夏の高温は、寒さと同じくらい野菜にとって大きなストレスです。気温が30℃を大きく超えると多くの野菜は生育がにぶり、トマトやピーマンなどは花粉がうまく働かずに花や小さな実が落ちて「実がつかない」状態になります。強い直射で葉が白く焼ける葉焼けや、地温の上がりすぎで根が傷むことも起こります。
さらに夏は乾燥とセットで来るのが厄介です。土がカラカラになると株はいっそう弱り、そこへアブラムシやハダニといった乾燥を好む害虫も増えます。近年の猛暑では真夏を「育てにくい時期」と割り切り、無理に頑張らせるより、暑さをやわらげる工夫と時期をずらす発想の両方で乗り切るのが現実的です。