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作物図鑑・果菜

ズッキーニ

ウリ科の果菜。旬は6〜8月、育てやすさは「ふつう」。

ズッキーニ
写真: Donovan Govan. / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

ウリ科

旬

6〜8月

育てやすさ

ふつう

向く栽培環境

露地

区分

定番

種まき

発芽適温は25℃前後。3〜4月にポットへ3〜4粒を深さ1cmほどでまき、保温して育苗し、本葉が3〜4枚になった頃に間引いて1本立ちにします。

植え付け

霜の心配がなくなる4月下旬〜5月に植え付けます。株が大きく葉を広く張るため、株間は80cm前後とゆったり確保します。

収穫

旬は6〜8月。開花後4〜6日、長さ20cm前後の若い果実を早めに収穫します。とり遅れると味が落ち株も疲れるため、こまめに収穫します。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温は20〜25℃前後。露地栽培に向く夏の果菜です。

水やり

乾燥に弱いため、株元に定期的にたっぷり与えます。ただし過湿は病気の原因になるので水はけも確保します。

肥料

元肥をしっかり施し、果実がつき始めたら2週間に1回ほど追肥して肥料切れを防ぎます。

出やすい病害虫

うどんこ病:高温乾燥期に発生。風通しを良くし、発生した葉は早めに除去する 灰色かび病:多湿・過繁茂で発生。傷んだ花や果実を取り除き換気を良くする アブラムシ類:新芽やつぼみに寄生しウイルス病も媒介。防虫ネットや早期の駆除で対処する ウリハムシ:葉を食害。育苗期は行灯やネットで守り、成虫は見つけ次第駆除する

連作

ウリ科のため、同じウリ科を続けて作ると連作障害が出やすく、2〜3年は間隔をあけます。

品種

初心者には草姿がまとまり収穫しやすい緑果種が育てやすく、彩りには黄果種もおすすめです。

主産地

長野県が全国一の産地で、宮崎県・群馬県などが続きます。

育て方のコツ

雌花が咲いても実がつかない時は、朝のうちに雄花の花粉を雌花につける人工授粉で確実に着果します。株が暴れないよう古い下葉を整理すると病気予防にもなります。

資料

農研機構NARO/都道府県栽培暦/農水省e-Stat(地域特産野菜生産状況調査)

解説動画

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ズッキーニの育て方完全ガイド|図解で初心者にもわかる栽培のコツを徹底解説!

概要と品種選び

ズッキーニはかぼちゃの仲間で、つるを伸ばさず場所を取らないため「つるなしかぼちゃ」とも呼ばれます。細長型・丸型・UFO型などがあり、品種によって雄花・雌花の数や咲くタイミングが異なります。

株数が限られる家庭菜園では、雄花が多い品種と雌花が多い品種を組み合わせて植えると開花が重なりやすく受粉が成功しやすいと解説。ダイナーは雄花が極端に少ないため少数株では人工授粉が難しく、オーラム・ブラックエッグ・ゴールディなどは雌雄のバランスが良く育てやすいと紹介。

グリーンエッグは雌花率が高く、ゼルダシャットは雌花が少なく雄花が安定して咲くため栽培しやすいとしています。かぼちゃを併植している場合はその雄花の花粉も利用できます。

種まき・育苗

春まきが基本ですが、夏にまいて秋に収穫できる品種もあります。発芽適温は25〜30℃、生育適温は18〜23℃。

種まき時期は温暖地で4月中旬〜7月下旬、中間地は春まき3月中旬〜5月中旬・夏まき(秋どり)8月中旬頃から、寒地は春まき2月中旬〜4月下旬・夏まき8月下旬頃から。気温が低い時期は9cmポットに湿らせた種まき用土を入れ、深さ1cmほどの穴に1粒だけまいて覆土・鎮圧・水やり。

市販の種は10粒前後と少なく発芽率も8〜9割あるため、1か所複数まきの間引きは種がもったいないので勧めません。発芽まで25℃前後を保つよう簡易ビニールトンネルや暖かい室内で管理します。

土づくりと植え付け

適したpHは6.0〜6.5。種まき・植え付けの3週間前に必要なら苦土石灰を1平方mあたり100gまいて耕し、2〜3週間前に完熟堆肥2kg・発酵鶏ふん150g・米ぬか60g・油かす20g・草木灰10gを施してよく耕します。

肥料を好みますが窒素の与えすぎは軟弱化してうどんこ病を招くので注意。黒マルチや敷きわらで泥はねを防ぎ葉裏の汚れによる病気を抑えます。

プランターは大型を用意し1株が理想。本葉3〜4枚になったら植え付け、畝は高さ15cm・畝幅80〜100cm・株間80〜100cmとします。

地這い栽培と立体栽培

地這い栽培は敷きわらだけで済み誘引の手間がなく風の影響も少なく管理が楽ですが、風通しが悪くうどんこ病にかかりやすく、横に広がるためスペースを取ります。

立体栽培は風通しが良く病気のリスクが大幅に減り狭い場所で栽培できますが、成長のたびに支柱への誘引が必要で、茎が折れるとその時点で終わってしまいます。立体栽培には支柱4本で葉柄と支柱を紐で結ぶ方法、株から10cm離して支柱1本を立て10〜20cm間隔で誘引する方法、群馬県の農家が2本の葉柄を利用する方法などがあります。

追肥・人工授粉・下葉かき

追肥は果実がなり始めたら1回目に1株あたり化成肥料30gを施し、以降2週間に1回30g。ズッキーニは雌雄同株で1株に雄花と雌花が咲き、雌花は花の下に小さな子房(果実になる部分)が膨らんでいます。

授粉は朝、花がしっかり開いたタイミングで雄花を取って花びらを除き、おしべの花粉を雌しべに直接つけるか筆でつけます。作業は朝5〜7時がベスト、遅くとも8時までに。

雌雄の開花がずれて授粉できないときはトマトトーンという植物ホルモン剤も使えます。成長で古くなった下葉は風通しと日当たりのため、収穫が始まった頃から実を取った下の葉を定期的に取り除きます。奇形や着果不良の実は早めに摘果します。

収穫の見極め

開花から5〜7日後が収穫の目安。細長型は果実の長さが18〜20cmになったら食べ頃です。

成長が非常に早く1日で数cm伸びることも珍しくなく、収穫が遅れると味が落ち、株に負担がかかって全体の収量も落ちます。こまめに観察して早めに収穫します。

出典: ほっくりファーム(YouTube)で動画を見る ▶