作物図鑑 | オトモアグリ

作物図鑑・果菜

ししとうがらし

ナス科の果菜。旬は7〜9月、育てやすさは「やさしい」。

ししとうがらし
写真: Sotaque / CC0(Wikimedia Commons)

科

ナス科

旬

7〜9月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

特定野菜

種まき

発芽適温が25〜30℃と高いため、加温できる環境なら2月中旬〜3月にポットや育苗箱へまき、一番花のつぼみが見える大苗まで育てます。無加温では初期生育が難しいので、市販苗の利用が確実です。

植え付け

遅霜の心配がなくなり地温が十分上がる5月上旬〜6月上旬に植え付けます。株間40〜45cmをとって支柱を立て、主枝と一番花直下のわき芽2本を伸ばす3本仕立てにします。

収穫

開花後およそ2週間、実の長さ5〜6cmで果肉がやわらかいうちに若採りします。旬は7〜9月で、採り遅れると硬く辛くなりやすいため、こまめに収穫すると長く楽しめます。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温20〜30℃の高温性野菜で露地栽培に向きます。

水やり

乾燥に弱く、水切れすると実に辛みや変形が出やすいので、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。

肥料

植え付け前に元肥を施し、実がつき始めたら2〜3週間に1回追肥して肥料切れを防ぎます。

出やすい病害虫

アブラムシ:ウイルス病を媒介するため見つけ次第駆除し、シルバーマルチや防虫ネットで飛来を防ぐ オオタバコガ:幼虫が実に食入するので早期に捕殺し、被害果を取り除く うどんこ病:風通しをよくし、発病葉を早めに取り除いて蔓延を防ぐ 青枯病:ナス科の連作を避け、高温多湿と排水不良に注意する

連作

ナス科のため、ナス・トマト・ピーマンなどを育てた畑では3〜4年あけて青枯病や半身萎凋病などの連作障害を避けます。

品種

「ししとう」のほか、辛味果の出にくい「甘とう美人」など辛みの少ない品種を選ぶと家庭菜園でも扱いやすいです。

主産地

高知県が全国一の産地で全国収穫量のおよそ3分の1を占め、南国市や香美市などで施設栽培が盛んです。

育て方のコツ

水切れと肥料切れを起こすと実が硬く辛くなるので、こまめな灌水と追肥、そして若採りが、甘くやわらかいししとうを長く収穫するコツです。

資料

農水省作物統計・e-Stat(ししとう収穫量)、都道府県・種苗会社の栽培情報を参考に一般園芸知識で整理

解説動画

視聴済み

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Important points on how to grow the summer staple, shishito peppers! A thorough explanation of ti...

概要

ししとうの植え方を紹介する動画です。ししとうにはジャンボししとう、甘長とうがらし、万願寺とうがらしなど多くの種類があり、好みのものを選んで植えるとよいと案内しています。

甘長とうがらしは天ぷらや炒め物に向くおすすめ品種として挙げられています。

土づくり・元肥

植え付けの2〜3週間前までに土を準備します。元肥は1平方メートルあたり牛糞堆肥を1袋分、油かすを50gほど入れて畝を作ります。

植え付け方法はピーマンとほぼ同じと説明しています。

芽かき(脇芽の処理)

植えてから2〜3週間で脇芽が出てきます。茎が1cmほど左右にV字型に分岐する点があり、この分岐点より下から出る脇芽(葉と茎の境目に出る小さな芽)はすべて摘み取ります。

横に引っ張ると簡単に取れます。小さいうちに取るほど株の生育が良くなります。

逆に、V字の分岐点より上に出る脇芽には花が咲いて実がつくので取りません。ホームセンターの苗はまだ脇芽が伸びていないことが多く、植えてから1〜2週間で脇芽が出たら処理します。

一番花の摘み取り

最初につく花芽(一番花)の実を大きく育ててしまうと栄養が上に回らなくなるため、実が小さいうちか花の段階で摘み取っておきます。

植え付け時期と収穫

植え付けは夜間の気温が15〜18℃以上になってから。外気温が20〜25℃くらいになった頃が最適です。

7月上旬からどんどん実がなるので、実を傷つけないよう収穫します。

出典: 農園らいふ+(プラス)(YouTube)で動画を見る ▶