器具・マシン図鑑
バーベル(フリーウェイト)
高重量を扱える基本の一本。両手で1本のシャフトを握り、全身で押したり引いたりする種目に使う器具です。ベンチプレスやバーベルスクワット、デッドリフトのように、複数の関節を同時に動かして重い負荷を扱う場面で中心になります。
EZバー(フリーウェイト)
手首にやさしい波形のバー。W字に曲がったシャフトで、上腕二頭筋のカールや上腕三頭筋のエクステンションなど腕の種目に使います。握る角度が斜めになるぶん前腕をひねり切らずに済み、まっすぐなバーより手首と肘の突っ張りが出にくくなります。
ダンベル(フリーウェイト)
左右バラバラに鍛えられる万能ウェイト。片手ずつ持って使うウェイトで、プレスもレイズもカールもランジもこなせます。左右を別々に動かすため、利き腕に頼るクセや筋力差が表に出て、弱い側だけを狙って鍛え直せます。バーベルより深く下ろせるぶん可動域も広く取れます。
ケトルベル(フリーウェイト)
振って使える取っ手付きの鉄球。取っ手の付いた鉄球で、重心が握りより前下方にあるため振る動作と相性が良い器具です。スイングやクリーンで大殿筋ともも裏を一気に使い、筋力と心肺の両方に刺激が入る全身種目に向いています。
プレート(フリーウェイト)
バーに足して重さを作る円盤。バーベルやマシンに差し込んで重量を足す円盤です。1.25kg・2.5kg・5kg・10kg・20kgが標準で、これを組み合わせて目標の総重量を作ります。1枚だけ手に持ってフロントレイズやランジの負荷にすることもできます。
トレーニングベンチ(フリーウェイト)
角度で効く場所が変わる土台。寝る姿勢や座る姿勢を支える台で、プレスやロウ、カールの土台になります。背もたれの角度を変えられるタイプなら、フラットで胸の中部、30度前後のインクラインで胸の上部というように、同じ種目でも効く位置を移せます。
パワーラック(フリーウェイト)
つぶれても逃げられる四本柱。四隅の支柱でバーを受け止めるフレームで、バーベルスクワットやベンチプレス、床から引く種目の拠点になります。高さを変えられるセーフティが失敗時にバーを支えるため、補助者がいなくても限界近くまで追い込めます。二本柱のスクワットラックも役割は同じです。
スミスマシン(マシン)
レールで軌道が決まったバー。バーがレールに沿って上下する軌道が固定されたウェイト器具です。バランスを取る仕事が減るぶん狙った筋肉に集中でき、フックを回せばどの位置でもバーを預けられます。スクワットやプレス、斜め懸垂の土台として一人でも扱いやすい器具です。
チェストプレスマシン(マシン)
座ったまま胸を押せるマシン。座った姿勢でグリップを前方へ押し、大胸筋と上腕三頭筋を鍛えるマシンです。バーの落下を心配せずに追い込めるため、ベンチプレスの後の追加種目としても、フォームが安定しない時期の主役としても使えます。
ラットプルダウンマシン(マシン)
懸垂の前段になる背中のマシン。頭上のバーを引き下ろして広背筋を中心に背中を鍛えるマシンです。自分の体重より軽い負荷から始められるので、まだ懸垂が1回も挙がらない段階でも、同じ引く動作をそのまま練習できます。
レッグプレスマシン(マシン)
脚全体に高重量を掛けられる。背もたれに体を預け、プレートを脚で押し返すマシンです。大腿四頭筋と大殿筋、もも裏をまとめて鍛えられ、バーを担がないぶんスクワットより体幹への負担が軽く、高重量に挑戦しやすくなります。
レッグエクステンションマシン(マシン)
前ももだけを狙い撃つマシン。座って膝を伸ばし、大腿四頭筋をひとつの関節だけで鍛えるマシンです。股関節が動かないため、スクワットのように体幹やお尻へ負荷が逃げず、前ももだけに刺激を集められます。脚の日の仕上げによく使われます。
レッグカールマシン(マシン)
もも裏を集中して鍛えるマシン。膝を曲げる動きでもも裏のハムストリングスを鍛えるマシンです。うつ伏せのライイング型と座って行うシーテッド型があり、シーテッド型は股関節が曲がったままなので、もも裏が伸ばされた状態で強く効きます。押す種目に偏った脚のバランスを整えられます。
ケーブルマシン(ケーブル・アタッチメント)
どの角度でも張力が抜けない。滑車とワイヤーで重りを引く器具で、動作の最初から最後まで張力が抜けないのが最大の特徴です。重力の向きに縛られず、真横や斜め下への引きも作れるため、滑車の高さとアタッチメント次第で胸から体幹まで一台で回せます。
ストレートバー・アタッチメント(ケーブル・アタッチメント)
押し下げも引き寄せもこなす定番。ケーブルの先に付けるまっすぐな金具で、プッシュダウンでの上腕三頭筋、ローイング、ケーブルカールに使います。両手の間隔が固定されるため軌道がぶれにくく、重量を伸ばしたい局面で扱いやすい形です。
ロープ・アタッチメント(ケーブル・アタッチメント)
末端を開いて最後まで絞る。両端にストッパーの付いた縄状のアタッチメントで、動作の途中でも手幅と手の向きを変えられるのが持ち味です。握りが固定されないぶん手首や肘のねじれが逃げるので、まっすぐなバーで違和感が出る人でも続けやすくなります。
懸垂バー(自重・小物)
ぶら下がれる場所が一つあれば。体を引き上げるための横棒で、広背筋と上腕二頭筋を自分の体重だけで鍛えられます。自宅にドア枠固定型や突っ張り型を置けば、器具をそろえなくても背中の引く種目を確保できます。
ディップスタンド(自重・小物)
胸の下部と三頭を自重で攻める。二本の平行バーで体を支え、沈んでは押し上げるディップスに使う台です。上体を前傾させると大胸筋の下部、立てると上腕三頭筋へ寄るため、同じ器具で狙いを切り替えられます。脚を持ち上げるレッグレイズの台としても使えます。
アブローラー(自重・小物)
腹を守りながら伸ばす車輪。小さな車輪に取っ手が付いた器具で、体を前へ伸ばしながら腹直筋と体幹を鍛えます。腹筋が引き伸ばされた状態で耐える動きになるため、寝て起き上がるクランチとは負荷の質がまるで違います。
トレーニングチューブ(自重・小物)
どこでも使える伸びる負荷。ゴムの伸びで負荷を作る器具で、肩まわりの調整から懸垂の補助、出張先での全身種目まで幅広く使えます。伸ばすほど張力が上がるため、動作の終盤ほど強い負荷が掛かります。関節に急な衝撃が入りにくく、軽い負荷で量を積みたいときに向きます。
リストラップ(自重・小物)
手首の反り過ぎを抑える布。手首に巻いて関節の反り返りを抑えるサポーターです。高重量のベンチプレスやショルダープレスで手首が寝てしまうのを防ぎ、バーを前腕の真上に乗せた姿勢を保ちやすくなります。握力を助ける道具ではない点は混同しやすいところです。
トレーニングベルト(自重・小物)
腹圧を高めて体幹を固める。腰に巻いてお腹の内側の圧を高める道具です。ベルトを押し返すように腹を張ると胴体が固まり、バーベルスクワットやデッドリフトのように背骨へ負担が乗る種目を支えてくれます。
パワーグリップ(自重・小物)
握力が先に落ちるのを防ぐ。ベロ状の部分をバーに巻き付けて握りを補助する道具です。デッドリフトやラットプルダウンで、背中より先に前腕が限界を迎える問題を解消でき、狙った部位まで追い込めます。引く種目のための道具で、押す種目では出番がありません。
トレッドミル(有酸素マシン)
速度と傾斜を自分で決める。ベルトが流れる上を歩いたり走ったりするマシンです。天候に左右されず、速度と傾斜を数値で固定できるので、同じ強度を毎回再現できます。時速5〜6kmの早歩きから、傾斜を上げた坂道歩きまで目的に合わせて刻めます。
エアロバイク(有酸素マシン)
膝にやさしい座って漕ぐ運動。座ってペダルを漕ぐ有酸素マシンです。着地の衝撃がないため、体重が重い時期や膝・足首に不安がある人でも心肺を追い込みやすいのが利点です。背もたれ付きのリカンベント型なら、腰への負担がさらに軽くなります。
ローイングマシン(有酸素マシン)
脚も背中も使う全身の有酸素。座ってハンドルを引き、ボートを漕ぐ動きを再現するマシンです。脚と体幹と背中を同時に使うため、有酸素でありながら引く動作の練習にもなります。広背筋や大腿四頭筋にもしっかり刺激が入ります。