たまねぎ
ヒガンバナ科の根菜。旬は5〜6月、育てやすさは「やさしい」。


科
ヒガンバナ科
旬
5〜6月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
寒地以外は秋まきが基本で、9月中旬〜下旬に苗床やセルトレイにまき、約2カ月かけて草丈20cm・鉛筆ほどの太さの苗に育てます。北海道など寒冷地では春まきにします。
植え付け
11月上旬〜中旬、葉と白い部分の境目が地際に来る浅植え(深さ2〜3cm)にし、根鉢を軽く押さえます。株間は10〜12cmが目安です。
収穫
翌年5〜6月、株の首がやわらかくなって葉が自然に倒れ始めたら適期です。倒伏から数日〜1週間後の晴天日に引き抜き、風通しのよい日陰で乾かします。
日当たり
日当たりと水はけのよい露地向きで、生育適温は15〜20℃前後、冬の低温に当てながらゆっくり育てます。
水やり
植え付け直後はしっかり与え、以降は降雨中心で十分です。乾燥が続くときのみ補い、収穫前は過湿を避けます。
肥料
酸性の土に弱く、香川県の土づくりの基準ではpH6.0〜6.5と、キャベツやレタス(6.0〜7.0)より幅が狭い。元肥の前に土壌酸度計で測り、酸性なら苦土石灰で直してから堆肥と元肥を入れる。元肥を施したうえで12〜1月と2〜3月上旬の2回を目安に追肥し、貯蔵性を落とす3月中旬以降の遅い追肥は控えます。
出やすい病害虫
べと病:発病株や残渣を早めに除去し、密植と過湿を避けて風通しを確保する 灰色かび病・黒斑病:病斑の出た罹病葉を取り除き、水はけと株間を保つ ネギアザミウマ:葉裏をこまめに観察して早期発見に努め、防虫ネットも有効 タマネギバエ:植え付け後の食害に注意し、被害株は土中の幼虫ごと抜き取り処分する
連作
ヒガンバナ科(ネギ属)で、ネギ・ニンニクなど同科との連作を避け、1〜2年は間隔をあけます。
品種
貯蔵重視なら中晩生の黄タマネギ、早採りや甘さを楽しむなら極早生・早生種と、収穫時期と用途で品種を選びます。
主産地
北海道が国内収穫量の約6割を占め、佐賀県・兵庫県が続き、この3道県で全国のおよそ8割を生産します。
育て方のコツ
早まきや大苗の植え付けは冬に生育が進みすぎてとう立ち(ネギ坊主)を招きやすいため、地域の栽培暦に合わせた適期・適サイズの苗を守ることが成否を分けます。
資料
農水省e-Stat(作物統計調査)、都道府県の栽培暦、種苗各社の栽培マニュアルを参考に作成、香川県 土づくりの手引き、広島市 市民菜園の手引き
解説動画
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の解説動画
タマネギの育て方|玉ねぎの栽培方法【カインズ野菜栽培】
概要
玉ねぎは世界中で栽培される野菜で、切ると涙が出るのは硫化アリルという成分によるもの。この成分には優れた薬効があるとされる。
動画では種まきから育苗、植え付け、収穫、保存までの一連の流れを紹介している。
種まき・育苗
植え付け
収穫用の畑には、1平方メートルあたり苦土石灰100g(コップ1杯)、堆肥2.5kg(バケツ2杯半)、化成肥料100g(コップ1杯)を入れてよく耕しておく。
深さ1.5〜2cmくらいになるように苗を植え付ける。浅植えは霜で持ち上がるので注意し、葉の緑の部分に土がかからないようにする。
追肥・収穫・保存
植え付けから1ヶ月ほど経ったら、1平方メートルあたり化成肥料20gを与え、株元に軽く土を寄せておく。全体の7〜8割の葉が倒れてきたら収穫する。
収穫後は葉がしおれるまで太陽に当て、茎を10cmほど残して切り取り、風通しがよく雨の当たらない場所に束ねて吊るす。
苗が育ちすぎると収穫時に旬を過ぎて味が落ちるため、種まき時期に注意する。
超かんたん!!気をつけるのはこれだけ!【玉ねぎ苗】の作り方【農家の家庭菜園】
概要
農家目線で玉ねぎの苗づくり(育苗管理)を紹介する動画。288穴のプラグトレーを使い、発芽から水やり管理のコツまでを解説している。
種まき・発芽
プラグトレーにしっかり土を詰め、まき穴を開けて1粒ずつ種をまく。まき終えたら水をたっぷり与え、日光の当たらない場所で管理する。
この間は水やりの必要はない。積算温度100℃くらいで発芽するので、3日ほどでチェックし、1本でも芽が出ていたら明るい場所に移す。移動が遅れると徒長するので注意する。
水やりの基本
水やりの前に表面が乾いているかを確認する。露が降りていると判断しづらいので注意する。
プラグトレーは端のほうが風や日光で乾きやすく、中心は成長とともに風通し・日当たりが悪くなって乾きにくくなり、成長に差が出る。濡れている場所と乾いている場所を確認してから水やりをする。
育苗初期は根が少ないので水を多めにしてもよいが、成長につれて水を減らすと失敗が少ない。水が多すぎると徒長や根腐れを起こし、少なすぎると枯れる。
トレーの置き方・並べ方
プラグトレーは木の棒やコンテナを下に置いて地面から浮かせて管理し、通気性を確保する。
育苗トレーを2枚以上並べるときはくっつけず少し離すと、乾き方の差による調整の難しさを避けられる。スペースがなくてくっつけている場合は、真ん中と端が入れ替わるよう左右を入れ替えると均一に育つ。
水やりの回数と追肥
水やりは1日2回が目安で、9時ごろに1回目、昼過ぎに表面が乾いていればもう1回さっと乾いた部分に与える。1日1回しかできない場合も、夕方には表面が乾くように調節する。
育苗用の土は野菜用・有機・ネギ用など何でもよいが、ネギ用以外は肥料分が少ないので追肥回数が増える。ネギ用でない場合は発芽から20日目ごろから5〜7日に1回、様子を見ながら液肥を与える。
日中は水分があり夕方には表面が乾くように管理すると、徒長や病気を防いで均一な苗ができる。
【ホーム玉ねぎ】植え付け~収穫まで/球根から簡単に育てる玉ネギ栽培
ホーム玉ねぎとは
ホーム玉ねぎ(セット球・オニオンセット)は、8月ごろにホームセンターや種苗店で売られる小さな玉ねぎの球根。玉ねぎを途中まで育てたもの、または小玉にしかならなかったものを乾燥貯蔵させた直径2〜3cmほどの種球で、これを植え付けて栽培する。
わけぎに似た栽培法で、育つと普通の玉ねぎになる。栽培期間が約3ヶ月と短く年内収穫が狙えるため、初心者に人気。
植え付け適期は8月下旬〜9月上旬。種苗店の説明では、8月植えで11月収穫、9月植えで12月収穫、10月植えは寒い時期を越すため3月収穫とされていた。
プランター栽培の実例
最初の年はプランター栽培。玉ねぎの根は深く張らないので、幅50cm×奥行き40cm×高さ18cm・容量20Lの浅めのプランターを使用。
普通の培養土に元肥(普通の化成肥料でよい)を混ぜ、株間10cmほどで種球の頭が土から少し出るくらいに植えた。適期を過ぎた9月23日スタートで約1週間で芽が出そろい、月1回軽く追肥。
スタートが遅かったため年内収穫にはならず、2月まで葉ねぎ状態だったが、4月に入って暖かくなると一気に玉が肥大し、4月下旬に葉が倒れて収穫。結局収穫まで約7ヶ月かかったが、大きいものは直径12cm・455gと立派だった。22株中3株がとう立ちしたが、とう立ち部分は回鍋肉に入れて食べられた。
畑での栽培と分球
翌年は畑で9月9日に植え付け。年内収穫を期待したが3ヶ月経っても直径5cm程度で葉も倒れず青々としたまま栽培続行。
3月まで葉が倒れず、畑の都合で4月中旬に収穫した。雨続きで外皮はグズグズだったが直径10cmほどに成長。
首が太いものや分球したものも多かったが、新玉ねぎとして美味しかった。植えた種球が大きめだと分球しやすく、分球した玉も普通に食べられる。分球を避けたい場合は株元から出る脇芽を芽かきするとよい。
栽培のまとめ
寒い地域や年内収穫を狙う場合は8月中〜8月下旬までに植えたほうがよい。ただし収穫まで思ったより期間がかかる印象なので、年内取りは期待しすぎず気楽に楽しむ栽培と考えるとよい。
苗から育てる普通の玉ねぎがうまくいかない人の保険として、手軽で楽しい方法。
タマネギの上手な育て方(種まきから収穫までを完全解説)
概要と品種
玉ねぎの原産地は中央アジア。食用部分は根ではなく茎が太った鱗茎。
栽培は秋から翌春にかけてで、9月に種をまき11月ごろ苗を移植、収穫まで苗の植え付けから約6ヶ月・種まきから約8ヶ月かかる。露地でもプランターでも育つが、種まき・育苗が難しいので初心者は苗や種球から始めるのがおすすめ。
品種は早生・中生・晩生の3タイプで、種まき・植え付け・収穫日数が異なる。早生(ソニックなど)は4月上旬から収穫が始まるが長期保存に向かず甘味が強くサラダ向き。
中晩生(ネオアース、ノンクーラー)や赤玉ねぎ(湘南レッド)も人気。連作障害は出にくく連作年限は1年。
土作り
プランターは幅60cm以上の中型サイズが適し、株間10〜15cmで8〜10株栽培できる。用土を自作する場合は赤玉土7・腐葉土2・バーミキュライト1に、苦土石灰10〜20g/10Lと化成肥料10〜20g/10Lを混ぜる。
植え付け2週間前までに土作り、1週間前に元肥を施す。プランターは縁から5cmのウォータースペースを残す。
露地では2週間前に苦土石灰100g/平方メートルをまいて耕し、1週間前に堆肥2kg・化成肥料100g・過リン酸石灰50g/平方メートルを全面施肥して畝を立てる。玉ねぎは酸性土を嫌うのでpH6.0〜6.5に調整(pHを1.0上げるには石灰400g/平方メートルが目安)。
畝は平畝で幅30〜60cm・高さ約10cm、霜で根が浮くのを防ぐため東西方向に立てる。
種まき・間引き
9月ごろ苗床など別の場所に種をまき、11月以降に移植する。発芽から植え付け適サイズまで50〜60日。
発芽適温は15〜20℃、発芽日数7〜10日。まき溝は1cm間隔で種をまき5〜10mm覆土、条間は約20cm。
苗床にばらまく場合は0.5〜1cm間隔で種が重ならないように並べ、不織布ともみ殻で乾燥対策する。種まき後はしっかり鎮圧して用土との空間をなくす。
間引きは直まき苗3回・移植用苗2回ほど。本葉2〜3枚で株間1.5〜2cmになるよう間引き、直まきの最後は3〜4月上旬に株間10〜15cmで1本立てにする。間引き苗も食べられる。
苗の植え付け
植え付け適期の苗は草丈20〜25cm・根元の直径7〜9mm(鉛筆くらいの太さ)。茎が10mmを超えるととう立ちしやすく、5mm以下だと寒害を受けやすい。
苗の重さでは5〜7gが適し、4g以下は冬越し失敗、8g以上はとう立ちが増える。葉色が濃く葉先が枯れていないものを選ぶ。
植え付け適期は寒冷地10月以降、中間地11月中旬以降、温暖地11月下旬以降。太い苗と細い苗を分けて揃えて植える。
植え付けは根元の白い部分を第2関節ほどの深さ(軟白部が半分隠れるくらい)に差し込み、分岐部が埋まらないようにする。深植えすると生育が悪く玉が縦長になり、覆土が少ないと霜柱で浮き上がる。植え付け後は土を押さえて根と用土を密着させる。
小玉(セット球)栽培
玉ねぎは小玉(オニオンセット・ホーム玉ねぎ・セット玉)からも育てられる。8月ごろに植えると年内収穫でき初心者向け。
株間10〜15cm、上下列の間隔15〜20cm、深さ1cmの穴に先端が少し見える程度(1/3ほど埋まる)に浅植えして水やりする。植え付けから7〜10日で発芽する。
水やり
種まきから発芽までは用土が乾いたら水やり。夜間の水やりや乾燥・過湿は発芽不良の原因。
植え付けから約1週間はしっかり、それ以降はやや乾燥気味に育てる。露地は基本的に自然の雨で十分。
本葉4枚以降の水分過多は苗が軟弱・徒長するので控えめにし、午後の水やりは避ける。低温期は暖かい日の午前中に水やりし、寒冷地では夕方に表面が乾く状態にして凍結を防ぐ。
玉の肥大期の乾燥や過湿は玉の大きさに影響するので注意。プランターは底から染み出るまでたっぷり、露地は1株1〜1.5Lが目安。収穫数日前には水やりを止める(貯蔵中に腐りやすくなるため)。
追肥
追肥は早生が1月初旬〜2月中旬、中生・晩生は12月・2月・3月の3回。12〜2月の追肥は春先のとう立ちを抑えるため、3月の追肥は春以降の生育促進のため。
1回量はプランターで化成肥料ひとつかみ3〜5g、露地で10〜30g/平方メートルを条間にまいて用土と混ぜ畝の肩に寄せる。セット球栽培は植え付け約1ヶ月後に1回だけ、化成肥料5〜10gを株周辺に。
有機質肥料は効きが遅いので2〜3週間早めに施す。追肥と同時に土寄せしてとう立ち防止する。4月以降の追肥は病害や玉の腐敗の原因になるので行わない。
収穫・保存
苗の植え付けから収穫まで7〜8ヶ月。春になって7〜8割の葉が倒れてから1週間ほどが収穫の目安。
収穫が遅れると割れたり傷んだりして貯蔵性が落ちる。玉の近くの茎をつかんで一気に引き抜き、葉を15cmほど残す(新芽が出にくく長期保存できる)。
晴天が数日続くときを狙い、抜き取り後は半日〜1日畑で天日に当てて乾燥させる。乾燥不足だとカビて腐る。
畑で乾燥後は10cmほど残して切り取り、5〜10個ずつ吊り玉にして風通しのよい場所に吊るす(紐は緩く結ぶ)。植え付けが遅れて低温に当たるととう立ちし、ネギ坊主が伸びると芯が硬くなり食用に向かなくなるので蕾がつく前に切り取る。
失敗しない玉ねぎの栽培方法(自然農法)
概要
秋野菜の準備時期に合わせ、誰でもできる失敗しない玉ねぎ栽培を紹介。一般的な苗からの栽培は難しいとされるが、この動画では小さな種球(自家製のホーム玉ねぎ)を使った簡単な方法を提案している。
苗選びの難しさ
一般的には10月過ぎに200本セットで売られる苗を1本ずつ植える。太い苗を植えるととう立ちしてネギ坊主がつきやすく玉が硬くなり、逆に直径6mm以下の細い苗は寒害や病気でダメになりやすい。
そのため通常は1つの植え穴に6mm以下の細い苗を2本入れ、競争させながら育てる方法がとられる。
種球(ホーム玉ねぎ)を使う方法
この動画では自家製の小さな種球を使う。4月に種をまいて苗を育て、鱗茎が肥大した6月ごろに収穫、7〜8月の休眠期に干して貯蔵する。
休眠明けの9月中旬にこの種球を土に戻すと約3ヶ月で成長し、12月に新玉が収穫できる。すでに成長した状態から始めるため、大きな玉ねぎを簡単に得られる。
最近はホームセンターでもこの種球が売られている。夏の暑さで鱗茎が弱ったり病虫害を受けやすいので、休眠前に一度引き上げて干し、9月に戻すのがよい。
植え付け方
幅120cm・長さ4mの畝を使い、玉ねぎは1条植え(列ごとが約20〜25cmの間隔)にする。草マルチをよけて地面を出し、約3cmの穴を開けて、下が根・上が芽が出る向きに種球を植える。
軽く土をかけ、上の芽が出る部分は土から少し出しておく。草マルチをかぶせる。
夏〜秋のマルチは細かく切ったものを使う。冬は土壌細菌の活性が落ちて分解力が下がるため、より細かい草マルチを敷くと霜対策・湿気対策になる。
水管理のコツ
玉ねぎは水を非常に好むので水分管理が重要。乾きすぎず過湿すぎない状態を保つ。
目安は周りの土を握って、濡れた雑巾をギュッと絞ったくらいの湿り気。握るとコロッと折れずまとまるがほぐれる程度がよい。
これよりパサパサだと水不足、握って水がビチャッと出るなら水が多すぎる。この質感を覚えておくとよい。
収穫と利点
9月に植えると12月にはすべて収穫できる。一般的な時期に種を植えたものは翌年6月収穫なので、半年早く新玉ねぎが取れる。
抜き取る際は葉を切って2〜3日そのまま土中に置き、葉の栄養が鱗茎に戻るのを確認してから回収する。収穫後は直射日光の当たらない場所に干すと熟成して甘くなる。
この方法は寒さや凍霜害にも強く、初心者でも失敗が少ない。
玉ねぎの追肥のコツ(失敗しない育て方)
概要
玉ねぎは秋に苗を植え、冬を越して初夏に収穫するのが一般的。手入れ自体は難しくないが、良い収穫を得るには追肥が重要。
この動画では大きな玉ねぎを収穫するための追肥のコツを解説している。特に暖かくなって玉が肥大し始める時期の2回目の追肥が、玉を大きく育てるうえで最も大切。
追肥のタイミング
中間地基準で、暖地は約半月早く、寒地は約半月遅く考える。1回目は植え付け2週間後。
玉を大きくする2回目は2月下旬〜3月上旬が目安で、逃しても3月中ならギリギリ間に合う。3回目(止め肥)は2回目の約1ヶ月後の3月下旬〜4月上旬。
中手・中晩生タイプは収穫が5〜6月なので4月上旬までが目安。3回目以降は追肥をしない(してはいけない)。収穫直前まで肥料を効かせると貯蔵性が落ちてすぐ傷み、味も悪くなるため。
肥料の種類と量
追肥には即効性の高い化成肥料が向く。分量の目安は1平方メートルあたり肥料一握り約50g。
窒素・リン酸・カリの割合が同等(8-8-8など)のものがおすすめ。一般的な肥料でも十分育つが、こだわるなら市販の玉ねぎ専用肥料を使う手もある。
追肥の仕方
粒状肥料をただばらまくだけでは効果が不十分なことがある。ビニールマルチ栽培では肥料が土まで入り込まないので、マルチをめくって与えると確実。
土をかぶせる方法は、畝間や株間に溝を作って肥料を入れる方法と、土の表面全体にまく方法の2つがメインで、どちらも肥料と土を混ぜ合わせるのがコツ。溝に入れた場合も表面にまいた場合も、肥料が隠れる程度に土をかぶせてなじませる。
プランター栽培では表面全体にパラパラまく方法がよく使われる。肥料の与えすぎには注意し、収穫の1ヶ月前には最後の追肥を済ませる。肥料が多く残った状態で収穫すると苦味が増して美味しくなくなる。
タマネギ栽培(プランター)失敗しない苗の植え方
概要ととう立ち対策
プランターでの玉ねぎ栽培。失敗の主な原因は春にとう立ちさせてしまうこと。
とう立ち(花の蕾ができること)が起きると蕾に栄養を取られて玉が大きくならない。とう立ちさせないための苗の植え方のポイントは、植える時期・苗選び・水やりの3つ。
用意するもの
植える時期(ポイント1)
品種は栽培期間の違いで極早生・早生・中手・奥手の4つに分類され、植え付けから収穫までが最も短いのが極早生、最も長いのが奥手。関東近辺では、極早生11月上旬〜中旬、早生11月中旬〜下旬、中手・奥手11月中旬〜12月上旬が植え付け時期。
植え付け時期より早く植えると4月にとう立ちしやすくなるので注意。逆に遅すぎると気温が低くて根が活着せず、冬の寒さで枯れる。
植え付け作業
鉢底石を並べて通気性・排水性を確保し、悪い菌の発生を防ぐ。土はプランターの口から2〜3cm下まで入れ、有機入り化成肥料アミノ酸40g(ペットボトルの蓋約5g×8杯)を入れて軽く混ぜる。
段ボールで上から土を押さえると乾きにくくなり苗が根付きやすい。株間10cm以上を取り、割り箸で2列互い違いに深さ7cmまで穴を作る。
苗選び(ポイント2)と植え方
良い苗は長さ約25cm・太さ6〜7mm。これより小さいと冬を越せずに枯れ、大きすぎると分球して2つに分かれたり4月にとう立ちしやすくなる。
根が下に向かうよう割り箸で押しながら植え、葉が枝分かれしている1cm下くらいまで土に埋める。深植えしすぎると成長が悪く玉が縦長になり、枝分かれ部分は埋めないようにする。
水やり(ポイント3)
苗が根付くまで1〜2週間かかり、この間は水が乾かないようにする。麻の布をかけておくと乾きにくい。
苗の葉がピンとしてきたら水やりは2日に1回程度でよく、プランターを持って軽くなっていたら与える。水やりは底から水が出るまでたっぷり。
プランターは庭より乾燥しやすく、冬に寒いからと水やりをしないと思った以上に乾くので、冬の水切れに注意する。
苗の植え方【タマネギ栽培】プランター家庭菜園
概要
ホームセンターで買った玉ねぎ苗を使ったプランターでの植え付けを解説。ポイントは、植え付け前の浸水と選別、苗の葉を切る効果とやり方、植え付けと水やりの注意点。
玉ねぎの生育適温は15〜20℃で寒さに強い一方、暑さに弱く高温になると休眠する。切ると涙が出るのは硫化アリルが空気中の酸素と反応して催涙物質に変化するため。
浸水と選別
買ってきた苗は束ねてある紐で傷つくのですぐ外す。根がむき出しで売られていて水分不足でクタッとしているので、バケツに水を入れて1時間ほど吸水させると葉がピンと元気になり選別もしやすくなる。
選別では首(茎)が太い元気な苗を選び、細い苗や曲がった苗、傷んで腐っているもの・根が黒ずんでいるものは除く。理想の苗は茎の太さ約1cm弱、草丈20〜25cm、本葉3〜4枚、根が白く長く伸びているもの。
葉を切る(芽切り)
植え付け前に苗の葉を切る。理由は、そのままだと浅植えで植えづらくダラーンとしてしまうため切ると植えやすくなることと、玉ねぎは葉を切ると細い茎の苗は成長が促され、太すぎる苗は逆に成長が止まってとう立ちせずちょうどよい大きさに育つため。
切る長さは根元から測って15〜20cmくらい(だいたいハサミの大きさ約17cm)を目安に、ざっくり大胆に切ってよい。
土作りと苗の太さ
植え付けの2週間前に、土を復活させる腐植資材、酸性土を調整する石灰、元肥としての濃縮堆肥の3つを混ぜ込んでおく。玉ねぎは酸性を嫌うので石灰は忘れずに入れる。
茎が太すぎるととう立ちして栄養が端に行き、玉が大きく育たなかったり硬い芯ができてしまう。目安は鉛筆サイズより細ければよく(だいたい1cm)、1cm以上ある太い茎は避ける。
植え付けと水やり
株間は10〜15cmほど開け、このサイズのプランターなら10か所ほど植える。深植えは玉が丸みのない縦長になるので避け、白い部分が半分ほど出るくらい(深さ約3cm)の浅植えにする。
指で軽く穴を開け、根をあてて広げる形で植えると根付きがよい。優しく土をかぶせ、軽く押さえる。
曲がった苗も植えれば1週間ほどで自然にまっすぐになる。植え付け後の水やりは、浅植えなので強いシャワーだと苗が倒れるため、根付くまで優しくかける。以降は土の表面が乾いたらたっぷり与えてよい。
How to Harvest and Cure Onions for Long Term Storage
収穫の合図:葉が倒れ、首が紙のように乾く
アメリカの菜園チャンネル。1つ目の合図は全体の半分から4分の3の株で、葉が上向きから完全に倒れたとき。それと組み合わせて見るのが茎と球のつなぎ目(首)の皮が、紙のように薄く乾いてくること。これは葉から球への養分供給が終わって、もう太らないという合図で、この状態になったら畑に置いておく意味はない。球が十分な大きさになっていれば、それより早く穫っても構わない(この時期が長期保存に最適というだけ)。
品種によって保存できる期間が違う
同じ玉ねぎでも保存性はまるで違う。動画では生食向きのCandy種は最適でも3か月ほど、貯蔵向きのPatterson(黄玉ねぎ)は、正しく乾燥させれば1年もったと実例を挙げている。保存期間の違う品種を混植しているなら、収穫時に分けておいて、短いものから使う。
「8月の雨を玉ねぎに当てるな」
掘るときは茎が非常にもろくなっているので、茎を持って引き抜かない。手で周りの土をゆるめる重い土なら移植ごてで掘り起こす。作者の祖父の言い伝えとして「8月の雨を玉ねぎに当てるな」という言葉を紹介していて、収穫の1〜2週間前は、可能なかぎり水をやらない。雨は選べないが、収穫が近い時期に大雨の予報が出ているなら、その前に掘り上げる。水を吸った状態だと乾燥にさらに時間がかかり、保存性が落ちて黒カビ(black rot)も出やすい。
乾燥(キュアリング)は日陰+風通し
「1〜2日天日で干す」という助言をよく見るが、作者は直射日光には当てない(気候や日差しの強さで変わるので、これは自分に合ったやり方だと断っている)。要点は一つでとにかく風通し。できるだけ早く乾かし、湿った状態を作らない。動画では子どものトランポリンのメッシュ面を使っていて、通気があり、地面から浮いていて、日陰で、動物にかじられないという条件を満たしている。1層に広げるのが基本だが、場所がなければ球が茎で覆われないようにしてあれば、茎どうしが重なるのは構わない。土は無理に落とさなくてよい(大きな塊だけ払う)。1〜2日置いたら、納屋・ガレージ・屋根のあるポーチなど、雨風をしのげて風の通る暖かく乾いた場所へ移す。下からも風が通るよう、網や パレットの上に置く。
乾燥の終わりと保存
期間は2〜4週間。終わりの合図は根が完全に乾いて針金のようになり、茎が乾いてぱりぱりになり、外側の皮が乾いて球から少し浮いてくること。ここまで来たら編むか、茎を切り落とす。保存は涼しく乾いた場所(地下室やルートセラー)で、編んで吊るすか、クレートやかごに入れる。
玉ねぎの苗が消える原因はここにありました!10月の土づくり3つのコツ
土づくりが根付きを決める
動画は、玉ねぎの苗が根付くかどうかは植える日ではなく、その2〜3週間前の土づくりでほぼ決まると話します。11月は気温が下がって根の伸びが遅く、植えてからゆっくり土に馴染む余裕がないこと、収穫まで約半年同じ場所で育つので途中で土を作り直せないことが理由だと言います。そこで10月前半から中旬に、酸度調整・元肥と堆肥・畝立てとマルチの3つを済ませる流れを紹介しています。
酸性の土を嫌う玉ねぎ
動画は、玉ねぎは酸性の土を嫌う野菜で、合う酸度はpH6.0〜6.5ほどと話します。日本の畑は雨でカルシウムやマグネシウムが流れ出るため、何もしないと酸性に傾くとのことです。酸性の土に植えると根の先が傷んで新しい根が出なくなり、冬の寒さと霜で苗が浮き上がって枯れると言います。「植えたのにいつの間にか消えた」は、まさにこのパターンだと説明します。
苦土石灰の量と入れ方
動画は、初心者には苦土石灰が失敗しにくく、マグネシウムも一緒に補えると話します。量は1㎡あたり100〜150gで、白くなる程度に撒いてクワで深さ15〜20cmまで混ぜます。石灰は土の水分と反応してじわじわ効き、約2週間かかるため、植え付けの2週間前までに終え、肥料とは同じ日に入れないよう注意しています。酸度を測れるなら、pH5.5以下は150g、6ぐらいなら100gが目安だそうです。
堆肥と元肥は1週間前
次に、植え付けの1週間前までに堆肥は完熟のものを1㎡あたり2〜3kg、化成肥料を100g前後混ぜると動画は話します。堆肥の役割は栄養より土の構造を変えることで、空気と水の通りがよくなり、冬の間に少しずつ分解して春に効くそうです。根は表面から15〜20cmの浅い層に張るので、その層をふかふかにします。元肥は多いと冬に葉ばかり育って寒さに弱くなり、春に窒素が残るととう立ちするので控えめにと言います。
畝立てと黒マルチ
最後は、植え付けの数日前までに高さ10〜15cmの畝を立て、穴あきの黒マルチを張る作業です。動画は、黒マルチで土の温度が2〜3度上がり冬も根が伸びやすいこと、霜柱がほとんど立たなくなり苗が持ち上がるのを防げること、雑草の手間が減ることを挙げます。畝を高くするのは水はけのためで、根が水に浸かる状態が続くと根腐れを起こすと話します。表面は平らにならし、マルチはピンと張ります。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモドリンク&イーツ
料理と飲みものを、理由と条件から覚える
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野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
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