作物図鑑 | オトモアグリ

ウリ科の果菜。旬は7〜9月、育てやすさは「やさしい」。

にがうり
写真: KENPEI / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

ウリ科

旬

7〜9月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

特定野菜

種まき

4月下旬〜5月に種をまく。種は皮が硬いので一昼夜水に浸し、殻の先端を少し削ると発芽しやすい。ポットに3〜4粒まいて浅く覆土し、25〜30度で発芽させ本葉4〜5枚まで育苗する。

植え付け

遅霜の心配がなくなり気温が十分に上がる5月中旬〜6月に、本葉4〜5枚の苗を定植する。株間は約60cmを確保し、ネットや支柱でつるを立体的に誘引する。

収穫

開花・受粉から約20〜25日、実がふくらんでツヤが出た若どりの頃が収穫適期。とり遅れると黄色く熟して裂けるので、少し早めにハサミで切りとる。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好む高温性の作物で、生育適温は20〜30度。露地栽培に向き、緑のカーテンとしても育てやすい。

水やり

乾燥に弱いので、特に夏場は水切れさせないようにたっぷり与える。

肥料

植え付け前に堆肥と元肥をしっかり入れ、つるが伸びて着果し始めたら2〜3週間おきに追肥する。

出やすい病害虫

アブラムシ:新芽や葉裏に付く。見つけしだい捕殺し、水で流すか防虫ネットで予防する ウリハムシ:葉を食害する。苗のうちは行灯やネットで守り、成虫は捕殺する うどんこ病:葉が白く粉をふく。風通しをよくし、発生葉は早めに除去する べと病:葉に黄色い斑点が出る。過湿を避け、下葉の混み合いを整えて予防する

連作

ウリ科のため、同じ科の作物との連作を避けて2〜3年あける。

品種

加熱調理向きの太い「あばしゴーヤ」や、苦味の少ない白ゴーヤなど、用途で選ぶとよい。

主産地

沖縄県が全国収穫量の約4割を占める第1位で、宮崎県・鹿児島県など温暖な地域が続く。

育て方のコツ

親づるを本葉5〜6枚で摘心し、子づる・孫づるを伸ばすと着果数が増える。高温を好むので、焦らず暖かくなってから植えるのが成功のコツ。

資料

農林水産省(産地・生産量統計)/都道府県栽培暦・園芸の一般知識

解説動画

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ニガウリ(ゴーヤー)の育て方(種まきから収穫までの栽培方法を完全解説)

概要

ニガウリ(ツルレイシ/ゴーヤー)はウリ科でアジア熱帯地方が原産。暑さと乾燥に強く病害虫も少ないため、初心者向けの野菜です。

種まきは4〜6月、苗の植え付けは5〜6月、種まきから約3か月後、地域により10月頃まで収穫できます。夏の日よけになるグリーンカーテンとしても人気。

カロテン・ビタミンA・ビタミンC・カリウムなどが豊富で、ゴーヤチャンプルーやサラダに使えます。連作を嫌うため、同じ場所での栽培は2年以上あけます。

プランターと土作り

根を広く張るので、プランターは60cm以上・深さ30cm以上の大型深底タイプを使い、株間40cm以上が必要なため1株だけ植えます。市販の野菜用培養土が手軽ですが、自作する場合は赤玉土・腐葉土・バーミキュライトを配合し、用土10Lあたり苦土石灰10gと化成肥料10〜30gを混ぜます。

用土は鉢縁から2〜3cm低く入れて水やり時のこぼれを防ぎます。露地栽培は2週間前から土作りを始め、適正pHは6.0〜6.5。

苦土石灰でpH調整しますが、植え付け直前に石灰を入れると根を傷めるので注意。1週間前に元肥として全面に堆肥3kgと化成肥料(15-15-15)100gを施し、幅70〜80cm・高さ10〜15cmの平畝を作ります。

種まき・育苗

直まきとポットまきが可能で、気温が低い時期はポットまきで保温しながら育て、高くなったら直まきできます。種は一昼夜水につけると発芽が揃い、水に沈む種を選別できます。

発芽適温は25〜30℃と高く、日中20℃を超えると発芽が揃いやすくなります。種まき後3〜5日で発芽。

直まきは株間50〜60cmで1か所3〜4粒を点まきし、深さは1cm前後(種の2〜3倍)。ポットまきは1cmほど覆土します。

種は尖った突起のある面を下に向けて埋めるのがコツ。低温期はトンネルやホットキャップで保温します。本葉2〜3枚で生育の悪い苗を間引いて1本立てにし、本葉3〜4枚まで育てます。

苗の植え付けと支柱・誘引

植え付けは4〜6月、日中20℃を超える頃。本葉3〜4枚で徒長していない、節間が詰まって茎の太い濃緑の苗が良品です。

気温が低いと根付きが遅れ生育も悪くなるため、十分暖かくなってから植えます。根は浅く広く張るので株間を確保し(プランターは1株、露地は60cm以上)、狭いと実が減ったり小さくなります。

植え付け前にポットを半分ほど水につけて給水させると根付きやすくなります。苗が小さいうちは短い仮支柱を立てて紐でゆるく結び、つるが伸びたら株の両側に支柱を立ててネットを張ります。親づるの最初のつるだけネットに絡ませれば、あとの子づる・孫づるは自然に絡んでいきます。

摘芯・整枝と水やり

放任でも育ちますが、ニガウリは親づるより子づる・孫づるに雌花が多くつくため、親づるの本葉6〜7枚の頃に先端を摘芯すると子づるがよく伸び、大きな実をたくさんつけられます。子づる・孫づるは摘芯せず放任します。

整枝は傷んだ葉や不要な葉を摘んで日当たりと風通しを良くする作業で、ところどころに空間がある状態が理想。ネットに絡まず垂れ下がった小づるは先端を切って成長を止めます。

水やりは発芽まで、また植え付け後の約1週間は表土が乾いたらこまめに。多湿に弱いので、根付いてから実がつくまでは表土の乾き具合で与えます。実がなり始めたら早朝と夕方前の1日2回が目安で、高温時や15時以降の水やりは病害を助長するので避けます。

追肥・収穫・病害虫

最初の果実が膨らみ始めた時が1回目の追肥時期。収穫期間が長いので2週間に1回定期的に施します。

プランターは化成肥料10gを株の周りにまいて用土を足し、週1回液体肥料を併用しても可。露地は元肥中心で、後期に生育が落ちたら化成肥料10〜30gを溝に施します。

肥料切れするとつるが下向きになり落花が増えます。収穫は着果後15〜20日、完熟前の緑色の果実を穫ります。

熟すと黄色くなって裂けるので未熟なうちに。表面の凹凸が大きく艶が出た頃が目安で、糖分が回る朝方の涼しい時間帯の収穫がおすすめ。

つるが硬いのでハサミやナイフで切ります。穫り遅れの実を残すと株が弱るので、勢いが落ちたら全ての実を摘んで回復させます。

病気は青枯れ病・うどんこ病・つる割れ病・モザイク病など、害虫はウリノメイガ・タバコガ・アブラムシ・ウリハムシなど。密植・過湿・肥料過不足・風通しの悪さが原因で、初期対策と防除粒剤や薬剤散布、シルバーマルチが有効です。

出典: 野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide(YouTube)で動画を見る ▶

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