グリーンピース
マメ科の果菜。旬は4〜6月、育てやすさは「やさしい」。


科
マメ科
旬
4〜6月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
温暖地では秋まき(10月中旬〜11月上旬)が基本で、伸びすぎない状態で越冬させます。寒冷地では春まき(3〜4月)とし、ポットに1か所2〜3粒まいて発芽後に間引くか、直まきします。
植え付け
本葉2〜3枚の若苗を株間30cm前後で植え付けます。つるが伸びるので、支柱やネットを早めに立てます。
収穫
開花からおよそ1か月後、さやがふくらんで豆が十分に太った頃が実エンドウとしての適期です。莢が硬くなる前に、太ったものから順に収穫します。
日当たり
日当たり・風通し・水はけの良い露地が適し、生育適温は10〜20℃と冷涼な気候を好みます。
水やり
過湿を嫌うため水はけを重視し、乾きすぎない程度に控えめに与えます。ただし開花〜莢の肥大期に極端に乾かすと着莢が悪くなるので注意します。
肥料
マメ科で根粒菌が窒素を供給するため元肥の窒素は控えめにし、追肥は開花期以降に少量施してつるボケ(茎葉の茂りすぎ)を防ぎます。
出やすい病害虫
アブラムシ:新芽や莢に群がりウイルス病も媒介するため、防虫ネットや早期の捕殺・薬剤で対処する うどんこ病:葉が白い粉状になる病気で、風通しを良くし密植を避け、発病葉は除去する 立枯病:連作した土壌で多発して株が枯れるため、輪作と水はけの改善で予防する
連作
マメ科で連作障害が出やすく、同じマメ科を4〜5年栽培していない場所を選びます。
品種
和歌山県で多く栽培される「ウスイエンドウ」は皮が薄くほくほくした食感が特徴で、家庭菜園では実エンドウ用の早生〜中生種が育てやすいです。
主産地
和歌山県が国内最大の主産地で、鹿児島県・北海道などが続きます。
育て方のコツ
秋まきでは本葉2〜3枚の小さな状態で越冬させるのが最大のコツで、伸びすぎると寒害を受けやすくなります。適期の種まきと支柱の早期設置が成功の鍵です。
資料
農研機構・都道府県栽培暦、農畜産業振興機構(alic)野菜情報、JAグループ等
解説動画
視聴済み
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の解説動画
[Peas] Green peas: Growth changes and care in February and March (stringing, fertilizing, and add...
概要
3月に入り、寒の戻りに備えて巻いていた不織布を外すところから始まる回。株が不織布からはみ出すほど育ち、オベリスク仕立て・合掌仕立てともに一気に成長のスイッチが入って、マメ科らしい可憐な花が咲き始めた様子を追いながら、この時期の誘引と追肥を紹介している。
誘引・広がり止め
生育が進むと横にどんどん広がるため、株が倒れたり広がったりしないよう紐で押さえていく。
最初に真ん中から下2段ほど紐をかけていたが、2週間弱で一気に伸びたので、中段より少し下あたりに追加の紐をかけて広がりを事前に抑えている。成長に応じて早め早めに紐を足すのがポイント。
中耕と追肥
花が咲き始めたタイミングで、軽く中耕してから追肥を行う。さらに光合成を活発にする狙いで、マグネシウムなど微量要素が豊富な農業用のにがり(株式会社ダイイチの製品)を使用。
原液を1000倍に薄め、ジョウロで株の上から、また葉面散布として葉にもかかる形でオベリスク側にも施している。ドレッシングボトルに詰め替えて、原液を2押しほど入れてから水で満たすと約1000倍になる簡単な作り方も紹介。
[Fruit peas] Green peas (Kurume Yutaka) Growth changes and additional fertilization in early Febr...
概要
品種は久留米豊。2月に入って一週間ほど経ち、暖かい日に不織布を開けて越冬中の生育状態を確認する短い回。前より草丈が倍以上に伸び、巻きひげが絡まりながらしっかりしがみつき、葉も大きくなって順調に冬を越している様子を確認している。
越冬中の追肥と管理
土は腐葉土をかぶせてふかふかの状態。植え付けてから初めての追肥を行うが、豆類はそれほどこまめに追肥する必要がないと解説している。
合わせて雑草を取り、水やりも実施。作業後は寒の戻りがまだあり得るため不織布を1枚巻き直しており、不織布1枚なら日差しも十分当たると説明している。まだ2月なので油断せず保温を続ける方針。
[Green Pea] Basics of thinning and training: Care 4 weeks after sowing
概要
種まきから約4週間後、グリーンピースの間引きと誘引を行う回。株間と仕立て本数をどうするか決めかねているため、今年は実験的に『株間15cmの1本仕立て』と『株間30cmの2本仕立て』の両方を栽培し、その後の成長を比較して見極めようという趣旨。
11月4日に一斉に種をまき、15cm仕立て用は15cm間隔で4粒ずつ、30cm仕立て用は30cm間隔で5粒ずつ点まきしている。
正しい間引き方
1か所に複数粒まいているため株元が込み合い、地下では根が互いに絡み合っている。この状態で間引く株をそのまま引き抜くと、残したい株の根まで傷めてしまう恐れがある。
そこで株元を少し掘り、白くなっている茎の部分をハサミで切って間引くのが正しいやり方。これで残す株の根を守りながらすっきりさせられる。
誘引のやり方
栽培初期に1本1本丁寧に誘引しておくと、その後の誘引作業が楽になり成長も良くなる。まず麻紐を株元に輪を作って括り付け、そこから茎にスパイラル状にくるくると絡ませ(巻き方は適当でよい)、最後に上のネットへ長さを確認して切り、吊るすように留める。
1株ずつこの要領で誘引していく。手間はかかるが後が格段に楽になるため、今後もこの方法を続けたいとのこと。
【グリーンピースの栽培】種まき時期~コンパニオンプランツ~誘引まで
概要
グリーンピースの種まき時期の考え方、たまねぎ・えん麦とのコンパニオンプランツ、そして誘引までを扱う回。毎年時期をずらして2回に分けて種をまいており、今年は1回目を10月29日、2回目を昨年同様11月6日にしている。
種まき時期の見極め
昨年は11月6日まきが順調に育ち美味しく多収できた一方、10月24日まきは時期が早すぎて越冬時に苗が大きくなりすぎた。グリーンピースは苗が大きくなると寒さに弱くなる性質があり、その結果一部の苗が枯れて出来が悪くなった。
この教訓から今年は1回目を5日ほど遅らせて10月29日にしている。生育確認では、10月29日まきが草丈約20cm、11月6日まきが約10cmで、発芽の遅れや根切り虫(ネキリムシ)の被害も一部見られた。
連作対策とコンパニオンプランツ
グリーンピースは連作を嫌い、通常は同じ場所で3〜5年空けるとされるが、家庭菜園の限られたスペースでは難しい。そこで工夫の一つとしてコンパニオンプランツを活用し、連作3年目でも今のところ問題なく栽培できている。
従来はえん麦を混植していたが食べられないのがもったいないため、今年は半分をえん麦、半分を玉ねぎにして相性を試している。
混植のレイアウトと誘引
いずれもグリーンピースを畝の中央に配置し、条間20cmをとる。えん麦は両サイドに筋まきし、グリーンピースと同じくらいの背丈に育って冷たい強風から守る壁の役割を果たす。
玉ねぎは株間15cmで定植し、壁にはならないが食べられる利点がある。誘引は、端の支柱に麻ひもを括り、途中の支柱にひと巻きさせながらピンと張り、反対端で折り返して戻り、最初の支柱に結んで完成させる。途中の支柱で1回転させると張りが保てるのがコツ。
エンドウの育て方|えんどう豆の栽培方法 カインズ野菜図鑑
概要
エンドウ全般の育て方を短くまとめた図鑑動画。若いさやを食べるさやえんどう、完熟した豆を食べるみとりえんどう(グリーンピース)、さやと豆の両方を食べるスナップえんどうなど品種があると紹介。涼しい気候を好み、苗が小さいうちは低温に強いが、生育につれて寒さに弱くなっていくのが特徴。
種まき・土づくり
間引き・冬越し・支柱
苗の高さが7〜8cmになった頃、勢いの良い2本を残して間引く(間引き菜は料理に利用可)。
大苗より小苗の方が寒さに強いため、高さ10cmくらいで冬を越すとよい。茎が細い割に枝が多く風で振り回されやすいので早めに支柱を立て、つるなし品種でも簡単な支柱を立てた方がよい。
追肥・収穫
花が咲いてきたら1株あたり化成肥料50gを与える。収穫は2〜3日おきが目安。
さやえんどうはさやが固くなる前の若いうちに、グリーンピースなどみとりえんどうは中の実を完全に育ててから、スナップえんどうは中の実を少し育ててから収穫する。エンドウは連作を嫌うので、収穫後4〜5年は同じ場所で栽培しない。
【グリンピース栽培の基本と根粒菌】奇跡のコラボ
概要
グリーンピース栽培の基本と、豆科植物と根粒菌の共生関係を掘り下げて解説する回。グリーンピースはマメ科エンドウ属の一品種で、さやえんどう(絹さや)・スナップえんどうと同じ仲間の中でも、成熟して太った豆を食べる最終段階のものだと位置づける。
エンドウは世界最古の豆とも言われ、原産は中央アジア〜中近東・地中海沿岸で、日本へは奈良時代に伝わったといった歴史も紹介している。
土づくりと元肥
根粒菌と窒素固定
豆科植物は根粒菌により空気中の窒素から窒素栄養を得られる。窒素はアミノ酸・タンパク質の材料で葉の成長を担い、不足すると葉が薄く黄色くなり光合成効率が落ち、過剰だと軟弱化して病害虫に弱くなり葉ばかり茂って花や実がつきにくくなる。
グリーンピースの根が分泌するフラボノイドに根粒菌が反応して感染し、根が根粒を形成。グリーンピースは光合成でできた炭水化物を与え、根粒菌は空気中の窒素をアンモニアに変換して返す(窒素固定)。この共生により肥料三要素のうち窒素を自前で得られる。
冬越し苗と誘引
冬越しの理想の苗は本葉4〜5枚、草丈10〜15cm程度。極端に小さい苗は諦めてまき直すしかなく、20cmを超える場合は不織布やビニールトンネル(投稿者は稲わらで囲う)で保温する。
春先に草丈が伸びたら支柱を立てて紐を通す。20cmを超えると倒れ、倒れてから起こすと折れるので、最初の紐は地上20cmくらいに張り、伸び具合を見て早め早めに紐を張って誘引する。以後はいかにうまく上へ伸ばすかで実の入りが決まる。
開花期の追肥と収穫
3月後半から下段から順に花が咲き実が太り始める。春は強風の日が多く、株が大きくなると風で振り回されて最悪倒れるため支柱を補強する。
一度地面につくと品質が極端に落ちる。この時期の追肥は窒素を避けてリン酸中心にする。
窒素が多いと本来1か所から2つ咲く花が1つになったり節間が広がって実が少なくなるため。投稿者は速効性のリン酸肥料Pホスタを、花がつく直前から1000倍で2〜3回、開花後は700倍で実が太り始めるまで2〜3回、表面散布している。
収穫は5月中旬頃で、柔らかめ好みなら実の付け根が白くなる頃、硬め好みならさやがしわしわになるまで待つ。品種は和歌山特産の薄井えんどう(タキイの種)。
【エンドウ】グリーンピース 管理・収穫しやすくするために摘芯(摘心)しました 実エンドウ/えんどう/久留米豊 マロ夫とマロの楽しい家庭菜園/貸し農園 家庭菜園
概要
実エンドウ・久留米豊が大きく育ち、管理と収穫をしやすくするために摘芯(摘心)を行う回。合掌造り仕立てとオベリスク仕立ての2つを育てており、オベリスク側は支柱のてっぺんに到達したので芯を止める。
摘芯の狙いと方法
てっぺん付近で切っておくと下の脇芽が増える。これ以上伸ばしても垂れ下がるだけなので、この辺りで長さを決めてバツンと切って摘芯する。
合掌造り側もてっぺんを超えてきたら同様に摘芯し、脇芽を増やす方針。伸びるたびにさらに1段ずつ紐をかけて縛り付け、広がりや倒れを抑えている。
着莢と収穫の様子
花が咲き終わるとその先にさやができ、徐々に大きくなっていく。花盛りとなってさやが次々ぶら下がり始めた。
久留米豊は豆の数が多い品種で、さやによってばらつきはあるものの多いものでは1さやに10粒ほど入る。生育は順調で実の入りも良さそう。管理として、にがりを主に週2回、葉面散布するようにかけ続けている。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
イーツ153・ドリンク122・発酵150
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
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