作物図鑑 | オトモアグリ

作物図鑑・根菜

らっきょう

ヒガンバナ科の根菜。旬は5〜7月、育てやすさは「やさしい」。

らっきょう
写真: ‘Uncle Carl’ (カールおじさん). / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

ヒガンバナ科

旬

5〜7月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

特定野菜

種まき

種は使わず、分球した鱗茎(種球)を植え付けて育てるのが一般的で、育苗の必要はありません。植え付け適期は8〜9月ごろです。

植え付け

日当たりと水はけの良い畑に、1か所1球、株間10〜15cm・深さ3〜5cmで植え付けます。1か所に2〜3球まとめて植えると小粒で数の多い実つきになります。

収穫

植え付け翌年の5〜7月、葉が黄色く倒れ始めたころが収穫適期です。掘り遅れると分球が進んで実が硬くなり、早採りするほど粒はそろって柔らかくなります。

日当たり

日当たり・風通し・水はけの良い露地が向き、砂質土でよく育ちます。冷涼〜温暖な気候に適応し、寒さにも比較的強い作物です。

水やり

乾燥に強く露地では基本的に降雨頼みで十分ですが、植え付け直後や生育初期、極端な乾燥時は適度に潅水します。過湿は球の腐敗を招くので与えすぎに注意します。

肥料

植え付け1週間前までに苦土石灰と元肥を施し、追肥は秋の芽出し後と早春(2〜3月)の球肥大期の2回を目安に化成肥料を与えます。

出やすい病害虫

さび病:発病葉を早めに除去し、密植を避けて風通しを良くする。多発時は登録薬剤を散布する 軟腐病:水はけを良くして過湿を避け、傷んだ株は抜き取って畑の外へ処分する アブラムシ:早期に発見して洗い流すか登録薬剤で防除し、反射資材で飛来を抑える ネダニ・ネギコガ:連作を避けて健全な種球を使い、被害株は早めに取り除く

連作

ヒガンバナ科(ネギ属)で連作を嫌うため、ネギ・タマネギ・ニンニクなど同科の作付けと重ならないよう2〜3年は間隔をあけます。

品種

在来の「らくだ」など砂丘栽培に適した品種のほか、若採りしてエシャレットとして楽しむ用途でも選べます。

主産地

鳥取県(砂丘らっきょう)や鹿児島県、宮崎県が主産地で、砂丘・砂質地での栽培が盛んです。

育て方のコツ

1か所1球の疎植にすると大粒でそろった球が採れ、密植ぎみにすると小粒で数の多いエシャレット向きになります。ほぼ植えっぱなしで育てられる手のかからない作物です。

資料

農林水産省(生産・出荷統計)/都道府県栽培暦/家庭菜園向け栽培情報

解説動画

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家庭菜園で超簡単らっきょう栽培!手間いらず肥料いらずで自分好みの大きさで栽培できる!らっきょうを大きくする土作り、育て方をご紹介!【農家直伝】

概要

手間いらず・肥料いらずで、植えておけば翌年収穫できる超簡単ならっきょう栽培を紹介する動画。砂地が最も適しているが通常の畑土でも十分に育つ。

秋なすやピーマンなど春夏野菜を植えた後の畑は残肥が残っているため、後作としてらっきょうを植えるのに向いている。植え付け時期は9月下旬までなので、早めに種らっきょうを購入しておく。

土作り

らっきょうは元々肥料をあまり必要としない野菜で、夏野菜を植えた畑ならほぼ無施肥でも育つ。初めて植える畑の場合は、1平米あたり牛ふん堆肥を1kgほど、加えて化成肥料か鶏ふん100ccを入れれば十分。

投稿者は有機栽培で鶏ふんのみを使っている。酸性を嫌うので、植え付けの2〜3週間前に苦土石灰を1平米あたり1握りまいてから堆肥や肥料を入れる。マルチはたまねぎ用の穴あきマルチが適している。

植え方と深さの使い分け

深く植えると分球が少なく大きならっきょうが取れ、浅く植えると分球が多く(10個以上)小さいものがたくさん取れる。今回は小さいものをたくさん収穫したいので浅植えにし、球の頂点から約3cmの深さになるようにする。

均一な深さで植えるため、投稿者は約10cmの棒(先端に印を付けたもの)を自作して穴あけの目安にしている。種は尖った方を上に向け、皮はニンニクのようにむかずそのまま植える。

棒でくるくる回して穴をあけ、種を差し込んで外から土を寄せ、軽く圧着する程度でよい。1週間ほどで発芽する。

収穫と追肥

9月中旬〜下旬に植えると翌年5〜6月が収穫期。らっきょうの葉がやや枯れてきたら収穫の目安になるので、時期を逃さないよう観察する。追肥は基本的にほとんど不要だが、年明けの2月下旬〜3月に生育が思わしくなければ状況を見て追肥する。

出典: 農家直伝!家庭菜園らいふ(YouTube)で動画を見る ▶