チェストサポーテッドローマシン
マシン
チェストサポーテッドローマシンは、腰を使わずに引ける台つきロー
用途
うつ伏せに近い姿勢で胸を台に預け、グリップを手前へ引くマシンです。広背筋・僧帽筋・菱形筋が主役になります。上体を台が支えるので、ベントオーバーローのように前傾を保つ腰の負担を減らせます。男性7人で3種のローを比べた研究(Fenwickら、2009)では、立位のベントオーバーローは腰椎の負荷が最大でした。台つきのローは、この研究には含まれていません。
使い方
パッドの高さは胸の中心が当たり、腕を下ろすとグリップに自然に届く位置。胸をパッドにつけたまま、肘を少し開いて引き、戻すときは肩甲骨を開き、引くときに寄せます。今古賀翔は、肘を体から60°ほど開くと僧帽筋・菱形筋に、脇を閉じると広背筋寄りになり、ラットプルダウンと役割が重なると説明しています。同じ動画は8〜12回・2〜3セットを目安に、12回できたら重さを上げる進め方です。
コツ・注意点
引くたびに胸が台から離れると、僧帽筋や菱形筋以外の筋肉も使ってしまいます。浮かない重さが正しい重さです。座位ローの筋電図研究をまとめた2026年のレビュー(Di Fonzaら)では、握りが狭いほど、肩の外転が小さいほど広背筋の活動が高いとする研究が、それぞれあります。ただし測ったのはその場の筋活動の大きさで、鍛えた結果の差ではありません。
出典
- 動画 今古賀翔【トレーニング科学】 背中を大きくするなら、この2種目!フォームとメニューを解説
- 論文・英語 Fenwick CM, Brown SH, McGill SM(2009) Comparison of different rowing exercises: trunk muscle activation and lumbar spine motion, load, and stiffness
- 論文・英語 Di Fonza D, Di Claudio G, Colantuono G ほか(2026) Electromyographic Analysis of Latissimus Dorsi Activation During Common Resistance Training Exercises: A Narrative Review