にんにく
ヒガンバナ科の根菜。旬は6〜7月、育てやすさは「やさしい」。


科
ヒガンバナ科
旬
6〜7月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
特定野菜
種まき
種まきではなく、種球をばらしたりん片(鱗片)を1片ずつ植える栄養繁殖です。植え付け前に大きく健全な外側の片を選び、薄皮は残したまま準備します。
植え付け
植え付け適期は地温が20℃前後に下がる9〜10月。芽の出る先端を上にして深さ約5cmに植え、株間15cm・条間18cm程度を確保します。
収穫
翌年の初夏、葉が半分ほど黄色く枯れてくる6〜7月が収穫期です。晴天が続く日に球の肥大を確かめて抜き取り、根と茎を切って風通しのよい場所で乾燥・貯蔵します。
日当たり
日当たりと水はけのよい露地が適し、冷涼な気候でよく肥大します。冬の低温に一定期間あたることで球が正常に太る、秋植え・翌初夏どりの作物です。
水やり
植え付けから発芽までは乾かさないよう管理し、その後は基本的に降雨まかせで十分です。収穫前の約2週間は控えめにして球を締めます。
肥料
元肥に完熟堆肥と緩効性肥料を施し、追肥は根が動き出す時期と春先(2〜3月頃)の年2回が目安で、球の締まりが悪くなる遅い追肥は控えます。
出やすい病害虫
さび病:葉に橙色の斑点が出る病気で、密植や過湿を避け、発生時は登録薬剤で早めに防除する 春腐病(はるくされびょう):茎葉が腐り悪臭を放つ細菌病で、水はけを良くし窒素過多を避ける 葉枯病(黒斑・すす斑):多湿で葉に病斑が広がるため、風通しを確保し予防的に防除する アブラムシ:ウイルス病を媒介するので、見つけ次第捕殺・防除する
連作
ヒガンバナ科(ネギ属)で連作を嫌うため、ネギ・タマネギ類など同属を含め1〜2年は同じ場所を避けます。
品種
寒地では大玉の「福地ホワイト六片」、暖地では「上海早生」など、栽培地の気候に合った品種を選ぶことが重要です。
主産地
青森県が国内収穫量・出荷量の約7割を占める圧倒的な主産地で、香川県など暖地向け品種の産地もあります。
育て方のコツ
春にとう(花茎)が伸びたら早めに摘み取り(にんにくの芽として利用可)、養分を球の肥大に集中させるのが太らせる最大のコツです。植え付けが遅れると生育不足になりやすいので適期を守ります。
資料
農水省・e-Stat作物統計、青森県産業技術センター、都道府県栽培暦・JA営農情報
解説動画
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ニンニクの上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説)にんにく栽培のコツとポイントが分かる!
概要
アジア原産で、抽出エキスが虫よけに使えるほど病害虫に強く、栽培難易度が低い家庭菜園向きの野菜。植え付けから収穫まで約8か月かかり、9〜10月に種球を植えると翌年5月頃に収穫できる。
露地でもコンテナでも育てやすく、冷涼な気候・日当たり・水はけの良い場所を好む。玉のほか、若い葉や花茎(ニンニクの芽=花茎)も食べられ、収穫後の保存性も高い。ビタミンB1やタンパク質、リンなどを含み、疲労回復や殺菌作用が期待される。
品種と良い種球の選び方
一般的な白皮のほか、味が濃厚な赤皮、甘みのある紫などがある。暖地系と寒地系があり、栽培地の気候に合った品種を選ぶことが大きな玉を穫る最大のポイント。
寒地向けはホワイト六片、芽を楽しむなら葉用のニンニクスワンなど。無臭ニンニクは普通の3〜5倍の大きさで匂いが少ない。
種球はりん片に1つずつばらし、腐り・病斑・傷んだものを除く。芽や尖った部分を傷つけると発芽不良になるので注意。7g以上と大きく首の締まったものを選び、りん片を包む薄皮は無理に剥がさなくてよい。
土作りとコンテナ
植え付けと芽出し
時期の目安は暖地9月中旬〜10月上旬、中間地は少し早め、寒地10月上旬〜下旬。遅れると春先に生育期間不足で玉が肥大せず、早すぎると玉割れや病害が出やすい。
株間は露地15〜20cm、コンテナ10〜15cm。尖った方を上にして深さ5〜10cmに植え、上から軽く押さえる。
約2週間で発芽する。気温が高い時期はポリポットに植え、尖端を1〜2cm地上に出して芽出ししてから移植すると失敗が少ない。発芽適温は18〜22℃で、25℃以上では休眠が覚めず土中で腐るため、直植えでは敷きわらで地温を下げ、発芽後は徒長防止に早めに取り除く。
芽かき・摘蕾・水やり
複数の芽が出たら、勢いの良い1本を残し他は根元から抜く(芽かき)。残す芽が10cm程度に伸びるまでに終える。
春に伸びる花茎は、蕾が葉の先端を超えた頃に摘み取る(摘蕾)。早すぎると玉が分かれ、遅すぎると玉の肥大が悪くなる。摘んだ花茎はニンニクの芽として食べられる。
水やりは、植え付けから発芽までは種球が腐るため基本不要。芽が出たら表土が乾いたら与え、冬でも乾燥時は与える。3月以降は必要量が増えるので晴れて乾いた日はたっぷり。過湿に弱く、休眠期の冬は根腐れ・病気の原因になるため、水やりは暖かい時間帯に行う。
追肥と収穫
追肥は秋と翌春の計2回。1回目は植え付け約1か月後に化成肥料20〜30g/㎡、2回目は2月上旬〜3月中旬にリン酸苦土石灰50g/㎡か化成肥料30g/㎡を畝の肩に。
コンテナは1株あたり化成肥料3〜5g(小さじ1杯)を株元へ。追肥が遅れると病害が出やすい。
玉の収穫は5〜6月、葉が枯れても玉は成長を続けるため、株の30〜50%の葉が枯れ黄変した頃、晴天が続いた日に引き抜く。掘り上げたら根を切って2〜3日畑で乾かし、雨の当たらない軒下に外皮つきで数個ずつ束ねて吊るす。葉ニンニクは冬越し後・玉が肥大する前の柔らかいものを利用でき、花茎は本葉6〜7枚・草丈30〜40cmの3〜4月が目安。
[After summer vegetables, this is it!] Garlic cultivation: 4 rules necessary for thickening | Pla...
概要
土作りと種球の準備
法則1:植え付け時期(25℃を下回ってから)
りん片は硬い方(付け根)を下、尖った方を上にして3cm以上の深さに植える。浅いと変形や割れの原因になる。
ニンニクは気温25℃以上で休眠に入り、高温期に植えても発芽せず土中で腐るため、週間天気予報で最高気温が25℃を下回るようになってから植え付けるのが肥大の第1法則。植え付け後は麻布でマルチをして地温上昇を抑え保水性を高め、ビニールシートをかけて完了。
9月28日の植え付けで翌日には発芽、11個すべて発芽した。生育が進むと地上部が重く傾いたため、麻布を外して土寄せ(計約5〜6cm埋めた形)し、5cm以上の深植えの方が形の整った玉になると反省。
法則2:冬越しと1回目の追肥
11月末には平均気温が下がり葉がしんなり、真冬は元気のない見た目で越す。冬の水やりは4〜5日に1回程度で十分。
2月中旬〜3月上旬、冬を越えて葉の色が緑を帯びてきた頃が1回目の追肥のタイミング(第2法則)。固形でも液体でもよく、有機肥料なら2月中旬に早めに撒く。
分量は1株あたり手のひら1杯程度を株元から少し離して撒き込む。葉が多いほど光合成でき大きな玉になるため、葉7枚以上を目指す。
3月中旬の分球期(玉の形成・肥大が始まる時期)に2回目の追肥を行う。この時期に測定した土のpHは6.5でニンニクの生育基準内だった。
法則3・4:ニンニクの芽摘みと収穫の見極め
抽苔で花芽をつけると栄養がそちらに取られ玉が肥大しにくくなるため、花茎(ニンニクの芽)を摘むのが第3法則。抜くよりハサミで切る方がよく、二股(分かれ目)より下から切ると空洞に水が入って病気の原因になるので注意。
この時期にさび病とネギアブラムシも発生したので駆除した。収穫の目安(第4法則)は、株がぐにゃりと倒れる、葉が半分〜3分の2枯れる、または花茎を下から3節目・下から約10cmが白くなった頃。
一般的な収穫期は5月中旬〜6月下旬だが、自分の目で判断する。5月9日、栽培230日で収穫。
収穫が近づいたら水やりを止め、収穫後は水洗いせず土を払うだけにする。植え付け時期が本当に重要で、遅く植えた株は小ぶりだった。
家庭菜園や農園で絶対作りたいニンニク栽培!4つのポイントを徹底解説!ホワイト六片・葉ニンニクなどにんにくの育て方を紹介!
概要
シェア畑の菜園アドバイザーが、有機無農薬でのニンニク栽培を解説。食べているニンニクと同じ球(鱗茎=茎の根元が肥大したもの)をりん片に分けて植えることから始まり、9月に植えて収穫は翌年6月という長い栽培。
途中で葉ニンニクや、抽苔して出る花茎(茎ニンニク)、花芽(ニンニクの芽)としても食べられる。花芽を摘まなくても玉の大きさにはほとんど影響しないという投稿者の経験も紹介される。
大きな玉は冬前に決まる
大きなニンニクになるかどうかは冬前に決まり、冬までに葉が4枚しっかり揃うように育てることが成功の秘訣。ニンニクは冬の間も光合成で養分をためており、貧弱な3枚の葉ではたまりが悪く、立派な4枚の葉があれば十分な光合成で玉が太る。
その差が最終的に6月の収穫で結果として現れる。冬前に葉を4枚揃えるための4つのポイント(土作り・品種選び・植え時・種の植え方)を順に解説する。
ポイント1・2:土作りと品種選び
ポイント3・4:植え時と植え方
植え付けは9月中旬〜10月中旬に可能だが9月下旬が最適で、遅れると冬までに葉が4枚まで育ちきらない。植え方は、球の外側の薄皮を取り一片ずつに分け、太って大きい片ほど大きな玉になりやすいので中心に使う。
植え付けが遅れた場合は皮を1枚むくと発芽が3〜4日早まって遅れを取り返せる(9月中なら無理にむかなくてよい)。マルチは越冬野菜なので必ずかけ、15cm穴あきマルチで千鳥に置くと株間20〜30cmになる。
棒でぐるぐる穴をあけ、尖った方を上・根の生えていた方を下にして、上に軽く土がかぶる深さに植える。植え終わったら一度だけ水をかけ、その後は水やりも防虫ネットも不要で発芽を待つ。小さい片は2〜3個まとめて植え、葉ニンニクとして楽しむ手もある。
【スーパーで売ってる高級ニンニクが一生食べられる】しかも虫が寄り付かない‼️#ニンニク栽培 #育て方 #家庭菜園初心者 #ペットボトル
概要と3種類の比較栽培
植え付け9月下旬〜10月、生育温度10〜22℃、栽培期間8か月のニンニクを、3種類で比較栽培した記録。育てやすいと噂の食用無臭ニンニク、スーパーで買ったスペイン産、やや高価な青森産の3種。
種球は太ってスベスベな肌のものを選ぶのが基本だが、傷ありや小さいもの、分岐したものも違いを調べるためにあえて植えた。栽培期間が長く場所やプランターを占領するため、6月頃の収穫までに他に植えたい野菜がないか確認しておくとよい。
植え付け(プランター・ペットボトル)
追肥と冬越し
追肥は2回で、1回目は植え付け1か月後、2回目は翌年2月。鶏ふんやぼかし肥料は必ず完熟したものを使い、ニンニクから少し離して置くと根が栄養を求めて伸びる。
前列だけ先に施肥する実験では、2週間後に無臭ニンニクと青森産で明らかに肥料をやった方が大きくなった。ニンニクは寒さに強いが、プランターは気温の影響を受けやすく土が凍ることがあるため、わらや籾殻で表土を覆うか発泡スチロール箱に入れるとよい。
冬越しに適した大きさは葉5〜6枚で、2〜3枚では小さすぎ、7枚以上は大きすぎて病気が出やすい。冬は成長が止まり、水やりは土が乾いてからたっぷり。
How to grow garlic and soil preparation tips from a Japanese farmer !
概要とスケジュール
シェア畑のアドバイザーが、ニンニク栽培の土作りを実演。ニンニクは9月初旬〜中旬に植え付けるため、9月初旬には土作りを始める必要があり、冬越しして収穫は翌年6月頃という息の長い作物。
この動画では土作りを中心に、pH測定・施肥・畝立て・マルチ張り、そして種球の準備と植え付けの注意点までを解説する。
pH測定と施肥
畝立てとマルチ張り
種球の準備と植え付けの注意
種球はホームセンターで球根用として売られているものが最も安全。スーパーのものでも植えられるが、細菌やウイルスが付いていることがあり成功の保証がない。
植え付けは球を一片ずつに分けて行う。おすすめは、植える前に球を2〜3時間水に漬けること。薄皮がきれいにむけ、りん片一つ一つの傷や病気の有無が一目で分かる。
昨年スーパーのスペイン産を約15片植えたところ全部発芽したので過度に心配しなくてよいが、今年は念のため漬ける水をオゾン水にして殺菌も試すという。
植え方は、りん片が球についていた側(付け根)を下にし、頭は少し土の上に出すと発芽率が良い。深く埋めすぎると中で腐ることがある。鳥やネズミにかじられないよう、芽が出るまで不織布を被せておくとよい。
Garlic cultivation taught by a Japanese farmer.
概要と土作り
直売所に野菜を出荷する山口市の農家が、ニンニク栽培を解説。ニンニクは1年に1回しか作れず、栽培期間が8〜9か月と長いため、適時適切な管理をしないと良いものはできない。
基本は土作り。まず酸度計(ホームセンターで購入可)で複数箇所のpHを測り、適正なpH5.5〜6.5に調整する。今回は畑の場所により6.0〜6.4だったので、6.5に近づけるため苦土石灰を約200g/㎡散布した(先に撒いてあった場所は6.3に上がっていた)。
施肥と品種選び
植え付けと追肥
植え付けは棒で6〜7cmほどの穴をあけ、りん片の付け根(もともと根が生えていた平らな方)を下、尖った方(芽が出る側)を上にして植える。上下を間違えて逆さに植えると根が上に伸びてしまうため注意。
周りの土を中央に寄せ、頭から全体に土をかけて軽く押さえる。足で押さえると畝が盛り上がるので平らにならす。
植え付け後の管理で大切なのは追肥で、12月と2月頃に芽元へ化成肥料を施す。3月になって伸びてくる花茎(ニンニクの芽)は、そのままにすると玉が大きくならないため摘む。
病気が出ている株の芽を切ると病原が他へ広がるので、基本的に晴れた日に行う。伸びた草丈の半分程度になったら収穫の目安。
[Growing Life] Super easy!! How to plant and grow garlic! Highly recommended for beginners growin...
概要
穴あきマルチでの植え付け
穴あきマルチの穴の位置に、指を突っ込んで植え穴をあける。りん片の尖った方を上にして、先端から土の表面まで3〜4cmほどの深さになるよう押し込む。
浅すぎる場合はもう少し深く沈め、周りから土を寄せてなじませればおしまい。植え付けは簡単で、だいたい1か月ほどで発芽する。例として、青森のホワイト六片を9月17日に植えたものが、約2週間強(10月上旬)でしっかり発芽した様子を見せている。
植え付け後の管理と品種
植え付けたら特にやることはなく、秋冬野菜なので水やりも一切しない。自然に降る雨で十分足り、夏場のようにあえて水を与えることはしない。
品種は青森のホワイト六片や、少々高いが日本産のジャンボニンニクなどがホームセンターで手に入る。ちょうど植え付け時期なので、試しにニンニクを植えてみてはと勧めている。
9月にニンニク植えたら失敗する原因 未熟堆肥に要注意!22/9/17
概要:暑い時期の植え付けが失敗の一番の原因
近年は温暖化で9月中旬でも気温が高く(撮影日の9月17日は昼過ぎで36℃)、暑い時期にニンニクを植えても芽が出ず、出てもウイルス病などで腐って小さくなりやすい。これが最近ニンニクがうまくできない最大の理由。
暦通りに植えるのではなく、今の平均気温を温度計で測って判断すべき。寒地向けの青森ホワイト六片でも植え付けは9月下旬から。暖地向けの家庭ニンニク・平戸ニンニクも同様で、今すぐ植えず、まずは土作りの準備をするのがこの動画の主眼。
堆肥は早めに、未熟堆肥に要注意
苦土石灰と化成肥料
耕してネキリムシ対策・畝立てとマルチ
種球の準備と植え付けの深さ
植え付け前日に、ばらした種球を一昼夜水に浸けるとカラカラの種球が水を吸い、発芽率が上がり発芽が揃う。この時、傷や腐りのあるものは除く。
とても細いりん片は植えても大きくならないので、ティッシュ等に水を張って置くとニンニクスプラウトとして食べられる。植え付けは条間15cm・株間15cmが目安。
りん片は付け根の平らな方を下、尖った方を上にし、りん片の上に土が5〜6cmかぶるよう(マルチ面から人差し指1本分ほど、全体で約10cmの深さ)に押し込む。浅いと縦長に尖った形になり大きくならず、深すぎると芽が出にくい。植え付け後はマルチの穴に約2cm覆土しておく。
植え付け後の管理と冬の生育ステージ
植え付け後、乾燥が続けばたっぷり水を与える。半月ほどで芽が2〜3本出るが、大きくさせて分けつを起こさせると立枯病などの被害を受けやすい(立枯病)。
霜が降りる地域では植え付けが浅いとニンニクの層まで凍って枯れることがあるため、必ず畝の天端から5〜6cm土をかぶせる。冬の間はニンニクは成長を止め、その時期は葉2〜3枚くらいがちょうどよい。
親指ほどの太い茎に葉が茂った状態で厳しい霜や大雪に遭うと、茎が倒れて傷から病原菌が入り病気になりやすい。上部が茶色く枯れてもニンニクにとっては理想の生育ステージなので安心してよい。
When to Harvest Garlic + a unique tip for curing and storage
収穫の合図は「下葉の半分が枯れたとき」
アメリカの初心者向け菜園チャンネル。にんにくは11月に植えたら春に勝手に伸び、6月初めに穫れる「植えて忘れる」タイプの作物で、しかも早い時期に空くので、同じ場所に次の作物(動画ではピーマン)を植えられるのが魅力だという。悩みどころは収穫時期で、玉ねぎと違って球が地上に顔を出さないので合図が分かりにくい。目安は下のほうの葉が茶色く枯れはじめ、全体の半分ほどが枯れて、残り半分がまだ元気な状態。理由は枯れていない葉が、これから球を包む保護皮になるから。ここが貯蔵性を決める。
遅らせすぎると保存できなくなる
葉が全部茶色くなるまで待つと、たいてい日持ちしない。掘り上げたときにりん片(1片ずつ)がばらけていて、そうなると貯蔵が効かない。すぐ食べるぶんには問題ないが、長く置けなくなる。だから下葉が枯れはじめた時点から注意して見はじめる。
掘り方:引き抜かず、掘る
茎を持って引き抜くのは良くない。スコップで周りを深めに掘り、球を傷つけないように土をゆるめてから持ち上げる。根が切れる感触と音が伝わってくる。掘り上げたら土を軽く払い、保護皮が破れずに残っているか、りん片がばらけていないかを見る。外側の皮が1枚めくれている程度は、早く枯れた葉のぶんなので正常。
乾燥(キュアリング)の3〜4週間
収穫後は日陰に取り込んで3〜4週間乾かす。作者のやり方は、犬走りの柵の余りを使って、金網の目に茎を通して吊るすというもの。段を何列も作って全部吊るす。要点は球同士を離すことで、一つ一つの周りに空気が流れるようにする。置き場所はガレージや地下室など、直射日光が当たらず雨がかからない場所。暑い時期なので横に扇風機を置いて風を送る。
収穫日は天気で選ぶ
収穫は乾いた日に行い、最後の雨から3〜4日は空ける。湿った土から掘るのは避けたい。さらに理想を言えば曇りの日。掘ってから日陰に運ぶまで畑に置く時間があるので、日差しが弱いほうがよい、という理由。
にんにくは植える瞬間で9割決まります|失敗しない3つの鉄則
失敗は植える瞬間で決まる
動画は、ニンニク栽培の失敗の多くは植えた後の管理ではなく植え付けの瞬間に決まると話します。鉄則に挙げるのは植える向き、植える深さ、植える時期と種球の3つで、間違えると水や肥料を丁寧にやっても芽が出ないか、出ても小さな玉しか取れないといいます。押さえれば、冬は放置し春に追肥を1〜2回して初夏に掘り上げるだけの手間の少ない野菜としています。
尖った方を上に植える
1つ目は、尖った方を上、平らな方を下にして植えること。尖った先端から芽、平らな面から根が出るため、逆さに植えると芽が回り込んで出るのが遅れ、茎の根元が曲がったままになり、玉も小さくなると動画は話します。迷ったら外側の薄皮をむくと向きがはっきりし、芽の出も早く揃うそうです。むいたらその日のうちに植え、土をかぶせる前に全部が上向きか確かめます。
深さ5cm・株間15cm
2つ目は、頭の上に土が5cmかぶる深さに植え、株と株の間を15cmあけること。浅いと霜柱で持ち上がって根が切れ、乾燥にも弱く、深いと芽が出るまでに時間と体力を使い、冬までに株を育てる期間が短くなると説明します。穴は人差し指を第2関節まで入れた深さが目安。詰めて植えると玉同士がぶつかって小さくなります。植えたらたっぷり水をやります。
適期と地温の目安
3つ目は時期と種球で、まず時期。関東あたりの中間地なら9月下旬から10月中旬で、ニンニクは地温が20度前後のときに根を出し始めるそうです。9月上旬の残暑で地温が25度を超える時期に植えると蒸れて腐りやすく、11月に入ると寒くなる前に十分な根と葉ができず、冬はほとんど育たないので取り戻せないと話します。寒冷地は9月中旬から下旬、暖かい地域は10月いっぱいまでが目安です。
大きく硬い種球を選ぶ
玉の大きさは植えた種のサイズにほぼ比例し、種は栄養の貯金で、芽が出て根が張り自分で光合成できるようになるまでを支えると説明します。玉を割ったら外側の大きな粒だけを植え、小さい粒は料理に回します。握って硬いものを選び、ふかふかしたものや黒い点・茶色いしみのあるものは外します。スーパーの食用は芽が出にくい処理や病気の心配があるため、初心者は種用が安全と話します。
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