さやえんどう
マメ科の果菜。旬は4〜6月、育てやすさは「やさしい」。


科
マメ科
旬
4〜6月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
暖地〜温暖地の露地では10月中旬〜11月中旬に直まきし、幼苗で越冬させて春に収穫します。深さ2〜3cmの穴に3粒ほどまき、早まき・遅まきとも寒害や生育不良を招くため適期を守ります。
植え付け
直まきが基本ですが、苗を使う場合は本葉2〜3枚の若苗を植えます。株間は約30cmとり、つるが伸びるので支柱やネットを立てて誘引します。
収穫
絹さや系は開花後おおむね2週間前後、さやが膨らむ前の平たく薄いうちに収穫します。旬は4〜6月で、採り遅れると硬くなるためこまめに収穫すると長く楽しめます。
日当たり
日当たりと風通しのよい冷涼な気候を好み、生育適温は15〜20℃です。幼苗で厳寒期を越すため、秋に生長させすぎないのがポイントです。
水やり
過湿を嫌うので土の表面が乾いたら与える程度に抑えますが、開花〜さやが太る時期に極端に乾かすと実つきが悪くなるため注意します。
肥料
根粒菌が窒素を供給するため元肥の窒素は控えめにしてリン酸を効かせ、追肥は春の生育再開時とさやのつき始めに少量与えます。
出やすい病害虫
うどんこ病:春の乾燥期に発生しやすいため、密植を避け風通しをよくし、発病葉や下葉を早めに除く アブラムシ:新芽やさやに群がりウイルス病も媒介するため、防虫ネットや反射資材で予防し見つけ次第駆除する 立枯病・根腐れ:連作や排水不良で発生するため、輪作と高畝で水はけを確保する ハモグリバエ:葉に白い食害痕を残すため、被害葉を早めに摘み取る
連作
マメ科で連作障害が特に出やすく、同じ場所での栽培は3〜4年以上あけます。酸性土壌に弱いため、事前に苦土石灰で酸度を調整します。
品種
さやを食べる絹さや(キヌサヤ)のほか、さやごと実も食べるスナップエンドウ、大型のオランダエンドウなどがあり、家庭菜園には育てやすい絹さや系がおすすめです。
主産地
農林水産省の統計では鹿児島県が生産量首位で、福島県・愛知県などが主要な産地となっています。
育て方のコツ
越冬は本葉2〜4枚の小さな状態に整えるのが成功の鍵で、大きく育ちすぎた苗は寒さに弱く傷みます。株元をわらや腐葉土で覆うと防寒になります。
資料
タキイ種苗・サカタのタネの栽培マニュアル(園芸一般知識で確認)、産地は農林水産省統計・農畜産業振興機構(alic)野菜情報
解説動画
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サヤエンドウの上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)サヤエンドウ栽培方法のコツとポイントが分かる!
概要
さやえんどうは秋にまいて翌春に収穫する作物で、種まきから収穫までおよそ6か月かかる。種まきは10月末〜11月上旬、苗の植え付けは11月と3月が目安。
温暖地では夏まきもできるが、寒冷地は秋まきを避けて春まきにする。マメ科のつる性で発芽適温18〜20℃、生育適温15〜20℃とやや冷涼な気候を好む。
生育中に25℃以上になると生育が衰えて枯れ上がり、収量が落ちる。過湿に弱く、水はけの良い土で育てる。
未熟なさやを食べる品種がさやえんどう(絹さや)、さやと豆を一緒に食べるのがスナップエンドウ、豆だけ食べるのがグリーンピース。ビタミンCが豊富。連作障害が出やすく立枯病など土壌伝染性の病気が出るので、同じ場所での栽培は4〜5年あける。
プランターと土作り
種まき・育苗
秋まきは直まき、寒さの残る春まきはポットまきして移植する。発芽適温15〜20℃、発芽までは5〜7日。
一晩水につけてからまくと発芽が揃う。直まきは瓶の底などでまき溝をつけ、1か所に4〜5粒を深さ2〜3cmでまき、薄く覆土して軽く押さえる。
ポットは1か所3〜4粒。本葉3〜4枚になったら畑に移植する。
冬越しの苗は大きすぎると霜や寒風で枯れるので種まき時期を守り、気温が高い年は遅らせる。発芽後しばらくは鳥害に遭いやすいので不織布で覆う。間引きは本葉2〜3枚の頃に、生育の悪い株を根元から切って2〜3本立てにする。
植え付け・土寄せ
苗から育てると簡単。植え付けは11月中旬〜12月中旬(寒冷地は3月以降)で、本葉3〜4枚以下の小さな苗を選ぶ。
大きすぎる苗は霜や低温で傷む。根鉢を崩さないよう植え、株間15〜20cm、植え付け後1週間はたっぷり水やり。
根が露出すると株が弱るので、間引きや追肥のタイミングで用土を株元に寄せる。プランターは用土が減りやすいので補充する。
支柱・誘引と水やり
草丈が高く茎が細く風に弱いので支柱を立てる。時期は草丈30cmを超える2月下旬〜3月中旬。
草丈は1.5mを超えるので2m以上の支柱を40〜50cm間隔で立て、上部に横向きの支柱を渡して固く連結し、根元を深く挿して丈夫にする。30cm間隔で紐を横に張ってつるを絡ませる。
プランターは直立式の支柱に20cm角ネットでもよい。水やりは過湿を嫌うので、冬は暖かい時間帯にやや乾燥気味に、春にさやがつき始めたら量を増やす。
種まき・植え付け後1週間は表面が乾いたらこまめに、それ以降は表面が乾いたときにたっぷり与える。回数を増やすより乾いてから1回でたっぷりが効果的。
追肥
肥料を多く必要とするのは生育が活発になる時、開花直前、実がつき始める時。生育が良くなる3月から収穫の5月頃までは2週間に1回追肥する。
プランターは1株あたり化成肥料5〜10gを株の周りにまいて用土と混ぜる。露地は1平方メートルあたり20〜30gを施す。
深く掘り返すと根を傷めるので注意し、株元から少し離れた位置に施す。タイミングを誤ると茎葉ばかり茂って実がつかなくなる。
収穫
さやえんどうは若いさやを食べる品種で、中の豆が大きくなると硬くなり食味が落ちる。収穫は種まきから約半年後、開花から約15日。
さやが膨らみ始め、長さ5〜7cmになった頃が最もおいしい。スナップエンドウなどはさやが厚みを増しシワが寄り始めた時が収穫適期。
ハサミやナイフで根元付近を切るか、指でつまんでちぎる。収穫は光合成でつくった養分がさやに送られた涼しい午前中がおすすめ。
ポリ袋に入れて野菜室で保存、下茹でして冷凍すれば長期保存も可能。適期が来たら早めに収穫すると収量が維持できる。
Timing not to plant in snap pea cultivation taught by Japanese farmers !
概要
スナップエンドウは植え付け・種まきのタイミングが非常に重要な野菜。この動画では気候を踏まえた栽培時期と、やってはいけないNGタイミングを、苗選びも含めて解説している。
土作りと栽培場所
種まき時期の見極め
関東ではだいたい11月中旬が最適。ただし近年は12月中旬まで暖かい年があり、例年通りにまくと12月までに育ちすぎることがある(昨年実際に起きた)ので長期予報の確認が大切。
種袋の発芽適温20℃前後・生育適温15〜20℃は地温を表す。地温は昼に温められて継続するため、実際の平均気温より5℃ほど高いのが通常で、マルチをすればこの5℃差は確保できる。
平均気温が15℃を下回り気温が20℃くらいになる頃が種まきの目安。マルチ内の実測でも外気22.1℃に対しマルチ内24.4℃と差が出た(晴天なら約5℃差)。種袋の適温は地中温度なので、外気にプラス5℃して判断する。
冬越しのリカバリーと苗選び
育ちすぎ・まき遅れで小さいまま冬越しになる場合は、防虫ネットの下にビニールをかけてトンネルにすると温室効果で保温でき、冬に枯れにくくなる。
苗を買う場合、ホームセンターには大きい苗もあるが、背丈15cm以上は冬越しがうまくいかないのでビニールトンネルが必要。10cm以内の苗を選んで植えるとよい。
さやえんどう栽培の裏技(スナップエンドウやキヌサヤの実がたくさん着くメカニズムを詳しく解説 あっと驚く技を伝授!)
概要
発芽しない・冬越しに失敗する・実がつかない・実が小さいといった、えんどう豆栽培でよくある失敗を防ぐための裏技を、実がたくさんつくメカニズムとともに解説する動画。
さやえんどう・スナップエンドウ・グリーンピースはどれも同じ品種のえんどう豆を、若どりの段階(未熟なさや→若い実とさや→さやの中の実だけ)で呼び分けたもの。
収穫時期が少しずれるだけで品質が変わるため、それぞれの収穫適期を守るのが最大のポイント。
なぜ冬越しさせるのか(低温要求性)
えんどう豆は一定期間低温に当てないと花芽がつかない「低温要求性」の野菜。低温に当たらなければいつまでも実がつかない。
発芽自体は10℃以上あればほぼ問題ないが、15℃を超えると花芽がつき始め、25℃以上になると生育が悪くなりつるが枯れ上がって開花・着莢しなくなる。
種まきから収穫まで約2か月かかるので、中間地・温暖地の春まきでは収穫期に25℃を超えてしまい失敗しやすい。そのため収穫に適した15〜25℃の期間が長くなるよう、秋から苗を育てておく必要がある。
花芽分化のメカニズムと作型
えんどう豆には生育ステージがあり、低温要求が必要なのは幼苗期のみ。本葉3〜4枚の幼苗期に15℃以下の低温に25〜35日当てると花芽が分化する。
幼苗期は-5℃でも枯れないほど耐寒性が強いが、茎葉展開期を過ぎると低温に弱くなる。冬越しに適した苗が「本葉3〜4枚・草丈5〜6cm」とされるのはこのため。
生産量1位が寒冷地でなく鹿児島県なのは、幼苗期に15℃以下に当たれば温暖地でも花芽分化するから。この性質を利用すれば、四国・九州などでは8月以降にまいて年内収穫する夏まき、寒冷地では2〜3月にポットまきして4〜6月に収穫する春まきも可能。
ポットまきする理由
えんどう豆は直根性で移植を嫌うため直まきが基本だが、ポットまきする理由もある。一つは鳥害対策で、豆類はスズメ・ハト・カラスなどに狙われやすく、特にカラスは不織布も突き破る。
もう一つは寒冷地での育苗で、種まき期の2〜3月は温度不足で発芽が揃いにくいため、ハウスで15〜25℃に保って育苗する。ポットまきするなら本葉1〜2枚の小さいうちに移植する。
土作りの裏技
追肥の考え方
根粒菌がいるから追肥不要という情報を鵜呑みにするのは失敗のもと。根粒菌の窒素固定は必要窒素量の50%以上を供給できるが残りは元肥・追肥で補う必要があり、低温期は根粒菌がほとんど働かない。
栽培期間が4〜7か月と長いので元肥のほかに2回の追肥が必要。配分は元肥50〜60%、追肥40〜50%。
元肥不要と判断できるのは前作の残肥がある場合のみ。特に初めてマメ科を育てる畑は根粒菌が少ないので元肥が必須。適量なら根粒菌の活性が抑えられ窒素固定が減るのでつるぼけの心配はない。
肥料不足のサインと着莢のコツ
肥料不足のサインは、茎や側枝の先端が細くなる、巻きひげが小さくなる、花びらが細く花数が減る、1花房に2さやつく双莢が少なく単莢が増える、など。危険性の高い肥料を大量に与えると取り返しがつかないので数回に分けて少しずつ与える。
適正な株は、枝が鉛筆程度の太さで先端が大きく、葉が肉厚、花が大きく2つとも揃い、キヌサヤは頂部から約10cm下・スナップエンドウは7節より下で開花している。マルチ栽培では片側をめくって肥料をまき軽く耕して戻し、2回目は反対側からと交互に施すと効果的。夏まきは根粒菌の働きが強いので追肥不要。
収量を増やす裏技(支柱・整枝)
えんどう豆は支柱に誘引してつるの密度を均等にすると、株全体に日光が当たって光合成が盛んになり、着莢率が上がるだけでなく一つ一つの実も大きくなる。風通し・採光が良くなり病害虫も減る。
つるなし品種でも支柱栽培で同じように収量が増える。栽培中期以降は側枝が増えて茂りすぎ、着莢が悪くなり曲がりや品質低下を招くので、タイミングよく整枝する。晩春(温暖地3月下旬以降・中間地4月中旬以降)に伸びる側枝や落花の多い側枝は切り、収穫が始まったら株元の古い葉・黄変葉・傷んだ葉もこまめに取り除く。
連作する裏技
収穫適期の見極め
どの豆も収穫適期が短く、2〜5日ほどしかおいしい期間がない。早すぎると肥大不足で収量・風味が落ち、遅れると硬くなる。
適期になったら毎日畑を見て次々収穫する。さやえんどうは開花から約15日後、さやが十分大きくなり中の実がうっすら見えた頃。
スナップエンドウは開花から20〜25日後、豆がまるまる太りさやが鮮やかな緑になった時。グリーンピースは開花から約30日後、豆が完全に膨らみさやの光沢がなくなりシワが出始めた頃。収穫は温度の低い早朝がベストで、収穫後は早めに冷蔵庫に入れる。
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概要
栽培時期
作型は2パターン。10〜11月頃に秋まきして冬越しさせ春に収穫する方法と、春に苗を植え付けて温かい時期に収穫する方法。
秋の種まきに間に合わなければ、霜が下りなくなる2月下旬〜4月頃に苗を植え付けてもよい。地域の気温差に合わせて調整する。
畑の準備と種まき
マメ科なので元肥は少なめでよい。連作を嫌うので4〜5年あけ、グリーンピースやスナップエンドウなど同じ豆類を前作(特に春や前年)に植えた場所には植えない。
種まきは直まきがおすすめ。株間30cm程度(大きく育てたいならもう少し広く)、深さ2cmほどで1か所に2粒以上まく。
本葉が2枚ほど出た頃に間引きし、1〜2株残す。マメ科は種まき後に鳥に食べられやすいので、ネットをかぶせるなど鳥対策が大事。
種まき時期は10〜11月上旬を守り、遅すぎると年内に大きくなりきれず寒さにやられ、早すぎても育ちすぎて寒さにやられる。10〜11月上旬にまいて10〜20cmくらいなら寒さに割と強い。
苗の植え付け
絹さやは根が真下に伸びる直根性なので、移植より直まきがおすすめだが、直まきの発芽が悪かった時の補植用にポットで育てておくとよい。ポットまき後10cmくらいになったら、本格的な寒さが来る前の11月下旬〜12月頃に、株間30cmで植え付ける。
間に合わなければ冬の間に育苗して2月下旬〜4月に植え付ける。植え付け時は根を傷つけないよう注意する。
栽培管理
真冬は霜にやられやすいので不織布で覆って保温する。特に株元は風で揺られたり寒さに弱いので、もみ殻や稲わらを株元に寄せると寒さに強くなる。
追肥は冬を越えて春に成長し始める頃、花が咲き始めた時や収穫が始まってもっと採りたい時に与える。春につるが伸びてきたら、つるあり・つるなしに合わせて支柱やネットを立てて誘引する。うどんこ病に注意が必要で、春に茂って風通しが悪くなると発生し光合成が妨げられるので、適度に茎葉を切って風通しを良くする。
収穫
収穫は4月〜6月頃までうまくいくと長く楽しめる。さやが柔らかく中の実が硬くなる前に、さやごと収穫する。
つるなし品種は背丈が短いので収穫期間は短くなる。追肥をしてあげると収穫できる期間も長くなり、実をたくさん収穫できる。
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概要
苗の選び方
本葉が4枚程度で双葉が枯れていないものを選ぶ(双葉が枯れているのは栽培環境が悪かった可能性)。茎が太く葉色が濃いものが元気な苗の証。
葉の裏に病害虫(アブラムシなど)がいないか確認する。ポットの底から白い根が見えるものを選び、茶色い根が出ているものは病気の可能性がある。
種まき
苗の植え付けは3〜4月で収穫は5〜6月、または10〜11月上旬にまいて4〜5月に収穫する方法もある。プランターは底石の軽石を薄く敷き、縁から2〜3cm残して土を入れる。
株間20cmほどあけ、深さ1〜2cmの浅く平らなくぼみを作り、1か所に4〜5粒まく。覆土は1〜2cmで手で優しく押さえる。
水やりは底から水が出るまでたっぷり、以降は表面が乾いたらたっぷり。適温を保てば約1週間で発芽する。種まき後は鳥害に遭うので鳥よけネットや不織布を被せる。
植え付けと肥料・水やり
スナップエンドウは酸性土壌に弱いので、植え付け1〜2週間前に石灰(1平方メートルあたり150〜200g)をまいてよく耕し中和する。この時に元肥として化成肥料50gほどを混ぜる。
株間20〜30cm。直根性で根がまっすぐ伸びるので根を傷つけないよう植える。
植え付け後はたっぷり水やり、以降は表面が乾いたらたっぷり与える(根ぐされしやすいので過湿注意)。マメ科で根粒菌が栄養を補うので肥料は少なめでよいが、植え付け時の元肥と、花が咲いて実がつき始めた頃の2回は必ず与える。
量は1平方メートルあたり50g(約1握り)。与えすぎるとつるぼけになる。連作障害があるので3〜4年あける。
支柱立てと脇芽かき
背が高くなるので、苗を植えてから15〜20cmに育ったタイミングで支柱を立てる。つるなしは約120cmまでなので支柱に誘引、つるありは約2mになるので支柱を組んでネットを張る。
長くたくさん収穫するために欠かせないのが脇芽かき。脇芽は茎と葉の付け根から次々に生え、放っておくと養分が分散して実が大きく育たず、病気の原因にもなる。
脇芽を2本の指でつまんで横に倒すとポキッと折れる。難しければ園芸用ハサミでカットする。
病害虫
代表的な病気はうどんこ病で、葉に白い粉のようなものが出て広がる。栽培後半の収穫が始まる頃に発生しやすく、風通しが悪いと出やすいので、下葉を取り除いたり間引きして風通しを良くする。
アブラムシの被害にも遭いやすく、若い芽・葉・花につきやすいので早期に手で取り除くか園芸用スプレーで対策する。ハモグリバエは幼虫が葉に潜って絵を描くように食害し、株の成長を悪くする。収穫が始まる後半に多く、有効成分ジノテフランの剤を株元に散布すると効果がある。
収穫
実の大きさが5〜6cmくらいになり丸みを帯びてきた頃が収穫タイミング。大きくさせすぎると株が疲れて収穫量が落ちるので、こまめに収穫すると長く楽しめる。
花が咲き始めてから最初の収穫までに追肥をするとより長く収穫できる。鮮度が落ちやすく日持ちしないので、収穫後は早めに食べる。
☘72: How to Grow Snow Peas | What varieties are recommended for beginners?
概要
植物の疑問をQ&A形式で回答する内容で、今回はさやえんどうの育て方についての質問に答える。さやえんどうには未熟なさやを食べるさやえんどう、さやごと食べるスナップエンドウ、中の豆を食べるグリーンピースなどがあり、つるなし品種はベランダなど小さなスペースでも育てられる。
品種選びと種まき時期
つる性のものは大きく伸びるため支柱立てやつるの誘引が欠かせないが、収穫期間が長いメリットがある。つるなしは草丈が低く狭いスペースで育てられ管理も簡単なので、初心者にはつるなしがおすすめ。
種から手軽に栽培でき、種まきは10月下旬〜11月(寒冷地は春まき)。発芽適温は15〜20℃。早すぎる時期にまくと大きく育ちすぎて冬越しが難しくなるので気をつける。
水やりと肥料
えんどう豆は過湿を嫌うので水のやりすぎに注意。鉢植えは土の表面が乾いてからたっぷり、地植えは基本的に雨任せで水やり不要(葉が折れるほど乾いたら与える)。
追肥は種まき1か月後から収穫までに数回、野菜用の肥料で行う。秋まきの場合は2月頃に1回、開花前の4月頃に1回、その1か月後に1回追肥し、以降は収穫が終わるまで月1回の施肥を繰り返す。
How to plant snap peas in pots without failure...
概要
スナップエンドウの苗の植え付けで「やったら失敗する」ポイントを解説。種まきは11月中であればほぼ間に合うが、間に合わなければホームセンターの苗を買って植えるのも手軽。
冬越しがスケジュール上のポイントで、12月後半に最高気温が15℃を下回る日が続くようになったら防寒対策が重要。1月には追肥も考え、3月に成長し始めたら間引きして風通しを確保、3月後半〜4月に開花し、5月のゴールデンウィーク頃から収穫が始まって1か月ほど楽しめる。
失敗ポイント1:苗選び
ホームセンターでは大きい苗を選びがちだが、スナップエンドウは冬越しさせる野菜なので大きすぎる苗(20cm超)は寒さに負けて枯れこむことがある。できれば10cm以下、もっと言えば5cmくらいの、小さくてもがっしり育った苗を選ぶ。
大きい苗しかない場合は防寒が必要で、10月後半にはビニールをかけ、さらに寒くなる時は防虫ネットを重ねると効果的。
失敗ポイント2:水のやりすぎ
この時期に水をやりすぎると霜柱が立って根が浮いたり、ひどいと根が凍って腐ることがある。やる場合は晴れた日の昼頃に、湿る程度だけ与える。マルチを使っている場合はほとんど水をやらなくてよい。
[A Must-Have This Winter!] A Complete Guide to Growing Snap Peas...
概要
1つのプランターでスナップエンドウを大量収穫するコツと、種まきが遅れた場合の冬場の防寒リカバリー策を、実際の栽培記録(11月28日種まき〜翌年4月収穫)を追いながら紹介。スナップエンドウはマメ科エンドウ属で原産地は中央アジア〜中近東。
発芽適温・生育適温とも15〜20℃前後の冷涼な環境を好み、秋まき春収穫と春まき晩春収穫の2作型があるが、春まきは冬の寒さを経ないため収量が少なくなる。つるあり(2m以上、収量多い)とつるなし(80cm〜1m、コンパクト)があり、今回はつるありを使用。
最適pHは6.5〜7.0とやや中性寄りで、市販培養土(6.0〜7.0)ならそのまま使える。使い古しの土を再利用するなら草木灰でアルカリ・カリウムを補うとよい。なおスナップエンドウとスナックエンドウは同じもので農林水産省はスナップを推奨。
種まきと越冬サイズ管理
関東平野部では11月上旬〜中旬にまくのがセオリー。越冬時の苗は大きすぎても小さすぎてもダメで、草丈10〜15cmが最も寒さと霜に強い。
プランターは瓶の底で深さ1cm弱のまき穴を2か所、株間35cmで作り、1穴に3〜4粒まく。覆土して手でギュッと押し込むと種と土が密着し発芽率が上がる。
まきが遅れたため、真冬前に15cmに育つよう、プランターごと室内(地温16℃)に取り込んで発芽まで管理。栽培9日目に発芽率100%。もやし化を防ぐため外へ移すが、厳寒期に備えて保温する。
防寒・保温の工夫と順化
地温低下防止に麻布をプランター全面に敷き詰め(黒マルチの代わり)、曲がる支柱ダンポールをH型に加工して挿し、布団圧縮袋を被せて簡易ビニールハウスにする。ただしハウス内が25℃になる日は生育適温を超えるのでビニールを外す。
今回はハウス内で育てすぎ、15cmをはるかに超えて株同士が絡み合う典型的な温度管理の失敗になった。温室育ちの株を急に極寒にさらすと弱るので、いきなりビニールを外さず不織布に変えて少しずつ寒さに慣らす「順化」を行う。最強寒波(神奈川-6℃)の時はプランターを室内に取り込んで難を逃れた。
間引き・仕立て・誘引
間引きは通常3月頃だが、葉が込み合うと春のうどんこ病の原因になるので予防のため先に実施。1箇所1〜2本仕立てがセオリーだが、今回は実験的に2本仕立てと3本仕立てにして収量を比較。
生育の遅い株を株元からハサミで間引いた。下葉が地面につくと霜柱で枯れるので上方向に誘引。
市販ネットが見つからず麻を編んで手作りネットを作り、ベランダに吊るして麻ひもで締めつけないよう緩めに固定しながら上へ誘引した。つるありは2m以上になるので、プランターの隅に2本支柱を立て市販ネットをしっかり固定し、15cm間隔でこまめに誘引するのがベスト。
水やり・追肥・うどんこ病対策
スナップエンドウは過湿が苦手で、生育初期に水はけが悪いと立枯病が出るため苗の頃は水やり控えめ。ただし花が咲き出す3〜4月に乾燥させると実やさやに悪影響なので、この時期は水切れさせない。
冬場は放射冷却で日の出から1時間後まで気温が下がり続けるので、夜間・早朝でなく朝8時以降の暖かい時間に与える。1回目の追肥は花が出る直前の2月末が理想だが、有機肥料は土壌微生物の分解を要すため少し早め(2月18日)に施した(化成肥料なら速効性で2月末でよい)。
花が確認できたら固形肥料は2週間に1回、液肥は10日に1回のペースで与える。葉色が薄い・黄色いは肥料切れのサイン。うどんこ病対策として、重曹0.5gを水300mlに溶いた600倍(500〜1000倍が目安)の重曹水を株元中心に散布し、以降5日に1回消毒したところ最後まで発病を防げた。
収穫と収量・強風被害の教訓
収穫は開花から20〜25日、さやの全長7〜8cmでぷっくり膨らんだ頃が理想。早すぎると豆が未熟、遅いと硬くなる。
ハサミで実の付け根を切る。収穫適期のさやを放置すると株が豆の成熟にエネルギーを使い疲れて収穫量が減るので、こまめな収穫が重要。
順調にいけば5月末まで次々収穫できる。結果は3本仕立ての方が多く取れ、株元をすっきりさせてうどんこ病対策をすれば3本仕立てが良さそう。
1さや約10g、市場相場100g(約10さや)250円で計算すると総収穫量は金額換算でかなりの額になった。ただし栽培後半、4月の春の嵐(最大瞬間風速21.2m/秒)でネットを固定した紐がちぎれ、株元50cmあたりで折れて収穫を断念。つるありは背が高くなるので、しっかりした支柱立てと園芸ネット、こまめな誘引が不可欠という教訓。
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同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
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