さといも
サトイモ科のいも。旬は9〜12月、育てやすさは「ふつう」。


科
サトイモ科
旬
9〜12月
育てやすさ
ふつう
向く栽培環境
露地
区分
指定野菜
種まき
種いもから育て、育苗する場合は3〜4月にポットで芽出ししてから植えると初期生育がそろいやすい。40〜50g程度の充実した種いもを選ぶ。
植え付け
霜の心配がなくなる4〜5月に、芽を上にして深さ7〜10cmで植え付ける。株間は40〜45cmを目安に、水はけと水もちのよい畑に定植する。
収穫
霜が降りる前の10〜12月が収穫期。葉が黄ばんで枯れ始めたら株元を掘り上げ、親いもの周りに子いも・孫いもがつく。試し掘りで肥大を確かめると失敗しにくい。
日当たり
日当たりのよい露地を好み、生育適温は25〜30℃前後の高温多湿を好む。乾燥に弱いので保水性のある土が向く。
水やり
乾燥に弱く水を多く必要とするため、夏の高温乾燥期はたっぷり水やりし、敷きわらやマルチで土の乾きを防ぐ。
肥料
植え付け前に完熟堆肥と元肥を施し、生育中は土寄せに合わせて6〜7月に2〜3回追肥する。
出やすい病害虫
アブラムシ:モザイク病を媒介するので早期発見して防除し、反射マルチで飛来を抑える ハスモンヨトウ(ヨトウムシ):葉裏の卵塊や幼虫を捕殺し、食害が広がる前に対処する 疫病:高温多湿で発生しやすいので、風通しを確保し発病葉は早めに除去する 乾腐病:連作を避け、健全な種いもを用いて発生を防ぐ
連作
サトイモ科で連作を嫌うため、同じ畑での栽培は3〜4年あける。
品種
作りやすく子いもを食べる「土垂(どだれ)」「石川早生」や、親いもも食べられる「セレベス」「八つ頭」などがある。
主産地
埼玉・千葉・宮崎・愛媛・鹿児島などが主産地で、露地の秋冬さといもが中心。
育て方のコツ
生育適温が高いので早植えを焦らず地温が上がってから植えること、そして夏の乾燥防止(水やり・敷きわら)と2〜3回の土寄せがいもの肥大を左右する。
資料
農研機構・農水省/都道府県栽培暦・JA/農水省e-Stat作物統計
解説動画
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サトイモの上手な育て方(種イモの植え付けから収穫まで完全解説)里芋栽培のコツとポイントが分かる!
概要
種芋の植え付けから収穫までを通しで解説する里芋の総合ガイド。里芋は東南アジア原産の熱帯性作物で高温多湿を好み、乾燥に弱いのが特徴。
用土適応性が高く比較的育てやすい。栽培時期は春から秋で、種芋の植え付けは5〜6月、収穫は植え付けから約6ヶ月後。
収穫前には草丈1m以上、直径70cm以上に広がるため、ある程度のスペースが必要。プランターでも露地でも栽培でき、直まきとポット育苗からの移植の2通りがある。
品種
小芋を食べる品種(石川早生、赤芽、セレベス、土垂など)、親芋を食べる品種(八頭、唐芋など)、葉柄(ずいき)も食べられる品種、親子兼用種など種類が豊富。どれも比較的丈夫だが、栽培地の気候や用途に合ったものを選ぶと質の良い芋が多く採れる。
プランターと土作り
芽出し・種芋の植え付け
寒冷地や気温の低い時期はポットで芽出ししてから移植すると確実。8℃以下の低温期に長く土中に埋めると腐りやすいためポットで芽出しし、気温が上がってから植える。
種芋はふっくら丸みがあり40〜50gで表面が腐っていないものを選ぶ。芽出しは3月以降にスタートし、発芽まで1ヶ月ほどかかる。
発芽適温は15〜28℃と高温なので室内で保温する。芽出し中は種芋が腐るため水やりは基本不要。
畑への直植えは日中の気温が15℃を超えてから。植え付けは深さ15〜20cmの溝を掘り、種芋を約50cm間隔で並べて芋が隠れる程度に覆土する。芋の向きは問わないが、逆さ・横向きに埋めると芽の出は遅れるものの強い芽だけが伸びて深い位置に小芋がつき、土寄せ回数を減らせる。
苗の植え付け
種芋からが難しい場合は園芸店のポット苗を利用する。植え付けは5〜6月で気温15℃以上になってから。
良い苗は草丈15cm以上、茎が太く葉色が濃く、病害虫の被害がないもの。深さ15〜20cmの穴に、根鉢を崩さないよう苗を置いて茎が埋まらない程度に覆土し、株元を軽く押さえて水やりする。
株間は約50cm、日当たりの良い場所を選ぶ。溝を深めに掘って地面より低い位置に植えると水やり回数を減らせ、成長に合わせて溝に用土を足して小芋のつく空間を確保する。
土寄せ・増し土
収穫までに2回行う。1回目は本葉2〜3枚の頃に厚さ5cm、2回目は本葉5〜6枚の頃に厚さ10cmが目安。
里芋は親芋の上に小芋がつくため土寄せが足りないと小芋が増えてしまう。溝の中に用土をほぐしてから入れる。
高畝の場合は株周りの表土を軽くほぐしてから株元に寄せる。コンテナ栽培は用土が減ってきたら足す。
マルチング・水やり
地温15℃以下では生育が緩慢になるため、寒冷地や春先の低温期はマルチで地温を上げる。雑草対策にもなるが、地温30℃以上になると生育が悪く芋も肥大しなくなるため、夏以降はマルチを外して敷きわらに切り替える(コンテナはピートモスでも可)。
里芋は乾燥に弱く水切れに注意。植え付け後は用土の表面が完全に乾く前にこまめに水やりする。
コンテナは毎朝1回、夏場は朝夕2回、露地は週1〜2回が目安。1回に鉢底から染み出るくらいたっぷり、露地は1株2〜2.5L。
ただし生育初期に与えすぎると茎葉ばかり茂り芋のつきが悪くなるので、芋の肥大が始まるまでは控えめに。肥大が始まってからの水切れは収量激減につながるため水やりは9月まで続ける。高温期は畝間に水を張ると水切れしにくい。
追肥
元肥中心に育て、後期の肥料切れに注意して追肥する。追肥は芋の肥大が始まる前に2回、始まった直後に1回。
1回目は本葉3〜4枚(5月下旬〜6月中旬)、2回目は6月下旬〜7月中旬、3回目は肥大が始まる8月下旬頃が目安で、追肥のたびに土寄せする。生育初期は窒素分の割合が高い肥料で株を大きく育て、2回目以降は根(芋)を肥やすためリン酸の割合が多い肥料に切り替える。
1回あたりコンテナは化成肥料1株5〜10g、露地は1mあたり10〜30g。水やり後に施すと吸収効率が良い。与えすぎは軟弱に育つので適量を守る。
収穫
霜が降りるまでに収穫を終える。遅れると小芋が親芋のように固くなり食味も落ちる。
早生品種は9月頃、その他は試し掘りで小芋の肥大を確認して10月頃から収穫。見た目では地上部が初霜に当たって萎れ枯れ始めた時が目安。
地上部を刈り取り、株元から30cmほど離してスコップを入れ、周りの用土をほぐしてから手で掘り上げる。里芋は高温性で8℃以下になると芋が腐るため、霜が降りたら早めに収穫を終え、収穫後も8℃以下にならないよう新聞紙に包んで発泡スチロールなどに入れ室内保存する。
【里芋の子芋の芽は取る?残す?】定植~1ヶ月/芽出し方法・植え付け方/害虫対策(アブラムシ・セスジスズメ・ハスモンヨトウ)見つける卵はこんなやつ/夏のニームスプレーの注意点/赤芽芋・セレベス
概要
赤芽芋(セレベス)を例に、種芋の保存から定植、定植1ヶ月後の追肥、脇芽の扱い、害虫対策までを実演で紹介。栽培方法は他品種も同じ。今回はホクホクした大きい芋をたくさん採るため、あえて親芋クラスの大きな芋を種芋に使っている。
種芋の保存と植え付け
前年の芋を掘り上げずに、もみ殻と防草シートを被せて畑で越冬保存。7月末に掘り上げて種芋用を選別し、塊からばらして深さ30cmほどの穴に芽を上にして並べ、土を被せて別途保存した。
里芋は通常小芋や孫芋を丸ごと1個植えるが、親芋から出た芽付きのかけらでも普通に収穫できる。4月下旬から芽が出始め、5月11日に掘り出して定植。
土作りは、もみ殻・牛糞堆肥・腐葉土・米ぬか・もみ殻くん炭に微生物資材を入れ、元肥として長岡有機5号(有機化成肥料)を混ぜて畝(幅60cm×長さ240cm)を整えた。芽や根が長く伸びた芋を掘り出して植え替える場合は、植え付け後にたっぷり水をかけないと枯れるので水やりを忘れないよう注意。植え穴は株間40cmほど。
小芋の芽は取るか残すか
親芋に栄養を集中させるため、小芋から出た芽を踏み潰したりハサミで切って脇芽を全て除去し一点集中させた方が育ちが良く収量が多い、という説がある。一方で、小芋から出た葉の光合成も利用した方が育ちも良く収量も多い、という説もある。
投稿者は両者を比較検証した論文を読み、小芋の葉の光合成も利用した方が育ちも収量も良いという結論に至ったため、脇芽を取らずにそのまま栽培している。どちらでもよいとしている。
定植1ヶ月後の追肥
定植から1ヶ月経ったこの段階で追肥。使う肥料は元肥・追肥とも長岡有機5号(有機化成肥料)。
畝の端あたり、葉の真下あたりに根が張っているのでその付近に施すのが一般的だが、投稿者は畝間にもまいている。どの野菜も定植1ヶ月で追肥が始まるのが目安。もう少し経って株の中央に丸みが出てきた段階でしっかりした土寄せをする予定。
害虫対策とニームスプレー
週1回ニームスプレー(1000倍希釈)を葉裏中心に継続散布。里芋の葉は水を弾くが、最後に全体にかけて虫の点検も兼ねる。
油断するとアブラムシがびっしり付き、大食漢のセスジスズメ(芋虫)が葉を丸坊主にする。ハスモンヨトウもよく付き、その卵は綿のようなふわふわに包まれているので、葉裏を点検して見つける。
虫は卵のうちに潰さないと孵ると数が多くて大変。葉が汚く食われて小さな幼虫がうじゃうじゃいたら葉ごと切り取ってしまう。ニームは1000倍でもオイルなので、水玉がレンズ代わりになる葉焼けを避けるため、また高温時を避けるため、朝か夕方に散布する(メーカー推奨)。
【里芋】7.8月、これしないと大きく成長しません!
概要
真夏(7〜8月)の里芋管理を初心者向けに解説。この時期の管理が秋の収穫を左右する。
里芋は東南アジア・マレー半島原産で高温多湿を好み25〜30℃が適温だが夏の乾燥に非常に弱く、芋が肥大するピークの時期でもある。重要ポイントは水やり・乾燥対策(マルチング)・脇芽かき・追肥と土寄せ・病害虫対策の5つ。
水やり
里芋は水が大好きな野菜で梅雨以降は乾燥に注意。プランターは土が乾きやすいので夏は毎朝・夕方の2回。
畑は週1〜2回が目安だが、晴天が続き乾燥する場合は週1回たっぷり与える。猛暑日は1株バケツ半分(約5L)必要なことも。
土の表面だけでなく根の中まで濡れるよう、1株あたり20L(バケツ2杯分)が目安。株の上からかけると土が固まり水が流れやすいため、畝間(里芋と里芋の間)にバケツで直接たっぷり与えるのが効果的。日中は水がお湯になって悪影響が出たり蒸発するため、午前中か夕方に行う。
乾燥対策(マルチング)
乾燥を防ぐには株元へのマルチングが効果的。黒マルチ(ビニールマルチ)を貼るか、藁や刈り取った雑草を株元に敷き詰めると土が乾きにくくなる。
水分の蒸発を抑えて水やりの手間を減らし、雑草対策にもなる。刈った草には植物に良い菌が生息し微生物の餌となって土を豊かにする効果も期待できる。
脇芽かき
里芋は種芋から親芋ができ、その脇から子芋、さらに孫芋がどんどん増える。大きな芋を育てたい場合は脇から伸びる余分な芽(脇芽・小芋)をかき取り、養分を親芋や小芋に集中させる。
脇芽は本葉3枚程度の頃から出始める。処理はハサミや鎌で根元からカット(手で引き抜くと芋まで抜けたり傷がついて病気の原因になる)。
脇芽は次々出るので月1回程度、定期的に確認して早めに除去。一度に全部取ると株に負担がかかるので1日2〜3本程度に。
晴れた日の午前中に行うと切り口が乾きやすく病原菌の侵入を防げる。補足として、小芋の葉の光合成も利用した方が育ちも収量も良いという研究結果もあるので、どちらを選ぶかは考え方次第。より大きな芋を狙うなら脇芽かきが一般的で、投稿者は親株1本に絞って育てている。
追肥と土寄せ
栽培期間が長いので適切なタイミングで追肥する。7〜8月は芋が肥大する時期なので肥料切れに注意。
2回目は7月上〜中旬、3回目は8月上〜中旬が目安で、7〜8月は月1回のペース。芋を肥大させるにはリン酸の割合が多い肥料に切り替えると効果的。
与えすぎると葉ばかり茂って芋が大きくならないつるぼけになるので注意。肥料は株の外側(葉が広がっている範囲内)にパラパラと均等にまき、水やり後に施すと馴染みやすい。
施肥後に土寄せをして芋が地上に出るのを防ぎ、小芋や孫芋が育つスペースを確保する。じゃがいもの育て方に似ている。一度に大量に土寄せすると小芋が小さくなるので5〜6cmずつ少しずつ寄せる。
病害虫・高温対策
アブラムシ類は5月頃から飛来し梅雨とともに急増、里芋ウイルスを媒介して葉を枯らす。見つけたら水やりのシャワーで洗い落とすか手で潰し、葉裏までチェック。
株元にアリが多いとアブラムシ発生のサイン。セスジスズメやハスモンヨトウの幼虫は食欲旺盛で葉を激しく食べるので、卵の塊や、里芋の緑色の葉やマルチ上に糞があれば近くに幼虫がいる可能性が高く、大きくなる前に早めに取る。
被害がひどければ葉を切り取ることも検討。ハダニ類は梅雨明け後の高温乾燥で発生しやすく、葉の表裏に木酢を200倍に薄めたものを散布して対策。
周辺や収穫し終えた作物の雑草を取り除き発生源を減らす。枯れ葉は早めに除去して風通しを良くする。
ニームオイルのスプレーも有効で、高温期の昼間を避け朝夕に散布。猛暑で黄変・枯れた葉は病気ではないが放置すると病原菌が侵入するので早めに除去。里芋の葉は大きく強風で折れるため、株が高さ60〜80cmに育ったら支柱を立てて麻紐で囲い、光合成できる葉を守る。
【里芋栽培】めんどうな黒マルチを使わないで里芋が大きく育つ簡単な方法(失敗の原因〜植え付け時期〜種芋の植え方)24/3/25
概要
黒マルチを使わずに里芋を大きく育てる方法として、元肥・土作り・植え付け時期・種芋の選び方と植え方を解説。里芋は1個植え付ければ小芋・孫芋が育って30〜50個も収穫でき、収穫後は畑に埋めれば約1年保存できる便利な野菜。植え付けのおすすめ時期は桜の花が咲いた頃。
元肥と土作り
化成肥料を使う場合はオール8号(チッソ・リン酸・カリがバランスよく入ったもの)を縦1m×横1mあたり一握り約50gまく。さらに発酵鶏ふん(カルシウム・ミネラルも豊富)を同面積に二握り施すと有機配合肥料になる。
風に倒れて傷つき病気が出るのを防ぐため、カルシウム源として有機石灰(カキやホタテの貝殻を砕いたもの)を同面積に二握りまく。日当たりの良い場所が理想だが半日陰でも育つ(1年中日が当たらない場所は難しい)。
スコップで肥料を土と混ぜる。土が硬いと小芋・孫芋がつきにくいので、初めての畑では事前に米ぬかや微生物資材を入れて耕しておく。
雨が降ると土が固まるので植え付け1週間前、雨の降る前に済ませておく。堆肥のある畑では里芋が大きく育つので、雑草の枯れ草や米ぬかを微生物資材と混ぜて土作りしておくとよい。
大形状の畝作り
深さ約30cmで耕すと土がほぐれて周りより一段高くなるので、その土をさらに中央に集めて山にする。畝幅は約60cmあれば育つ。
里芋は水が豊富な場所で美味しく育つため、他の作物が育たない水の溜まる場所でも栽培できる。畝の天端(てっぺん)がやや平らになるようトンボや木の板で少しずつ削って整え、削った土を左右均等に落として大形状(かまぼこ型ではなく低めの台形)にする。
里芋は水があった方がよいので平らでも構わないが、雨で池のように水が溜まる場所は育ちが悪いので畝を高くして加減する。畝の肩を削ってまっすぐにし、木の板などで叩いて崩れを防ぐ。
種芋の選び方と植え方
市販の種芋は500g売りや、家庭菜園に使いやすい1kg売りネットなどがある。農家が袋詰めしたものは選別せず全て植えてよい。
ただし購入時に触られて傷つき、そこにカビが侵入した芋は避ける。種芋の下(お尻・土に刺す側)は尖っていて、種芋を外した跡がある。
反対側の丸い方に成長点があり、ここから芽が出る。成長点がえぐれて傷ついた芋は溶けて小芋がほとんど採れないので選ばない(種芋の目安は約100g、200gでも成長点が傷んでいれば無駄)。
畑保存の芋は指で押してぶにゃぶにゃしていないものを選ぶ。尖った方を下、丸い方(成長点)を上にして植える。
これは里芋もセレベスも土垂も石川早生も同じで、成長点は傷つけない。植え付けの深さは土から最低10cm掘る。
種芋が大きいものは土の被りが薄くなるので13〜15cmと気持ち深めに。覆土が薄いと直後の霜で芋が凍害を受けてドロっと溶けるため最低5cmは土を被せる。
植え付けの株間と保湿
畝の出だしから最低20cm離して1つ目を植え、そこから45cm間隔で植えると大きく育つ。畝の中心に穴を掘り、深さ10〜12cmで成長点(丸い方)を上、尖った方を下にまっすぐ植えて覆土する。
畝に余裕があれば足1つ半(約27cm前後)間隔でもよい。植え付け後、雑草や稲藁・枯れ草をマルチ代わりに上と肩に被せると保湿になり乾燥を防げる。
近年の猛暑・水不足対策として身近な材料で保湿するとよく、風で飛ばされないよう支柱を芽の出る場所から少し離して上に置く。この藁・枯れ草は雑草対策にもなり、先に被せておくと雑草が生えにくく、生えても軟弱でひょろっと伸びて簡単に抜ける。材料がなければポリマルチを使う。
植え付け時期と地域
おすすめの植え付け時期は桜の花が咲いた頃〜散った頃。植え付けが遅れると里芋は大きく育たないが、5月の連休でも間に合うので地域の気候に合わせる。
東北・北海道は春が遅く冬が早いため栽培期間が短いが、以前は無理と言われた北海道でも栽培可能。ただし霜や雪があり2〜5℃程度だと芽が出ないので、周りでふきの葉が膝ぐらいまで伸びた頃に植え付ければよい。次回はマルチを使って効率よくたくさん栽培する方法を紹介予定。
[Taro Cultivation] Don't Fail! Tips for Summer Care Explained! #ShareBatake #FarmLife
概要
里芋の夏越しの注意点を短くまとめた解説。里芋はもともと夏に強い野菜ではなく、湿り気を好み水分を大量に吸うため、夏の炎天下ではうまく育たず葉焼けを起こすこともある。この時期に注意すべきポイントを紹介する。
追肥
里芋は7・8・9月の3ヶ月間、肥料を切らさないことが非常に重要。この時期は小芋が太る時期なので、6・7・8月と月1回ずつ肥料を与える。追肥の方法は株元から約20cm離れたところに鶏ふんを20ccずつ、両側(反対側にも)投入するのが一般的なやり方。
害虫対策
今の時期からスズメガ(セスジスズメ)の幼虫の被害が多くなる。大食漢なので来てみたら葉が半分ほど食べられていることもある。
ただし色は真っ黒の芋虫で見つけるのは非常に簡単なので、いたらすぐ捕殺して処分する。その他の害虫はこの時期あまり発生しないので、とにかくスズメガを捕殺することに注力する。
水やり
重要な対策は灌水。特に梅雨明け後の乾燥が続いた場合は畝間にたっぷり水を与える。タイミングは朝方の早い時間に、畝間にバケツ2〜3杯ぐらいたっぷり流し込むのがよい。
芽かきの考え方
芽かきをするかしないかは議論があるが、投稿者のおすすめは、芽が8〜9本と多すぎる場合は半分ぐらいまで落とす程度。セレベスなど通常3〜4本しか出ないケースは、そのまま育てた方が小芋の数が増えてよいので、無理に芽かきはしない方がよい。
サトイモ(里芋)の育て方・子芋を種芋にして30倍に増やす方法、芽出しは必要?コレ知らないと失敗します!
概要
収穫した子芋を翌年の種芋として使い、1個から30倍に増やす方法を解説。前年育てた里芋を畑で越冬保存し、掘り上げて種芋を選ぶ手順と、芽出しの要否を実演で紹介。里芋は親芋から育った子芋をさらに次の年の種芋に使える便利な野菜。
畑での越冬保存の仕組み
種芋の選び方(ランク付け)
植え付けておけば子芋も孫芋も全て芽は出るが、限られた畑で多く収穫するには選ぶ必要がある(個体差がある)。最も収量が多いのは小芋。
手のひらサイズ(約15cm)の大きな芋も、市販種芋並みに収量が期待できるAランク。丸くツルツルで肌が綺麗な芋は土がよく被って乾燥せず育った証拠。
細長くヒビ割れた芋は土寄せが甘く地上近くで乾燥して育ったもので、種芋としては最後に選ぶ(病気ではなく食用可)。ヒビは近年の異常な暑さで乾燥後に台風やゲリラ豪雨で急に水を吸い、細胞が耐えられず入るもの。
孫芋(絹厚木など)は形が調理しづらいが種芋には使える。真ん中の成長点が傷つくと脇から細い茎が10本ほど出て、その一部が肥大した野球ボールサイズの芋になる(種芋には使えるが植えづらい)。
同じ種芋を何年も使い続けると線虫や卵が蓄積するため、自家採種の限界は3年程度と言われる。溶けた芋が3〜5割近くある場合は寒さではなく病気なので、その株は諦めて種芋を購入する。無理に使って畑を悪くすると回復に何十年もかかる。
掘り上げ時期と芽出し
収穫は霜が降りる前・氷点下になる前(10〜11月頃)。畑越冬させたものは、強い霜がなくなり朝晩も凍らなくなった季節の変わり目(投稿者の地域=中間地では3月頃)に掘り上げる。
田植え(5月連休頃)を基準に逆算し、植え付けは芽が出るまで約30日かかるので4月上旬。ただし4月まで畑に置いておくと腐ったり、暖かさで芽が出過ぎてしまう。
最初に出る芽は非常に強くて大事なので、土中で出て掘り上げ時に折れると大きな芋にならず、脇から細い芽がワサッと出てしまう。近年は冬が暖かく春が早いので、霜の心配がなくなったら気持ち早め(3月頃)に掘り上げてしまう。
掘り上げたら日の当たらない北側の軒下など、雨が当たらず風が強すぎない涼しい場所にトレーのまま2週間ほど置く。乾燥防止にビニールで密閉するとカビるので密閉しない。
里芋は元々水分を豊富に含むので、桜の散る頃には自然と2〜5mmの芽が出て植え付けやすくなる。じゃがいもと違い里芋は種芋を切らないので、特別な芽出し作業はやらなくても大丈夫。
里芋(サトイモ)の育て方・栽培方法を紹介!子芋が大きく育つ肥料を解説!25/7/1
概要
里芋栽培のコツとして肥料・水やり・耕運・中耕・除草(中耕除草)を解説。植え付けたばかりの里芋は種芋の中の栄養だけで芽を出し15〜30cmまで成長する。
その後新しい根と根毛が発生して初めて元肥が使われるため、追肥のタイミングは目安で植え付けから約2〜3ヶ月目でよい。元肥が十分あるのにすぐ追肥すると、葉ばかり茂り茎が太くなるだけで肝心の小芋が大きくならないことが多い。
追肥のタイミングの見極め
日数だけでなく葉の大きさと高さで判断できる。手のひら6つ分ほどに葉が大きく広がり、背丈が人の腰の高さに成長した頃が目安。ここまで来ると元肥が消費され減ってくるので、完全に切れる前のこのタイミングで追肥する(切れると成長が一時的にストップする)。
おすすめの肥料
有機化成肥料のオール8号(窒素・リン酸・カリが8-8-8)が、強すぎず弱すぎずあらゆる野菜に使えておすすめ。強いと病気が出て弱いと効果がない、その中間タイプが使いやすい。
微量要素(鉄・マンガン・銅・亜鉛・カルシウム・苦土など)が入っていると窒素・リン酸・カリの3要素が最大限効く。同時におすすめなのがぼかし肥料で、投稿者の自家製は、もみ殻を炭にしたもの(もみ殻くん炭)と米ぬかを混ぜ、発酵促進剤を加えて熟成させたもの。
米ぬかは3要素をバランスよく含み微生物の餌にもなる。もみ殻くん炭は珪酸カルシウムが豊富で、根から吸収されると細胞・表面が強くなり病気や強風での茎折れが減る。
炭には殺菌作用があり、土中の悪いカビを軽減する。市販のぼかし肥料でもよい。
施肥の実際(株から離す)
有機化成肥料は1株あたり30g(一握り)が目安で、まず片側に15gずつ与える。与える場所は中心ではなく根が広がるところ、中心から最低30cm外に離した位置に両側施す。
株元に追肥すると病気が出る。弱い肥料でも窒素が入っており、茎と根の境目に触れると株枯れしやすいため、必ず肥料を吸収する根毛のあるところに与える。ぼかし肥料は1mの長さに対し片側ずつ一握り(足2歩に一握りが目安)、反対側も同じ。
中耕・除草・土寄せ
投稿者はマルチを使用(雑草予防と保湿=里芋は土が湿った環境の方が小芋が太る)。マルチの肩から追肥した土を削りながら中耕し、同時に除草する3つの作業(中耕除草)を行う。
耕すのは表面1〜2cmの層でよく、雨で肥料が広がり微生物が分解して根から吸収されれば丈夫に育つ。表面が凸凹になるので平に均し、高い所から低い所へ水が逃げるよう畝から少し離して深さ1〜2cmの溝を作る。
近年増えた短時間の土砂降りの雨を少しでも逃がすため。水分が必要な里芋でも過剰な水分は弱るので、保水性と排水性・水持ちのバランスを取る目的で中耕する。
硬く蓋をされた表面を崩すと酸素が行き渡り、染み込んだ水も引きやすくなる(硬いままだと水が残り、過湿で病気が出る)。この季節は雑草がナメクジ(かたつむり)など虫の住処になり、里芋は葉が多く湿気があるためナメクジが集まって葉を穴だらけにするので除草が大切。
フェンスやコンクリートブロック・物置きの下はナメクジの棲家になるので、下の土をかき立てて表面に出すと減らせる。マルチをしない場合は草取り後に土寄せが必要で、植え付けから最低30cm(50〜60cmの方がよい)外の土を左右から株元に跳ね上げる。
腰の高さまで茎が伸びていれば土寄せは5cmで十分。月1回程度、草が生えるたびに柔らかい表土だけを寄せると体の負担も少ない。
土寄せが足りないと小芋が種芋の上について光が当たり、露出すると腐ったり熱でとろけたり、緑化して芽が出て粘りが少なく硬くなり食味が低下する。マルチをしている場合は土寄せ不要。
【里芋栽培】肥料不足の見極め方と2回目の追肥・土寄せなどのお世話を解説【有機農家直伝!無農薬で育てる家庭菜園】 26/7/4
概要
里芋の肥料不足の見極め方と、2回目の追肥・土寄せなどの世話を解説。品種は土垂で、前年収穫し保存したものを3月下旬に植えたもの。
元肥として鶏ふんと石灰をまき、小芋は株間40cmで通常植え、親芋は株間50cmで逆さ植え。植え付け後に幅95cmの黒ポリマルチを貼っている。親芋を植えた方が草が大きく育っている。
追肥のタイミング
里芋は生育期間が長いので生育状況に応じて元肥以外に2〜3回追肥する。1回目は葉数2〜3枚・草丈20〜30cm程度の頃。2回目は葉数5〜6枚で1回目から約1ヶ月経った頃。
中でも2回目の追肥は芋の肥大を左右するので、生育状況に合った追肥がとても重要。里芋は後から生育を回復するのが難しいため、今の時点で生育が弱い場合は通常より多めに追肥する。
肥料不足の見極め方
2回目の追肥の時に元気な葉の数を数える。生育が順調なら元気な葉が5枚程度出ており、葉はやや細長めで緑色、株元がしっかり太い。里芋は親芋から伸びる葉は全部で15〜20枚程度だが、古い葉から枯れるため常時5枚前後になる。
肥料が不足していると元気な葉が4枚以下になり、葉色が薄く形が縦長になる。また全体的に貧弱で日中に葉が垂れ、下葉が早く枯れる。肥料不足が疑われる株には2回目の追肥で通常より多めに施す。
2回目の追肥と土寄せ
2回目の追肥時の土寄せは芋肥大のために特に重要で、新しくできる芋の緑化防止や芽ぐみを抑える効果もある。しっかり土寄せするため、追肥・土寄せの前にポリマルチを剥がす。
今回はペレット状の鶏ふんを葉先の下にまく(肥料不足が疑われる株は多めに)。その後、土が10cm程度かかるようにしっかり土寄せする。水やりは梅雨明けまでは基本的に不要だが、雨が少なく土が乾いている時には行う。
【サトイモ栽培】収穫適期の見極め方(里芋の収穫時期はいつ?ベストな時期に収穫するタイ
葉の色では判断できない
動画は、植え付けからの日数だけでも、葉が黄色くなったことだけでも収穫適期は判断できないと述べています。葉が黄色くなるのは自然な老化だけでなく、水分不足や根のトラブル、肥料不足などでも起こるため、株全体が自然に老化しているかをあわせて見る必要があるといいます。逆に秋になっても葉がまだ元気でも、芋がある程度肥大していれば収穫できるとも説明しています。
試し掘りで確認する
動画は、収穫時期が近づいたらまず1株を試し掘りし、小芋や孫芋の大きさを見ることを勧めています。株の中心にある大きな芋が親芋、その周りにできるのが小芋、さらに小芋の周りにできる小さな芋が孫芋で、世代だけで味が決まるわけではなく、品種によって主に食べる部分が異なるとも述べています。試し掘りは1株だけで判断せず、複数の株を確認して平均的に見ることを勧めています。
早掘りと遅掘りの判断
動画は、芋がまだ小さく生育が続いているならもう少し待つ価値があるとしつつ、夏に乾燥が強かった畑では見た目ほど地下の芋が肥大していないことが多いと述べています。里芋は低温に弱く、秋が深まって気温が下がると生育が鈍り、霜が降りる時期まで畑に置くと品質や貯蔵性に悪影響が出るとも説明しています。
収穫後は洗わず乾かす
動画は、保存する里芋は水洗いせず、大きな土だけを手で軽く落として風通しの良い日陰で表面を乾かすことを勧めています。水分が残った状態や皮に傷がついた状態で保存すると、そこから腐敗が進みやすくなるためだといいます。里芋は低温障害を起こしやすいため冷蔵庫での保存は勧めておらず、傷のある芋は分けて早めに食べるようにするとも述べています。
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収穫前は追肥をやめる
話者は、里芋の収穫のおよそ1ヶ月前、10月ごろからは追肥をやめるよう勧めています。葉が光合成でつくった養分を地下の芋に送って太らせる仕組みだとした上で、最後まで肥料を足しても芋が必ずしも大きくなるとは限らないと話しています。収穫前の追肥はかえって芋の仕上がりに注意が必要だとも述べています。
窒素の与えすぎに注意
動画では、収穫前に注意したいのは特に窒素肥料の与えすぎだとしています。窒素は葉や茎など地上部の生育を促す栄養素で、これを多く与えすぎると芋を太らせたいのに葉っぱばかりが大きくなってしまうことがあると説明しています。葉が青々と茂っているからといって、地下の芋も同じように大きくなるとは限らないとも話しています。
葉の黄変は収穫の合図
動画は、収穫が近づくと葉が少しずつ黄色くなってくるのは肥料不足ではなく、収穫時期が近づいているサインだと説明しています。葉のエネルギーが減って光合成する力が弱まってくることで起きる自然な変化なので、焦る必要はないと話しています。
乾燥させない水やり
動画は、収穫までの1ヶ月にやるべきことは追肥よりも水分管理の方が大事だと話しています。里芋は乾燥をとても嫌う野菜なので、土が乾きすぎないよう湿った状態を保つことが大切だとしつつ、収穫前だからといって毎日大量に水を与える必要はなく、土の状態を見て乾いていれば水やりをする程度でよいと説明しています。雨の少ない時期は特に注意してほしいとも述べています。
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