さやいんげん
マメ科の果菜。旬は6〜9月、育てやすさは「やさしい」。


科
マメ科
旬
6〜9月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
直まきが基本で、地温が十分に上がる4月下旬〜6月に種をまく。1カ所に3〜4粒点まきし、豆が腐りやすいので発芽までは水のやりすぎに注意する。
植え付け
本葉が出た苗を植える場合は、つるなし種は株間20〜30cm、つるあり種は30〜40cm程度あける。倒れやすいので生育に合わせて支柱を立てる。
収穫
開花後10〜15日、さやが12〜13cm程度に伸び、中の豆がまだ目立たず柔らかいうちに若ざやを収穫する。とり遅れると硬くなるので、盛りは2〜3日おきにこまめに採る。
日当たり
日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は15〜25℃ほど。高温多湿と霜や低温に弱いため、露地では遅霜の心配がなくなってから育てる。
水やり
乾燥に弱く、開花〜さやが太る時期に水切れするとさやの太りが悪くなるので、土の表面が乾いたらたっぷり与える。ただし過湿は根腐れの原因になる。
肥料
マメ科で根粒菌が窒素を供給するため元肥の窒素は控えめにし、リン酸・カリを中心にする。開花後にさやが増えてきたら様子を見て追肥する。
出やすい病害虫
炭疽病:梅雨など多湿で発生しやすいので、風通しをよくし発病した葉やさやは早めに除去する さび病:葉裏に褐色の斑点が出る。密植を避け、発生葉を取り除き広がる前に対処する アブラムシ:新芽や葉裏に群がり生育を弱らせるので、見つけしだい早めに駆除し防虫ネットも有効 ハダニ:高温乾燥期に葉裏で増える。葉水で湿度を保ち、被害葉を取り除く
連作
マメ科で連作を嫌うため、同じ場所での作付けは2〜3年あけ、他のマメ科の跡地も避ける。
品種
支柱の要らない手軽なつるなし種と、長く多収なつるあり種があり、初心者やプランターにはつるなし種が育てやすい。
主産地
主産地は千葉・北海道・福島・鹿児島などで、産地ごとに出荷時期をずらして周年で出回る。
育て方のコツ
酸性土壌を嫌うのでpH6.0〜6.5に整え、植え付け前に石灰で調整しておくと生育が安定する。とり遅れず若ざやをこまめに収穫すると株が疲れず長く採れる。
資料
農水省e-Stat/農畜産業振興機構の野菜情報/種苗会社の栽培暦を参照
解説動画
視聴済み
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インゲンの育て方を徹底解説!種まきから栽培中の管理・収穫まで【つくる通信】
概要
サヤインゲンは若いさやを収穫して食べるマメ科インゲン属の野菜で、種まきから収穫までの一連の流れを網羅した解説動画です。同じ仲間には平さやのモロッコインゲンや、さやではなく中の豆(あんこの材料)を食べる品種もあります。
つるあり・つるなしの違い、栽培時期、畑の準備、種のまき方、栽培管理、失敗例と対策、収穫までを順を追って紹介します。
つるあり・つるなしの違いと栽培時期
つるなしは草丈50cmほどで支柱がなくても育てられ、栽培期間が短く収穫期間も約2週間と短めです。つるありは2m以上に伸びるため支柱やネットが必要ですが、収穫量が多く、うまくいけば1か月ほど収穫が続きます。
発芽適温は20〜25℃、生育適温は15〜28℃。種まきは4月下旬〜5月上旬、収穫は7〜8月ごろで、種まきから約60日で収穫できます。
畑の準備と連作の注意
種まき・間引き・育苗(直まきと移植)
基本は畑に直接まく直まきで、地温が15℃以上になる4月中旬以降にまきます。株間30〜40cm、1か所に2〜3粒、深さ2cmが目安。
種まき後は鳥に食べられやすいのでネットや不織布をかけて守ります。本葉2枚ごろまでに1か所2株か1株になるよう間引きします。ポットに種をまいて育ててから植える移植の場合も1ポットに2〜3粒まき、約20日後の本葉1〜2枚のころに、根を傷めないよう優しく植え替えます。
栽培管理と追肥
つるありは支柱やネットに這わせ、花が咲いたころと収穫が始まったころに追肥します。ただし肥料が多すぎると葉ばかり茂って実がつかない「つるぼけ」になるので注意します。
つるなしは栽培期間が短く追肥は基本不要ですが、背が低くネットに這わせない分、泥はねでさやが腐ることがあるため、マルチや草マルチで泥はねを防ぎます。
失敗例と対策
収穫の見極め
さやが膨らんで長さ15〜20cmになったころが収穫の目安ですが、品種で差があるので種袋を確認します。
取り遅れると株の負担が増えるので早め早めに収穫すると、おいしい状態で食べられ株の負担も減ってたくさん実がなります。つるなしはつるありより硬くなりやすいので、あまり膨らんでいなくても早めに収穫すると硬くならずに食べられます。
When growing kidney beans in a home garden or on a farm, the early stages of cultivation are cruc...
概要
つるありインゲンのつるが伸びてきた時期(約30cm)に行う、病気予防と生育を良くするためのお世話を実演解説する動画です。
インゲンは手がかからず肥料も多くは要らない野菜で、つるは自然にネットへ絡みますが、初期からきちんと管理しないとネットがぐしゃぐしゃになり、最終的に病気の原因になると説明しています。つるなしは草丈約70cm、つるありは2m以上に伸びます。
支柱立てと誘引
インゲンは1つの穴に2粒ずつまいてあり、成長とともにネットに絡んでいきます。支柱を立てないと地面を這って外に出たり中で絡み合ったりするので、必ず支柱を立ててネットに沿わせます。
つるは伸ばしたい支柱に螺旋状に巻きつけるように誘引してやると、そのまま上へと登っていきます。2本のつるが1か所に絡んでいるものは2つに分けて誘引し、思うように絡まないときは麻ひもで支柱に結びます。
後からやると難しいので初期のうちに整理しておきます。麻ひもを使えば片付け時にそのまま残渣として捨てられて便利です。
アブラムシ対策
インゲンは小さいうちからアブラムシがつきやすく、葉の裏や成長点付近によく発生します。見逃さず観察し、手でつまむか油石鹸水、ブラシなどで落とします。
初期に対処しないと繁殖して株を弱らせます。成長点付近は柔らかく折れやすいので丁寧に、葉についたものは軽くこすって落とし、強くこすると葉が傷むので加減します。
摘葉(下葉かき)
つるが1m以上に伸びると下の方の葉が混み合って日当たりと風通しが悪くなるので、株元から30cmほどの葉を摘み取ります。その後は週1回程度、2〜3枚ずつ摘みながら栽培します。
摘葉には風通しが良くなって病気を予防し収穫期間が延びる、葉に均等に光が当たって成長が促される、アブラムシやハダニなど害虫の発生を抑えるといった利点があります。特に地面に触れる下葉は病気や害虫につながるので摘み取り、2mほどになったら中間付近の混んだ葉も何枚かカットします。
追肥の考え方
マメ科なので追肥はあまり必要ありませんが、花が咲くタイミングで少量与えると長く収穫でき、上の方まで実がしっかりします。1株あたり10〜20cc程度が目安です。
ただしつるの生育がよく、葉の色が濃く波打ったような状態のときは追肥の必要はありません。
インゲン豆の育て方(初心者でも失敗しないインゲン栽培方法|発芽しない問題)
概要
インゲンの育て方を短くまとめた入門動画です。インゲンにはつるなし種とつるあり種があり、暖かい気候を好みます。
関東ではインゲン豆、関西ではサンドマメと呼ばれ、時期をずらせば長く収穫できる家庭菜園向きの野菜です。
土作りと種まき
インゲンの育て方|基礎からわかるいんげんの栽培方法|家庭菜園【カインズ野菜栽培】
概要
インゲンの基本的な育て方をまとめた入門動画です。つるなし種とつるあり種があり暖かい気候を好みます。
関東ではインゲン豆、関西ではサンドマメと呼ばれ、時期をずらせば長く収穫できる家庭菜園向きの野菜です。
土作りと種まき
How to grow beans in April! Seed selection is important! Explaining the difference between vines ...
概要
4月にまくインゲンの栽培方法を、つるありインゲンを使って実演解説する動画です。インゲンは年間最大3回収穫でき、たくさん収穫を楽しめます。
種の寿命が比較的短い野菜なので、去年やおととしの古い種はできるだけ使わず、購入した種はその年のうちに使い切るのがおすすめです。
つるあり・つるなしの選び方
インゲンにはつるありとつるなしの2種類があり、育て方の基本は同じです。つるありは2mほどまで伸びて栽培期間が長く収穫量が多い一方、ネットや支柱を組む準備が必要です。
つるなしは草丈30〜40cmほどで支柱やネットは不要ですが、栽培期間が短く収量も少なめです。手軽さを取るか、収穫量と収穫期間の長さを取るかで、種を買うときに選びます。
元肥と種まき
支柱・ネット立てと間引き
きゅうり用ネットなどを2.1mの支柱に張って組み立て、パッカーで留めて仕立てます。
発芽して本葉が3〜4枚のころに1本を残して2本立ちに間引きします。発芽したら支柱につるを這わせ、パッカーがなければ麻ひもで固定しても十分作れます。
追肥と収穫
インゲンは成長が速く根粒菌の働きだけでは追いつかないため、花が咲き始めるころに株間へ油かすなどを追肥します。
花が咲いてさやがつき始めるとどんどん大きくなりますが、大きくしすぎると株が疲れるので、限界サイズよりやや小さめでこまめに収穫すると株を疲れさせず長期間収穫できます。
【つるありインゲン栽培】摘心と摘葉のやり方(収穫量が増えて病気と害虫が減ります)25/6/9
概要
つるありインゲンの親づるの摘心と摘葉(下葉かき)のやり方を実演する動画です。直まきや植え付けから1か月〜1か月半で親づるが人の背丈まで伸びます。
つるありインゲンは子づる・孫づるの脇から出る節に咲く花から収穫した方が収穫量が上がるため、親づるを摘心して脇を出させるのが要点です。
親づるの摘心
植え付けから1か月〜1か月半で親づるが頭の高さまで伸びたら、これ以上伸ばすと手が届かず管理しづらく、取り遅れで種を持って株が弱るので、突き出た親づるの新芽(親づるの芯)を手かハサミで止めます。
伸びすぎてつるが硬いときは無理に引っ張ると折れたり下が切れたりするので、きれいに洗ったハサミを使います。親の芯を止めると下から出る子づるの勢いが増し、子づるや孫づるの節からも花が咲いて収穫できます。
摘心しないと成長点近くで支柱やひもにぐるぐる巻きついて上がお団子状になり、下に養分が行かず上が重くなって、風でパタンと倒れやすくなります。台風でインゲンがだめになるのは上が重すぎるためです。腰から胸の高さで収穫する方がよい実がなり病気も減ります。
摘葉と株元の処理
親づるから出る大人の葉は一番大きく、きゅうりの葉に似て1か所から3枚が三角形に出ます。風で支柱やつるに擦れて茶色い傷がついた葉は、病気の入口になるのでハサミで取り除きます。
葉数が足りないときは1枚だけ切って残り2枚を残し、葉面積を稼ぐと光合成で甘くおいしいインゲンが実りやすくなります。取りすぎもよくないので、初めは傷んだ最小限だけにします。
株元は雨で泥水が跳ね返り雑菌が乾いて病気が入りやすいので、つるを切らないよう丁寧に葉を取ってすっきりさせ風通しを良くします。
下を閉めたままだと影ができ、マルチの穴にマメコガネ(コガネムシ類)が卵を産んで幼虫が根や茎を食害したり、成虫が葉や実、花を食べて収穫量が下がります。近年多いカメムシ類もインゲンが大好きで、驚くと下に落ちてマルチに入り込み、株元の葉裏に光沢のある卵を大量に産むため、下葉を透かすことが大切です。
子づる・孫づるの整理と病気予防
下から子づる・孫づるが何度も発生します。つるが絡む場所がなく上が埋まってきたら、横に出ているものをハサミで切り離します。
増やせば収穫量は上がりますが、増やしすぎると中が込み合って葉が茂りすぎ、実が見つけられず株が弱るので、絡み合いすぎたと感じたら適宜摘心します。梅雨の湿度が高い時期は葉が枯れ込む病気や、赤いさびのような斑点がつくさび病の発生源にもなるので注意します。
収穫量とカルシウムの葉面散布
親づるを摘心すると脇の子づるの伸びが初期の10倍以上速くなり、花も一気に咲いて収穫量が上がります。上の負担が減れば風でも支柱が倒れず、実がたくさんぶら下がっても木に負担がなく収穫量が何倍にも増えます。
肥料は初めは不要ですが、与えるならカルシウム入りの液体肥料がおすすめで、家庭菜園ではハイポネックスのリキダスなどを規定通り水で薄め、支柱・つる・葉・株元全体にスプレーします。葉から取り込まれたカルシウムで表面の細胞が強くなり病害虫の被害が減り、花付きもよくなります。花が風で落ちるのはミネラル不足のためで、植え付けから1か月目ごろにカルシウムを葉面散布するのも一つの方法です。
インゲンマメの上手な育て方(種まきから収穫までを完全解説)インゲンマメ栽培のコツとポイントを掴める!
概要
インゲン豆の種まきから収穫までを網羅した解説動画です。中南米原産のマメ科の実野菜で、17世紀に中国から日本に伝わり、江戸初期に隠元禅師が持ち帰ったことが名前の由来です。
つるあり種とつるなし種があり、つるなしは自立して大掛かりな支柱が不要でベランダなど狭い場所でも楽しめます。
栽培できる温度幅が狭く安定した気候を好み、10℃以下では生育不良、30℃以上では落花やさやの肥大不良が起こります。2月からの保温栽培もできますが、4〜5月にまいて7月上旬に収穫を終える作型が一般的で、種まきから収穫まで約2か月半と短いため、1〜2週間ずらしてまくと収量を調整できます。
プランターと土作り
プランターは標準タイプ60cm程度以上を使い、小さいと根詰まりで生育不良になります。深型を使うと根が深く張って実つきと収量が増えます。
市販の培養土が手軽で、自分で配合するなら赤玉土6.5・腐葉土2.5・バーミキュライト1に、苦土石灰を用土10Lあたり10g、普通化成肥料を10Lあたり10〜30g混ぜます。用土は縁から5〜8cm低い8分目にしておきます。
露地では植え付け2週間前までに酸度調整を終え、種まき2週間前に石灰1平米あたり150g、堆肥2kg、化成肥料(15-15-15)100gを施します。適した土壌pHは6.0〜6.5で、pHを1上げるには苦土石灰が1平米あたり約400g(60cmプランターで約50g)。畝は幅60〜70cm、高さ10〜15cmの平畝でしっかり耕します。
種まきと間引き
移植に弱いので直まきが良く、発芽適温は23〜25℃、中間地では4〜6月がまき時です。早まきはマルチやトンネルで保温します。
やや冷涼を好み高温多湿に弱いので、梅雨前に収穫を終えるようまき日を決め、暖地では耐暑性のある品種を選ぶのがコツです。株間は30cmが目安で、種にかぶせる土が厚すぎると酸素不足や光量不足で発芽率が下がります。
適温内なら4〜5日で発芽し、本葉3〜4枚のときが間引きの適期で元気な苗を2本残します。低温期の早まきはポットまきがおすすめで、1か所に2〜3粒を1cmの深さにまき、本葉2枚で1本立ちにして保温しながら育てます。
苗の植え付けと支柱立て
生育適温は15〜23℃(最低10℃・最高30℃)で、植え付けは日中10℃を超える4〜6月ごろ、桜の開花が目安です。良い苗は草丈15cm前後で本葉の緑が濃く茎が太いもの。
移植を嫌うので本葉が2〜3枚以下の若いうちに植え、双葉の後に出る初生葉は本葉ではない点に注意します。2本立ての苗は株間30cm、購入した1本立ちポット苗は15〜20cmで植えます。
日当たりと風通しの確保が多収のポイントで、苗が小さく倒れやすいうちに早めに支柱を立てます。合掌式が収穫しやすくおすすめで、脇芽を広げながら伸ばします。つるなしは基本支柱不要ですが仮支柱にひもで緩く結ぶと倒れを防げ、品種により草丈は2m以上になるので支柱の長さを合わせます。
水やりと追肥
極度の乾燥を嫌うのでやや多湿気味で育て、種まきから発芽まで、また本葉が出て開花するまでは水切れに注意します。開花後は水やりを増やしますが、花に直接かけると受粉に失敗することがあるので根元中心に与えます。
開花後の水不足は落花や実つき不良の原因になります。マメ科で根粒菌がいますが、インゲンは他のマメ科より肥料を多めにします。
生育初期は元肥で十分なので開花までの追肥は基本不要で、葉が黄色いときや生育が悪いときだけ与えます。開花後につぼみが膨らみ始めたら普通化成肥料を1株あたり3〜5g株の周りにまいて用土と混ぜ、露地では1平米20〜30gを施します。初期に窒素を与えすぎるとつるぼけで実がつかないので、初期は少なめ・開花後は多めが多収のコツです。
収穫
開花から10〜15日でさやの長さが10〜15cmになったら収穫適期です。取り遅れるとすぐ実が大きくなってさやが硬くなり食味・食感が落ちるので、適期を逃さないようにします。
さやを手でもぎ取るかハサミで根元を切り、大きくなった果実から次々と収穫します。適期を過ぎた大きな果実を残すと株が弱って収量が減ります。
開花が終わり残った果実も太らなくなったら栽培終了で、株を抜き取ります。後作は根粒菌の働きで窒素分が豊富なので、夏の実野菜や根野菜を肥料なしでも育てられます。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
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