作物図鑑 | オトモアグリ

ヒガンバナ科の根菜。旬は5〜6月、育てやすさは「やさしい」。

たまねぎ
写真: 不明 / GFDL 1.2(Wikimedia Commons)

科

ヒガンバナ科

旬

5〜6月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

露地

区分

指定野菜

種まき

寒地以外は秋まきが基本で、9月中旬〜下旬に苗床やセルトレイにまき、約2カ月かけて草丈20cm・鉛筆ほどの太さの苗に育てます。北海道など寒冷地では春まきにします。

植え付け

11月上旬〜中旬、葉と白い部分の境目が地際に来る浅植え(深さ2〜3cm)にし、根鉢を軽く押さえます。株間は10〜12cmが目安です。

収穫

翌年5〜6月、株の首がやわらかくなって葉が自然に倒れ始めたら適期です。倒伏から数日〜1週間後の晴天日に引き抜き、風通しのよい日陰で乾かします。

日当たり

日当たりと水はけのよい露地向きで、生育適温は15〜20℃前後、冬の低温に当てながらゆっくり育てます。

水やり

植え付け直後はしっかり与え、以降は降雨中心で十分です。乾燥が続くときのみ補い、収穫前は過湿を避けます。

肥料

酸性の土に弱く、香川県の土づくりの基準ではpH6.0〜6.5と、キャベツやレタス(6.0〜7.0)より幅が狭い。元肥の前に土壌酸度計で測り、酸性なら苦土石灰で直してから堆肥と元肥を入れる。元肥を施したうえで12〜1月と2〜3月上旬の2回を目安に追肥し、貯蔵性を落とす3月中旬以降の遅い追肥は控えます。

出やすい病害虫

べと病:発病株や残渣を早めに除去し、密植と過湿を避けて風通しを確保する 灰色かび病・黒斑病:病斑の出た罹病葉を取り除き、水はけと株間を保つ ネギアザミウマ:葉裏をこまめに観察して早期発見に努め、防虫ネットも有効 タマネギバエ:植え付け後の食害に注意し、被害株は土中の幼虫ごと抜き取り処分する

連作

ヒガンバナ科(ネギ属)で、ネギ・ニンニクなど同科との連作を避け、1〜2年は間隔をあけます。

品種

貯蔵重視なら中晩生の黄タマネギ、早採りや甘さを楽しむなら極早生・早生種と、収穫時期と用途で品種を選びます。

主産地

北海道が国内収穫量の約6割を占め、佐賀県・兵庫県が続き、この3道県で全国のおよそ8割を生産します。

育て方のコツ

早まきや大苗の植え付けは冬に生育が進みすぎてとう立ち(ネギ坊主)を招きやすいため、地域の栽培暦に合わせた適期・適サイズの苗を守ることが成否を分けます。

資料

農水省e-Stat(作物統計調査)、都道府県の栽培暦、種苗各社の栽培マニュアルを参考に作成、香川県 土づくりの手引き、広島市 市民菜園の手引き

解説動画

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タマネギの育て方|玉ねぎの栽培方法【カインズ野菜栽培】

概要

玉ねぎは世界中で栽培される野菜で、切ると涙が出るのは硫化アリルという成分によるもの。この成分には優れた薬効があるとされる。

動画では種まきから育苗、植え付け、収穫、保存までの一連の流れを紹介している。

種まき・育苗

種まき用の畑には、1平方メートルあたり苦土石灰100g(コップ1杯)、堆肥1.5kg(バケツ1杯半)、化成肥料150g(コップ1杯半)をあらかじめ土に入れてよく耕しておく。気温が20℃くらいになったら種をまく。

土の表面を板などで平らにならし、深さ1cmほどの溝をつけ、1〜2cm間隔で種をまいて土を5mmほどかぶせる。乾燥を防ぐため新聞紙やわらを敷いておく。

苗の高さが25〜30cm、茎の太さが6〜8mmほどに育ったら植え付けの準備をする。

植え付け

収穫用の畑には、1平方メートルあたり苦土石灰100g(コップ1杯)、堆肥2.5kg(バケツ2杯半)、化成肥料100g(コップ1杯)を入れてよく耕しておく。

深さ1.5〜2cmくらいになるように苗を植え付ける。浅植えは霜で持ち上がるので注意し、葉の緑の部分に土がかからないようにする。

追肥・収穫・保存

植え付けから1ヶ月ほど経ったら、1平方メートルあたり化成肥料20gを与え、株元に軽く土を寄せておく。全体の7〜8割の葉が倒れてきたら収穫する。

収穫後は葉がしおれるまで太陽に当て、茎を10cmほど残して切り取り、風通しがよく雨の当たらない場所に束ねて吊るす。

苗が育ちすぎると収穫時に旬を過ぎて味が落ちるため、種まき時期に注意する。

出典: カインズ公式チャンネル(YouTube)で動画を見る ▶