作物図鑑 | オトモアグリ

セリ科の根菜。旬は10〜12月、育てやすさは「ふつう」。

にんじん
写真: Roberta F. / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

セリ科

旬

10〜12月

育てやすさ

ふつう

向く栽培環境

露地

区分

指定野菜

種まき

家庭菜園では夏まき(7〜8月)が最も作りやすく、涼しくなる秋〜初冬に収穫します。種は好光性なので覆土は5mm程度と薄くしてすじまきにし、発芽までは乾かさないよう注意します(春まきは低温でトウ立ちしやすいため早まきを避けます)。

植え付け

移植には向かないため直まきが基本です。本葉が展開するごとに数回に分けて間引き、最終的に株間10〜12cm(長根種は12〜15cm)に整えます。

収穫

種まきから短根種で約80日、長根種で約100〜140日が目安です。肩の直径が4〜5cmになり地面から肩が見えてきたら収穫適期で、旬は10〜12月の秋から初冬です。

日当たり

日当たりと水はけのよい場所を好み、生育適温は18〜21℃前後の冷涼な気候が適します。

水やり

発芽までは土を乾かさないようこまめに水やりし、発芽後は過湿を避けて乾いたら与える程度に控えめにします。

肥料

元肥を土に施し、間引き後や本葉が茂る頃に1〜2回追肥します(未熟な堆肥は岐根の原因になるため避けます)。

出やすい病害虫

黒葉枯病:密植を避け風通しと排水をよくし、発病葉は早めに除去する 軟腐病:高温多湿と過湿を避け、根に傷をつけないよう管理する アブラムシ類:防虫ネットで飛来を防ぎ、見つけ次第除去する キアゲハ(幼虫):葉を食害するので見つけ次第捕殺し、防虫ネットで産卵を防ぐ

連作

セリ科(同科にパセリ・セロリ・みつばなど)で、連作すると生育不良や病害が出やすいため1〜2年は同科の栽培を避けます。

品種

初心者には栽培期間が短く作りやすい五寸系(向陽二号など)が扱いやすく、ミニにんじんはプランターにも向きます。

主産地

主産地は北海道・千葉県・徳島県で、この3道県で国内収穫量の半分以上を占め、初夏は徳島、秋は北海道、冬は千葉と季節でリレー出荷されます。

育て方のコツ

成否は発芽で決まるため、種まき後にしっかり鎮圧して乾燥させないことが揃った発芽の最大のコツです。石や未熟堆肥を取り除いて土を細かく耕すと、まっすぐな根に育ちます。

資料

農林水産省(作物統計・こどもページ)、種苗会社の栽培情報を参照

解説動画

視聴済み

0/10

ニンジンの育て方|人参の栽培方法|基本ポイント【カインズ野菜栽培】

概要

ベータカロテンが豊富で和洋中どの料理にも合うニンジンの基本的な育て方を短くまとめた入門動画。若い葉も食べられるのは家庭菜園ならではの利点として紹介している。種まきから2回の間引き、追肥、収穫までの一連の流れを扱う。

土づくり・種まき

植え付け前に1平方メートルあたり堆肥バケツ2杯(約2kg)と化成肥料コップ1杯(約100g)を土に入れてよく耕しておく。気温が25℃くらいになったら30cm間隔で種をまき、上から3〜5mmと薄く覆土する。

発芽までは適度な湿り気を保つことが大切で、わらやもみ殻、細かくした落ち葉や腐葉土をかけて乾燥を防ぐとよい。土の表面を手のひらで軽く押さえるだけでも水持ちが良くなる。適温なら1週間から10日で発芽する。

間引きと追肥

本葉2〜3枚で3〜5cm間隔になるよう1回目の間引きを行い、1平方メートルあたり50gの化成肥料を与えて草取りを兼ねて株元に土を寄せる。

本葉6〜8枚で根が小指くらいの太さになったら2回目の間引きをして最終的に株間を10cmにし、同様に1平方メートルあたり50gの化成肥料を施して土寄せする。根が太ったものから順に収穫していく。

病害虫と注意点

ニンジンは病気に比較的強いが、初期の生育が遅く苗が小さいうちは雑草に負けやすいため、間引き時の草取りが重要。根の表面に小さなコブができていたら土中に害虫が潜んでいるサインなので注意する。

マリーゴールドを一緒に植えると匂いで土中の害虫を遠ざけてくれる。覆土は薄くし、発芽まで乾燥させないことが成功のポイント。

出典: カインズ公式チャンネル(YouTube)で動画を見る ▶