは4度半しか離れておらず、この間隔を覚えると、そこから西へ下る2本の胴体をたどれます。並んだ2つの明るい星が、双子の頭です。4度半ほど離れた2星を見つけたら、そこからオリオン座の側、つまり西から南西へ、2本の星の列がほぼ平行に下ります。これが2人の胴と脚にあたります。…

ぎょしゃ座(冬の星座)

五角形の南の頂点は、となりのおうし座と分け合っています。天頂の近くまで昇る五角形で、角にあたる星は境界の引き直しでおうし座に移りました。将棋の駒のような五角形をたどります。北の角にあるのが0.1等のカペラで、そこから東へβ星、南へθ星と下り、西側にはι星が並びます。南の頂点でおうし座と接し、この頂点のエルナトは…

おうし座(冬の星座)

V字が顔、そこから伸びる2本が角です。すばるは顔の一部のように見えますが、位置としては肩にあたり、V字とは別の星団として離れています。横向きのV字が、牛の顔です。V字を作るのはヒアデス星団で、開いた側を東へ向け、5度を超える広がりで横たわります。V字の2つの先から東へさらに延ばすと…

うさぎ座(冬の星座)

オリオンの足元にうずくまる、小さな星座です。中心が2.6等前後の星でできているため、三つ星が見えていてもこちらは街の空では埋もれてしまいます。オリオン座のリゲルから真南へ、こぶし一つ半ほど下がったところに、四つの星がつくる横長の四角形があります。これがうさぎの胴で…

エリダヌス座(冬の星座)

星をつないでいくうちに、南の地平線へ着いてしまう星座です。全天で六番目に広い1137平方度を占めますが、たどれる距離は見る場所の緯度で切られます。出発点はオリオン座のリゲルのすぐ西にある、2.8等のβ星クルサです。ここから西へ星を拾い、大きく三度折れる曲がり角を数えながら南へ下ります。一度目は西へ振れるところ…

いっかくじゅう座(冬の星座)

明るい星が無いことが、この星座の目じるしです。冬の大三角の内側にあり、1等星に囲まれた空白の領域として、まず位置のほうから見つかります。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで冬の大三角を先に描き、その内側を見ます。最も明るい星でも3.8等しかないため…

とも座(冬の星座)

かつての巨船アルゴ座の、船尾にあたる部分です。18世紀に三つへ分けられた名残なので、一隻の船として見ようとすると形がつながりません。この星座には、船として完結した並びがありません。もとは「アルゴ座」という巨大な星座で、18世紀にラカイユが船尾・帆・竜骨へ分けた区分が…

はと座(冬の星座)

うさぎ座のさらに南、地平線の近くを通る小さな星座です。2.6等のα星ファクトが目じるしですが、低い空を通るため等級どおりの明るさでは見えません。南へ降りる順に覚えます。オリオン座の三つ星からリゲルへ、そこからうさぎ座の四角へ下り、さらに同じだけ南へ送ると2.6等のα星ファクトに届きます。…

りゅうこつ座(冬の星座)

日本から見えるのは、事実上カノープス一つだけです。星座の本体は南天へ沈んでいるので、この項目はどこまで見えるかという話に尽きます。形をたどる星座としては扱えません。竜骨の本体をなす星の大半が、日本の緯度では地平線の下にあります。たどれるのはα星カノープスただ一点で…

こぐま座(一年中見える星座)

北極星を柄の先にした、小さなひしゃくです。ひしゃくを作る星が2等から5等までそろっているので、何個数えられるかがそのまま空の暗さになります。おおぐま座の北斗七星から入ります。枡の先端にあたる二星を結び、その間隔をおよそ五倍に延ばした先にあるのが北極星です。そこから南へ、柄にあたる三つの星がゆるく曲がりながら続き…

おおぐま座(一年中見える星座)

北斗七星は、この星座の腰から尾までの一部分です。熊の姿は七星の西側へ大きく広がっていて、全体では全天で三番目に広い星座になります。まず北斗七星を見つけます。これは星座の全体ではなく、熊の腰から尾にあたる部分です。枡の口をつくる二星の西へこぶし三つぶんほど送ると、3等台の星が二つずつ対になって並び…

カシオペヤ座(一年中見える星座)

北の空のW字は、北極星を探すもう一本の道です。北斗七星が地平線に低い季節でも、この五つの星は本州の空から沈みません。2等から3等の五つの星が、二か所で折れる線を作ります。西の端からカフ、シェダル、ツィー、ルクバー、セギンの順にたどると、星と星の間隔がほぼ等しいことに気づきます。…

ケフェウス座(一年中見える星座)

五角形は、横に倒れた家の形にたどります。カシオペヤ座と北極星の間にあり、屋根の先が北極星のほうを向いています。カシオペヤ座のW字と北極星のあいだに、五つの星が五角形を作ります。四角い胴に三角の屋根を載せた家を横倒しにした形で、土台の角がいちばん明るい2.5等のアルデラミンです。そこから胴の四角をたどり…

りゅう座(一年中見える星座)

北の空を長く這う、たどるのに骨の折れる星座です。こぐま座を巻くように伸びますが、明るいのは頭の四辺形だけで、胴と尾は暗い星が続きます。出発点は頭の四辺形です。こと座のベガから北へこぶし一つ半ほど進むと、四つの星がゆがんだ四角を作っています。そこから西へ折れて胴を下り、こぐま座のひしゃくの下をくぐります。…

きりん座(一年中見える星座)

北の空にひらいた、星のない領域です。756平方度と広いのに4等より明るい星がなく、肉眼では形になりません。形からではなく、周りの目じるしで囲みます。北極星とカシオペヤ座のW字、ぎょしゃ座のカペラを結ぶと、内側に明るい星のない広い空白が残ります。そこがきりん座です。いちばん明るいβ星でも4.0等で…